秋の四国・絶景の縦走路(平家平-笹ヶ峰-伊予富士-瓶ヶ森)
- GPS
- 48:20
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 3,450m
- 下り
- 2,647m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:54
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 11:53
- 山行
- 1:13
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 3:22
天候 | 3日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
11/2(木) 自宅9:00→佐賀関→国道九四フェリー→三崎→道の駅木の香19:00(温泉&車中泊) 11/3(金) 道の駅木の香4:00→UFOライン→瓶ヶ森林道駐車場5:00集合 車2台を下山予定の瓶ヶ森林道駐車場にデポ 車1台に乗り合わせ、途中コンビニで買い出し、マイントピア別子でトイレ休憩し、住友フォレスターハウス(中七番登山口)8:00到着 <復路> 11/5(日) 瓶ヶ森林道駐車場→UFOライン→道の駅木の香(温泉&軽食)12:00→三崎→国道九四フェリー→佐賀関→自宅21:00 |
その他周辺情報 | ■道の駅 木の香 https://konokaonsen.com/ 温泉11:00-21:00(受付終了20:00) ボディソープ、シャンプー、ドライヤーあり |
写真
感想
友人たちの誘いに乗り四国の山へ。以前、同じメンバーで登った石鎚山から眺めた瓶ヶ森でテン泊したく、瓶ヶ森をゴールとするルートを歩くことになった。
■1日目(11/3)
朝5時、ゴールの瓶ヶ森林道駐車場に集合。久しぶりの再会を楽しむ間もなくそそくさと車3台のうち2台を残して1台に乗り込み、ぐるっと3時間近くかけ、スタート地点となる住友フォレスターハウスのある中七番まで移動。
初日は雲ひとつない快晴の中、とても気持ちの良い稜線歩き。遠くに石鎚山を拝みながら、文字通り真っ平らで気持ちの良い笹原が広がる平家平、とがったピークが印象的な冠山、笹原のトラバースと急登に少し苦戦したちち山を歩く。その先、笹ヶ峰を登って丸山荘へ降りる予定だったが、食材とお酒たっぷり、おそらく20kgはあるザックを背負っての縦走。寝不足もあって疲れもたまり、そして夕暮れも近づいていたため、笹ヶ峰をスルーして丸山荘へ向かうことにした。
到着した丸山荘で水が出ているか心配していたが、残念ながら不安的中。完全に水が枯れていた。明日の分として皆それぞれ1L程度しか残せないことがわかり、急きょ作戦会議。翌日寒風山を登った後、桑瀬峠から寒風山登山口まで下山し水を補給、再び桑瀬峠まで登り返す行程を追加した。高低差340m、2時間近くロスが生じるが仕方ない。
テントを設営し一息ついたのち、担いできた食材で鍋パーティー。四国の友人が仕込んでくれた鍋が本当に美味しく、〆のうどんも最高。持参した毎度おなじみの雲仙ハムも好評で、食材だらけで重たすぎるザックをがんばって担いできた甲斐があった。20時ごろ就寝。
■2日目(11/4)
朝5時出発。笹ヶ峰で素敵な朝を迎え、寒風山を超え桑瀬峠へ。ザックをデポし、ほぼトレラン状態で登山口を目指す。20分ほどでたどり着き、水3L補給&トイレ休憩の後、ふたたび桑瀬峠へ登り返す。縦走路へ復帰し、まるで鷲羽岳のようにカッコいい姿の伊予富士の急登を登り切ると、そこからの眺めはまさに天国。菅田将暉さんのカローラのCMで有名なUFOラインを左手に眺めながら、東黒森、自念子ノ頭まで、笹に覆われた稜線歩きを楽しんだ。
自念子ノ頭でふとしたことから右わき腹と右ひざを痛め、さらに初夏のような暑さで疲れてたこともあり、この先のルートはもう稜線ではなくUFOラインてくてく歩きでいいかな~とゆるく考えていたが、スパルタな友人たちにあっけなく却下され(笑)疲れた身体に鞭打って西黒森を超え吉野川源流の碑まで、なんとか歩き切った。
が、もはや目の前にそびえたつラスボス・瓶ヶ森を登り返す元気も、そして時間もない・・・瓶ヶ森のピークは翌朝目指すことにして、駐車場までUFOラインを歩き、車の中に置いていたアルコール&食材を取り出して、瓶ヶ森のテント場へ。
ようやくたどり着いた念願の瓶ヶ森。やはりここも天国のような場所だった。テントを張り、少し疲れを取ってから、避難小屋のテーブルをお借りしておつかれさま会。おでん、チーズフォンデュ、地鶏の炭火焼き、そして雲仙ハムなどなど、この2日間がんばった仲間たち、そして自分自身をねぎらい、ふたたび楽しい夜となった。この日も確か20時ごろ就寝。
■3日目(11/5)
朝5時半、前日スルーした瓶ヶ森(女山)へ。30分ほどで登頂。予報に反してほとんど雲がなく、東には歩いてきた縦走路と山々がすべて見え、西には石鎚山が威風堂々と。さらに西条市あたりには雲海が広がり、とても素晴らしい眺望だった。2日間がんばって歩きとおしたご褒美を盛大にいただいた。
30分ほど山頂からの眺めを堪能した後、テン場へ戻り軽く朝食をいただいて撤収。駐車場まで20分ほどの道のりが旅の終わりを意識させ、なんとなくセンチメンタルな気分になりつつも、ロングルートを歩きとおした達成感と充実感で満たされた。
その後はUFOラインを車で満喫し、木の香温泉で汗を流したあと、再会を誓ってそれぞれ帰路に。おかげさまで今回も良い山旅になりました。
■最後に
水が枯れていたり帰りのフェリーが急きょ欠航するなど想定外のことがありつつも、3日間天気に恵まれ最高の稜線歩きとなった。一緒に歩いてくれた友人たちに心から感謝。いつの日かふたたび瓶ヶ森を訪れ、石鎚山を超えて堂ヶ森まで歩き、線を繋げたいと思う。長文失礼しました。
コメント
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これをみたら次は縦走となりますね〜
雲仙ハム登場👏に嬉しくなりました。2日分担がれたんですね。20キロザックって未知の世界です😆
山に行く理由はひとそれぞれ、メンバーや気分によってもそれぞれ😊Keiさんらしい贅沢な登山、楽しませていただきました。お疲れさまでした⛰️
雲仙ハムは欠かせませんね😁鍋の具材にアルコールにおつまみに、ザックよりも先に身体壊れそうな重さでした笑
山に行く理由・・・Oliさんのレコ読んで、まさに似たようなことを思いました。山で括ると一緒なのに、中身はその時々でぜんぜん違うんだなぁと。進化し続けるOliさんに脱帽です😁
お互いおつかれさまでした✨
笹ヶ峰は丸山荘の裏、伊予富士は登山口(渇水期注意)、瓶ヶ森は避難小屋の裏、旧白石小屋の裏、瓶ツボに水場があります。安全は保障できませんが、自分は長年飲んでいるのでたぶん大丈夫。
また、登りに来て下さい。
道中出会った地元の方は、今年は少雨の影響もあって、さらに水が少なくなってしまっているとおっしゃられてました。
水場は寒風山登山口あわせて3か所しか確認出来ていませんが、丸山荘の裏、瓶ヶ森の避難小屋は完全に枯れていて、四国の友人も驚いていました😅
瓶ヶ森林道駐車場に停めていた車にペットボトルの水2Lを念のため買って入れていたので事なきを得ましたが、水って本当に大事だな〜とあらためて確認できた山行でした。
えぇ、またいつの日か、石鎚山系はもちろん、他の四国の山々も歩きに来たいと思います。ありがとうございます😊
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