正面登山口〜由布岳西峰〜御鉢巡り〜東峰〜鶴見岳〜鳥居バス停
- GPS
- 06:25
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,486m
- 下り
- 1,661m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
大阪南港からカーフェリー(船中泊)で別府に向かいました 別府港からカーフェリー到着時刻に合わせた 湯布院行きのバスが出ているので、 それを利用して由布岳正面登山口に向かい 下山時は鳥居バス停からバス利用でカーフェリーに戻りました |
コース状況/ 危険箇所等 |
正面登山口からは緩やかな登りの広い登山道 標識も整備されています 合野越を過ぎると道はジグザグに次第に急坂になります 西峰に向かう鎖場の連続は要注意です 御鉢巡りの岩場も、足場となる岩が良く見えない場所があり 慎重に足場を確保しました 東峰から猪ノ瀬戸に向かうコースにも 鎖、ロープの張られた急坂があります 特に下りでは足場となる岩の突起、凹みが良く見えない為 確かめながら降りる事が大切と思います 猪ノ瀬戸園地から鶴見岳へは途中まで林道歩き 大堰堤の手前で登山道に取り着きます 涸れ沢を3〜4回渡り返しながらジグザグに急斜面を登ります 岩だらけでコースが分かりにくいので赤テープなどにも 注意しながら行くと良いと思います 斜面が緩むと間もなく南平台分岐 左に馬の背を目指すと又僅かに急坂となり、尾根に出ます 尾根伝いに電波塔を目印に行くと鶴見岳山頂です 「一気登山道」は先週位に登山が行われたのではないでしょうか 急坂はありますが、標識が良く整備されています 駐車場から鳥居バス停に通じるショートカットの登山道は 一部藪になっていて歩きにくい箇所がありました |
写真
感想
初のカーフェリーでの九州遠征、しかも日本二百・三百名山最後の遠征。
登山よりも、カーフェリーよりももっと心配だったのは
新大阪駅で降りてから大阪南港までの電車の乗り換え。
改札口で、その都度聞きながら乗り継いで港に着いた時、
電車に乗りなれない自分には、
今回の山行の八割が成就したような感じでした。
船中泊は、新潟〜北海道間で何回か経験しているので、快適そのもの。
自販機で飲み物も飲み放題、読みたかった文庫本も読破し、
激安船中泊二晩の旅を思い切り楽しんでしまいました。
週間予報ではあまり期待の出来ない空模様でしたが
翌朝、別府港に着くと鶴見岳を始めとする山々の連なりが姿を見せ
その大歓迎ぶりに戸惑いすら感じるほど。
西岳に取り付く鎖場に突き当たり、ちょっとひるみますが
ここまで来て、引きさがるなど到底考えられず、
なるべく下は向かないようにして登りに専念。
由布岳西峰にて、遂に念願の日本二百名山を達成しました。
ついでに御鉢巡りをと思い、岩場に下ると
鎖がほしくなるような一枚岩が連続し、スリル満点、
一瞬、大キレットを歩いているような雰囲気を味わいました。
東峰を往復して鶴見岳登山口に降りるコースにも
鎖場があり、下りもなかなか気が抜けません。
日差しが、次第に蒸し暑く感じられるようになり
猪の瀬戸園地を通過する頃には、身体もだるく
鶴見岳登山口に続く、未舗装の真っ直ぐな林道を目にして
足が止まりそうになりますが、我慢して亀のように行進。
南平台の分岐手前でようやく急斜面が緩んだと思ったら
馬の背に出る急坂のジグザグ道で、又どっと疲れが出ました。
やっと尾根に出ると、遮るもののない素晴らしい景色が待っていました。
もう一回登り返しはあるものの僅かな時間で鶴見岳山頂です。
この山頂にて、日本三百名山99座を達成しました。
「鶴見岳一気登山」の行われた日はさぞや賑やかだっただろうけれど
やや日が陰り始めた山頂のベンチ付近は数人の観光客が居るだけ。
とても騒々しさなど想像できない、静かな雰囲気です。
西の由布岳の方向には、もう雨雲が近づいているように思われ、
又少しペースを上げれば、一本前のバスに乗れそうなので
一気登山ならぬ一気下山をする事にしました。
ちょっと頑張り過ぎ、バス停に着いた時は座り込みたくなり、
車の運転の心配が一切ないのが嬉しくなります。
フェリーに乗り込むと、キャンセル待ちで幸運にもグレードアップ。
たまにはこんなゆったりとした船旅も良いものです。
いつか又読みたい文庫本を持ってこんな旅をしたくなります。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
200名山完登おめでとうございます。
まさか、200名山最後の山が由布岳とは意外でしたけど。
由布岳はとっくに登られているものと思ってました。
私は都合上、2回登ってしまいましたけど、良い山ですね。由布岳は。
そして、300名山もあと一座を残すのみとは。
どこが最後なのか想像もつきませんけど、ひょっとして神威岳?
もしくは傾山でしょうか。
300名山完登レコ、楽しみにしております。
moglessさま 読んでくださって有難うございます
そして、コメント頂きまして、嬉しいです。有難うございます。
本当に長い道のりでしたから…
二百名山と三百名山を同時進行で登ろうと思い立って
六年の歳月が過ぎ、ようやくこの日を迎えることに
やはり、北海道&九州に登り残した山が幾つもあって
昨年の夏にやっと北海道が終わり(オプタテシケと樽前)
昨年秋頃から、九州の残った山をぼちぼち考える余裕が生まれました。
最後に残ってしまった由布岳と鶴見岳が縦走できるお隣さんで
しかも、大阪〜別府の船中泊で激安カーフェリー情報を
2月の九州登山の折に入手できたのも非常にラッキーでした
残る一座は、何だと思いますか?
「なあんだ!そんな山か!」か
「やっぱりそんな山が残ってしまうのかな?」
あるいは別な感想をお持ちになるかもしれません
どんな感想を持たれるか、kyom4も楽しみです
三百名山について、お断りしておきますが、
「山上ヶ岳」は異論があろうかとは思いますが、
「稲村ヶ岳」とし、登っていません。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する