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Yamareco

記録ID: 6215921
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

【アイゼントレ】八ヶ岳・大同心雲稜

2023年11月16日(木) [日帰り]
 - 拍手
motch その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:00
距離
10.7km
登り
1,319m
下り
1,306m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
7:00
合計
11:00
7:30
5
7:35
7:35
28
8:03
8:03
35
8:38
8:47
4
10:06
16:42
30
17:16
17:27
35
18:02
18:03
23
18:26
18:28
2
18:30
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
11/16現在、八ケ岳山荘から赤岳山荘までは目立った凍結なし。
夜明け前の南八ヶ岳。とりあえず、日中は天気持ちそう。
夜明け前の南八ヶ岳。とりあえず、日中は天気持ちそう。
赤岳山荘をスタート。
赤岳山荘をスタート。
赤岳鉱泉着。目標の大同心はひだり。
赤岳鉱泉着。目標の大同心はひだり。
アイスキャンディーは準備中。
アイスキャンディーは準備中。
大同心稜に入る。雪はうっすら。凍結は少し。ほとんど霜柱なので滑り止め使わず。
大同心稜に入る。雪はうっすら。凍結は少し。ほとんど霜柱なので滑り止め使わず。
大同心稜は超急登
大同心稜は超急登
硫黄岳方面も快晴。
硫黄岳方面も快晴。
見えてきました、大同心。今年5月の小同心クラック以来。
見えてきました、大同心。今年5月の小同心クラック以来。
ここで不要なものをデポ。
ここで不要なものをデポ。
両方に安全環カラビナを装着したヌンチャク。色々使い勝手が良いそうだ。
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両方に安全環カラビナを装着したヌンチャク。色々使い勝手が良いそうだ。
北ア全景。
北ア南部と御嶽。
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北ア南部と御嶽。
赤、中、阿弥陀。
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赤、中、阿弥陀。
取り付きは大同心基部から左へ少し降りたところ
取り付きは大同心基部から左へ少し降りたところ
私もまごまごと基部へ。
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私もまごまごと基部へ。
取り付きにペツルとRCCがついている。
取り付きにペツルとRCCがついている。
リードの準備をする友人。
リードの準備をする友人。
1P、1ピン目の上のハングを乗っ越すのに大苦戦。
1P、1ピン目の上のハングを乗っ越すのに大苦戦。
最初からヘロヘロになりながらやっと這い上がる。
最初からヘロヘロになりながらやっと這い上がる。
たった25mしか登っていないのに、頭がぼんやりするくらい疲労。
たった25mしか登っていないのに、頭がぼんやりするくらい疲労。
2P目。友人はスイスイと登る。
2P目。友人はスイスイと登る。
アックスを出したりしまったりするのに戸惑いながらやっと登る私。
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アックスを出したりしまったりするのに戸惑いながらやっと登る私。
3P目は草つきが目立つ。
3P目は草つきが目立つ。
ほとんど垂直。。。雲が増えてきて風が寒い。
ほとんど垂直。。。雲が増えてきて風が寒い。
3Pはロープがわずかに足りず、1本を引き上げることで4Pとつないで登攀。
3Pはロープがわずかに足りず、1本を引き上げることで4Pとつないで登攀。
余裕がない私。
だいぶ雲行きが怪しい。
だいぶ雲行きが怪しい。
赤、中、阿弥陀。
赤、中、阿弥陀。
年初に登った阿弥陀北稜が見える。わずか数カ月後に大同心雲稜に来るとは思わなんだ。
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年初に登った阿弥陀北稜が見える。わずか数カ月後に大同心雲稜に来るとは思わなんだ。
赤と南ア。
トラバースしてドーム基部へ。こういうトラバースはあまり得意ではなく、足がすくむ。
トラバースしてドーム基部へ。こういうトラバースはあまり得意ではなく、足がすくむ。
最終ピッチ、岩を見極める友人。
最終ピッチ、岩を見極める友人。
友人が14時半頃トップアウト
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友人が14時半頃トップアウト
そこから30分もかかってようやく私がトップアウト。ありがとうございました!
そこから30分もかかってようやく私がトップアウト。ありがとうございました!
いや〜、随分背伸びさせてもらいました!
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いや〜、随分背伸びさせてもらいました!
小同心クラックと小同心の頭。次は1月に行く予定。
小同心クラックと小同心の頭。次は1月に行く予定。
大同心ドームの基部へ向かって。。。
大同心ドームの基部へ向かって。。。
25mの懸垂。
高度感がすごい。
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高度感がすごい。
ここからは大同心ルンゼを下降。浮き石が多かったり、ゴルジュがあったりするので、慎重に下る。
ここからは大同心ルンゼを下降。浮き石が多かったり、ゴルジュがあったりするので、慎重に下る。
日が沈んでいく〜。。。
日が沈んでいく〜。。。
2P目はだいぶ慣れてきた。
2P目はだいぶ慣れてきた。
友人は鮮やかに、あっという間に下ってくる。
友人は鮮やかに、あっという間に下ってくる。
大同心取り付きと小同心クラック取り付きの間に降りてくる。降りるのはあっという間。
大同心取り付きと小同心クラック取り付きの間に降りてくる。降りるのはあっという間。
下ってきた大同心ルンゼ。結構怖い。
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下ってきた大同心ルンゼ。結構怖い。
大同心稜へ戻る。
大同心稜へ戻る。
ここ、ホントに登ったのかな?実感わかず。
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ここ、ホントに登ったのかな?実感わかず。
暮れなずむ大同心稜をおります。
暮れなずむ大同心稜をおります。
ヘッデン下山確定。。。モタモタしてすみません。
ヘッデン下山確定。。。モタモタしてすみません。
大同心を背負って。
大同心を背負って。
赤岳鉱泉につく頃には真っ暗。
赤岳鉱泉につく頃には真っ暗。
暗くても二本足で立てるだけありがたい。スリップに注意しながらさっさと下る。
暗くても二本足で立てるだけありがたい。スリップに注意しながらさっさと下る。
堰堤広場まで戻ってきた!
堰堤広場まで戻ってきた!
そこから30分弱で帰還しました!
そこから30分弱で帰還しました!

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ ザック ザックカバー アイゼン 行動食 飲料 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード カム アイスアックス

感想

[コース状況:11/16現在]
美濃戸林道:凍結なし
赤岳山荘〜赤岳鉱泉:ところどころ凍結も場所を選べばOK、雪はうっすら。
大同心稜:凍結はないが霜柱が深く、アプローチシューズだと濡れる。
大同心雲稜:雪は日陰についているが、ベルグラなし。
ロープ:60mダブル1本。
下降:大同心の頭から25m空中懸垂でドーム基部へ。そこから大同心ルンゼを2Pで小同心クラックと大同心稜基部の間まで下降。ほぼ雪なし、浮石多し。懸垂時には落石注意。

[雑記]
最近はヤマレコに投稿してませんが、ちゃんと山には行っております。

ホントは妙義に行く予定がキャンセルとなったため、急遽友人のガイドにアイゼントレに付き合ってもらいました。
ぼくがリードでアイゼントレができるところといったら、数は限られるし、それでは友人のトレーニングにならないので、友人のトレーニングにもなり、かつぼくがちょっと背伸びして、セカンドならなんとか行けそうな。。。ということで、よもやの大同心雲稜となりました。

予想通り、オールセカンドだったにも関わらず、まず1P目のハングで大苦戦。手とクライミングシューズならともかく、アックスとアイゼンではなかなか思うように乗っ越せず。友人に都度アドバイスをもらいながら、やっとトップアウトしたのが取り付きから5時間後。赤岳鉱泉に戻ってきたときには日没寸前、ヘッデン下山となってしまいました。

まずはゲレンデのIIIとかIVくらいのところで足慣らしをしてから、というところを、友人のおかげで相当背伸びしたアイゼントレ、というより苦行に近い訓練となり、まあ逆に良い荒療治になったかな。。。と。

[メモ]
・濡れているところはできるだけ踏まない習慣をつける
濡れた状態で行きを踏むと靴底に氷がつき、アイゼンを履くときに浮くことがある。浮いていることに気づかず、途中で外れると
・空中懸垂のとき
丁寧にコイルでまとめて、5巻くらいを下に落とすと、勝手に残りが落ちる
・普通の懸垂のとき
バタフライで丁寧にまとめて、60cmアルヌンでまとめ、ギアラックにかける。3-4巻くらい出してから下りはじめ、途中で必要に応じて3-4巻くらいずつ出す。そうすることで、岩角に引っかかったり、絡まったりすることを防ぐことができる。
・懸垂支点の残置カラビナにロープを掛けるとき
ゲートが開くなら両末端をトリプルフィッシャーマンズノットを施してからロープの中央部をかける。ゲートが開かないなら、片末端を結ぶ前に通してからトリプルフィッシャーマンズノットを施す。
・岩にアックスをかけるとき
アックスの小指側に力を入れ、肩外旋、前腕回外位。できるだけ肩屈曲、肘伸展位でシャフトをかける。
・アックスをギアラック等にしまうとき
しまう方向を最初から決めておく。上からなら上から、下からなら下から。
・結局のところ
リラックスすることが大事。考えすぎると視野が狭まる。

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