八ヶ岳【桜平-オーレン小屋-硫黄岳-夏沢峠-天狗岳-枯尾ノ峰-桜平】
- GPS
- 08:03
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,707m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:02
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本、積雪 天狗岳西尾根の唐沢鉱泉分岐より下部のルートはピンクテープも多くありしっかりしています。ただし、枯尾ノ峰から唐沢に下るルート(真北にまっすぐ下る)は現地で確認できませんでした。代わりに北東に斜面に沿って下るようなはっきりしたルートはありました。(推測ですが、唐沢鉱泉付近に向けて下っていくようです。) |
その他周辺情報 | もみの湯(650円、サウナ熱、水冷) |
写真
装備
個人装備 |
MARMOLADA(SCARPA)
|
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感想
雪山シーズンを前に、最後の八ヶ岳を、と思い、硫黄岳から天狗岳を歩き、天狗岳西尾根を下りるルート(前にレコで見つけた)を計画しました。
1週間前にレコを見ていて、アイゼンを付けたり外したりしたというコメントがあったので、チェーンスパイクくらいでいいかと、準雪山装備にしたのが、甘かった・・・。
唐沢から戻ってくることを想定して、桜平の駐車場は(下)をチョイスし、だれも停めていない広い駐車場にぽつんと1台。
林道を歩いて桜平のゲートまで行きます。途中、2台の車に追い抜かれましたが、入山者は極めて少ないことが予想されました。
桜平ゲートから夏沢鉱泉まではすぐで、そこからはストックを両手に持ちはしましたがアイゼンは付けずにオーレン小屋まで行きました。
オーレン小屋で休憩をとりながらチェーンアイゼンを付けますが、積雪の量を見る限り、装備の選択をミスったことを後悔します。
心もとない装備で、赤岩ノ頭を目指して、オーレン小屋のテント場を抜けて、樹林帯の中に入って行きます。
積雪量はあるのですが、トレースが付いていたので、不安なく歩くことができましたが、先行者は途中で引き返したようで、ぽっつりとトレースがなくなりました。
トレースはありませんでしたが、厳冬期や春ほどの積雪量ではないので、なんとなく夏道がわかるので道迷いの心配はありません。トラバース地点は吹き溜まりとなっていて、ラッセルを強いられましたが、風もほとんどなく、淡々と高度を稼いでいけば、稜線に出られる自信がありました。
ただ、手と足が冷えて、かじかみを超え、ジンジンと痛みを感じ始めたのが不安要素でした。
赤岩ノ頭付近の稜線に到達しましたが、景色はゼロでしたので、赤岩ノ頭はパスし、すぐさま硫黄岳に取り付きます。
夏道が雪で覆われていたので、ルートを選びながら慎重に登っていきました。岩峰を越えて、硫黄岳の頂上部に出たときに見た景色は、真っ白な平原が広がり、広い頂上には誰一人いませんでした。
風はそこそこありましたが、爆風ほどではなかったので、写真をとったりして時間を過ごしましたが、身体が冷えてきたので、早々に夏沢峠に向けて下山を開始しました。
夏沢峠でお湯を沸かしてカップラーメンを食べ、冷え切った身体にエネルギーを注入して、天狗岳に向かうモチベーションを高めます。
箕冠山までは樹林帯なので風はありませんでしたが、根石岳山荘の鞍部では厳しい風を覚悟していました。しかし、それほどの強い風ではなく、根石岳を通過し、東天狗岳まで快適に歩くことができました。
東天狗岳から西天狗岳の鞍部も風はそれほどなく、西天狗岳の頂上は風がほとんどありませんでした。
ただし、雲に覆われ展望はまったくないので、頂上でゆっくりすることはなく、淡々とピークを越えて行くという歩き方になりました。
西天狗岳からは、西にまっすぐのびる天狗岳西尾根を下って行きます。これまで登りにしか使用していなかった尾根を、逆方向に下って行くので新鮮ではありましたが、見慣れた景色で安心感がありました。
第二展望台、第一展望台を越え、唐沢鉱泉への分岐まで来て、そこからは枯尾ノ峰に向けて直進しました。
荒れているという看板はありましたが、林業用でしょうか、ルートはしっかりしていたので、枝などに気を付けながら歩けば、困るようなことはありませんでした。
枯尾ノ峰からは右に折れて、唐沢に向けてまっすぐ下って行くルートが地図上にあったのですが、それが見つけられず、ピンクテープがあるルートは唐沢鉱泉に向けて、斜めに下って行くような感じでした。
唐沢鉱泉まで下ってもよかったのですが、地図にあるルートを探すべく、戻ったりしていると小さな沢地形があったので、それにそって下って行くことにしました。
根っこの間の隙間に足をとられたり、支えに持った木が枯れていて簡単に折れたりと、苦労はしましたが、なんとか唐沢沿いの林道に出ることができました。
唐沢沿いの林道(廃道になっているようです。)沿いに下り、唐沢鉱泉への道に出て、あとは、無舗装の車道を歩いて、桜平駐車場(下)まで戻りました。
予想より積雪量が多く、装備が少々不安でしたが、計画通りに歩きとおせてよかったです。年内に、しっかりとした雪山装備で八ヶ岳にチャレンジしたいです。
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