釈迦岳〜御前岳（福岡県第1位・第2位の稜線を歩く）
福岡県
大分県
joseph
体力度について
- GPS
- 06:28
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 851m
- 下り
- 853m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
御前岳へは、第二登山口からは、急登の連続です。結構ハードでした。 釈迦岳への縦走路は、気持ちよいです！ 登り、下り共に、木段等が設置されてますが、土が痩せていて、危ないです。木段を避けて通りました。 |
| その他周辺情報 | グリーンピア八女で入浴（５００円） |
写真
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ここからは、久住山や中岳、大船山など、はっきり見えました！
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図（ブック）
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
福岡県第一位の釈迦岳に行って来ました。
今回も、家族とのスケジュールが合わず一人です。
どうせ行くならば、第二位の御前岳に登って、そこから縦走路を通って登るコースを歩こうと思い、朝早く自宅を出て、九州自動車道を使い、八女ICから黒木町を抜けて矢部村に入り、杣の里渓流公園の登山口へ向かいました。
しかし、結構時間がかかりました。同じ福岡県でありながら、北九州市の小倉からだと、最も遠い位置にあるんだな、ってゆくづく思いました。時間的には、くじゅうへ行くのとさほど変らない気がしました。
本当は、2月に下調べで訪れた大分県日田側からの方が近いのですが、車道が途中がけ崩れで通行止めらしく、やむなく今回のコースを選択した次第です。
朝8時過ぎに、登山口を出発です。
登山道は、気持ちよい沢沿いの道です。
足場は、ガレ石などが、やや多く感じましたが、慎重に歩けば問題ないです。
林道に出るまで、沢を7〜8回徒渉しました。
場所によっては、雨の直後等、水量の多い時は、注意が必要かも？と思う様な場所もありました。
沢の水は、キレイで、冷たく、心地よい森林浴を満喫出来ました。
林道に出てから、左折し100m程進んだら、第二登山口があります。
ここからは、沢沿いではなく、結構な急斜面を登って行く感じでした。
途中、何度も木段が設置されている箇所がありましたが、土が痩せていて、木段と地面の間に隙間が出来ていて、木段というより梯子みたいです。（実際、梯子なのかもしれませんが）
なので、その脇を通っていく踏み跡が数多く見られたので、私も基本そちらを登っていきました。
喘ぎながら、登って行くと、大きな露岩の上に出ました。
展望も良く、登って来た矢部村が見渡せます！
素晴らしい眺めです。矢部村といっても、深い山が連なる風景を見下ろす感じです。
普段は、なかなか見れない景色に感動でした！
「こりゃぁ、山頂の展望も期待出来るぞ！」と思い、一息入れて、先へ進みます。
ここからは、岩を登る様な箇所が何カ所も現れました。
鎖やロープがあるので、問題はありませんが、両手を使って登る感じです。普段は、そういうコースは殆ど通った事がないので、ちょっとびびりました。が、なんとか登れました。ただ、下山してから、腕が痛かったので、普段使わない筋肉を使ったのだなと思いました。
そんな感じでややアドベンチャー的な感じで登って行くと、なんとか、山頂に到達です！
福岡県第二位の高峰『御前岳』です！
展望は、抜群でした！東側の釈迦岳方面が、木々で見にくいですが、あとは、ぐるっと大展望が広がります！
それも、見渡す限り「山」「山」「山」であります！！
福岡県の最も深い山奥に、この御前岳が位置しているのが、実感でき感慨深かったです！
霞は、若干ありますが、素晴らしい快晴で、熊本県の阿蘇山や八方ヶ岳、国見山、有明海の向こうに長崎県の雲仙も見えます！
三郡山地や嘉穂アルプス（馬見山〜古処山）そして英彦山〜犬ヶ岳。
その間の峠（おそらく小石原）の向こうにかすかに、山々が見えたのは、おそらく「福智山』ではないでしょうか？ひょっとして「貫山」かな？と思いましたが、方角的には、多分、福智山だと思いました。
そして大分県の山々は、どーんと広がります！
万年山の背後に、由布岳。
くじゅう連山は、やはりひと際大きくそびえて、存在感たっぷりです！
そして木々の隙間から、これから向かう、縦走路の先に尖っている『釈迦岳』とレーダー塔のある大分県の普賢岳も見えます！
縦走が楽しみになって来ました！
また嬉しい事に、山頂には、ポストがあり、開けてみると、登頂記念のスタンプがありました！！なので、持参していた『福岡県の山』の本の最後のページの白紙の部分に、記念スタンプを捺印しました！！良い記念になりました！！
展望を満喫して、いよいよ釈迦岳へ向かいます！
よくよく考えたら、福岡県第一位と第二位の間を歩くので、福岡県で一番高い場所の縦走路です！！考えたらワクワクしました！！
標高は1200mの縦走路で、他の県の山に比べたらそんなに高くはないのかもしれませんが、普段は、500〜700mの山歩きをしている初心者にとっては、やはり気持ちが高ぶります！
一旦、一気に急坂を下り、大分県の田代からの登山道との分岐を過ぎ、そこからは、思ったよりは、アップダウンが少ない縦走路を歩きます！
高度が高いので、クマザサなどは、ありますが、思った以上に木々があり、なんか、北九州市の企救自然歩道の縦走路（戸ノ上山側）に似てるイメージでした！
ですが、あきらかに古いと思われる巨木のブナの木等があちこちに見られ、高度の高さを実感出来ます！
時折、展望が開ける箇所では、振り返ると、今登った「御前岳」のピラミダルな三角錐が、天に向かってそびえている感じで、カッコいいです！
ミツバツツジの花もまだ、なんとか、咲いているところもありましたし、シャクナゲの花もわずかですが、咲いていました！
ただ、気にしてはいたのですが、ドウダンツツジってどの木なのか分かりませんでした！花のシーズンはまだなのでしょうか？
1時間弱の自然林の縦走路歩きが終わりに近づく頃、いよいよ、目の前に、釈迦岳の鋭角な頂が迫って来ました！！
山頂直下から、急な登りが始まります！
御前岳同様、ロープを使って登る岩場の箇所もあります！
が、慎重に登れば、問題はありませんでした！
それよりも、背後に歩いて来た縦走路と御前岳が見えて、最高に気持ちよかったです！
そして、ついに、釈迦岳登頂です！！
お釈迦様の石像があり、無事登頂できた感謝の気持ちと下山の無事を祈願して、
休憩！！展望を満喫しながら食事をしました！！
基本、御前岳の展望と同じ様に、ぐるりと山々が見渡せます！
そして、福岡県の一番高いところに、今いるんだな！って思うと、とても嬉しかったし、昨年から始めたばかりの登山を続けて来て、不摂生極まりない肥満の私が、よくも、ここまで来れたな。って感慨が、思わずこみ上げてしまいそうになりました！！
どの山も全部きつかったけど、頑張ったなって。。。登山を始めて、また、止めないで、本当に良かったなと思いました。
ここでも、ポストがあり記念スタンプがあったので、御前岳と並んで、捺印しました！捺印したスタンプを良く見ると『矢部村山系八山』とあったので、あと六つこの付近に、スタンプがあるんだろうな！って思いました！残りもいつか登頂して、スタンプを全部押さなくちゃ！って思いました！
山頂では、地元の方が、幾人か、登って来られ、少し話しもさせて頂きました。
そして、気になっていた事を訪ねてみました。
それは、『しゃかだけ』が正解なのか？『しゃかがだけ』が正解なのか？です。
漢字の表記では、基本『釈迦岳』になっている事が多く、ジブンは基本『しゃかだけ』と呼んでいて、以前、息子に福岡県で一番高い山は？と訪ねられた時に『しゃかだけ』と教えました。
が、息子が小学校の授業で、先生から「福岡県で一番高い山はどこでしょう？」と問いかけた時に、息子が手を挙げて「しゃかだけ」と答えたら「惜しい！違います！しゃかがたけ、です！」と教わったとの事でした！！
その事を聞いて私は「えーーーー」と不思議に思い、正式名称が「しゃかがたけ」なのかな？って思ったりしていました。
で、地元の方に山頂でたずねてみたところ「しゃかがたけ」なんて呼び方は、聞いた事もないし、言った事もない！との回答が還ってきました。
ですよね！！！！って思いました！
自宅に帰ったら、息子に「先生の方が間違いだった！オマエは正しい！」って言ってやろう！そう思って、山頂を後にしました！！！
山頂からは、足場の悪い急な傾斜を慎重に下り、少しなだらかになった笹に覆われたところで、標識が現れ、レーダー塔のある「普賢岳」への分岐がありました。
人工物なので、乗り気はしませんが、なかなか来る機会もないので、言ってみる事にしました。
数分坂を上ると塔の下に出ました！
道はキレイに舗装され、クルマでここまで来る事が出来ます！
塔の反対側まで周り込むと、ベンチが設置されており大分県の山々を見渡す絶好の大展望所になってました！！
絶景でした！
すぐ目の前には、御前岳、釈迦岳と同じ津江山系の『渡神岳』の三角錐がそびえていました！かっこいいですね！
由布岳、くじゅう、祖母、阿蘇などの連なる山々の頂をしばし、満喫し、戻ります！
釈迦岳の下山道に合流し、矢部越えの登山口へ下り、そこから、車道をショートカットしながら、下って行きます！
するとこの辺りには、キツネノカミソリの群生地らしく、緑の葉があちこちに覆い茂っていました！なかなかの数です！夏には、また訪れたいな！って思いました！
沢を徒渉するところで休憩し、沢野水を飲んでみましたが、とても美味しかったです！冷たくて、気持ちよいので、顔もジャブジャブと洗いました！
やがて、何度かの車道をショートカットしたのちに、そこから車道歩きで下って行きます！山深い沢沿いの道をクネクネとのんびり歩きながら、進むと、八ツ滝という立派な滝に出ました！
そして、ほどなく、駐車場のある登山口に戻って来ました！
結構な、高度もあったせいか、ちょっと足が痛くなりましたが、とても満足いく山行でした！
英彦山などの派手さ！はないですが、静かな山歩きが満喫出来るので、私的には、ものすごく好みです！
それに、なんといっても、福岡県最高峰！に登った！って言うのは、やはり、気持ちがよいものです！
こっそり拍手
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最高の天気！ 最高の展望！
言う事 なしですね!!
小倉から アクセス悪いけど この周辺の山にも 是非 登って頂きたいです
よか山 まだまだ たくさんありますばい♪
nh1030さん
コメントくださりありがとうございます！
おかげさまで、この日は、本当に最高のお天気で、最高の展望を堪能することができました！
確かに、小倉からは、遠いなぁ…。と感じましたが、津江山系は、奥深い山々が脈々と続いている感じで、これから先の楽しみが増した気がしています！
nh1030さんのレコを拝見して、カラ迫岳も是非、挑戦してみたいと思っています！！
レコを楽しみにしていますので、これからもいろんな山をご紹介くださいね！
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