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Yamareco

記録ID: 635371
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無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峰山 大峯奥駈道 山上ヶ岳

2014年06月09日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.7km
登り
804m
下り
1,036m

コースタイム

日帰り
山行
4:40
休憩
0:30
合計
5:10
4:00
90
5:30
5:30
50
6:20
6:30
20
6:50
7:10
10
7:20
7:20
30
7:50
7:50
10
8:00
8:00
20
8:20
8:20
20
9:10
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特に有りません
ところどころに、『修行場』の岩場がありまして、巻いて通らずに修行することをお勧め致します
洞川温泉の宿場。
本当にタイムスリップしたような錯覚にとらわれます
洞川温泉の宿場。
本当にタイムスリップしたような錯覚にとらわれます
行者の方々が疲れを癒す宿場です
行者の方々が疲れを癒す宿場です
午前4時五番関下の登山口に着きました。
辺りは真っ暗闇で、さすがにちょっと怖いです。
午前4時五番関下の登山口に着きました。
辺りは真っ暗闇で、さすがにちょっと怖いです。
五番関の女人結界はここから15分ほど登ったところ
五番関の女人結界はここから15分ほど登ったところ
真っ暗闇すぎて、どこが登山道だかわからなかったけど、
何とか無事に五番関分岐につきました
真っ暗闇すぎて、どこが登山道だかわからなかったけど、
何とか無事に五番関分岐につきました
錫杖が有りました
錫杖が有りました
ここから先は女人禁制
ここから先は女人禁制
女人結界門
昔はここにも茶屋があったようです
昔はここにも茶屋があったようです
女人結界門をくぐり、山上ヶ岳を目指します
女人結界門をくぐり、山上ヶ岳を目指します
10分ほど歩くと空が白み始めました
10分ほど歩くと空が白み始めました
道中のいたる所に、『講』によって設置されたお堂があります。
道中のいたる所に、『講』によって設置されたお堂があります。
日の出です
幻想的な光景です
幻想的な光景です
眼下に雲海
目指す方向に平らな山が見えました
目指す方向に平らな山が見えました
お堂がありますので、これが山上ヶ岳でしょう
お堂がありますので、これが山上ヶ岳でしょう
道中にはクサリ場も有りました
道中にはクサリ場も有りました
このクサリ場も修行の一環
このクサリ場も修行の一環
それらをこなしつつ前へ進みます
それらをこなしつつ前へ進みます
洞辻茶屋に着きました
温泉宿の朝食に間に合わそうと、相当急いでいたので、相当早いペースで到着
洞辻茶屋に着きました
温泉宿の朝食に間に合わそうと、相当急いでいたので、相当早いペースで到着
不動明王像
ここは分岐になっており、帰りはここで大峯奥駈道をはずれ、左の清浄大橋方向へ下りました
ここは分岐になっており、帰りはここで大峯奥駈道をはずれ、左の清浄大橋方向へ下りました
大峯奥駈道の解説がありました
大峯奥駈道の解説がありました
洞辻茶屋を通り抜けます
洞辻茶屋を通り抜けます
茶屋の中にあったお像
茶屋の中にあったお像
さすがに朝が早すぎたらしく、まだやっていませんでした
さすがに朝が早すぎたらしく、まだやっていませんでした
茶屋を出たところにも不動明王像
茶屋を出たところにも不動明王像
ここからしばらくは快適な道でした
ここからしばらくは快適な道でした
このような供養塔が見えてくると
このような供養塔が見えてくると
10分ほどで陀羅尼助茶屋に
10分ほどで陀羅尼助茶屋に
講の手拭い?でしょうか
講の手拭い?でしょうか
信者(講)の方々の納めたお札の数々
信者(講)の方々の納めたお札の数々
石碑や供養塔が至る所に
石碑や供養塔が至る所に
陀羅尼助のお店ですかね
陀羅尼助とは胃腸に効くお薬だそうです
陀羅尼助のお店ですかね
陀羅尼助とは胃腸に効くお薬だそうです
ここからは山上ヶ岳の修行場になります
ここからは山上ヶ岳の修行場になります
左 行場道へ進みます
左 行場道へ進みます
階段が続きます
結構長い階段で急な岩場であることがわかります
結構長い階段で急な岩場であることがわかります
行者の像
鐘掛岩にきました
鐘掛岩にきました
ゴツゴツした岩ですね
ゴツゴツした岩ですね
大峰山脈の素晴らしい展望。実に気持ちがいい
大峰山脈の素晴らしい展望。実に気持ちがいい
実はこの岩を登るのが修行だったとは知らなかった!
実はこの岩を登るのが修行だったとは知らなかった!
知らずに岩の脇の階段を巻いて登ってしまいました
知らずに岩の脇の階段を巻いて登ってしまいました
登ったところで下を覗き込む
登ったところで下を覗き込む
アレ??
なんかクサリが垂れ下がっている・・・
「あっ、岩を下から登るんだった〜」
アレ??
なんかクサリが垂れ下がっている・・・
「あっ、岩を下から登るんだった〜」
ということで、再び岩の下に戻ってやり直し
ということで、再び岩の下に戻ってやり直し
再び鐘掛岩
岩をよじ登ります
岩をよじ登ります
わずかですが、落ちたら大けがするので必死。
早朝で周りに誰も助けてくれる人がいないし。。
わずかですが、落ちたら大けがするので必死。
早朝で周りに誰も助けてくれる人がいないし。。
無事、登りきりました。ひとつ修行を終えました。
無事、登りきりました。ひとつ修行を終えました。
ここからはお寺の境内
ここからはお寺の境内
しばらく進むと
右 西の覗とあります
右 西の覗とあります
西の覗の修行場です
西の覗の修行場です
誰もいないので500円を納めて
誰もいないので500円を納めて
誰もいないので『ひとり修行』
誰もいないので『ひとり修行』
クサリを掴んで望んでみますが、
無茶はできないので(たぶん見つからなくなるので)
そっと覗き込んでみました
クサリを掴んで望んでみますが、
無茶はできないので(たぶん見つからなくなるので)
そっと覗き込んでみました
絶壁です
親孝行をここで誓いましょう
親孝行をここで誓いましょう
諸峰が見渡せて、実に清々しい
山上ヶ岳に来てよかった
諸峰が見渡せて、実に清々しい
山上ヶ岳に来てよかった
自分が言うのもなんですが、
自己責任といっても、くれぐれも無茶はしないよう
自分が言うのもなんですが、
自己責任といっても、くれぐれも無茶はしないよう
迫力ありました。
ありがとうございました。
迫力ありました。
ありがとうございました。
いよいよお堂のある場所へ
いよいよお堂のある場所へ
龍泉寺、ここは山頂の大峰山寺をお守りするお寺なんだそうです。
龍泉寺、ここは山頂の大峰山寺をお守りするお寺なんだそうです。
いよいよ大峰山寺へ
いよいよ大峰山寺へ
身なりを整え、気持ちを静めてお詣りをします
身なりを整え、気持ちを静めてお詣りをします
本堂です。
御朱印とお守りを有りがたく
本堂です。
御朱印とお守りを有りがたく
殿下も行啓の記念碑です
殿下も行啓の記念碑です
山頂は本堂の向かいの小高い丘を登ったところ
山頂は本堂の向かいの小高い丘を登ったところ
ここに三角点がありました
ここに三角点がありました
「えっ?これが山上ヶ岳の標識・・・」
割れてるし。。とちょっぴり残念な気持ちになりました
「えっ?これが山上ヶ岳の標識・・・」
割れてるし。。とちょっぴり残念な気持ちになりました
深田久弥の記した「大峰山脈の諸峰をはっきりと望む」ことができました。
深田久弥の記した「大峰山脈の諸峰をはっきりと望む」ことができました。
こちらは山上のお花畑
こちらは山上のお花畑
大峰山脈の諸峰
快晴で実にきもちがいい
快晴で実にきもちがいい
ちゃんとした標識がありました
落ちてたのを自分でちゃんと立てかけたところ
たぶん横の標柱から落ちたんですね
ちゃんとした標識がありました
落ちてたのを自分でちゃんと立てかけたところ
たぶん横の標柱から落ちたんですね
行者になったつもりで、
宿で買った金剛杖で登りました。
本堂で焼印をしていただきました。
行者になったつもりで、
宿で買った金剛杖で登りました。
本堂で焼印をしていただきました。
日本百名山 大峯 山上ヶ岳 1,719.2m
日本百名山 大峯 山上ヶ岳 1,719.2m
ご本堂を後にします
ご本堂を後にします
洞辻茶屋にあった山上ヶ岳の解説
洞辻茶屋にあった山上ヶ岳の解説
洞辻茶屋にあった八経ヶ岳の解説
洞辻茶屋にあった八経ヶ岳の解説
世界遺産の道
洞辻茶屋にあった大峯奥駈道の解説
洞辻茶屋にあった大峯奥駈道の解説
洞川へ下ります
役之行者慈悲乃助水
ありがたく頂戴します
役之行者慈悲乃助水
ありがたく頂戴します
一本松茶屋
まだやってなかった
一本松茶屋
まだやってなかった
清浄大橋にある女人結界門
清浄大橋にある女人結界門
独特の雰囲気がありますね
独特の雰囲気がありますね
宿に戻って朝食を
宿に戻って朝食を
ここの宿もまた来たい、とってもいいお宿でした
ここの宿もまた来たい、とってもいいお宿でした
大峯山のバッジ

感想

前日に八経ヶ岳へ登ったものの、視界が悪かったこともあり、あまり感慨に浸るようなものが有りませんでした。
ただ、近畿の最高峰を抑えたといいますか、登ったに過ぎず、それはそれで満足すべきなのですが、何か物足りない感じがしていました。

大峯山というと、深田久弥も「いま多数の人が大峰詣りとして登山するのは、その中の山上ヶ岳であって、信仰を現す多くの石碑が立ち並び、頂上には金剛蔵王権現を本尊とする本尊がある。そしてこの峰だけは今なお女人禁制である。大峰山の代表とみなしていいだろう」と記しています。

せっかく大峰山にきたのだから、単に近畿の最高峰である八経ヶ岳をピークハントしたということだけではなく、どうしても山上ヶ岳にも登ってみたいという気持ちとなり、山上ヶ岳を目指したのでした。

山上ヶ岳を登ってみて、期待以上の満足感が得られました。
いや、自戒を込めて、「ここを登らずして、大峰山語るべからず・・」

そういうと、ここは今なお女人禁制であり、登りたくても登らせてもらえない人がいますので、反発も買いそうですが、そこを恐れず敢えて言えば、山上ヶ岳に登って大満足だったということなのです。それが正直な気持ちだから仕方ありません。

山上から望む、大峰の諸峰はもちろんのこと、神秘的な魅力をいまだ失わないこの山域にすっかり魅了されてしまいました。

今回は登山目的で急いで登って、急いで下りましたが、こんどはゆっくりと、白装束で数々の修行に身を投じて、祈祷を受け、精進料理を味わう山行にしたいなぁと思いました。もちろん、奥駈道をもう少し長く歩いてみるのもいい。

また登山口の洞川温泉にゆっくり逗留するのもいい。
朝早く発つ講の法螺貝が山の峰々に鳴り響き、白装束の行者が行き交う姿は、ここだけが時間、時代が止まっていて、本当にタイムスリップしたかのよう。

百名山でなければ訪れなかったかもしれない山で、こんなに魅了されるなんて思いもせず、まだまだ知らない魅力がこの日本にはたくさんあるんだなぁと、改めて知る思いの山行となりました。



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