記録ID: 6425368
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
宝永山は大体晴れ
2024年02月03日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:27
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り 朝登山口 気温−4℃ 山頂 −6℃〜−8℃ 稜線は瞬間的に身体が傾くほどの強風が吹きつけたが、全体的には風は弱め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場はかつて利用可能だった太郎坊洞門の脇のスペースは使用禁止になっている(柵で塞がれている)。 太郎坊洞門から少し離れた場所に5台ほどのスペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・太郎坊洞門から大石茶屋まで トイレや自販機、売店、駐車場全て冬季閉鎖で利用不可。 舗装路には雪は無く普通に歩ける。 太郎坊洞門から茶屋まで約1時間。 ・大石茶屋から次郎坊 例年に比べ雪が無く、爪などは要らず。 目印の柱に沿って進む 同じような景色が続くので体感時間が長い。 ・次郎坊から宝永山 次郎坊から宝永山までは約3時間かかる。 斜度は急になり、先まで見えているのになかなか近づかない。 この日はほぼ無風で気温も高め、積雪は10センチほどしか無く柔らかかった為、標高2,200m以下は爪無しで行けた。 標高2,300m辺りから非常に斜度がキツくなり凍結し始めた為12本爪+ポールに換装。 コンディション次第ではヘルメットとピッケル必須だろう。 宝永山馬の背から宝永山頂区間の強風は有名だが、この日ほぼ無風だったにも関わらず瞬間的に体が持っていかれそうな強風が吹きつけた。 山頂の眺めは随一で天気が良ければ相模湾と駿河湾の両方を眺める事が出来る。 |
その他周辺情報 | 御胎内温泉 大人3時間 800円 天いろ食堂 温泉近くの海鮮食堂/飲み屋。非常にオススメ |
写真
前日長野からやって来たまるたと共に朝6時半過ぎに太郎坊洞門にやって来た。
洞門脇の駐車スペースが塞がれているという情報を得ていたので近くにスペースが無いか探すと、すぐ近くのスペースは既に先行車3台で埋まっていた為10分以上離れた場所に駐める羽目に。
ちょうど同じタイミングで山スキー2人組が御殿場口新五合目へ向かい出発して行った。
気温は−4℃ほどで比較的暖かい
ま)またまた前置き長いな。
洞門脇の駐車スペースが塞がれているという情報を得ていたので近くにスペースが無いか探すと、すぐ近くのスペースは既に先行車3台で埋まっていた為10分以上離れた場所に駐める羽目に。
ちょうど同じタイミングで山スキー2人組が御殿場口新五合目へ向かい出発して行った。
気温は−4℃ほどで比較的暖かい
ま)またまた前置き長いな。
かなり先まで地面が露出してるな。
BCスキーヤー2人組の人影が胡麻粒みたいに小さく見える。
景色が広大すぎで縮尺がバクって見えてるが、あんなに近そうに見える宝永山、まだ三時間以上かかるんだよね
ま)そんなバカな、あんなに近くみえるのに
BCスキーヤー2人組の人影が胡麻粒みたいに小さく見える。
景色が広大すぎで縮尺がバクって見えてるが、あんなに近そうに見える宝永山、まだ三時間以上かかるんだよね
ま)そんなバカな、あんなに近くみえるのに
遥か先にBCスキーの2人の人影がずっと見えている(左側宝永山の斜面に小さな人影が二つあり)
2人を追う様に歩を進めるが、山頂はまるで近づいた気がしない。
ここから先、雪も少ないし暑いし、更に変わり映えしない景色が続きかなり精神的に辛かった。
2人を追う様に歩を進めるが、山頂はまるで近づいた気がしない。
ここから先、雪も少ないし暑いし、更に変わり映えしない景色が続きかなり精神的に辛かった。
いよいよキックステップが刺さらなくなり始めたまるたは12本爪を付けようと場所を探すが平らな場所など全く無く困っていたらしい。
(標高2,400m辺りで柱の脇を整地して平らにし装備換装した)
ま)もっと下の時点で着けないとダメだったな。(反省)
(標高2,400m辺りで柱の脇を整地して平らにし装備換装した)
ま)もっと下の時点で着けないとダメだったな。(反省)
次郎坊から宝永山頂の道のりも半分を超えいよいよ後半戦。
斜度がエグくなってきたが、先に見える稜線っぽい場所はニセ稜線だと知っている為無心で標高を稼ぐしか無い。
天気は持ちそうでそこは安心だ。
斜度がエグくなってきたが、先に見える稜線っぽい場所はニセ稜線だと知っている為無心で標高を稼ぐしか無い。
天気は持ちそうでそこは安心だ。
上空はかなり強風なのか時々雪煙が上がったり雲が高速で流れていく。
登り始めの頃あまりの雪の無さに「残念宝永山」とか言っていたのが嘘の様に上部は雪がたっぷりだ。
ま)クラストした雪面をザクザク登って行くのが楽しいー!
登り始めの頃あまりの雪の無さに「残念宝永山」とか言っていたのが嘘の様に上部は雪がたっぷりだ。
ま)クラストした雪面をザクザク登って行くのが楽しいー!
展望広大!
今日は風がないと思っていたが、宝永山頂に向かうわずかな距離の間に2回ほど身体が傾く程の強風に見舞われた(風速10m/s位か)
ま)いやいや油断してたわ、耐風姿勢とらないと体持っていかれそうだったから瞬間は10m/s以上あったと思う。
今日は風がないと思っていたが、宝永山頂に向かうわずかな距離の間に2回ほど身体が傾く程の強風に見舞われた(風速10m/s位か)
ま)いやいや油断してたわ、耐風姿勢とらないと体持っていかれそうだったから瞬間は10m/s以上あったと思う。
宝永山馬の背。
無雪期にまるたが来た時はホワイトアウトしてたので彼は今回初めての晴れだ。
今日の天気なら富士山頂へ登ってる人も居るかもね
ま)もっと時間が早ければ行けちゃいそうな気もするけど、この先が大変なんだろな。
無雪期にまるたが来た時はホワイトアウトしてたので彼は今回初めての晴れだ。
今日の天気なら富士山頂へ登ってる人も居るかもね
ま)もっと時間が早ければ行けちゃいそうな気もするけど、この先が大変なんだろな。
1時間以上ガスの中を歩き大石茶屋に到着。
朝と違い富士山や宝永山は全く見えず…
太郎坊洞門に向かう途中10人グループの山岳部?っぽいグループとすれ違ったがどこに登っていたのだろうか(全員ピッケル装備)
朝と違い富士山や宝永山は全く見えず…
太郎坊洞門に向かう途中10人グループの山岳部?っぽいグループとすれ違ったがどこに登っていたのだろうか(全員ピッケル装備)
感想
22年1月に登って味わった宝永山の辛さとが楽しさを山仲間のまるたにも味わってもらいたくて提案していたのだが、今回遂に厳冬期の宝永山に登る事になった。
しかし登山口についてみると全然雪が無い!
22年に登った時とは比べ物にならない位雪が無い…
次郎坊辺りまで土が露出していたし、積雪も10センチくらい、しかも柔い。
厳冬期登山とはとても言えない状況だ。
「がっかり宝永山だ!」と嘆いていたまるた。自分も同意だったが、標高が上がってくると次第に様相が異なってきた…
標高2,300mより上は積雪量も増え次第にクラストしてくる雪面。
急斜面を必死に登る中、他では中々味わえない冬季富士山の雰囲気の一端をまるたも味わえたようだ。
稜線に辿り着いた時の絶景に5時間以上かけて登った苦労も報われた。
登り始めは微妙と思っていた(そして途中はかなりやる気をなくしていた)宝永山だが、うまい晩飯も含めで大勝利、来てよかったと心から思える山行であった。
kukaminnくんに誘われて、冬の宝永山に行ってきました。
最初は登山口からみた雪の少なさに、
「マジかよー、残念宝永山じゃん😓」なんてボヤいていたけど、
2200mを過ぎたあたりからクラストした雪面をガシガシ登るのが楽しく、
「来て良かったー😆」と掌返してました。
前に夏の富士山の帰りに立ち寄ったときはガスガスで何も見えなかった宝永山の山頂でしたが、
晴れ間に間に合ってリベンジも達成できました。
そういや宝永山を下から登ったのは今回が初めてだな。
下山後の刺身定食も美味かったし、前日に終電飛び乗って長時間かけて来た甲斐がありました。
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