伯耆大山 別山バットレス中央稜
- GPS
- 10:59
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 5:07
- 合計
- 10:48
天候 | 晴 凄い晴れ 気温 異常 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
何度も登ってるルートだが、雪が悪くというか異常気象で溶けてしまい、かなり厳しい登攀で久しぶりに精神的に疲れたけど、天気だけは最高で良い登攀になりました。
1ピッチ目少し下でロープを結びコンテでスタート。
1ピッチ目がただの藪だったので、尾根左斜面を少し登り、2ピッチあたりからコンテのままスタート。藪に引っかかりながら3ピッチ目の取付へ。ここからスタカットに切り替える。Yがリード、雪は少なくて少し怖い。4ピッチ目Oリード、岩稜を越える部分より薄い雪面の方が怖かった。以前の記憶と景色が違う。登りは始める前にギアの受け渡しを忘れ、30mほど伸ばした処で途中でネタ切れ、残ったギアも考えて、終了点を作ろうとするが岩も脆くハーケンを打てば割れ、ピナクルも木の枝もない。トライカムとイボイノシシとハーケン一枚で、プアな終了点をなんとか作る。
「落ちないでね〜!」と声をかけ引き上げる。次のピッチも核心が続く為、まだまだ経験の浅いYに行かすのは、厳しいので、連続でリードする。岩は動き、緊張感いっぱい。上を見ると山頂がすぐ近くのようだ。今日まで頑張ってきたYに先に山頂を踏ます為、またもや苦労しながら終了点を作りロープを引き上げる。登って〜!のコールの後も、なかなか登ってこない。どうやらハーケンとイボイノシイの回収に苦労しているようだ。高価なイボイノシイだけは回収してほしいという気持ちもあったが、待てど暮らせど、回収できないようだ。結局、諦めてイボイノシイは残置となった。。。途中の岩稜地帯でも苦労したようだがYが登ってきた。リードを交代しピークへ登る。達成感抜群の登攀だった。Yも嬉しそうだ。別山のピークには雪がなく、泥と石の塊に木の根っこが出まくってるような状態で、なるべくここに居たくないという本能が働く。感動もそこそこに移動開始。雪のない吊尾根をトラバースし、夏道までの斜面をコンテのまま大山ブルーを堪能しながら登りきり安全地帯へ復帰。改めて固い握手をして無事に下山する事ができました。
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