日光/奥白根山(丸沼高原スキー場から)


- GPS
- 06:12
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 704m
- 下り
- 693m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:02
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
日光白根山ロープウェイを往復利用(2000円)。土休日は7:30から16:30(下り)の営業。 http://www.marunuma.jp/attraction/ropeway/ ◆駐車場 丸沼高原スキー場の駐車場利用(無料)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト ロープウェイ乗場にいくつか有り。 ◆コース状況 残雪はロープウェイ山麓駅の表示の通り。樹林帯で積雪あり。この日はアイゼン無しでも歩けたが状況にもよるので未だ装備としては軽アイゼンを持参すべきだろう。 本峰への登路は浮石もあるので落とさないように注意を要する。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 温泉施設は近隣に多数あり。 ロープウェイ山頂駅には「天空の足湯」(無料)がある。眺望も最高に好いので浸かるかはべつにしても立ち寄ることをお薦めします。 |
写真
感想
もう梅雨もすぐそこに来ていると言う週末に奥白根山への山行を結構したら快晴の大当たり。大パノラマを楽しめた。
湘南を4時に出て圏央道から関越道へ、丸沼高原スキー場まで3時間ちょっとで着いてしまう。圏央道開通の恩恵は大きいもんだ。赤城高原SAでは肌寒く感じたがもう陽もある程度高くなり気温も10℃を越えておりもう寒く無い。空はほぼ五月晴れでスキー場の駐車場からは正面に武尊が美しく聳えているのが望まれる。支度をして少し下りロープウェイ駅へ向かう。7:50発のロープウェイに乗ったが回転の良いロープウェイはどんどんと登山者を運んで行くので待つ程ではない。ロープウェイは15分で1380mから2000mまで運んでくれる。ガラス窓には西から北の山々の姿が描かれたステッカーが貼られていて、標高が上がるとともにそれと同じ見え方になってくるのが楽しい。兎に角素晴らしい青空が広がっている。
山頂に着くと園地になっているがシラネアオイが沢山咲いている。でも朝は未だ眠そうだ。この園地から眺める奥白根山は文字通りの「山」の字になっている。堂々たる姿だ。そして足湯には浸かる気は無いが天気の良いうちに「天空の足湯」からの展望を楽しむことにした。ひとしきり楽しんで漸く出発だ。二荒山神社に詣でて瀟洒なシカ柵を潜るとコメツガの森になる。しばらくは雪も無い。ロープウェイ山麓駅に残雪情報が掲示されていたが、当初計画では南側から奥白根山に登頂し北側に抜けるつもりだったが、残雪がもし下りにあると面倒なので逆回りにルート変更することとした。山頂域はとても混んでいたけどこのルートにしたせいか七色平分岐から座禅山までは誰にも逢わず、下りでも七色平分岐までは数パーティしか逢わず、実に静かな森林浴ツアーになった。
雪は掲示されていた情報通り血ノ池地獄分岐からしっかりとした積雪になってきた。腐った雪ではないけどカチカチに滑る雪でも無いので比較的アイゼン無しでも歩きやすい。大日如来様の先の分岐を七色平に向かい、避難小屋と七色平を過ぎて北に向かう。この辺りはトレースも少ない感じだった。座禅山の南麓を巻くルートを考えていたけど案内板に急登と書いてあったので雪もあるから回避して座禅山を登って行くこととした。北側の遊歩道に出合うと途端に雪が無くなる。最初は座禅山の裾を巻くように進むが200mも進むとどんどんと九十九折りの径を登って行くことになる。これは急登とは言わないのかなと訝りながらも標高が上がるに連れて尾瀬から谷川方面の展望が優れて来るのには気持ちも高揚して来る。座禅山の火口壁に立つと正面に本峰が立っている。眺めも好く風も無いのでここで小休止。
少し下って鞍部に出るがそこから弥陀ヶ池が左手に見えたのでそこまで降り立ってみることとした。この部分は雪渓になっていたが、既にザラメ雪なのでアイゼンを使う必要は無い。弥陀ヶ池から登り返し鞍部から本格的に本峰への登りに掛かる。そこここに未だサクラが咲いている。登るに連れてますます展望は秀でて来る。日光方面は雲に覆われてはいるが会津駒ヶ岳、燧ヶ岳、平ヶ岳、至仏山、巻機山、谷川岳、苗場岳と指折り百名山を数えることができる。会津駒の右手、遠くには真っ白な山脈が見えるが飯豊ではないか。やがて登山道は岩稜の趣きを増して来るが、逆にみんなテンポが好くなってくる。やっぱり岩稜帯を登りにした方が楽しいもんだ。岩稜帯のほぞになったような核心と言えるような所を越すと更に絶景になる。みな思うがままに岩峰に登ったり写真を撮ったりしてひとときを楽しむ。そこから山頂はもう指呼の間だが、最高峰の標識と三角点がある所は狭い割には混み合っていた。写真も早々に一旦火口に降りて祠を目指す。祠の脇でお昼休みとした。ほぼ無風、晴天、実に気持ちが好いランチタイムだ。45分のんびり休憩した。
下りは南側に錫ヶ岳を正面に観ながら砂礫の急坂を降りて行く。100mも降りると樹林帯が近づいて来る。樹林帯に入るとむしろ暑く感じられる。登山道は北西に向きを変えて緩やかに下って行き、地獄薙を横切るがこの辺りの手前からロープウェイ山頂駅がもう見える。地獄薙を横切って10分で朝通過した七色平分岐に出合う。ここからはもう1kmなので30分でシカ柵に到着だ。二荒山神社で無事帰着のお礼を述べて本日の山旅は終了。シラネアオイはちゃんと上を向いて咲いていた。
上州越後方面の山はこれまで何となく遠い印象があって足が向かわなかったけど行ってみると近いものだ。良い山も多いしもっと歩かないといけないね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する