冠山【奥美濃のマッターホルン】【冬期限定 クラウンルート】

2024年03月16日(土) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 9.1km
• 登り: 1,042m
• 下り: 1,047m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:32

7:00 スタート地点
9:31 9:31 冠ヶ峠
10:21 10:21 冠平
10:36 10:41 冠山山頂・冠平分岐
10:50 11:19 冠山
11:29 11:38 冠山山頂・冠平分岐
11:39 11:39 冠平
12:37 12:37 冠ヶ峠
14:32 ゴール地点

天候

快晴、朝の内山頂付近はガス、風は弱かったです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場はグーグル検索【冠山トンネル前駐車場】で案内してくれます。日本有数の豪雪地帯を走る国道417号【冠山峠道路】通称クラウンロードは通年通れるとは言え（2023年11月開通）、積雪期は相当な覚悟と準備をして行かれた方が良いかと思います。厳冬期のレコを拝見したら、駐車場は除雪してくれるみたいですね。登山者のための駐車場では無いと思います。キャパはそんなに大きくなく、縦列駐車部分は6時頃にはほぼ満車状態でした。今回は道には雪はまったくありませんでした。

コース状況／危険箇所等

今回歩いたクラウンルートは2023年11月に開通した冠山峠道路が出来るまでは存在しなったコースです。どなたか知りませんが、開拓していただいた方に感謝を申し上げます。片側落ちたらあの世行きの恐ろしい林道を車で上がって冠山峠から冠山に向かうのが今までの常道でした。それも無雪期限定で、積雪期の冠山は一部の許された登山者以外には入れなくて、【いつかは冬のクラウンへ】の念願成就です。今まで見たことが無かった方角からの冠山を拝めて感無量です。

スタート地点の標高約500Mから1200Mの手前までの標高差700Mを一気に登り切ります。特に出だしの斜度は40度はあろうかと、ふくらはぎがピリピリとすぐに悲鳴を上げます。登り下りとも滑落要注意です。標高1200Mを過ぎると斜度が緩くなり、冠山直下まではルンルン歩きが楽しめます。無雪期に冠山に行かれた方はわかるかと思いますが、通常でも最後の登りは絶壁で急ですね。積雪期はその斜面を登ります。斜面が凍っていると、ピッケル・本格アイゼンでもビビッてしまいそうです。

今回は12本爪アイゼン、ストック、ピッケル、スノーシューを担ぎました。まだよく歩かれていない山域は登ってみないとわかりません。山頂直下の斜面をノーアイゼン、ストックのみで登っている登山者が複数いる程、今回は雪がグズグズでした。

写真

3/16 18:46

今回歩いたのはこんな回り方

3/16 6:03

黒色の階段（スタート）と冠山トンネル岐阜側出口の位置関係

3/16 6:04

朝の6時でそこそこ埋まっていた

3/16 6:57

下山時はガードレールに沿っても車が停まっていた

3/16 7:01

駐車場には5時半到着、上部にガスが残っていたのでスタートを7時に遅らす

3/16 7:02

階段から駐車場を見下ろす

3/16 7:03

急な階段が終わると次は斜度40度？の土の斜面を登る

3/16 7:05

滑ったら道路まで滑落確定

3/16 7:05

基本急斜面

3/16 7:20

雪が見えだす

3/16 7:31

やや細い尾根もあるがそれほどの心配は無い

3/16 7:56

間も無く一面の雪、雪は柔らかい

3/16 8:17

ヤマレコの地図では歩いているルートと合流、ここまで標高差450Mクリア

3/16 8:18

なだらかな所に出た・・・急登はまだまだ続くよ〜

3/16 8:45

振り返ってあぁ絶景

3/16 8:46

霧氷の時に歩いてみたい

3/16 8:52

さぁ、標高はだいたい1160Mくらいか、やっと激坂登りが終わった

3/16 9:05

ここまで冠山方向はガスガスで諦めていたが・・・

3/16 9:06

姿を現した〜

3/16 9:07

マッターホルンだ

3/16 9:08

山頂部は相当な風、ガスが吹いている

3/16 9:09

その奥には金草岳

3/16 9:13

なだらかな尾根歩きの始まり、あのピークは冠ケ峠

3/16 9:13

峠と言っても標高は1262M、マッターホルンよりも高いやないかい、笑

3/16 9:16

視界が一気に開ける

3/16 9:18

ずっと奥に見える山は？能郷白山

3/16 9:21

歩いて来た快適な尾根道、下山時は踏み抜き多発だった

3/16 9:21

能郷白山の手前は若丸山

3/16 9:22

左手にはもちろん冠山がいつも一緒

3/16 9:23

冠ケ峠まで少し登りが続く

3/16 9:28

冠ケ峠直前から若丸山、能郷白山

3/16 9:30

冠ケ峠到着、標高1262M、右端にちょこっと顔を出す冠山

3/16 9:30

今日のコースで最高点

3/16 9:31

この先冠山まで多少のアップダウンが続く

3/16 9:32

銀杏峯と部子山

3/16 9:32

白山

3/16 9:33

丸出しの冠山で無いとこもイイ

3/16 9:36

稜線（歩かない）の先に見えるの銀杏峯と部子山

3/16 9:37

まだ風が強そうな冠山

3/16 9:38

僕が登る頃には快晴になっていてくれよ

3/16 9:38

改めて〜こちらから見るとこんな冠山だったんだと・・・

3/16 9:41

感動しながらどんどんその距離を詰めていく

3/16 9:42

背後には真っ白な金草岳が、奥美濃のモンブランと表現しようか

3/16 9:42

笹ケ峰、美濃俣丸とか三周ケ岳とかの両白山地が続いているのだろうな

3/16 9:43

撮影もあってゆっくりと、冠山を常に眺めながら

3/16 9:44

左の絶壁から登る奴もいるんだろうな、尊敬

3/16 9:45

踏み抜き多発寸前の今日だった

3/16 9:45

アップで

3/16 9:45

少し引いて・・・撮りまくり

3/16 9:50

それにしても晴れて良かった

3/16 9:50

あの尾根に乗ってから向かう

3/16 9:50

最初の激登りさえクリアしたら後は楽しいルンルン縦走

3/16 9:51

ここを登って

3/16 9:51

当たり前のことだが、鈴鹿のお山と雪の量が違う

3/16 9:52

マッターホルンブルー

3/16 9:53

待ってろよ〜

3/16 9:55

早々に登った登山者が下山してくる

3/16 9:56

格好イイ

3/16 9:57

冠山まで直線になった

3/16 9:57

この辺りでお昼ご飯を取っていた登山者がいたな

3/16 10:00

振り返って歩いて来た尾根

3/16 10:01

この絶景をおかずにそりゃ美味いでしょ

3/16 10:06

テント張ってもイイね

3/16 10:06

白山も見えるし、もちろん無籍期は超藪藪で無理だけどね

3/16 10:07

赤が御揃いのご夫婦

3/16 10:08

ここに立つと冠山と金草岳がこんな感じになるんだ

3/16 10:10

林道が開通したら久し振りに金草岳に行って汗をかこうかな

3/16 10:10

迫って来たよ

3/16 10:10

金草岳、手前に林道が走っている

3/16 10:12

冠平も

3/16 10:13

やせ尾根をクリア

3/16 10:15

3/16 10:17

なだらかな斜面を登ると・・・

3/16 10:21

冠平

3/16 10:22

冠平から最後の急登を仰ぐ

3/16 10:23

振り返って銀杏峯と部子山と白山と別山

3/16 10:23

歩いて来た稜線

3/16 10:35

さぁ、登るぞ〜

3/16 10:40

斜面途中で振り返る

3/16 10:41

せっかく持ってきたので12本爪アイゼンとピッケルを使うが、前の方はストックとツボ足で・・・

3/16 10:43

グサグサで・・・でも装備の準備は念を入れて

3/16 10:47

到着！！

3/16 10:49

能郷白山方面、手前の尾根はまさに歩いて来た尾根だ

3/16 10:49

こちらも歩いて来た尾根

3/16 10:49

改めて銀杏峯と部子山と白山と別山

3/16 10:49

今年は行けなかった

3/16 10:49

5月より頑張って通わなくては・・・

3/16 10:50

金草岳から南に延びる両白山地

3/16 10:50

金草岳

3/16 10:51

撮っていただいた、白山をバックに

3/16 10:51

こちらは能郷白山

3/16 10:51

そして金草岳

3/16 10:56

素晴らしい尾根だった

3/16 10:59

今年は林道は開通するだろうか？

3/16 11:20

金草岳の先にもルート作ってくれないかな

3/16 11:25

山頂で登山者と暫し山談義の後、下山開始

3/16 11:38

雪が緩くて本当に助かった

3/16 11:40

帰ります

3/16 11:45

多少のアップダウンもあるけれど体力的にはそんなに疲労は蓄積していない

3/16 11:48

振り返ってまた来冬、来春きますよ、と

3/16 11:53

ミニ極楽平と名付けようか、笑

3/16 12:08

どんどん遠くなっていく

3/16 12:12

3/16 12:14

冠ケ峠への登り返しはそれなりにあった

3/16 12:36

冠ケ峠から能郷白山に別れを告げる

3/16 12:36

若丸山も冬期限定かな？

3/16 12:39

気温が上がって踏み抜き多発警報

3/16 12:46

下山時も常に冠山

3/16 12:51

どんどん標高を下げても左には冠山

3/16 13:27

激坂下り中も左には冠山

3/16 14:05

下山寸前まで冠山

3/16 14:10

素晴らしいコースだった

3/16 14:30

駐車場の岐阜県側の端に下山した

3/16 14:30

ここを下って、ピンテもあった。

3/16 14:31

下山は登りに使った階段の方がイイのか、それとも実際に下ったルートがイイのか？よくわからねェ。

撮影機器：

HUAWEI P20 Pro HW-01K docomo HUAWEI

感想

よしくん

このクラウンルートを登った方のヤマレコやヤマップのレコを拝見すると、【リピ確定】の表現が良く出てきます。私も激しく同意します。気に入ったコースがあると何回も通う質ですが、このコースも間違いなく足繁く通うことになりそうです。

冠平に立つと冠ケ峠、若丸山を経て能郷白山に向かう尾根がいつも気になっていました。冠ケ峠からの冠山はどのような山容なんだろうか？と。そちらに行きたくても背丈を超えそうな笹・藪に阻まれて一般登山者には叶わぬ憧れでした。冠ケ峠道路の開通、そしてどなたかわかりませんが新ルートの開拓により、その念願が成就となり、本当に感無量です。

実際に歩いてみての感想は、とてもとても新鮮な冠山に出逢うことができました。【奥美濃のマッターホルン】は間違いなかったです。冠山峠からの通常コースで見る冠山よりはるかに格好良かったです。これは誇張抜きの話です。少なくとも10回は登っているマッターホルンですが、ますます気に入りました、リピ確確定！！

コメント

ぽちえ

よしくんさん

冬季冠山満喫されたようですね😁
積雪ピーク時に行くともっと楽しめるはずです
霧氷とかモフモフのスノーシュー歩きとか🎶
おっしゃる通り、このルートはリピ確定ですよね〜
ぽちえもそう思います🎶
もうシーズン終了なのが残念ですが、来シーズンぜひご一緒しましょう!
お疲れ様でした🍺

よしくん

ぽちえさん
こんばんはー

モフモフの新雪の時は良いですが、先にラッセルお願いしますね😁。

新鮮な冠山を満喫できました。事前のアドバイスありがとうございました。

来冬是非お願いします。駐車場確保のためにあそこで前日車中泊、宴会ですねー😁。