笠取山〜唐松尾山〜西御殿岩：森を愉しむ

2015年06月10日(水) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,262m
• 下り: 1,261m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:21
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:41

8:05 中島川口
9:15 9:20 黒エンジュ分岐
10:15 10:17 笠取山
10:55 10:55 黒槐山(黒槐ノ頭)
12:21 12:28 唐松尾山
13:22 13:23 西御殿岩
14:07 14:08 山ノ神土
14:13 14:16 牛王院平(牛王院北)
15:25 15:26 将監登山道入口
15:46 中島川口

黒槐山は道標が見当たらず知らぬ間に通過していた。

天候

くもり

アクセス

青梅街道から一之瀬林道に入る。中川橋を過ぎ中島川橋の手前に広い駐車スペースがある。

コース状況／危険箇所等

・唐松尾山手前に露岩帯がいくつかあるが、注意して通過すれば問題ない。
・西御殿岩へ斜上する踏み跡は足場が悪く歩きにくい。
・分岐が数多いルートであるが道標があるので見落とさないこと。

写真

6/10 8:03

登山口

6/10 8:36

スズタケが一斉開花。実を付けた後一斉に枯死するのだろうか？その後どうなるかは開高健「パニック」参照

6/10 8:41

ベンチがあり富士山が見える。

6/10 9:16

黒槐の分岐。将監峠からの巻き道に合流する。

6/10 9:34

笠取小屋への巻き道から分かれて水干方面へ。

6/10 9:44

ミツバツツジはほぼ終了。

6/10 9:54

水干尾根からは主稜線を目指す。

6/10 9:56

直ぐに笠取山と黒槐山への分岐。ここから笠取を往復。

6/10 10:03

ひと登りで開けた場所に出る。

6/10 10:05

先々週登った乾徳山から黒金山の稜線。

6/10 10:15

笠取山頂（三角点）。展望なし。すぐ先に展望のある山頂がもう一つあるが、面倒なので今回はパス。

6/10 10:29

さきほどの分岐に戻り、いよいよ唐松尾への縦走開始。

6/10 10:57

黄金の苔

6/10 11:02

立派なダケカンバの林

6/10 11:17

6/10 11:33

天然ベンチがあり昼食によいところ。

6/10 11:35

6/10 11:38

シャクナゲはほぼシーズン終了だったが、ここだけ咲き残っていた。

6/10 11:47

こうした露岩帯をいくつか通過する。木と岩の造形美。

6/10 11:49

縦走路を飾るアーチ

6/10 11:58

ようやく唐松尾山らしき姿が。

6/10 12:00

6/10 12:03

千手の枯木。
その迫力と存在感に、しばらく見入ってしまった。

6/10 12:11

山頂手前に少しだけ展望があった。黒槐山の埼玉側。

6/10 12:14

唐松尾山手前の露岩は左を巻く。

6/10 12:22

唐松尾山頂は展望がないが雰囲気は悪くない。
直進する踏み跡があるが、これは滝川源流域・緑の魔境への入り口。

6/10 12:21

将監峠方面へはこちら。山梨側を巻くように下る道がある。

6/10 12:41

シカが飛ぶように逃げて行った。いったん立ち止まってこちらを窺っている隙に撮影。

6/10 12:49

西御殿岩への分岐。見落とさないように。

6/10 13:04

この露岩をよじ登る。

6/10 13:05

生憎ガスで展望は効かない。

6/10 13:07

西御殿岩。奥秩父の樹海に船を漕ぎ出すような気分になれる場所なのだが本日は展望なし。特に和名倉方面が全く見えないのが残念。

6/10 13:09

これから下る午王院平の草原が眼下に。

6/10 14:06

山の神土の十字路。将監峠方面へ。

6/10 14:16

間もなく七ツ石尾根分岐。道標の文字が読めないが、赤ペンキで「三ノセ」と書いてある。「三ノ瀬」と解釈。

6/10 14:19

鹿柵の間をゆく。

6/10 15:02

将監峠からの林道に合する。

6/10 15:26

一之瀬林道着。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M1 オリンパス

感想

hananao

多摩川水系の最高峰は唐松尾山だったと思うが、未踏であり気になっていた。今回、三ノ瀬を基点に、笠取ー黒槐ー唐松尾を縦走するコンパクトな周回ルートを計画した。鬱蒼とした樹林帯と予想されたので、最後に眺望のよい西御殿岩で気分を晴らすという寸法。
天気予報では快晴であったにも関わらず曇天で肌寒い中での山行になってしまったが、主稜線は予想に反して変化があり大いに楽しめた。暗く単調な針葉樹林ではなく、陽が差し込む森であり、樹種が豊富で樹形も面白い。その造形美に目を奪われることもしばしばあった。また、時折覗き見える埼玉県側・滝川源流部の深い原始林にも、引き込まれそうな神秘性がある。
主脈縦走路から外れていて静寂が支配する中（途中誰にも会わなかった）、派手さはないが、ゆっくりと静かに森を歩きたい志向の方にはお勧めしたいルートだ。