憧れの冬期槍ヶ岳、穂先届かず
- GPS
- 19:02
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,255m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:08
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 4:18
- 合計
- 14:58
天候 | 春霞の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・槍平までは踏み抜き地獄(昼) ・槍平から山荘まではよく締まる(夜) ・穂先はカチカチのアイスバーン(朝) |
その他周辺情報 | 安定の平湯の森 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
遂にずっと計画していた冬期槍ヶ岳へ。本当は3月に行きたかったのだけれど、今年は何度か南岸低気圧の通過に延期を余儀なくされ、4月に入ってようやく行くことが出来ました。
<1日目>
◆新穂高〜白出沢:出発は6時。林道入るとすぐに雪あり。既に雪柔らかく歩きにくい
◆白出沢〜槍平:白出沢からはワカンを装着。ここからは既に雪が緩んでおり、ワカンでも踏み抜き地獄と化す。ハマって何度か抜け出せないことも。
滝谷は既にスノーブリッジが崩壊しており渡渉(とはいえ大したこと無い)。デブリ帯も何地点かある。気温が高いのでさっさと通過。
あわよくば一日で槍ヶ岳山荘までを目指していたが、槍平まで既に6時間もかかり、今日はここで宿泊することに。
◆槍平小屋:本日は自分含めて4PT10名ほど利用。加えて外にテントを張っているのが2PTほど。明日の天気も良いのでこの日は入山した人が多かったのではないでしょうか。明日は絶対日の出を拝みたいので17時には就寝。
<2日目>
日の出は5時半なのでCT6時間を見込んで、11時起床。いつもなら寝てる時間。気温はプラスで3℃くらい。暖かすぎてダウン着ずに寝てた。。
◆槍平〜飛騨乗越:雪の感じも柔らかいのでワカン装着でスタート。夏道とは違い飛騨沢沿いに進む。トレースはなし。(ちょっと期待してたけど)。初見のコースかつ、闇夜の中視界も見通せない為、5分おきにGPSを確認して迷わないようにかなり気を遣った。黙々と進む。
千丈乗越分岐あたりで徐々に傾斜が強くなってきたのでここでアイゼンに換装。寒くなってきたのでハードシェルを着る。乗越まで半分くらいか。
◆飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘:飛騨乗越に着いたのが3:15。出発して3時間半くらいで着いてしまい予想外の速さ。日の出まであと2時間以上もある、、これならあと1時間寝てたかった。。途中で星撮ったり遊びながら進むがここからは風が強くなるので徐々に凍えてくる。
◆槍ヶ岳山荘:4時着。これでも日の出まであと一時間半、どうすんだこれ。風が強くて山荘の陰に隠れても寒い寒い。写真も撮りつつだけど、無駄に雪で埋まっていた冬期小屋を掘り起こしで身体を動かす。そうこうしている内に後続部隊もっやってきた。待ちわびた日の出が来た。美しい瞬間。やったー
◆槍ヶ岳山荘〜穂先:3月の降雪のせいで、この時期にしてはかなり槍が白い。既に先行して2PTほどアタックしていたが皆敗退して戻ってきている。自分も進んでみると、氷壁となっていてカチコチ。アックスも決まらないしアイゼンも決まらない。少し進んだけどこりゃーやっぱり無理だーという事で一個目のハジゴまで行けず敗退。うーん残念。しかし核心はむしろここからで降りるのが超怖い。アイスクライミングなんてやった事無いから重心の動かし方が分からない。ものすごく時間をかけて降りてきました。上まで行ってたらきっと降りれなかったでしょう。
◆飛騨乗越〜槍平:まだこの時間は雪が締まって歩きやすい。さくさくっと下山。槍平小屋でデポした寝具一式回収してラーメン食べてさあ帰ろう
◆槍平〜新穂高:地獄の踏み抜き地獄、再び。疲労もたまってひーこらひーこら言いながらようやく新穂高に。ソッコーで飲み干したコーラが最高でした。
念願の冬期槍チャレンジ、あと少しという所で断念登頂という結果になりましたが、是非来年こそは登頂目指して頑張りたいと思います。
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