上越国境線ってどこや！? 白毛門から巻機山

2024年04月06日(土) 〜 2024年04月08日(月)

• GPS: 22:21
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,638m
• 下り: 2,565m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 1:23
• 合計: 8:34

7:14 白毛門登山口駐車場
7:19 7:21 東黒沢
9:49 10:06 松ノ木沢の頭
11:06 11:10 白毛門
12:14 12:15 笠ヶ岳
12:27 12:58 笠ヶ岳避難小屋
14:27 14:51 朝日岳
15:25 15:30 ジャンクションピーク
15:50 宿泊地

2日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 0:27
• 合計: 9:06

6:04 宿泊地
7:12 7:21 大烏帽子山
9:16 9:32 檜倉山
12:41 12:42 柄沢山
13:42 13:43 居頭山
14:44 14:44 米子頭山
15:10 宿泊地

3日目

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:41
• 合計: 4:38

4:57 宿泊地
6:18 6:19 栂ノ頭
6:51 6:51 巻機山
6:59 7:05 御機屋
7:19 7:51 巻機山避難小屋
8:03 8:03 ニセ巻機山
8:55 8:55 5合目
9:34 9:37 桜坂駐車場
9:37 ゴール地点

天候

初日は思いの外早めに天気が崩れホワイトアウト気味で、ジャンクションピーク辺りでやっと晴れる。2日目は最高の縦走日和。3日目は猛烈なホワイトアウトで真っ白け、ニセ巻機山を越えた辺りで天気が回復し晴天気味になった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

巻機山登山口の桜坂駐車場に2台で前入りし、駐車場にポップアップテント泊。翌朝1台に4人で乗り込み白毛門登山口駐車場に移動。縦走を終え、桜坂駐車場から白毛門登山口駐車場に戻った。

コース状況／危険箇所等

激しい踏み抜き数えきれず。クラックをうまく避けながら進む必要あり。時折薮尾根を行く。

その他周辺情報

水上温泉郷　湯檜曽温泉　天空の湯　なかや旅館

写真

2024.4.6 4:55　桜坂駐車場でポップアップテント泊

桜坂駐車場から白毛門駐車場に移動し、山行スタート！

4/6 7:18

序盤は当たり前だが雪はなし

4/6 7:34

西黒尾根より急登？

4/6 8:54

4/6 8:54

最初はしんがりでみんなを追いかける

2024.4.6 10:17

4/6 10:18

山頂が迫るにつれ、雪はたっぷりで、そこそこ危なくなる

2024.4.6 10:54

4/6 10:55

白毛門登頂。壊れた山頂看板もなくどこか分からない

2024.4.6 11:15　メンバーが雪にはまる

4/6 11:27

白毛門から笠ヶ岳は強風とホワイトアウト

笠ヶ岳までの登りが案外辛かった

4/6 12:05

何も見えない

4/6 12:14

笠ヶ岳周辺は強風地帯で雪がない

4/6 12:16

笠ヶ岳登頂。白毛門からここまでは楽勝と聞いていたが、真っ赤な嘘

4/6 12:21

あまりの強風で、避難小屋に逃げ込み休憩。入り口に厄介な石が噛んでいて、扉はあまりちゃんと開かない

4/6 12:43

内部の様子。風を避けられるって素晴らしい

4/6 12:59

引き続き強風でと視界不良は続いた

4/6 13:03

雪がない所は強風帯

4/6 13:44

少し風が落ち着いてきた

2024.4.6 14:07

4/6 14:18

ホワイトアウト継続中

4/6 14:20

たまに晴れるようになってきた。この大岩が出てきたら朝日岳近し。意外に笠ヶ岳から朝日岳は楽に感じた。大岩は左から巻く

4/6 14:29

朝日岳登頂

4/6 14:32

離れた場所に祠あり。物好きなのでラッセルしてここまできた

4/6 14:44

朝日岳を下ってすぐの分岐に水場があると笠ヶ岳避難小屋の紙に書いてあったが、まだ雪の中だったのか見つけられなかった

2024.4.6 2:44

4/6 15:21

ジャンクションピークに迫る頃、天気が急回復してきた

4/6 15:21

大源太山

4/6 15:21

巻機山方面

4/6 15:22

行くぜ！巻機山

4/6 15:26

裏側に回り込むとちゃんとジャンクションピークと書かれていた

4/6 15:26

ジャンクションピークの道標にはちゃんと巻機山への矢印があった

4/6 15:27

まあ、初日は諦めていたので、これくらいでもオッケー

4/6 15:27

七ッ小屋山(左)と大源太山

4/6 15:30

ジャンクションピークの先のコルへ

4/6 15:31

4/6 15:31

ジャンクションピークからの大源太山はジャンダルムのよう

4/6 15:31

ジャンクションピークの道標

ジャンクションピークでちんたら写真を撮っていてみんなから遅れた

4/6 15:36

みんなで幕営地を探りながら

4/6 15:40

ジャンクションピークからの下りは嫌なクラックが入っていた

4/6 15:44

なので、一人ずつ通過をする

4/6 18:47

4人で鍋なんて自分がやるようになるとは！

4/7 5:27

翌朝、思ったより天気がいい

4/7 5:27

上州武尊山

4/7 5:28

至仏山

4/7 5:28

上州武尊山

4/7 5:28

巻機山方面

4/7 5:28

幕営地のすぐ先のピークは名もなきピーク

4/7 5:30

2024.4.7 5:31

4/7 5:39

御来光

2024.4.7 5:52

2024.4.7 6:13

4/7 6:14

これは多分越後烏帽子山

4/7 6:14

中央は大烏帽子山

4/7 6:14

その先は長い。多分中央の低いのが檜倉山で、その先の尖っているのが柄沢山

2024.4.7　6:26

4/7 6:28

大烏帽子山

2024.4.7 6:37

4/7 6:44

大烏帽子山へ向かう

4/7 6:52

大烏帽子山への登り

4/7 7:13

左奥が越後駒ヶ岳、その横にそっくりな中ノ岳

4/7 7:13

巻機山

4/7 7:14

苗場山

4/7 7:14

ジャンクションピーク

4/7 7:18

左の顕著なピークは柄沢山

4/7 7:29

次は本来なら初日に到達したかった檜倉山を目指す。多分手前ののっぺりした低いピーク。奥のでかいピークは柄沢山

2024.4.7 7:32

4/7 7:34

大源太山

4/7 7:38

至る所にクラック

4/7 7:38

巻機山方向

4/7 8:01

中央右は平ヶ岳なのか

4/7 8:25

檜倉山を目指す

4/7 8:25

気持ちのいい雪山ハイク

4/7 8:35

とにかくでかいジャンクションピーク

4/7 9:06

ジャンクションピーク(左)と谷川岳

4/7 9:07

いつもと感じが違うが、左がトマオキ、真ん中左が一ノ倉岳、真ん中右の白くてピーキーなのが茂倉岳

4/7 9:07

このでかいのはジャンクションピーク

4/7 9:07

大源太山越しの苗場山？

4/7 9:07

檜倉山山頂が近い

4/7 9:15

こんな雪原の風景

4/7 9:15

谷川連峰

4/7 9:15

大烏帽子山(左)とジャンクションピーク

4/7 9:22

越後駒ヶ岳方面

4/7 9:23

柄沢山(左)、巻機山、ピコンとしているのが牛ヶ岳

4/7 9:23

左から燧ケ岳、至仏山、笠ヶ岳

4/7 9:23

至仏山

4/7 9:23

この手前中央右の存在感のある山が分からない

2024.4.7 10:19

4/7 13:39

馬蹄形

4/7 13:39

雪庇が発達

4/7 13:39

クラシカルに東側に雪庇

4/7 13:39

越後駒ヶ岳側か

4/7 9:23

柄沢山

4/7 9:23

牛ヶ岳の先の稜線

2024.4.7 9:48

2024.4.7 10:05

2024.4.7. 11:26

2024.4.7 11:26

2024.4.7 11:50

2024.4.7 12:47

2024.4.7 13:27

2024.4.7 13:30

4/7 18:05

米子頭山の先の最低コルに幕営

最高の幕営地になった。大好きな黄昏時

4/7 18:05

ええわぁ

4/7 18:05

柄沢山だったっけなぁ

4/7 18:08

みんなで夕食

2024.4.7 19:10

今日はブラックスタート

2024.4.8 5:26　クラックを避け薮を行く

4/8 5:50

翌朝はホワイトアウトでクラック避けるのに神経を使う

4/8 5:50

何も見えねぇ

4/8 6:19

う〜ん

4/8 6:46

巻機山の最高地点には山頂標識はなくケルンのみ。みんなのピッケルで形を整える

4/8 7:25

巻機山避難小屋の中に入り休憩

4/8 8:03

小屋からは予想外に登りから始まり、ニセ巻機山に。この辺りから天気が回復し始めた

4/8 8:12

4/8 8:16

4/8 8:20

急坂を一気に下りる

4/8 8:20

4/8 8:22

馬蹄形方面

4/8 8:22

気持ちのいい急坂下り

4/8 8:29

4/8 8:29

一旦傾斜が落ち着く

4/8 8:29

ジャンクションピークの方は分厚い雲

4/8 8:29

ジャンクションピークからとは全く尖り方が違う大源太山

ニセ巻機山にいたバックカントリースキーヤーにあっという間に抜き去られる

4/8 8:29

急坂ぎ落ちついて来たところで、景色もよくなった

4/8 8:53

大源太山の尖りが強調される角度

いいペースで爆走できた

4/8 9:33

登山口まで結構いいペースで下れた

4/8 9:37

米子沢(こめこさわ)は沢登りが有名で、避難小屋に突き上げるらしい。紅葉がとてとキレイとのこと

4/8 9:38

桜坂駐車場のキワキワまで雪がある

撮影機器：

Galaxy S22 Ultra SC-52C docomo サムスン

感想

TtmDeriv

去年の９月、山岳会に入って早々「かなり先ですが、来年の４月に上越国境線縦走やりませんか、白毛門から巻機山まで？」と会のベテランのTsさんに声を掛けてもらった。「上越国境線ってどこや⁉」。よく聞く言葉だったが、いまいちそれが東西か南北かさえ分かっていなかった。山行予定が迫ってきたので、一度ちゃんと調べてみた。

ウイキペディアには、

上越国境（じょうえつこっきょう）は、上野国（今の群馬県）と越後国（同新潟県）の間を東西に走る国境である。現在では群馬県と新潟県との県境を指す。

とある。なるほど東西か？多分みんな南北だと思ってないか？

そして次にこうある。

県境の最西端は長野県との3県境がある白砂山であり、最東端は福島県との3県境がある尾瀬であるが、上越国境と呼ばれる地域は、主に峠やトンネルのある西側である

なるほど、クラシックな白毛門から巻機山縦走を想定すると、登山者にとってはやはり南北なのか？


今回は、僕とTsさん、会の歩ける女子2人の計4人での縦走になった。

日程を2泊3日とTsさんに告げられた時、「え？1泊２日でいけるんちゃうか？」と何の根拠もなしに思った。正直、結構みんなお気軽に行っていたので、雪山ゆるハイクだと感じていたからだ。

完全に間違っていた。

雪の状態にもよるのだろうが、1泊２日で歩くには２日とも10時間超えの行程でないと難しいだろう。特に今回はずぼる場面が多かったので、肋骨骨折後に限って言えば、一番堪えた山行になった。またルートもルーファイを含めそれほどイージーではなく、本格的ハイクだった。みんなが先頭を任せてくれたお陰で、路を切り拓く楽しみも味わうことができた。ソロで行ってみるのもいいのかも！?

※ちなみに、常に雪の中に足があったので、靴の中までびっしょりになった。靴下の代えは日程分持っていくのが無難

コメント

アルスト

重み有る言葉ですが
最高の山旅でしたね😃

TtmDeriv

アルストさん
結構キツかったですが、振り返ると気持ちのいい雪山ハイクでした！