森吉山（こめつが山荘から）山人平は花・花・花

2015年06月19日(金) [日帰り]

• GPS: 06:06
• 距離: 14.0km
• 登り: 943m
• 下り: 932m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:52
• 合計: 6:02

距離 14.0km 登り 943m 下り 944m

6:40 こめつが山荘
7:12 森吉山一ノ腰コース六合目
7:47 一ノ腰
8:20 森吉神社避難小屋（森吉神社）
8:30 石森
9:19 9:22 森吉山
9:49 10:30 山人平
10:56 森吉山
11:26 11:27 石森
11:47 雲嶺峠
12:15 12:22 森吉山一ノ腰コース六合目
12:42 こめつが山荘駐車場

06:40 こめつが山荘
07:47 一ノ腰
08:30 石森
09:19-09:22 森吉山
09:49-10:30 山人平
10:56 森吉山
11:26-11:27 石森
12:15-12:22 一ノ腰コース六合目
12:42 こめつが山荘駐車場

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・道の駅・上子阿仁からこめつが山荘に向かう場合、「妖精の森」の看板に従って行くと分かりやすい。道の駅から28km、40分位でした。
・こめつが山荘の駐車場は広く、数十台駐車可能。
・こめつが山荘は、入口の中に登山届ポストあり。外に水場、トイレあり。

コース状況／危険箇所等

・こめつが山荘から一ノ腰コースを往復しました。
・こめつが山荘から一ノ腰までは樹林帯の中を行くものや、スキー場跡地の開けた斜面を行くもの、勘助道を辿るものなど何通りかありますが、時間的には大差なし。
・森吉山頂上から山人平を往復しましたが、この時期は頂上から山人平への下りで雪渓を下るところが2ヶ所あり、慣れない人は軽アイゼンの使用が無難です。また、ここはガスったりして視界がない時は雪渓上のルートが不明瞭なので注意が必要です。

その他周辺情報

【東北遠征・花の旅】３日目：森吉山（４日目は岩木山）
・下山後の温泉は沢山あって迷う程ですが、下山後にどこに移動するかによって決まってきます。
・今回は次の登山が岩木山だったので、阿仁前田駅に併設されているクウィンス森吉（大人460円）を利用しました。

写真

6/19 6:15

ここで妖精の森へ行くルートから外れて、こめつが山荘へ左折します。

6/19 6:21

こめつが山荘の駐車場に到着しました。先客は車2台です。それぞれ単独の高年男性で、森吉山頂上で一緒になり、山人平まで一緒に行きました。

6/19 6:36

こめつが山荘の入口と、トイレへ行く表示、一ノ腰コースへの道標があります。

6/19 6:37

山荘入口の右側に3種類の観測メーターが設置されていました。湿度は59%、気温は18℃でした。

6/19 6:38

山荘入口の左側には水道がありました。水場は山荘の裏手にもあるので、これは山荘に入る時に登山靴などの汚れを落とすためのもののようです。

6/19 6:39

一ノ腰コース入口の登山標識です。トイレへは山荘の裏手へ回るよう案内板があります。

6/19 6:40

森吉山登山口と書かれています。奥に見えるのは東屋の水場です。

6/19 6:49

ぶな林を歩いて行くとスキー場跡地を行く道となり、直ぐに赤テープが分岐を示しています。昔は真っ直ぐ行ったので、今回は右の樹林の中を行くことにしました。

6/19 6:50

樹林の入口まで行くと、ここがスキー場分岐であると書かれていて、どちらを行っても2.0kmで同じようです。

6/19 6:56

ズダヤクシュ。林の中は花が多いです。

6/19 6:57

マイズルソウ。

6/19 7:10

樹林の中の道も六合目で、さっきの分岐から真っ直ぐ登って来たルートと合流します。

6/19 7:11

合流と言うより、交差しています。真っ直ぐ開けたスキー場跡地を行くか、横断して反対側の樹林の中に入って行くかです。ここは左側の樹林の中を行きました。

6/19 7:32

勘助堂（道でない？）との分岐点。一ノ腰へ向かいます。

6/19 7:32

こちらが一ノ腰へ行く道です。

6/19 7:39

ナナカマドの花。

6/19 7:41

ショウジョウバカマ。

6/19 7:41

ウスバスミレ。

6/19 7:45

ゴゼンタチバナ。

6/19 7:45

アカモノ（イワハゼ）。

6/19 7:46

一ノ腰に着きました。

6/19 7:46

三角点があります。森吉山が正面に見えます。

6/19 7:53

ミツバオウレン。

6/19 7:54

雲嶺峠。下る時は勘助道を経由して六合目で合流するようです。

6/19 7:54

雲嶺峠で振り返った写真。左が勘助道へ下る道、右が一ノ腰へ下る道です。

6/19 8:16

森吉神社の手前で登山道の右側（下りの際は左側）に湿原があり、ミズバショウが咲いていました。

6/19 8:20

森吉神社（右の鳥居の先）と避難小屋（左）。

6/19 8:20

ここは前岳とも言うそうです。確かに神社右手に高台があります。

6/19 8:22

ニッコウキスゲが咲いててくれました。

6/19 8:24

イワカガミ。

6/19 8:27

オオバキスミレ。

6/19 8:30

石森です。ゴンドラ山頂駅から来る道と合流しました。運行時間は8:45〜16:00で、ゴンドラ駅から石森まで20分なので、静かな登山を味わいたい場合は、石森を9時までに通過したいですね。

6/19 8:31

これが振り返って見た石森の分岐点です。左がゴンドラ駅方面、右が森吉神社方面です。三角形になっているので、帰路は左を行ってから右に曲がって森吉神社方面に合流しました。一帯がお花畑になっていて良い所です。

6/19 8:32

ムラサキヤシオ。

6/19 8:34

ミズバショウ。

6/19 8:43

阿仁避難小屋。積雪期に利用できるよう2階から入れるようになっています。

6/19 8:44

阿仁避難小屋の内部。快適そうでした。

6/19 8:48

ベニバナイチゴ。

6/19 9:03

チングルマ。稚児平に入って来ました。

6/19 9:06

稚児平のチングルマの群落。今年は開花が早く、半分以上咲き終えていました。残念！

6/19 9:08

でもチングルマの実も可憐です。

6/19 9:21

森吉山頂上に着きました。こめつが山荘の先客2台の車の2名と、阿仁避難小屋で一緒になった秋田市の高年夫婦2名だけで、静かな山頂でした。

6/19 9:21

阿仁避難小屋を見下ろします。右奥にゴンドラ山頂駅も見えます。

6/19 9:22

目を右に転ずると森吉神社が見えます。

6/19 9:22

森吉山頂の方向指示盤。これから山人平に向かいます。

6/19 9:23

ハクサンチドリ。

6/19 9:25

頂上から少し下ると雪田が現れました。秋田市から来た2人は準備良く軽アイゼンを履いています。写っているのはこめつが山荘からの2人でアイゼンは履いていません。私も持って来なかったのでツボ足です。

6/19 9:33

雪田の左側を行って草地に出た所にバイカオウレンが咲いていました。先行した人が詳しく、森吉山ではここにしか咲いていないと言ってました。

6/19 9:34

上の雪田も下部は大きなステップが切ってあって階段状になており、ここで草地に突入します。未だ下の雪田があります。

6/19 9:39

下の雪田を下りて振り返ったところです。こちらは傾斜が緩いのでかけ下りました。

6/19 9:44

山人平の一角に入りました。早速ヒナザクラのお出迎えです。

6/19 9:50

山人平の看板がありました。回りはチングルマだらけです。

6/19 9:54

花の写真は後にして、先ずは山人平の外れまで行って見ました。木道が終わった所でヒバクラ岳方面の写真を撮りました。

6/19 10:24

山人平の外れで大休止し、森吉山へ戻ります。チングルマに囲まれた木道の先に雪田を抱いた森吉山が望まれるのどかな風景です。

6/19 10:25

秋田市から来た2人が先に行きます。

6/19 10:25

木道の両側は満開のチングルマ。

6/19 10:30

こんなチングルマの群生もありました。

6/19 10:34

遠くに目を転じると絨毯のように真っ白なヒナザクラの群生。ミズバショウも咲いています。

6/19 11:13

シラネアオイ。混雑した森吉山頂上を過ぎて阿仁避難小屋近くまで来ると再び高山植物に目が行きます。

6/19 11:15

ムシカリの花。

6/19 11:16

阿仁避難小屋。冬期は積雪状況に応じて2階から入れるように建屋の右側に梯子が設置されています。

6/19 11:30

ツマトリソウ。

6/19 11:32

イワイチョウ。

6/19 11:34

帰りは森吉神社避難小屋にも寄ってみました。

6/19 11:34

森吉神社避難小屋の内部です。

6/19 11:44

ミネザクラ。登りでは気が付きませんでした。

6/19 11:53

帰りは勘助道に入り、しばらくして松倉登山口への分岐点がありました。ここは右の勘助道を行きます。

6/19 11:53

分岐点付近でノウゴウイチゴを見つけました。

6/19 11:57

タニウツギ。勘助道は登り返しがあり、スキー場跡に出ます。

6/19 12:15

スキー場跡に出てどどん下ると六合目に出ました。

6/19 12:27

登りでは通らなかったスキー場跡を下ります。

6/19 12:42

こめつが山荘の駐車場まで戻って来ました。下りは速かったです。

撮影機器：

Canon PowerShot SX700 HS Canon

感想

hina1048

森吉山は2004年6月18日に登って以来の2回目です。最初の時の好印象が頭にあって、同じ時期に再訪したいと思っていました。初めて来た時は花の多さに感激し、特に稚児平ではチングルマが至るとこで群生して満開状態でした。その時に比べると今回は咲き終わったチングルマが目立ち、ガッカリしてしまいました。
しかし、山人平まで下りるとそこは天国のような花園でした。チングルマはみな満開状態で稚児平での落胆を帳消しにしてくれたばかりでなく、ヒナザクラが湿原の中に絨毯のように真っ白になって咲いていました。ミジバショウもそこかしこと咲いていました。山人平は一旦下って、森吉山には登り返す面倒さがありますが、寄り道する価値は十分にありました。今度は紅葉の時期や、山スキーも良いかなと思っています。