米山トレッキング(吉尾口in/out) ※本年17回目
- GPS
- 04:10
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その後レンタカーを調達し、北陸道を経由し、谷根(たんね)のハナモモを経由して吉尾登山口まで乗りつけ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<吉尾登山口〜米山> 4/28現在、山頂直下のみ残雪があるが、つぼ足で全く危なげないレベル。イワカガミ、スミレサイシン、シラネアオイ等が咲き誇り、圧巻のフラワートレイル! <米山〜大平(おおだいら)登山口> 4/28現在、融雪が進んで一切の残雪はなく完全夏道。吉尾コースと比べてお花は少なめで、広域に垂直分布しているのはイワカガミ程度。 <大平登山口〜吉尾登山口> ヤマレコMapのみんなの足跡はあれど、登山道認定されていない。8割方踏み跡があって迷わないが、吉尾登山口に近づくにつれ完全にルートロストし、ぷち遭難状態。方角だけルートファインディングしつつ、時に急斜面のヤブを強行突破して事なきを得る。米山を周回するのにうってつけのルートだが、登山経験が浅かったり、ルートファインディングが苦手な方は、本ルート利用はオススメしない。 |
その他周辺情報 | 下山後、翌日の青海黒姫山へ向けて日本海沿いに北上する途上、上越市の長峰温泉 ゆったりの郷(740円)で日帰り入浴。 |
写真
感想
今朝、佐渡・金北山でご来光を拝み、下山後はジェットフォイルで日本海を渡って新潟まで戻り、そこから北陸道を南下し、ダブルヘッダー登山先に選んだのは、中越と上越を分かつ三百名山の米山。昨3月の守門岳への登路からも見えた山で、これまでもちょいちょい遠景は眺めてきた1000mに満たない山です!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=5256023&pid=57d130537857a94c7fb0242d803d8da7
当初は最もメジャーらしい大平コースから登る計画を立てましたが、調べを進めるうちに、吉尾コース手前にある「谷根(たんね)のハナモモ」がちょうど盛りで桃源郷のようだというヤマレコ/ヤマップのレポを拝見し、急遽吉尾コースから登り、大平コースで下りる周回プランへ変更!が、結論から言うと、ハナモモはほぼ散った後で、シーズンには1週間〜10日遅かったようです、残念。
予定通り、谷根経由で13時半頃より吉尾コースより登山開始。照りつけるような午後の陽射しが降り注ぎ、序盤から急登続きなこともあり、入山直後から汗ダラダラ。ただ、直近レポ通り、イワカガミ、スミレサイシン、トキワイカリソウ、シラネアオイ等々、道中あらゆる所に色とりどりの高山植物が垂直分布しており、今シーズン一番の花を愛でられる登山となりました!麓からも山頂部の残雪が見えてましたが、山頂直下のみ残雪歩きとなります。チェンスパも持参していますが、朝の金北山同様に出番はなく、つぼ足で安全に登れます。(復路の大平コースは一切残雪なし)
フラワートレイルとも言うべき吉尾コースを登ること1時間25分、三百名山51座目(+百名山100座&二百名山99座)となる米山へ登頂できました。海をまたぎ、本日2座目の三百名山新規開拓となります。ついに、三百名山(全101座)も過半数超えとなりましたが、北海道・九州・四国を始め、まだ国内広域に未踏峰が大量にあり、特に残雪期しか登れない野伏ヶ岳や猿ヶ馬場山(二百名山で言う”笈ヶ岳”相当)も残しているため、個人的にはまだ完登を目指しておらず、三百名山はあくまで他より優先的に登っているだけ、というのが偽らざる心情です。
登頂が15時過ぎと遅い時間だったため、山頂は貸切状態。佐渡・金北山同様、予報通り雲がない快晴が続いていますが、春霞だか黄砂だかの影響で、金北山同様に遠望が利きません。本当は金北山から米山を眺め、米山からも金北山を見返す、を1日の中で達成したかっただけに残念です。また山頂には黄色(キジムシロ)、紫色(スミレサイシン)の大量群落地があり、標高1000mに満たない山ですが、植生豊かな山域で、お花好きにはたまらない山ですねー!
下山は大平コースへと、時計回りに進みます。が、大平コースはイワカガミとツツジは広域に分布しているものの、吉尾コースと比べると明らかにお花は少なく、登り一辺倒だった吉尾コースと違い、アップダウンも結構あり、眺望はほぼなくて、正直退屈な面白みのない道でした。大平コースからのピストン者も多いようですが、それでは米山を楽しみきれないのかな、というのが個人的な感想です。米山へ登るなら、花が盛りの春〜夏にかけて、吉尾コースを経由することをオススメします!(お花は登りのほうが目につくので、吉尾コースは登りで使うのがベター)
ちょうど1時間で大平コース登山口まで下ることができ、そこから10分ほどで自販機もある大平コース駐車場です。が、本日の核心部はここからでした!大平コース駐車場〜吉尾コース駐車場まではヤマレコMapにみんなの足跡は多数あるものの、登山道認定されておらず、バリルート扱いです。8割方は山を巻く林道歩きとなり、迷う要素もないのですが、吉尾コース駐車場へ近づき、山中に分け入ると、一切の目印がなく、地形を読むのも難しく、踏み跡も見失い、ぷち遭難状態。直線距離にして100mほど先に駐車場があることはわかっていても、ヤブだらけで正規ルートは不明。最後の方はルートファインディングしつつ、方角だけは外さないよう進み、時に急斜面を慎重に下り、沢を越えたり戻ったりしつつ、何とか吉尾コース登山口まで戻りました。限りなく登山口に近い辺りで、後方から黒い物体が颯爽と私の横を通り過ぎていきましたが、ツキノワグマではなく、カモシカでした。気が動転しててカメラを取り出す時間もない、ほんの一瞬の出来事でした〜!
結局、大平コース駐車場から55分(計画では30分)、米山より2時間5分、トータル3時間半で吉尾コース駐車場までの周回登山を完遂!米山は色々な登山口からアタックできる山なので、この周回道(大平〜吉尾)がもう少しわかりやすければ、色々な人にオススメできるコースなのにな、という印象です。
さておき、広い新潟県内、海を越えてのダブルヘッダー登山をやり遂げ、ついに三百名山も過半数を超えました!GW10連休はまだ始まったばかりです!
青海黒姫山へ続く!)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6717608.html
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