白山（個人記録）

2024年04月28日(日) [日帰り]

• GPS: 11:42
• 距離: 22.8km
• 登り: 1,983m
• 下り: 1,975m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:20
• 休憩: 1:22
• 合計: 11:42

3:10 市ノ瀬
4:40 4:47 別当出合
5:31 5:40 中飯場
7:09 7:16 別当覗
7:59 7:59 甚之助避難小屋
8:16 8:19 南竜分岐
9:40 9:47 白山室堂
9:50 9:51 室堂平北分岐
10:37 10:56 白山
11:19 11:19 室堂平北分岐
12:02 12:03 南竜分岐
12:07 12:18 甚之助避難小屋
12:28 12:28 別当覗
13:00 13:10 中飯場
13:40 13:47 別当出合
14:52 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

その他周辺情報

下山後の温泉：白峰温泉総湯、モンベル会員は70円引き
下山後の食事：天然カレー市場ヤムヤム（白山市）

写真

4/27 6:35

まずは登山前日の移動中、ヤマレコが広告を出稿している新島々駅を通過すると気付いたので立ち寄ってもらいました
登山者らしい方が同様に車を停めていました

4/27 6:35

この場所といえばYAMAPの広告がドーン！と出ていた鮮烈な記憶をお持ちの方も多いでしょう。地元松本市とはいえ敢えて同じ場所へ出稿する、ヤマレコのやっていきの気持ちを感じます

4/27 10:03

もう一枚前日移動中、白川郷のメンテナンスホール蓋は合掌造りをモチーフにしたかわいいものでした

4/28 2:32

さて登山日です
先週なくなったピッケルに代わり、同モデルの別カラーを入手したのでザックへ装着。ワカンは必要ありませんが練習機会あれば使いたいので装着

4/28 4:29

大特の建機は0ナンバーなのですね。知りませんでした

4/28 5:38

今年はやはり例年よりも雪が少ないということで、年によっては別当出合の時点で雪が数mあるそうです
今回ほぼ唯一の季節植物、フキかな？

4/28 5:39

フキのようです

4/28 6:56

主催者oさんは山スキー装備なので最初はかついでのぼります
このスタイルをシートラ（シートラーゲン、ドイツ語）というようです
今回の装備は結構な軽量モデルで片側あたり板1.3kg+ビンディング500gとのことですが靴など含めるとスキー装備だけで5-6kgは増える計算なので結構な重量でしょう

4/28 6:57

別当覗までのぼってきました
雪が減ってきていて冬道で通して歩けないため夏道と行ったり来たり迷ったり引き返したりします。ほんの少し藪突破もしましたが引き返して夏道を探すほうが早いと実感しました

4/28 7:04

斜度が上がってきて凍結気味の箇所も増えてきたのでアイゼンを装着します。主催者oさんは確かここでスキーへ換装

4/28 7:40

だいぶ先が見通しよくなりました

4/28 7:42

同行yさんもせっせと登ります

4/28 7:43

空がとても青い

4/28 8:02

甚之助避難小屋を超えてのぼってきました
ずいぶん雪がありますがこれでも今の時期としては少ないほう、とのことです

4/28 8:03

黒ボコ岩方面には向かわず、東へ向かいつつ高度を上げていきます

4/28 8:14

私の少ない山スキー知識によると、スキーを履いて登っていくのは「登高」と呼ぶようです

4/28 8:43

雪が切れて藪が出ている箇所を抜けてさらに急勾配を登ってエコーラインまで到達。振り返ると別山がはっきり見えてとてもきれい

4/28 8:43

ここまで登ると3,000m級の山々が次々に姿を現します。まずは御嶽山

4/28 8:43

つづいて乗鞍岳

4/28 8:44

そして奥穂高岳・槍ヶ岳

4/28 9:42

白山室堂までのぼってきました
室堂小屋ではショベルカーを使って雪から小屋施設を掘り出していました

4/28 9:42

これは・・・！ Starlink📡🛰

4/28 9:56

必要無いですがワカン+アイゼンのダブル装着パターンを試したかったので列から外れて装備変更

4/28 9:59

この日は山荘の方が道標の竿を立てる作業をされていました
間もなくシーズンスタートですね

4/28 10:21

室堂の小屋はかなり規模が大きいので、登って振り返るとよく見えます

4/28 10:38

北アルプスの山々が遠くにぎっしり見えています
圧巻

4/28 10:52

南側

4/28 10:56

山頂の激重山名ガイド盤は電力会社2社の協賛

4/28 10:57

よく見るとかなり遠くの山まで書き込まれています

4/28 11:20

御嶽山バックに山スキーヤーoさん

4/28 14:46

雪解け水、かなりの水量です

4/28 17:55

豚の角煮とキムチとチーズの石焼きカレーを頂きました。小麦粉不使用とのことです

撮影機器：

Galaxy Z Flip4 SC-54C docomo サムスン

感想

ymv

GW冒頭、oecさんにお誘いいただき雪山終盤の白山へ登りました
（グループ記録はこちら→ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6711964.html ）

当初は近隣の笈ヶ岳を目指していましたが雪量が足りないので白山へ計画変更

白山は登る時期によっては登山口までの林道歩き距離がかなり長く、厳冬期は登山口まで往復33km・残雪期は登山口まで往復11kmということで往復33kmコース（実質自転車必須）になったらどうしようとビクビクしていましたが、そこは安定のoecさん計画。別当出合までの道が開通していないのは想定通り、そして市ノ瀬までの林道は山行2日前に開通というところまで完璧に読み通り。相変わらず読みの精度が高い

天候は土曜イマイチ日曜快晴という事前予報どおりで、これは暑さとの戦いになるだろうなぁと思いつつ装備的にはワカン練習もしたかったのでワカンをかついで登りました

甚之助避難小屋からは黒ボコ岩方面へ向かわず南竜分岐からエコーラインへ詰めるショートカットルートを通る計画です

ショートカットルートはヤマレコの足跡でも冬道としてよく利用されている形跡がありますが、雪の少ない場所はすでに藪が出てきていてスキーを履いたまま通過するのはかなり大変そうでした。こちらのルートは尾根へ詰める部分に急坂があるため、おそらく普通に登る分には黒ボコ岩へ向かったほうが楽そうですが、この日の先行勢にスキー勢が多かったのに釣られたのか多くの非スキー勢もこちらのルートを選択していました

エコーラインまで登ってくると北アルプスが見え始めてこれがとにかくきれい

遠く離れた先行者のなかには南竜小屋あたりから谷ルートを登っている方も見えました

山頂の展望は最高！ 穂高・槍ヶ岳・水晶・立山・剱と北アルプスの西面を一覧できました

下山時点で別当出合の登山口前には十台を超える自転車が置かれており、レンタサイクルも含まれていました

さすが日本百名山、今回は閉鎖中でしたが別当出合の駐車場もかなり規模が大きいです

その先は市ノ瀬までの5.5km林道歩き、今期に田代山・男鹿岳で雪山アクセスの林道歩きは十分にやったのでもうお腹いっぱいという感じはしますが危険というわけではないので歩ききるだけです

初の白山、充実の山行でした

◆ 学び
アイゼン+ワカンの装着を試しておきたかったのと、その状態で斜度がそれなりにある部分を歩いてみたかったので今回は白山室堂を超えてからまさかのワカン装着で臨みました

ツメを下にした状態でしたがこれは高下駄状態でアイゼンの爪がほとんど効かなくなってあまりよくないなと思いました

手持ちのワカンは上下リバーシブルなのでアイゼン併用する際は最低限ツメを上に向けてアイゼンを利かせることを優先するのがよさそうなのと、デッキベルトが高下駄状態を悪化させている気配はあるため試行錯誤が必要そうです

また、前回もそうだったのですがワカン装着状態で歩いていると左右位置がズレてきてあまりよくない感じで、これもストラップの締め込みとデッキベルト位置調整でうまく回避できるか試行錯誤が必要だと感じました