残雪期パノラマ銀座縦走

2024年05月03日(金) 〜 2024年05月05日(日)

• GPS: 18:37
• 距離: 25.3km
• 登り: 2,781m
• 下り: 2,666m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:34

距離 7.8km 登り 1,633m 下り 514m

5:17 一ノ沢登山口
5:28 山ノ神
6:32 6:33 王滝ベンチ
6:56 烏帽子沢
7:25 7:40 笠原沢
8:59 最終水場
10:12 常念小屋
11:24 11:30 三股への分岐点
11:40 11:56 常念岳
12:08 三股への分岐点
12:50 常念小屋

2日目

• 山行: 6:59
• 休憩: 0:32
• 合計: 7:31

距離 11.0km 登り 953m 下り 700m

6:14 常念小屋
7:24 横通岳
8:36 8:37 東天井岳
9:59 大天荘
10:15 10:25 大天井岳
10:52 10:55 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
10:57 11:15 小林喜作レリーフ
12:40 12:41 大下りの頭
13:05 蛙岩
13:46 燕山荘

3日目

• 山行: 3:02
• 休憩: 1:47
• 合計: 4:49

距離 6.5km 登り 195m 下り 1,452m

3:41 燕山荘
3:46 いるか岩
4:02 めがね岩
4:06 4:15 燕岳
4:21 4:22 めがね岩
4:34 いるか岩
4:38 5:57 燕山荘
6:27 6:29 合戦山
6:37 合戦小屋
6:54 7:10 富士見ベンチ
7:37 7:39 第３ベンチ
7:56 第２ベンチ
8:10 8:11 第１ベンチ
8:31 中房温泉登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

一の沢登山口へは毎日あるぺん号でアクセス
中房温泉から穂高駅へはバス

コース状況／危険箇所等

○一の沢登山口から常念乗越
まずは沢筋の緩やかな道を歩いていきます。
その年の降雪量によりますが、自分が行った時は平年よりやや少なめだったので大滝ベンチを過ぎても登山道の雪は少なめでした。
大滝ベンチまでは緩やかな道を進んでいき、少し先に進むと沢にぶつかります。
残雪期はここから夏道を行かずに沢を直接登りますが、ここからは雪の上なのでアイゼンとピッケルを装備します。
気温が高いので日が高くなってくると雪はグズグズなので、しっかり足元を確保して登っていきます。物凄い傾斜なので外して滑落したらたぶん止まりません。
こんなで沢筋を直登して、稜線の切れ目が見えてきたら常念乗越です。

○常念乗越から常念岳
常念乗越から常念岳へはわずかな距離ですが、かなりの急登がずっと続きます。
最初は九十九折に登っていき、最初の急登を登りきると少しの間気持ち斜面が緩やかになります。
その後、三股方面との分岐を越えるとまた急登が始まりますが、ここはさらに急登です。
急斜面なので基本的には雪は残ってませんでしたが、山頂の少し下には若干残ってました。
最後の急登を登りきって山頂に立てば360度の大展望が広がります。

○常念乗越から大天井岳
常念乗越から今度は反対側の大天井岳を目指していきます。
こちらは常念岳側のようにいきなり急登はなく、横通岳、東天井岳とピークを越えていきますが、大天井岳までは大きなアップダウンはありません。
年によるかもしれませんが、常念乗越からすぐに残雪があるのと、東天井岳への登り返しのところと大天井岳のすぐ下は残雪が残ってましたので、アイゼンを装着した方がいいと思います。
この区間はずっと展望が開けているのでとても景色がよいです。

○大天井岳から燕山荘
大天井岳から燕山荘側は残雪期は夏道のトラバースが開通していないので、山頂から直接稜線伝いに下りていきます。
急でやや足場が悪く浮き石も多いので注意が必要です。ちょうど大天井岳を槍ヶ岳側に向かう分岐のところで合流します。
ここから先は大きめなアップダウンが連続し、体力的になかなか削られます。
特に大下りのところを登り返すところはかなり急登で辛かったです。
上がった後は蛙岩という場所がありますが、無雪期は巻きますが、残雪期は潜ります。この中が凍結してる場所があるのと、段差が大きく地味に危ないです。
蛙岩を越えると登り返してやっと燕山荘です。

○燕山荘から燕岳
わずかな区間ではありますが、地味にアップダウンがあります。最初は下りていってイルカ岩とかが並んでる箇所から登り返していきます。登り返しはやや急登ですが、特に岩場とかの危険箇所はありません。
残雪箇所は緩やかな箇所だけでしたのでチェーンスパイクだけで行きました。

○燕山荘から中房温泉(合戦尾根)
合戦尾根は最初は森林限界の上のそこまでキツくない道を下りていきます。上の方は基本的に雪が残ってます。森林限界が終わる直前の急坂を下りると合戦小屋に着きます。
合戦小屋から下は樹林帯です。樹林帯に入っても雪は残ってますが、標高が低い分雪がグズグズなので歩きにくくなります。この辺から急斜面になってきます。さらに下りていくと第三ベンチになり、雪が残ってるのはここまででした。
第三ベンチから下はさらに急斜面になりますが、道は綺麗に整備されているのでとても歩きやすく苦はありません。そうこうしているうちに第二ベンチ、第一ベンチと越えてあっという間に中房温泉でした。

写真

5/3 4:51

一の沢登山口
トイレはあります。

5/3 5:16

ここからスタート

5/3 5:26

最初は雪のない緩やかな沢筋の道を進んでいきます。

5/3 5:40

雪解け水が豊富です

5/3 5:57

あれは前常念か

5/3 6:02

まだまだ気楽な沢筋の道

5/3 6:12

多少脇に残雪が目立ち始める

5/3 6:25

大滝ベンチ

5/3 6:38

ここから少し登りの傾斜が変わる

5/3 6:51

開けたかと思うと

5/3 6:57

お手製の階段、新しい

5/3 7:09

雪が本格的に出始めた

5/3 7:21

まだまばらだけど

5/3 7:28

樹林が途切れた

5/3 7:29

振り返ると意外と標高が上がってる

5/3 7:41

この辺は渡渉しながら

5/3 7:47

さすがにこれはもうアイゼンか

5/3 7:59

沢筋の雪道を上がっていく

5/3 8:18

まだまだ常念乗越は見えないか

5/3 8:35

本格的に沢直登が始まる

5/3 8:55

思った以上に急登なのと雪がグズグズなのとで進まない

5/3 9:06

雪の崖を登り続ける

5/3 9:13

物凄い斜度

5/3 9:18

段差をうまく使わないと足元が崩れる

5/3 9:25

振り返るとヤバい

5/3 9:35

やっと稜線が見えてきた

5/3 9:47

トラバースして

5/3 9:51

いつ雪崩てもおかしくなさそう

5/3 9:53

常念乗越

5/3 9:54

槍ヶ岳

5/3 9:54

常念岳

5/3 9:54

横通岳

5/3 9:55

麓の景色

5/3 10:15

常念岳を目指す

5/3 10:24

いきなりの急登

5/3 10:35

見えてるようでなかなか上がれない

5/3 10:44

上がっても上がってもたどり着けないような感覚

5/3 11:14

やっと一息
まだまだ山頂は上

5/3 11:20

少しだけ雪が残ってる

5/3 11:29

雪の上を行く

5/3 11:41

5/3 11:42

着いた！

5/3 11:43

蝶ヶ岳方面

5/3 11:43

松本方面

5/3 11:43

大天井岳方面

5/3 11:44

北東側

5/3 11:44

穂高岳

5/3 11:44

槍ヶ岳

5/3 11:45

北西側

5/3 11:59

さあ下りよう

5/3 12:09

帰り道も急斜面

5/3 12:15

凄いとこ登ってたんだな

5/3 12:23

なかなか小屋に着かない

5/3 12:37

やっと小屋が近くなってきた

5/3 12:47

下りきった

5/3 12:51

小屋の入口

5/3 12:59

寝床

5/3 13:03

お昼ご飯

5/3 17:05

夕御飯

5/3 18:14

日没

5/4 5:09

日の出を見忘れた

5/4 5:39

朝食

5/4 6:16

燕山荘を目指して

5/4 6:31

最初から雪

5/4 6:37

こちらはそこまで急斜面じゃないのでサクサク登る

5/4 6:46

ハイマツ

5/4 6:47

表銀座の東鎌尾根がよく見える

5/4 6:53

横通岳まであと少し

5/4 7:08

巻き道に変わった

5/4 7:12

せっかくだから登ろう

5/4 7:23

あと少し

5/4 7:25

横通岳とうちゃく！

5/4 7:25

大キレットがよく見える

5/4 7:37

東天井岳を目指していく

5/4 7:44

下りてからの登り返しか

5/4 8:15

登り返し

5/4 8:36

ガッツリ残雪

5/4 8:41

東天井岳直下
山頂を目指してる人もいたけどガッツリハイマツだったので自分はやめた

5/4 9:03

次は大天井岳

5/4 9:16

なかなかたどり着けない

5/4 9:51

大天荘が見えた

5/4 9:55

ここまで来ればすぐ

5/4 10:00

大天井岳へ

5/4 10:11

とうちゃく！

5/4 10:11

槍ヶ岳と穂高岳

5/4 10:12

祠

5/4 10:12

黒部源流方面

5/4 10:12

黒部ダム、立山方面

5/4 10:12

燕岳方面

5/4 10:13

常念岳方面

5/4 10:13

戸隠方面

5/4 10:13

八ヶ岳方面

5/4 10:21

最初の下りがなかなか怖かった

5/4 10:24

まだまだ危ない

5/4 10:40

かなり下ろされるんだ

5/4 10:49

夏道に合流

5/4 10:54

東鎌尾根方面の巻き道分岐

5/4 10:55

緊張の瞬間

5/4 11:19

アップダウンが続きそう

5/4 11:37

しばらくは緩やかな下り

5/4 11:54

と思ったら微妙にルートを外してた油断ならない

5/4 12:05

踏み抜き地帯

5/4 12:17

大下りを大上り

5/4 12:23

この辺で雪の斜面を外れる

5/4 12:34

見えてるけどなかなか上がれない

5/4 12:40

やっと上がった

5/4 12:49

まだまだ先だ

5/4 12:57

上がって上がって

5/4 13:01

蛙岩、一応巻けるか見たけどやっぱり無理そう

5/4 13:03

潜るときにザックは引っかかるし足元は凍ってるしとなかなか苦戦

5/4 13:14

この辺でマダァーとつぶやき始める

5/4 13:24

最後の登り

5/4 13:45

やっと着いた

5/4 13:54

寝床

5/4 13:58

デザートタイム(昼食間に合わなかった)

5/4 14:10

燕岳

5/4 14:10

有名な

5/4 14:11

おつまみと一杯

5/4 14:17

安曇野

5/4 17:43

夕食

5/4 18:17

オーナーの演奏

5/4 18:22

夕暮れの燕岳

5/4 18:32

日没

5/5 3:42

早朝燕岳を目指す

5/5 3:47

残雪

5/5 3:52

この辺も残雪

5/5 4:01

この辺から登り返し

5/5 4:06

山頂もうすぐ

5/5 4:10

着いた！

5/5 4:11

夜明け前の北燕岳方面

5/5 4:11

夜明け前の黒部源流方面

5/5 4:11

槍ヶ岳、穂高岳

5/5 4:11

立山方面

5/5 4:11

燕山荘と安曇野の夜景

5/5 4:17

だんだん明るくなってくる

5/5 4:19

こんな感じだったのか

5/5 4:20

イルカ岩とかこの辺かな

5/5 4:21

メガネ岩

5/5 4:22

これがイルカ岩かな

5/5 4:22

壮観だ

5/5 4:38

帰還、みんな起きてきてた

5/5 4:57

日の出

5/5 4:58

モルゲンロート

5/5 5:01

燕岳もモルゲンロート

5/5 5:09

朝食

5/5 5:57

さて、下山タイム

5/5 6:03

すぐに残雪地帯なのでアイゼン装着

5/5 6:13

はじめは緩やかな道

5/5 6:15

こういう道をいつまでも歩きたい

5/5 6:20

早くも足元がグズグズし始める

5/5 6:28

もうこんなに来たのか

5/5 6:30

この辺も雪がたっぷり

5/5 6:33

嫌だった場所

5/5 6:37

早くも合戦小屋

5/5 6:47

この下は樹林帯

5/5 6:49

雪はまだまだ残ってる

5/5 6:56

しかしグズグズする雪だ

5/5 7:08

だんだん雪がない場所も増え始める

5/5 7:15

急斜面で雪がグズグズするのは怖い

5/5 7:25

第三ベンチ
ここでアイゼンを外す

5/5 7:42

さらに急斜面

5/5 7:43

脇の山、どこか分からなかった

5/5 7:51

道は雪がないととても歩きやすい

5/5 7:56

第二ベンチ

5/5 8:06

もうすぐ終わりだな

5/5 8:10

第一ベンチ

5/5 8:20

最後の急斜面

5/5 8:27

一気に下りる

5/5 8:31

おわったぁ、おつかれやま💕

撮影機器：

KYG01 KYOCERA

感想

すろうにん😶‍🌫️

残雪期のパノラマ銀座を縦走してきました。
この年は3月に多めの雪が降ったもののその後の気温が高くあっという間に雪が融けて、平年より少し雪が少ないくらいだったみたいです。
3日間とも天気はずっと穏やかで日差しも強くて暖かくとても歩きやすかったです。
景色も文句無しでした。