記録ID: 6826228
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
中信低山)入笠山と大阿原湿原
2024年05月18日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:35
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 621m
- 下り
- 299m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 5:31
9:02
9:07
27分
(R)
14:04
ゴンドラ山頂駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
入笠山の登山口は、富士見パノラマリゾートが運営するゴンドラを利用すると、かなり標高の高い位置から歩き出せ、標高差も300m程度である。ただ、ゴンドラの営業が8時30分から(夏の場合)なので、登り出しの時間は遅くなる。 駅とゴンドラ山麓駅の間は、シーズン中に無料送迎バスの運行があるが、富士見駅が10:00発、富士見パノラマリゾート発が15:00発と、各1本のみの運行である。所要は10分。富士見駅は、駅前広場にバス停(駅を背にして、ほぼ真正面)がある。富士見パノラマリゾートは、インフォメーションの向かいにあるトイレ横にバス停がある。なお、インフォメーションからゴンドラ山麓駅ののりばまで片道5分ほど歩かされる。かなり遠い。 ゴンドラを使わない場合、沢入登山口からの登り出しになる。沢入登山口には駐車場があり、30台くらい停められる感じだった。8時30分の時点で9割ほど埋まっていた。シーズン中は、沢入から先の大阿原湿原、マナスル山荘方面は一般車通行止めとなっており、沢入登山口に監視員がいて案内していた。 鉄道利用の場合、富士見駅から沢入登山口までタクシー利用になる。富士見駅を起点とする公共交通(バスなど)の運行はない。駅から沢入登山口まで15分程度の所要だったと思う。タクシー代は3600円だった。駅前にアルピコタクシーの詰め所があるが、早朝は無人。7時に電話して1台呼んだが、タクシーが来たのは8時だった。 沢入登山口にはきれいなトイレがある。なお、ドコモの電波はかなり微弱だった。 富士見パノラマリゾート https://www.fujimipanorama.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
ファミリー層も登れる山なので、ルートは丁寧に整備されていて、指導標識も多数設置されており、迷うことはなかった。トイレもあちこちに設置されていた。沢入登山口から湿原までを除けば、ドコモ携帯の電波もほぼ圏内である。 〔目次〕 1.沢入登山口→入笠湿原 2.入笠湿原→入笠山 3.入笠山→大阿原湿原 4.大阿原湿原→入笠湿原 5.入笠湿原→ゴンドラ山頂駅 1.沢入登山口→入笠湿原 沢入登山口からは、まず林道のやや上の登山道を登っていく。笹薮などは刈り取られていて、よく整備されている。林の中だが道も広い。ジグザグとつづら折りで登っていき、自治体の何かの小屋に出ると、トラバース気味の真っ直ぐな道になる。山頂エリアに送電するための電線と電柱がルート脇にある。 次第に道は右へ曲がり始める。左側から沢が登ってくる。法華道と書かれた札が立っている分岐があるが、これを見送って直進する。緩やかな登りを進むと、行く先に高いところはなく、ゴールは近いようだ。林の終わりに鹿除けの門があり、そこを抜けると入笠湿原のエリアに出る。 湿原の中は木道が設置され、右の方へ登っていくとゴンドラ山頂駅に行くようだ。湿原に出て、左方向へ進むと、数分で山彦荘の前に出る。山彦荘の前は非舗装の林道だが、車が入ってこられるようだ。主には伊那市側からのアプローチ道のようである。 山彦荘では、飲料などを販売している。少し山頂側に、湿原前の公衆トイレがある。水洗できれいなトイレだった。山彦荘のあたりはドコモ圏内で、普通にアンテナが4〜5本立っていた。 2.入笠湿原→入笠山 山彦荘から山頂方面へは非舗装の林道を進む。ゆるゆると登っていく感じである。湿原前公衆トイレの前から車道と並走する登山道もある。登山道の方は帰りに使ったが、多少の登り返しがあるだけで、登山道を歩いた方が楽しかった。 5分ちょっと進むと、左に車道が分岐する。ここで並走の登山道とも合流する。この地点からマナスル山荘天文館までは舗装されている。分岐する道も舗装されていて、大阿原湿原、沢入登山口を経由して富士見市街へ通じているが、シーズン中はマイカーは規制されている。許可された車しか通行できない。 この分岐点から、お花畑を経て入笠山へ登るルートがある。ゲレンデのように見通しのきくルートである。ここは帰りに下ってくるのに使うつもりで、行きはマナスル山荘天文館へと進んだ。5分とかからずに、マナスル山荘天文館に着く。写真は撮らなかったが、ここにも公衆トイレがある。 天文館で左に曲がって再び登山道に入り、入笠山への最後の登りになる。ほぼ直登のルートで、途中から傾斜はきつくなる。最初は、左にお花畑を見つつ登っていく。途中、お花畑コースからの合流点があり、鹿除けの門がある。そこを過ぎて以降、傾斜はきつくなるが、進行右手の木々の間からアルプス風の雪を被った山が見えてきて気分が上がった。乗鞍岳とか御嶽山だったようだ。 半分ほど登ったら、右は岩場コース、左は迂回ルート、という分岐に出た。岩場を選んで進んだが、岩が露出したルートなだけで、高度感があるわけでもなく、普通のルートだった。ゴンドラで上がれるので、ファミリー向けに注意喚起していると思われる。(一箇所だけクサリが付いていたが、使わずに登れる。) ルートは最後まで樹林の中の急登だった。突然木々が切れて視界が開け、すぐに山頂に着く。 入笠山の山頂はとても広い。そして、360度の大展望である。多少、木々が邪魔になるが、自分の立ち位置を調整すればよいだけである。富士山と南アルプスだけ、ちょっと邪魔な木が多かった。富士山から右方向へ、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、槍穂高、北アルプス北部、八ヶ岳、奥秩父と回って、富士山に戻る。広大な山頂のほぼど真ん中に、山頂標識がある。また、金属製の箱が置かれていて、中に手に持てる山頂標識があり、これを持って好きな背景をバックに自撮りできる。 入笠山は、ドコモ圏内で、アンテナは4〜5本立っていた。 3.入笠山→大阿原湿原 入笠山の山頂から、ちょうど富士山の方向に大阿原湿原への下り口がある。最初から急な下りだが、数分で左からルートが併合する。マナスル山荘天文館から登ってくるルートのうち、岩場コースを使わない迂回コースである。この分岐から山頂までは5分と標識に出ていた。さらに下っていくと、次の分岐に着く。ここで左へ曲がると、入笠山の東側をトラバースしてお花畑へ向かうルートである。帰りに使う予定で、そのまま先へ進む。 急に広いスペースに出ると、「佛平峠」という小さな看板があり、少し先に進むと指導標識がある。直進すると、首切清水らしいが、車道に出るようである。右へ曲がって、車道と並行してその少し上をほぼ水平に進み、ちょっと下ると、車道に出る。指導標識とベンチがあり、車道の反対側に簡易トイレが設置されている。 ベンチの広場を出ると、入口に「この先湿原、ぬかるみがあるので、靴を汚したくない人は車道を歩くように」みたいな注意書きが出ていた。確かに、小沢の脇を進む道で、たまに小さな水の流れを横切る。若干下っていく感じで進むと、10分とかからず湿原に出た。 出たところは、かなり広いデッキが設置されていて、湿原側の縁にはベンチが設置されている。ただ、それほど湿地が多いわけではなく、所どころに水路があるような景色だった。湿原を周回するコースは時間の関係でパスしたが、おそらくずっと木道(わりとしっかりした遊歩道)が設置されていることと思う。 湿原入口のデッキでは、ドコモは圏内だった。 4.大阿原湿原→入笠湿原 湿原入口から元来た道を戻り、先ほどのベンチのところまで戻った。トイレを利用させてもらったが、工事現場にあるような簡易のボックス型トイレだが、わりときれいで、紙もついていた。(ちょっと狭かったが。) さらに元来た道を戻り、佛平峠から登り返して少し進むと、トラバース道の分岐に着いた。山頂へのルートを見送り、トラバース道を進むと、すぐに「八ヶ岳ビューポイントまで3分」の標識があった。まもなくビューポイントに着く。デッキが設置され、ベンチもある。確かに正面に八ヶ岳が一望でき、右に富士山と、さらに右には甲斐駒ヶ岳の頭が見えていた。 ビューポイントを過ぎてトラバースをさらに進むと、お花畑の入口に着く。鹿除けの門をくぐり、樹林を出て展望のきくお花畑の最上部に出た。このあと、ジグザグに折り返しながら下っていくと、最初の分岐に着く。直進すると、マナスル山荘天文館から登ってくるルートに併合する。分岐を右に折れてさらに下っていく。真夏ではないので、花はほとんど咲いていなかった。かなり下ったところに再び分岐があり、直進するとマナスル山荘天文館へ出られる。再び右へ折れて、お花畑の終点に着く。鹿除けの門を出ると、大阿原湿原、沢入登山口へ通じる林道の分岐点である。 帰りは車道ではなく登山道を歩くことにして、階段を下る。登山道といっても観光客が通るような広い道である。カゴメの森という看板があった。途中、車道に出られるポイントもある。さらに進むと、沢入登山口への分岐があった。登りで入笠湿原に着く直前にあった法華道の分岐につながる道のようである。この分岐を過ぎてまもなく、湿原前公衆トイレのところに出る。山彦荘もすぐそこである。 5.入笠湿原→ゴンドラ山頂駅 山彦荘から再び湿原へ下る。湿原の中は散策路がいくつかあるが、ひたすら登っていくルートは精神的に辛そうなので、登らずに樹林の中に入るルートを選んだ。こちらも緩やかな階段を登っていくが、すぐに車道に出る。(出るところにも鹿除けの門がある。) 車道に出たところにある指導標識では、車道を進んでゴンドラ山頂駅まで5分、車道を横切って登山道を進んでもゴンドラ山頂駅まで5分となっていた。登山道の方を進むと、左側にマウンテンバイク専用のルートがあり、バイクの人が走ってくる。ゆるゆると登っていくと、次第に視界が開けてくる。バイク用の道を横切るように橋が設置されていて、展望台に降りられるようだが、時間も気になったので、そのまま直進した。すぐにゴンドラ山頂駅に着く。 ゴンドラ山頂駅では、下りだけ利用する人は自動券売機できっぷを買うようだが、この日は故障中で、降りてから窓口で支払ってほしいと言われ、すぐにゴンドラに乗った。 ゴンドラはほぼ一直線のルートを下っていくが、目の前に八ヶ岳が見え、右に時おり富士山や甲斐駒ヶ岳の頭が見える。10分ほどの乗車時間で下りきった。ゴンドラの山麓駅から、きっぷ売り場や駐車場があるインフォメーションまではかなり遠かった。ずっと水平に歩かされ、建物が見えてきたが、建物の間の階段を下り、右に曲がってさらに階段を下ると、インフォメーションだった。15時発の無料送迎バスがあるが、インフォメーションの向かいにあるトイレの横にバス停があった。 |
その他周辺情報 | 富士見パノラマリゾートの近くに、ゆーとろん水神の湯という温泉がある。富士見パノラマから車で1分と書いてあるが、歩くと10分以上はかかりそう。ゆーとろんに行くと、駅まではタクシー利用になるので、今回はパスした。 ゆーとろん水神の湯 https://yuutoron.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
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