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Yamareco

記録ID: 686047
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

五竜・唐松 

2015年07月25日(土) 〜 2015年07月26日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.6km
登り
1,966m
下り
1,965m

コースタイム

25日
八方池山荘6:47→唐松岳頂上山荘9:53→五竜山荘12:46
五竜山荘13:53→五竜岳頂上15:04
五竜岳頂上15:10→五竜山荘16:07
26日
五竜山荘06:32→唐松岳頂上山荘09:51→唐松岳10:15
唐松岳10:23→唐松岳頂上山荘10:45
唐松岳頂上山荘11:04→八方池山荘14:14
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
唐松岳頂上山荘から五竜岳にかけては、慎重に通過したいところが何カ所かあります。気を付けて。
その他周辺情報 麓の第二駐車場(無料)横には日帰り温泉あり。
第2駐車場
2015年07月25日 05:23撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
1
7/25 5:23
第2駐車場
八方池山荘前でリフトを降りてここから歩きがはじまる
2015年07月25日 06:46撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 6:46
八方池山荘前でリフトを降りてここから歩きがはじまる
2015年07月25日 06:49撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 6:49
2015年07月25日 06:52撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 6:52
しばらく木道歩きがつづく
2015年07月25日 07:08撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 7:08
しばらく木道歩きがつづく
2015年07月25日 07:10撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 7:10
八方池
2015年07月25日 07:35撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 7:35
八方池
2015年07月25日 07:47撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 7:47
2015年07月25日 08:18撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
1
7/25 8:18
天狗の頭と白馬鑓ヶ岳はガスの中
2015年07月25日 08:54撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 8:54
天狗の頭と白馬鑓ヶ岳はガスの中
不帰峰
2015年07月25日 08:54撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 8:54
不帰峰
2015年07月25日 08:55撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 8:55
雷鳥がお出迎え
2015年07月25日 08:56撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 8:56
雷鳥がお出迎え
2015年07月25日 08:56撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 8:56
なかなかこちらを向いてくれない
2015年07月25日 08:56撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 8:56
なかなかこちらを向いてくれない
五竜岳にもガスが
2015年07月25日 09:29撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 9:29
五竜岳にもガスが
唐松岳頂上山荘到着
2015年07月25日 09:51撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 9:51
唐松岳頂上山荘到着
唐松岳頂上は明日の帰りに
2015年07月25日 09:55撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2
7/25 9:55
唐松岳頂上は明日の帰りに
中央に剱 その左に立山
2015年07月25日 09:55撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 9:55
中央に剱 その左に立山
2015年07月25日 09:56撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 9:56
2015年07月25日 09:57撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 9:57
今回一番の難所 牛首
2015年07月25日 10:03撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 10:03
今回一番の難所 牛首
いささか渋滞気味
2015年07月25日 10:04撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 10:04
いささか渋滞気味
強風が怖さを倍増する
2015年07月25日 10:06撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 10:06
強風が怖さを倍増する
2015年07月25日 10:07撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 10:07
2015年07月25日 10:13撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 10:13
2015年07月25日 10:27撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 10:27
再び難所
2015年07月25日 10:35撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 10:35
再び難所
2015年07月25日 10:52撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 10:52
景色はいいが なかなか小屋が見えてこない
2015年07月25日 11:04撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 11:04
景色はいいが なかなか小屋が見えてこない
2015年07月25日 11:50撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 11:50
遠見尾根との分岐を過ぎた所で
2015年07月25日 12:40撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 12:40
遠見尾根との分岐を過ぎた所で
すぐ目の前に五竜山荘が現れた
2015年07月25日 12:40撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 12:40
すぐ目の前に五竜山荘が現れた
五竜山荘到着
2015年07月25日 12:46撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 12:46
五竜山荘到着
テントを張って休む間もなく五竜頂上へ
2015年07月25日 13:53撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 13:53
テントを張って休む間もなく五竜頂上へ
2015年07月25日 14:22撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 14:22
振り返って五竜山荘
2015年07月25日 14:32撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 14:32
振り返って五竜山荘
だんだんガスってくる
2015年07月25日 14:37撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 14:37
だんだんガスってくる
2015年07月25日 14:43撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 14:43
2015年07月25日 14:51撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 14:51
頂上はガスの中
2015年07月25日 15:06撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:06
頂上はガスの中
一瞬切れ間も見えるが
2015年07月25日 15:13撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:13
一瞬切れ間も見えるが
諦めて下山
2015年07月25日 15:24撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:24
諦めて下山
しかし 再び出会えた
2015年07月25日 15:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:41
しかし 再び出会えた
今度はしっかりカメラ目線
2015年07月25日 15:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:41
今度はしっかりカメラ目線
2015年07月25日 15:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/25 15:41
ありがとう
2015年07月25日 15:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 15:41
ありがとう
テント場帰着 中央が我家
2015年07月25日 17:45撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 17:45
テント場帰着 中央が我家
2015年07月25日 17:46撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/25 17:46
翌朝
2015年07月26日 06:38撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 6:38
翌朝
今朝登っている人達が羨ましい
2015年07月26日 06:38撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 6:38
今朝登っている人達が羨ましい
帰途 遠見尾根分岐
2015年07月26日 06:42撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 6:42
帰途 遠見尾根分岐
2015年07月26日 06:44撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 6:44
2015年07月26日 07:00撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:00
2015年07月26日 07:02撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:02
2015年07月26日 07:11撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:11
2015年07月26日 07:15撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:15
牛首(右)と唐松岳
2015年07月26日 07:29撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 7:29
牛首(右)と唐松岳
牛首
2015年07月26日 07:29撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:29
牛首
2015年07月26日 07:58撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 7:58
2015年07月26日 08:30撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 8:30
2015年07月26日 09:03撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:03
2015年07月26日 09:22撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:22
牛首
2015年07月26日 09:23撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:23
牛首
2015年07月26日 09:30撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:30
牛首を無事通過
2015年07月26日 09:33撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:33
牛首を無事通過
これから行く唐松岳
2015年07月26日 09:39撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
1
7/26 9:39
これから行く唐松岳
唐松岳頂上山荘
2015年07月26日 09:39撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:39
唐松岳頂上山荘
左に唐松岳 右奥に白馬三山
2015年07月26日 09:39撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:39
左に唐松岳 右奥に白馬三山
唐松岳頂上へ
2015年07月26日 09:57撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 9:57
唐松岳頂上へ
唐松岳頂上
2015年07月26日 10:21撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 10:21
唐松岳頂上
右に剱 左に立山.
2015年07月26日 10:16撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:16
右に剱 左に立山.
2015年07月26日 10:16撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:16
五竜と後方に槍
2015年07月26日 10:20撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:20
五竜と後方に槍
富士山
2015年07月26日 10:20撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:20
富士山
天狗の頭と白馬方面
2015年07月26日 10:23撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:23
天狗の頭と白馬方面
牛首を通る人
2015年07月26日 10:38撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:38
牛首を通る人
コマクサの群落
2015年07月26日 10:42撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:42
コマクサの群落
2015年07月26日 10:42撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 10:42
2015年07月26日 10:43撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:43
頂上山荘に戻って今回の目的は終了
2015年07月26日 10:45撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 10:45
頂上山荘に戻って今回の目的は終了
五竜に
2015年07月26日 10:53撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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五竜に
そして、剱 立山に
2015年07月26日 10:53撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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そして、剱 立山に
2015年07月26日 11:04撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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登ってくる人は暑そうで大変だ
2015年07月26日 11:13撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 11:13
登ってくる人は暑そうで大変だ
天狗の頭とその右に白馬鑓ヶ岳
2015年07月26日 11:35撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 11:35
天狗の頭とその右に白馬鑓ヶ岳
白馬鑓ヶ岳
2015年07月26日 11:35撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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白馬鑓ヶ岳
2015年07月26日 11:40撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 11:40
2015年07月26日 11:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 11:41
2015年07月26日 11:44撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 11:44
昨日はガスがかかっていた五竜と鹿島槍
2015年07月26日 12:43撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 12:43
昨日はガスがかかっていた五竜と鹿島槍
八方池と白馬三山
2015年07月26日 13:19撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 13:19
八方池と白馬三山
参考にさせてもらいました
2015年07月26日 13:26撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 13:26
参考にさせてもらいました
2015年07月26日 13:50撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 13:50
リフトまで後わずか
2015年07月26日 14:06撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 14:06
リフトまで後わずか
2015年07月26日 14:14撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 14:14
2015年07月26日 14:32撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
7/26 14:32
2015年07月26日 15:00撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 15:00
帰ってきました
2015年07月26日 15:27撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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7/26 15:27
帰ってきました
撮影機器:

感想

今回の山行きは、五竜岳と唐松岳(北アルプス)。

唐松岳から五竜岳に向かう途中に少々難所があるようだが、地図上には特に危険マーク等は入っていない。気を付けて通れば大丈夫だろう。
ということで、八方尾根コースを通って五竜岳往復、一泊二日の予定で出発。

25日朝。麓の第二駐車場(無料)に車を置いて、ゴンドラ乗り場へ。
隣に居合わせた、同じテント装備の名古屋の単独女性の話では「この時期、遠見尾根を下りて、バスで500円で戻ってくる方法があるのでそれを利用する」とのこと。その手もあったか。と思うもここは予定通り行動することに。
ゴンドラとリフトを乗り継ぐこと30分程で終点の八方池山荘前に到着。
6時46分出発。

八方池を目指す人、唐松岳を目指す人、更には五竜岳、それ以遠を目指す人達で登山道は結構な賑やかさだ。

ニッコーキスゲの鮮やかな黄色が沿道に彩りを添える中、八方池まで続く木道を登って行く。50分程で八方池に到着。前方に広がる天狗の頭、白馬方面の山の上はあいにくガスがかかって望めない。ここからの景色は明日の帰りに期待しよう。

歩きはじめてから2時間超、丸山(2,420m)のあたりだったと思う。突然目の前に雷鳥が現れた。
山登りを始めて8年、雷鳥にお目にかかるのは今回が初めてだ。
だが、その雷鳥さん、なかなかこちらを向いてくれない。やや消化不良の感もないではないが贅沢はいえない。後ろ姿を見られただけでも満足。

これから行く五竜も頭にガスがかかっていたが、唐松岳頂上山荘近くになって、ようやくそのガスも取れてきた。
ガッシリした山容は見るからに男性的だ。

9時53分、唐松岳頂上山荘に到着。
すぐ目の前には唐松岳が、そして、西方向に目をやると2年前の夏に歩いた剱、立山の山並みが連なっている。
唐松岳は往復で35分のコースタイムだが、ここはこの後のために体力を温存。明日の帰りに登ることにして今日は通過。

山荘から5分。今回の一番の難所、牛首が待っている。
少し渋滞も起きている。思っていたより険しそうだ。
それに、今日は台風のような強風が絶え間なく横から吹きつけてくる。
油断しようものなら、思わずバランスを崩してしまいそうな強い風だ。まだこんなところで新聞の記事にはなりたくない。前を行く人と少し距離をおいて慎重に通過する。
思えば、明日もここを通らなくてはいけない。ちょっと憂鬱。

他にも1、2カ所難所はあるものの、なだらかな稜線が続いたりして、景色も素晴しい。
進むほどに五竜岳も大きくなってくる。
それにしても、山荘がなかなか見えてこない。足どりはだんだん重くなる一方で、せっかくの景色を楽しむ余裕も徐々に薄れてくる。

程なくして前方に案内表示が見えてきた。遠見尾根との合流点の表示だ。突然、目の前に五竜山荘が現れた。ここまで山荘は見え隠れすることもなかっただけに、なんともあっけない到着になった。時間は12時46分。

なにはさておき、まずはテント設営。
この時点でテント数は20張り程度だったと思うが、当然いい場所はもうほとんど残っていない。
やや地面が傾いてはいるが、空いている一角に張ることにした。
ところが、風がビュービュー吹き荒れる中、テントをセットしたはいいが、風に煽られっぱなしでなかなか地に据え付けることができない。
そんな様子を見かねたのだと思う。両隣の男性お二人が手を貸してくれた。
おかげでなんとか設営することができたが、こんなことは初めてとはいえ、自分の未熟さ加減を思い知らされた。
お二人に感謝。

テント張りもなんとか終ってまずはビール、といきたいところだが、そうもしていられない。明日、少しでも楽をするためには今日のうちには頂上に登っておきたい。
水だけ持って13時53分、テントを出発。
途中、最初のうちは見えていた頂上にも徐々にガスがかかりだしてきた。
身軽とはいえ足どりは重い。

五竜岳頂上(2,814m)到着が15時04分。頂きはもうすっかりガスに包まれていた。
残念だが運が無かったということだ。少し待てば晴れそうという感じもないので、写真だけ撮って早々に下山開始。

しかし、運は見放していなかった。
途中でこの日二度目の雷鳥に出会うことができた。しかも、今度はしっかりとこちらを向いてくれている。
これだけでも、登ってきた甲斐があったというものだ。

テント場帰着16時07分。
ようやくビールにありつくことができた。

明けて26日朝。
昨夜は一晩中風がテントを揺らしていた。
若干地面が傾いているせいもあって、夜中に何度か目が覚めたが、すぐにまた眠りについた。疲れていた証だ。
相変わらず風は吹き続けているが、外はいい天気だ。
五竜頂上もスッキリと青い空が広がっている。
昨日、テント張りを手伝ってくれた男性の一人も、朝登ってくると言っていたし、先程お話した男性もこれから登ってくるとのこと。
今登っている人も、これから登る人も羨ましい。そして、ちょっぴり悔しい。

簡単な食事を済ませた後、テントを撤収して6時32分、五竜山荘を出発。

昨日にも増して天気がいいこともあって、一段と映えて見える景色や花々、そして、時々後ろの五竜にレンズを向けながら順調に(でもないが)来た道を辿って、難所牛首に到着。
が、昨日はあんなに難所だと思っていたのに、今日は思いの外順調に通過できた。やっぱり風は侮れない。

唐松岳頂上山荘着9時51分。山荘前は既に多くの人で賑わっている。
さっそく頂上に向かう。山荘のすぐ横にはコマクサの群落がある。コマクサは他でも見かけたが、ここが一番繁殖域が広いようだ。

唐松岳頂上(2,696m)到着、10時15分。
剱、立山、富士山、白馬方面、そして、五竜の右はるか後方には北アルプスのランドマーク、槍が小さいながらもしっかりと存在感を現している。

唐松岳頂上山荘に戻って小休憩の後、再びザックを担いで11時04分、登山口の八方池山荘に向かった。


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コメント

遅ればせながら
となりにテントを張らせていただいた者です。あの日の風はなかなかなものでしたね。わたしも経験は少ないので苦労しました。ですが、やっぱりテント泊は気持ちよくてやめられません。翌朝は4時スタートで、五竜岳山頂からはため息もののご来光を拝むことができました。唐松岳への道が剣岳以上に険しく感じたと仰っていらしたので、果たして未熟な自分は大丈夫かと、おそるおそる歩を進めました。しかも、その一番の難所で20名ほどの団体様が。岩に張り付いて静止する団体様の外側からかわしてすれ違うという、ちょっとドキドキの体験をしましたが、無事通過できました。ゆくゆくはお隣り鹿島槍のキレットを経験できればと考えています。
2015/8/21 3:18
その節はありがとうございました。
gamazouさん、あの時はテント張り手伝っていただいてありがとうございました。なにしろ、あんな強い風ははじめての経験。テントを組み立てたまでは良かったが、後は風に煽られっぱなしでオロオロするのみでした。この後どうしたものかと頭の中が真っ白になってしまったところでの助け舟、ほんっとに助かりました。

>五竜岳山頂からはため息もののご来光を拝むことができました。

でしょう!でしょう! あの日は朝から抜けるような青空が広がっていましたから。その頃、こちらはなんとも悔しい思いで頂上を眺めながらテントを畳んでいましたけどネ(笑)。
でも、年にそう何回も訪れることができないアルプス。今回もじっくり楽しんでくることができました。
また、お立ち寄りください。
2015/8/21 7:55
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
唐松岳 白馬八方尾根
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
唐松岳&五竜岳(八方尾根⇒遠見尾根)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
八方池⇔唐松岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 甲信越 [日帰り]
八方尾根コース
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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