のらりくらりの乗鞍岳 3,000m級の眺望と高山植物のお花畑。雷鳥にも遭遇!


- GPS
- 07:28
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:17
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三本滝駐車場は、到着〜登頂開始の5時にかけて、5〜6台程度の駐車状況でした。三本滝から乗鞍岳を目指す登山者は少ないようですね。 下山時点の12:00では、ほぼ満車状態でしたが、三本滝やレストハウス目当ての客がほとんどで、駐車場の回転は速いように感じました。 今回、自分は利用しませんでしたが、乗鞍高原〜乗鞍畳平のシャトルバスの時刻表はこちらにあります。 https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/echoline/ この時期、ご来光バスも運行しており、三本滝の停留所にも4:00前後に2台のバスが通過していきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
FieldAccessの記録によると、距離17.9km、高低差1,282m。 コースの全般を通して特に危険箇所はありませんでしたが、個人的に気になった点は以下の通りです。 ●乗鞍エコーラインをショートカットする登山道では、羽虫が大量に飛んでいました。防虫対策は万全に。また、防虫ネットを持参した方がよいと思います。 ●今回のルートでは乗鞍エコーラインを何度も横切りますが、車道から登山道に入る入口が少し判りにくいです。特に、下山時のみの利用の場合、見過ごしてしまうかもしれません。登山道に入る路肩やガードレールの赤ペンキに注意するようにしましょう。 ●伊ヶ原山荘〜宝徳霊神は、ゴロタ石の登りで、藪も濃いです。 ●宝徳霊神〜肩の小屋口は、高山植物のお花畑を沢沿いに歩きます。数回、石づたいで小川を徒渉します。また、咲き乱れている高山植物を踏み荒らさないようにも注意が必要です。 ●肩の小屋口〜肩の小屋は、この時期、雪渓を少々歩きます。アイゼンを使うほどではありません。 ●肩の小屋〜乗鞍岳山頂は、畳平からの登山客が合流し、大渋滞します。基本マナーを無視した大人げない登山者もいて、興醒めしました。 (こちらは下りの登山者をやり過ごすために止まっていたところ、後ろから無言で抜きさり、しかも頂上直下の狭い岩場でも足の悪い登山者の横を無言で追い越していった、齢60前後の健脚自慢のアナタのことです!) ●熊の目撃情報もヤマレコにアップされていますので(下記)、熊鈴を付けて歩いた方がよいでしょう。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-683970.html |
その他周辺情報 | 乗鞍高原 湯けむり館に立ち寄りました。 http://www.norikura.co.jp/yukemuri/ おとな一人720円。硫黄の香りの強い、乳白色の泉質です。 内湯と外湯が一つずつで、サウナはありません。 こじんまりしていますが、新しめの施設です。 浴室からの眺望が素晴らしく、先ほど登ってきたばかりの乗鞍岳が一望できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
この週末は土曜のみ予定が空いていたのですが、ふと思い立って日帰りで乗鞍岳に登ってきました。
山頂近くの畳平まで車道が通っていることから、観光地化してしまった、あまり通好みでは無い山なんだろうなぁ、と勝手に想像していたのですが、そんなことはなく、よい意味で裏切られました。
乗鞍岳で「山登り」を楽しみたい方は、畳平までシャトルバスでワープせず、三本滝から山頂までの往復をオススメします。往復でなくても、登りはご来光バスで帰りの片道のみ徒歩で下山とか、またはその逆でもいいかと。
三本滝から山頂までは標高差にして1,200mもあり、健脚者向きの、かなり登り甲斐のあるルートになります。
このルート、途中、乗鞍エコーラインを何度もショートカットしますが、車道歩きは必要最小限に抑えられており、すぐに登山道に引き込まれます。
よそ者はついつい、整備されている車道の方を歩かせればいいのに、と思ってしまいますが、どうも登山者には車道ではなく登山道を歩いてもらいたい・乗鞍の山歩きを楽しんでもらいたいという、なにか地元の方の強い意志のようなものを感じます。その表れなのか、ひとけの少ない登山道にも関わらずかなり整備されていますし。
肩ノ小屋〜山頂間は観光地化されていて混雑しますが、肩ノ小屋よりも下は一転して人も少なく、静かなハイキングが楽しめます。
(今回、三本滝〜肩ノ小屋にかけては、登りは1組のみ、下りでも両手で数える程度のパーティにしかすれ違いませんでした。)
雪渓直下の小川の脇には高山植物が咲き乱れ、運がよければ雷鳥にも巡り会うことができ、晴れていれば眺望もばっちりで、3,000m級の山に来たんだなぁ〜と実感できます。
ということで、今度はぜひ、紅葉の季節など、違う季節にゆっくり楽しみたいと思いました。そんなこんなで百名山56座目の乗鞍岳、ありがとうございます!
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