白山 全山あげてのお花畑フェア開催中!(↑別山・市ノ瀬道、↓釈迦新道)


- GPS
- 18:16
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 3,071m
- 下り
- 3,065m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:23
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:21
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ハイシーズンのお盆週の月曜日でしたが、マイカー規制の無い平日のためほとんどの車が別当出合まで向かっているようです。 事前の下調べでは、以下のサイトが参考になりました。 http://www.kagahakusan.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
FieldAccessの記録によると、 1日目は、距離16.5km、高低差1,591m。 2日目は、距離22.4km、高低差1,879m。 登山届は、市ノ瀬ビジターセンターに提出しました。 コースの全般を通して特に危険箇所はありませんでしたが、個人的に気になった点は以下の通りです。 ●別山・市ノ瀬道は、長時間の登り(標高差1,500mほど)が延々と続きます。 今回は衣食住をザックに背負っての山行きだったので、体力的には相当キツかったです。 チブリ尾根避難小屋を過ぎると日差しを遮るものもなくなるため、熱中症にも気をつけましょう。御舎利山の直前は傾斜もややキツくなります。また、南竜ヶ馬場直前の油坂の急坂とその後の登り返しも、疲れた足にはかなり堪えました。 ●同じく、釈迦新道も、長時間の苦行を強いられます。 あまり下調べせずに臨んだため、単調な下りかと思っていましたが、七倉山から湯の谷乗越まで急降下が続いたかと思うと、一転、白山釈迦岳までは登りが続きます。 途中に避難小屋も無く、水場も2箇所しかなく(今回はいずれも利用できず)、このルートを選ぶ登山者も少ないようです(今回は結局一人もすれ違わず)。 特に登りだと室堂まで10時間かかるため、それなりの覚悟が必要でしょう。 ●お池めぐりコース途中の翠ヶ池〜大汝峰登り口間で、ルートが明瞭で無い箇所があり、道迷いしました。正規のコースは血の池のほとりを遠回りします。大汝峰登山口が目前に見えるため、残念ながら地図には無いショートカットが横行しているようです。 ●防虫対策は万全に。防虫ネットは持参した方がよいでしょう。 今回も相当気をつけてはいましたが、御舎利山〜南竜ヶ馬場の間のヤブで、右こめかみをブヨかなにかに刺されてしまいました。朝方の南竜ヶ馬場野営場では、ヤブ蚊が大量に飛んでいました。また、釈迦新道の最後の車道では、小さな羽虫やアブが顔や手にまとわりついてきて大変でした。 ●登山道周辺の高山植物に気を取られて、足を踏み外さないようにしましょう。 自分は一回やっちゃって、1m滑り落ちました。危ない危ない・・・ |
その他周辺情報 | 白山展望の湯に立ち寄りました。 http://www.urara-hakusanbito.com/spot/view/264 木曜定休。おとな650円。JAF割引があったようですが持参し忘れました。 浴室は男女週替わり制で、今回は1階の岩風呂でした。 内湯1、露天2で、今登ってきたばかりの白山も眺望できます。 食事は提供していません。可も無く不可も無く、まずまずでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | バテた時用のパワージェル、凍らせたスポーツ飲料があればよかったです。 足にたまった乳酸を減らすサプリメントとかって無いかな。 |
感想
実家(能登)に帰省中の合間を利用して、地元・石川県の名峰白山に登ってきました。
中学生の頃に1度登っているため(お隣の名峰立山に続き、百名山2座目)、およそ30年ぶりの白山になります。前回は小雨混じりでガスも濃く、室堂の木道と山頂の標識以外の記憶がすべて飛んでしまっているのですが、たしか別当出合から砂防新道を経由して頂上まで日帰りピストンしたはずなので、今回は趣向を変えて、テントを背負って、別山〜御前峰〜大汝峰をぐるりと周回してみることにしました。
結果、体力的には過去最高レベルのハードな山行きとなりました・・・。
個人的には、剣岳・早月尾根や甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根のテント泊登山と同等以上のハードさだったかと。
計測していないもののおそらく15〜20kgの荷物を背負っての炎天下の荒行。別山への急登の最後では太ももに乳酸が溜まってにぶい痛みを上げ続け、ちょっと進んでちょっと休みの繰り返し。ヘロヘロ状態になりながらも、なんとか辿り着くことができました。
今回の山行きを通して、テントを含めた装備で登り続けられるのは標高差1,500m×5時間程度が限度かなぁと、自分の限界を見極めることができました。
そんな中、白山のお花畑の素晴らしさには心底感動しました!
今回最も素晴らしいと感じたお花畑は、釈迦新道の七倉山〜湯の谷乗越間の急坂で、七倉山〜四塚山周辺、御舎利山〜別山周辺と続きます。
途中のハードな歩行を、これら道端の花々になんど癒やされたことでしょう。2日間で撮った写真は500枚。おかげで、これまでほとんど無知だった高山植物にも興味が涌き、このページを作る課程で花の名前をかなり覚えることもできました。
(花の名前の特定にあたってはヤマレコの他の方のページを参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます! 間違いも多いと思います・・・)
次回は、お花松原まで足を伸ばして、今回あまり見かけなかったクロユリの群生を見たいと思いました。
この素晴らしい自然を、これからもずっとずっと維持していきたいですね。
ということで、白山登山は毎年の恒例行事にしていきたいと思います。
地元の名峰白山、今回も素晴らしい思い出をどうもありがとうございます!
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