記録ID: 701224
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍
餓鬼岳・リハビリハイク
2015年08月15日(土) 〜
2015年08月16日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,695m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
天候 | 晴れ(稜線ではガスも湧く) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
各区間ごとの詳細 ■白沢口ー最終水場 沢沿いの整備されたリバーウオーキングルート。桟橋、ハシゴ、鎖場、トラロープ、へつり、その他フィールドアスレティック的な楽しい雰囲気の沢コース。注意深い行動が要求されます。トレッキングポールは脂肪フラグ。両手ふさぐと怖い思いします。グローブ必須。ないと痛い痛いします。 ■最終水場ー大凪山 水場から150mぐらい登るまではポールが邪魔します。樹の根っこを引っ掴んで登るような場面多数、掴んだ根っこが枯死してて退場宣言!など、とにかく注意深く、確かめながら手足を動かします。安易にガバしたホールドが浮き石で、なんて悲しい瞬間も待ってるでしょう。(下りの方が嫌な感じです)注意深く、慎重に。ステップは切られてないので、ソールのフリクションで丁寧に登り降りします。落石にも注意。1800mぐらい、巨大な岩が横たわる開けたルンゼまで来ると、大凪山へは間近。 ■大凪山ー百曲り入口 ルンゼから左の小尾根に乗ります。足元には笹が出てきます。大凪山頂から針葉樹の尾根を歩きます。緩やかですがアップダウンあり。這い登る場面もありますが、二足歩行です。主観ですが、長く感じます。標高2250ぐらいからは左右が切れています、樹林があるので気になりませんが、崩落地もあって緊張します。 ■百曲りー餓鬼岳小屋 ダケカンバとお花畑の稜線への詰め、って雰囲気です。ポール使いながら普通に歩けます。 |
写真
感想
左足のケガが治り、ギプスも外れ松葉杖も不要になったので、近場でリハビリハイクを楽しんできました。テント泊装備水食糧込み14kgを担いで歩けるか? は何とかクリアしましたが、唐沢岳まで足を伸ばすことは叶わず、餓鬼岳のみのハイキングでした。
しかし、おっそろしくタフなコース。最終水場を過ぎて大凪山を通過するまで、これでもかと登らされます。僕はついに、この苦しみの原因を作った一人の男のことを呪い続けたぐらいです。
彼の名はアイザック。かつてエデンの園に暮らしていたアイザックは、神から与えられた尊いリンゴの実を粗末に扱い、地面に打ち当ててしまいました。これを見て主は「汝、林檎を粗末に扱いし罰を受けよ。これより万物は引き合う。汝ら、鳥と風と雲以外の全ては地を這って生きよ」とおっしゃったそうです。以来、われらはエデンを放逐されたという訳で。
くっそアイザック。てめえの不始末のお陰で、俺たちはこんなに苦しんでいるのだ。清らかな稜線に行くために、その高さを登るためにこの苦しみを強いられているのだ。俺があの世に行ったら真っ先にてめえ取っ捕まえて......
小屋番氏は僕の先輩でして、「唐沢岳は次にすりゃ良いじゃねぇか、小屋は10月20日頃まで空けといてやる、それより酒が切れた『霧島』担いで来いよごるぁ」ということで、秋になったら再訪します。
そんなこんなで、テント場で、また下山路でお行き会いした方々、感謝です。
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いまさん☆
こんばんは(*'▽')
編集作業お忙しいところにごめんなさい(´・ω・`)
リハビリハイクお疲れさまでした
お山に復活おめでとうございます(゚∀゚)
リハビリハイクがこことは、さすが違いますね‼松葉杖だっておっしゃっていたのに、回復力ハンパないです(*´▽`*)
餓鬼岳、手ごわそうですね(;´Д`)
しっかり下調べしてから実行しないと痛い目みそうだ…
テン場が少ないんですよね(´Д`)いっぱいになりましたか??
たまさん♡
>お忙しいところにごめんなさい
何を何を。しずかちゃんに告られたのび太の表情でタイプしてます。
荷揚げのヘリコのローターみたいにべろが回転してるあの顔です。
白沢コースは、大変です。合戦尾根から回った方が良いと思います。
秋の再訪では合戦尾根をナイトハイク、そのまま餓鬼岳小屋、
下山も東沢か合戦尾根、そんなことを考えるほど、タフな道でした。
アイザックぐらい憎らしい奴が居れば、ぐぅ師匠も呪いながらどうぞ。
でもたまさん、たまさんが「おどれ覚えておいでか! くわっ」っとか
そんな汚いお言葉をお話しなさるのが想像できません。
(本心ではおいらに叩き付けて欲しい♡)
テントは6張りぐらいでマックスです。
山岳部の6人用だったら2張りでぱっつんぱっつんですわ!
テント場にいたうちの一人です(fivetenの靴を履いてた者)。
復帰戦、無事のゴールで何よりでした。
テント場および朝の山頂では色々とお話聞かせていただいて参考になりました。
また、どこかでお会いできたらいいですね。
なお、こちらも予定どおり、燕山荘経由で中房温泉に下山しました。
アスリート閣下!
山の余韻を響かせていただきまして、恐縮です。
お世話になりました、閣下と違いましてヘタレですが
大変に味わい深い山の一夜を過ごすことが叶いました。
それもこれも、あんなこじんまりしたテント場だから、でしょうか。
おもに燕岳から霞沢岳の、あの区間に居ます。
またお行き会いする幸を得られるようでしたら
「おうハゲ生きてるかい?」とローキックをお願いいたします。
「ピカァア」と頭皮光線、お返しいたしますとも!
ぜひに、どこかのお山でキックと光線の応報を!
もしかして、その閣下といわれてるのは、imalpさんの隣のテントの方では?こちらは反対側にはってたものでした。
西側の、野口五郎さん側のサイトと記憶しております。トレックライズ2でしたっけ? お隣さんはメスナーでしたね。メスナーさんも楽しい方々で、白沢まで下りをご一緒させていただきました。初対面の方々とこんなに寛げるとは、実は自分に驚いています。すごく小心者で緊張しっぱなしなんですよ、いつもは。ともあれ、ありがとうございました!
そうです、一番西側の。
人数少なかったせいか、みんな気軽に話できましたね。
そういえば、美味しい梅干しもありがとうございました。
あの小梅の梅干は、信州大学付属の中学校にて
校内の梅の樹から生徒たちが収穫したやつを売ってたんですよ。
そこでバザーっぽい感じが良いなと思い、仕込んだ訳でして。
普通の梅干は毎年漬ける恒例行事なのですが、小梅もいいですなあ。
次回はもっとたくさん担いで行くようにします。
いまるぷさん、復活おめでとうございます。
餓鬼岳は北アのアウトロー的な立ち位置で大好きな山です。
その奥の唐沢岳は、さらに「外れ」的な雰囲気があって、ワタシのようなひねくれものにはたまりません。
白沢コースも好きな道です。
それにしても、リハビリハイクにあえてテン泊装備、あえてタフなコース。
ヨレヨレになり呪詛の言葉を吐き捨てながらも、その表情は恍惚に満ちていた、と拝察いたします。
最後の写真が動かぬ証拠。
イッちゃってますね?
kanosukeさん、イー!
いつも生温かいメッセージを降り注いでくださいまして、感謝!
>北アのアウトロー的な立ち位置
まったく同感であります。
さらにあっちの「外れ」というか、終着駅というかどん詰まりというか
自分の生き様とか在り方を解らせてくれる存在の山ですね。
>恍惚に満ちていた
ほんとこれ、そうなんです。ひどくされるのが好きになってしまって。
良さが解ってきたというか、虐められるのがこんなにイイとは。
道を極めるにはまだ若輩者ですが、その高みを目指します。
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