越百山→南駒ヶ岳→空木岳周回(日帰り)


- GPS
- --:--
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,407m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車で60分ほど(深夜)にある須原駅を右折 2〜30分ほど林道を走ると伊奈川ダム登山口駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
無料駐車場(20台ほど)入口に登山ポストあり |
写真
感想
昨年、甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根ルート)を登頂した後に
この空木岳に目をつけていましたが
中々腰が上がらないまま1年経過してしまっていました。
当初池山ルートで行こうと考えていたのですが
南木曽方面からもアタック出来るということが分かり
他の方のレポートで縦走周回がちらほらあがっていたので
お盆休みの思い出にアタックすることにしました。
CTはあまり参考にせず12時間をリミットとして計画。
明るいうちに下山したかったので4時スタート!
最初の分岐、福栃平まで「山と高原地図」のCTが80分
実際歩き始めてみると30分・・・。
こ れ は ひ ど い !
2km強の林道で80分も掛かる設定って(謎
あくまで個人的な感想ですが、
越百山までのCTは贅沢な時間の使い方をしているような気がしました。
ただ、スタートが1085m越百山山頂が2613m
ほぼ樹林帯の中を一気に1500m登ってきたので汗が止まらず、
休憩がてらここでTシャツを(半袖→長袖)着替えました。
ここから仙涯嶺までの稜線歩きは
右手に南アルプスを見ながら、左手には御嶽山を見ながら
と、かなり気持ちの良い山行になります。
ただハイマツが絶妙にルートを隠してくれるので
足元ばかり見ていると行き止まり・・・
なんてことになります(なりました
仙涯嶺から南駒ヶ岳までのルートはハードになり
岩場・ザレ場が増えつつアップダウンの連続です。
途中手を使わないと降りられない場面もありました。
今回、序盤で飛ばしたせいか、ここで左太腿がつりました。
まだ半分もきてないのに↓↓
南駒ヶ岳でエスケープするのもアリかなとネガティブスタート。
そして写真にもあるように南駒ヶ岳に着いたと思わせる
憎い演出もありました(笑
無事もう一山越えて南駒ヶ岳到着。
おにぎりを1つほおばり、空木岳が思いの外遠いなぁと考えていると
空木方面から登山者の声が聞こえてきました。
挨拶をして顔を見ると見たことあるような・・・。
相手も視線を外しません。
!!!
会社の先輩でした!
あるんですね〜こんなこと(笑
2人はここから折り返して帰るということだったので
空木岳まで即席3人パーティで出発です。
一人とは違って会話しながらの山行、
空気も薄いので辛いことには変わりないんですが
さっきまでより足取りは確実に軽かったです。
お陰で1時間で空木岳まで着きました。
無事空木岳も登頂し、休憩がてら下の駒峰ヒュッテへ移動。
最近マイブームのバッジと空木岳てぬぐいを購入して
外のベンチで昼食タイムにしました。
池山ルートだった2人とはここでお別れして、1人周回ルートへ。
ここから木曽殿山荘までの下りが中々急で膝に痛みが出てきました。
1時間ほど掛けて山荘まで降りるも、
残りの行程を考えると体力的に不安が・・・。
あてにしていた木曽義仲の水場があまり豊富ではなく
少ない手持ちで仙人の泉まで歩くことになりました。
悪いことは続くもので8合目の標識を過ぎたところで
スマホのバッテリーがお亡くなりになり
予備バッテリーも忘れてしまったようで
手元には中央アルプス全体が載った地図のみ。
ここで一度心が折れました。
始めは比較的平坦な道のりでペースも快調でしたが、
木の根が張り巡らされた不安定な段差に四苦八苦でした。
何度も立ち止まりながら仙人の泉に着くと
先ほどよりは気持ち水が出ている程度でしたが
手持ちの水もほぼ残っていなかったので
空きのペットボトル(500ml)に補給をして
うさぎ平を目指します。
つり橋を越えるとまさかの登り返し・・・。
やむなくザックに差したストックを取り出し
トボトボ登り降りを繰り返す1時間でした。
人にも一切出会わずここで2回目の心折れです(泣
やっとの思いでうさぎ平に着いたのが15時前。
休憩しながら手元の地図を見て
「至ル倉本駅」じゃない方へ向かいました。
残りは林道のみという情報だったので
最後の一踏ん張りと気合を入れて歩いていましたが道が怪しい・・・。
第2伊奈川ダムという文字が見え、林道がなくなる。
草を掻き分けて奥に進むも、これはおかしいと地図を取り出し確認。
よくよく見るとうさぎ平は分岐ではなく、
先にある金沢土場が倉本駅方面と伊奈川ダム方面の分岐だったんです。
(これは家に戻ってから調べました)
スマホに頼りきっていたツケがここにきて道迷いとして出てきました。
泣く泣く来た道をうさぎ平まで戻りました。
トータル30分のロスになり、ここで完全に心が折れました。
何度も手元の地図を確認しながら分岐を逃さないように注意を払い
長い長い林道5kmを歩きました。
もう走る元気もありませんでした。
ゴール直前に右手に駐車場が見えた時に
この12時間の長旅が終わると実感できました。
今回のバッテリー切れは不測の事態でしたが手元に紙の地図があったお陰で
終盤迷いながらも無事戻ることができました。
水も行動食も底を尽きかけていたので不安との戦いになりました。
今回の失敗を次への糧にしたいと思います
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する