赤石岳〜荒川三山 二軒小屋
- GPS
- 104:00
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 3,041m
- 下り
- 2,780m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:20
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:20
天候 | 8月12日(水)曇り 8月13日(木)雨のち曇り 8月14日(金)晴れ 8月15日(土)晴れ 8月16日(日)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
畑薙第一ダムからは東海フォレストの送迎バスで椹島へ(送迎バスに乗る前に登山届を提出) |
写真
感想
南アルプスは樹林帯を長時間歩かなければいけないと言われていたので、なかなか行こうという気にならなかったのですが、春山トレーニングの時に「南に行くなら若いうちに行っといたほうがいいよ」と聞いたのと、ちょうどテレビで荒川三山をやっていて、南もいいかも。。。と思っていたところ、我が会の夏の山行で「赤石岳〜荒川三山」の計画が上り、気持ちは南アルプスへ!
最初の計画はすべて小屋泊まりだったのですが、テント山行がやりたかったのでリーダーに問い合わせたところ、送迎バスの都合で一泊は小屋に止まらなければならないが、それでよければ参加OK!とのことで参加させていただくことになりました。結果的には全員が小屋二泊、テント2泊となりました。
やっぱり南はアプローチが長い!初日、西宮を早朝に出発して最初のピーク「赤石岳」に到達するのに2日半かかりました。登っても登っても樹林帯を抜けない…しかしこの樹林帯がとても美しかった。雨に濡れた木々が綺麗で午前中雨に降られたのがかえって良かったと思えたほどです。まるで屋久島のような神秘の森でした(行ったことないけど、先月行ったメンバーが屋久島を小振りにした感じだと言っていました)
最後の急登「歩荷返し」!このネーミングはすごいね(@_@)
このころには雨も上がり、木々の間を差し込む光が綺麗でした。トリカブトもたくさん咲いていた。そして赤石小屋に到着。テン場は近くて便利でしたが、狭かった。まるで縦列駐車のように並んでテントを張りました。
早朝、赤石小屋を出発。小屋から山頂までも遠い〜。そして雨は降っていないもの周りは真っ白で富士山の雄姿もその他の山も見えません。今日もお花畑が綺麗です。
赤石岳と小赤石岳の分岐の稜線に出ると風が強く吹いていました。ザックをデポして赤石岳山頂へ!ようやくたどり着いた山頂を堪能して引き返そうと思ったのですが、赤石避難小屋でコーヒーを飲みたいという女子のl希望で山頂から5分の避難小屋へ行きました。避難小屋と言っても管理人さんもいて立派な山小屋です。食事が出せないだけで宿泊もできるそうです。そしてコーヒーを入れて頂いている間に管理人のおじさんに星空の写真を見せていただき話も聞かせてもらいました。コーヒータイムはちえこさんのハーモニカ演奏もありました。とてもほっこりしたいい時間が過ごせてここまで足を延ばしてラッキーでした。次回来ることがあればこの避難小屋に泊まりたいです。
そして、分岐まで戻り小赤石岳、大聖寺平をへて荒川小屋へ。かなり長い下りでしたが緑の中に赤い小屋の屋根が見えたときはテンションアップ!絵に描いたような山小屋です。小屋の周りはマツムシソウがたくさん咲いていました。
ここのテン場は広くて絶景です。目の前の山並みの奥にひときわ大きく富士山が見えます。夕日に染まって刻々と色を変えていく富士山の姿をずっと眺めていました。
晴天の朝!真っ青な空に太陽の日差しがまぶしい。
お花畑を横切って、後方には昨日歩いた赤石岳からの稜線、前方にはややかすんだ富士の雄姿を見ながらの快適な縦走です。前岳、中岳。天気も最高で360度のパノラマを堪能です。しかしここから東岳(悪沢岳)は一気に150m下って登り返さねばならない。登りも岩登りのようです。まさに悪沢!でもこんなルート大好きです^^
悪沢の下りも容赦ない難ルートでした。悪沢恐るべし!つぎのピークは一見見逃しそうな「丸山」その名の通り、悪沢岳とは対照的な穏やかな山頂です。そしていよいよ最後のピーク千枚岳へ…ここもとってもきれいなお花畑!最後尾を歩いているのをいいことに写真を撮りまくりました。またまたクライミングのような岩場を登ってついに千枚岳山頂!ここからは下ってしまうと思うと少し寂しい気分になりました。
しばら下ると再び樹林帯へ突入です。長丁場最後の下りは予想以上に長くかなり疲れました。南をなめたらあかんぜよ〜という声が聞こえてきそうです。後半になると話し声も聞こえず、全員黙々と下るのみ。足はガクガクですが下るしかない…
長い下りもいつかは終わります。沢の音が大きくなり、建物のようなものが見えてくると最後の元気を振り絞りくだります。そして、吊り橋をわたりようやく下界へ!
芝生の広場の奥に今夜のお宿二軒小屋ロッジが現れ長い山行は終了しました。
このロッジ、お値段もなかなかですが、綺麗でイタリアンのシェフが作る料理もおいしく2泊のテントから考えれば天国のようでした。
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