記録ID: 704513
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
谷川岳(西黒尾根〜田尻尾根)ここな誕
2015年08月11日(火) 〜
2015年08月12日(水)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 12:25
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,343m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:26
距離 4.0km
登り 1,170m
下り 69m
17:30
2日目
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:32
距離 6.7km
登り 172m
下り 1,391m
本来なら西黒尾根のピストン、または茂倉新道からの下山を予定していたが、他メンバーの状況・装備・実力を鑑み、エスケープ的に天神尾根→田尻尾根を下山。ただし田尻尾根も本来ならまだ下山すべき状況ではない点に注意。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・土合駅、土合口駅、谷川岳登山指導センターに登山ポスト ・大雨によりロープウェイが運休(8月13日に復旧) ・田尻尾根も橋が崩落、登りは通行不能に。下りもおすすめできない状況 ・その他各所で大雨の影響 |
写真
ロープウェーは7月末の豪雨により電源ケーブルが切断され運休中。リフトも動いていません。13日まで待てば、運航再開だったのですが一歩間に合わず…。
田尻尾根から下山してきた…という登山者と遭遇。…いざとなったら田尻尾根からエスケープ…という選択肢も頭に入れます。
田尻尾根から下山してきた…という登山者と遭遇。…いざとなったら田尻尾根からエスケープ…という選択肢も頭に入れます。
というわけで、今回は西黒尾根で登ることに。1時間先行する別働隊のうちの多くは巌剛新道から登っている模様。ラクダのコル以降で出会えれば良いかな…。
ところで、登り口からこれってちょっとふざけてませんかね?標高800m。
ところで、登り口からこれってちょっとふざけてませんかね?標高800m。
よじ登るような場所も増えてきた…。暑さと急登で他のメンバーの体力がちょっと心配…。
巌剛新道を登っている別働パーティーの方は、すでに1名が熱中症で引き返した模様。気を引き締めます。
巌剛新道を登っている別働パーティーの方は、すでに1名が熱中症で引き返した模様。気を引き締めます。
ここでひとまず休憩です。ここまでカメラを担いで登ってきたというご老体と世間話。結構良い景色かと思いきや「ガスで霞んじゃってるからねえ」このご老体、ガチである。ロープウェーが動いていないのでここで引き返すのだとか。お気をつけて…!
岩場に慣れないぽいさんはかなり怖そう。一方のハブさんは…ワクワクしてますね…あれは。はい、私も岩場にワクワクするタチです。
さーて、どこにつかまったものか…。むう…あそこまで登ってしまえば簡単なんだけど…蛇紋岩が滑るのでなかなか難しい…。
さーて、どこにつかまったものか…。むう…あそこまで登ってしまえば簡単なんだけど…蛇紋岩が滑るのでなかなか難しい…。
とりあえず目の前の岸壁を上りきると、そこでも声が。
どうやら、先に行った巌剛新道パーティーの先遣隊らしく、後ろに見えるのは残りのメンバーが四苦八苦しているらしい。
とりあえず登り切ったところで合流することに。
どうやら、先に行った巌剛新道パーティーの先遣隊らしく、後ろに見えるのは残りのメンバーが四苦八苦しているらしい。
とりあえず登り切ったところで合流することに。
最初は岩場を怖がっていたメンバーもここまで来るとだいぶ慣れてきました。ここを登り切ったところで一休み。後続を待ちます。
とはいえ完全に合流しては大所帯過ぎるので、適度に間を開けつつ、つかず離れずで移動することに。
とはいえ完全に合流しては大所帯過ぎるので、適度に間を開けつつ、つかず離れずで移動することに。
というわけで、実際はこのような感じで崖側に進む必要はないため、そこまで極端に危険度が高いわけではなかったこのポイント。そうは言っても手がかり足がかりがほとんどなく、とにかく滑るので慎重に進みます。
小屋に別れを告げて、再スタート。下りはぽいにくすさんに代わってりょうまさんが入り、再び3人パーティーに。
残りのメンバーは先に天神尾根をつたって下山を開始しましたが、この3人はオキの耳を目指します。
残りのメンバーは先に天神尾根をつたって下山を開始しましたが、この3人はオキの耳を目指します。
オキの耳(1977m)に到着。ここからは引き返して一気に下ります。
我々3名だけなら茂倉新道を下ることもできましたが…巌剛隊が心配だし、天神尾根が通れるならそれに越したことはない…。
我々3名だけなら茂倉新道を下ることもできましたが…巌剛隊が心配だし、天神尾根が通れるならそれに越したことはない…。
手は入っていますが、踏まれていないので足場は今ひとつ。1180m。下から声が聞こえてきます。巌剛隊です。やはりこの激坂に参っている模様。何人か頼もしい方がついているので大丈夫かな…。
なんとか下りきりました…。つらい。展望も皆無だし、ただただつらい。田尻尾根はこんな事情でもなければもう使いたくない…。
標高920m。頂上から1000mも下りたんだ…。
巌剛隊が往生しているらしいので、それを待ちつつ、ここでいったん休憩。
標高920m。頂上から1000mも下りたんだ…。
巌剛隊が往生しているらしいので、それを待ちつつ、ここでいったん休憩。
巌剛隊がやってきました。みんなヘトヘトになっているので、とりあえずエネルギーと塩分の補給を勧めます。水が足りなくなりつつある人もいるようなので全員でシェア。多めに持ってきて良かった…!
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
飲料
行動食
非常食
レインウエア
フリース
ダウン
ソフトシェル
Tシャツ
アームカバー
ベースレイヤー
サポートタイツ
ズボン
ゲイター
靴下
グローブ
帽子
ネックウォーマー
着替え
登山靴
アイウェア
トレッキングポール
地図
コンパス
笛
筆記具
計画書
エマージェンシーシート
保険証
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
タオル
トイレットペーパー
ガムテープ
眼鏡
予備コンタクトレンズ
サイフ
時計
スマートフォン
モバイルブースター
GPS
ヘッドライト
予備電池
カメラ D7200
レンズ AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II
カメラ予備バッテリー
予備SDカード
|
---|---|
備考 | 茂倉新道を通るなら、さらに食料が多くても良かったかもしれない。 |
感想
今回はロープウェーが運休する中、西黒尾根からのアタックでした。
次は行きたいと思っていたルートだったため、ワクワクしながら登りましたが…確かに楽しい…!岩場好きにはたまらない場所でした。
一方、各パーティーという単位に目を向けると、急登と岩場、暑さに阻まれ、なかなか厳しい山行だったようです。
自分の回りに関しては多めに水や補給を持っていき、こまめな補給と休憩を心がけたことが功を奏しましたが、今後このような大人数が関わる場合は、より安全マージンを取って計画する必要があると感じました。山小屋の使い方など基本的なマナーも見直していきたいところ。全体としては多くの課題を残すこととなりました。
自分が登ることと下りることはできても、人をサポートしながら全員を安全に上げること・下ろすことは、もっとずっと難しい…。初めてサポート役に回ったことで、そのことを痛感した山行でした。
長く続けるために、反省を今後にフィードバックしたいと思い、ここに書き残します。
そして、この西黒尾根ルート自体はまた行ってみたい…!いつかここを楽に上り下りして、他人をサポートすることもできる、そんな人になりたいと思いました。
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ヤマススの影響で私も去年登りましたけど
谷川岳って2000m切る割には
アルプスに負けない景色と難易度が楽しめますよね。
私も今年もう一度行こうと思ってます。
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