【白山】白山禅定道+観光新道 雷雨にクマ騒動のおまけ付き


- GPS
- 21:19
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,021m
- 下り
- 2,017m
コースタイム
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 12:40
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:35
SHARP AQUOS sense4 SH-M15 SIMフリー(Android Ver.11)
(23日分)YAMAPアプリVer.10.18.11(1440)
(24日分)カシミール3D・スーパー地形-GPS対応地形図アプリVer.4.6.11E
天候 | 23日:くもりのち晴れ 24日:雷雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/ZBVS2Ns8eXkXn1VF9 Mapcode: 791 714 337*73 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【白山禅定道(市ノ瀬〜別当坂分岐)】 ・歩く人が少なく笹や草木が張り出しています、早朝や雨上がりは濡れるので(特に下半身)レインスーツ着用が望ましい。 ・木製の急階段や木道、岩の間を通り抜ける地点が何ヶ所かありますが、雨で濡れていると滑るので注意が必要。(階段は急で長く、万が一滑って落ちれば救助要請必至) 【観光新道(別当坂分岐〜室堂〜御前峰)】 ・良く整備されていて歩きやすい。別当坂分岐から上に長い石階段があります、雨で濡れると滑るので下りでは油断しない様に。(実際teppan_は滑って足首を捻挫しました) ※別当坂分岐から別当出合間は岩ゴロゴロの急斜面なので転滑落に注意。 |
その他周辺情報 | 【山小屋・登山基地】 ・白山室堂 https://hakusan-guide.or.jp/hakusan_stay/murodou ・南竜山荘 https://city-hakusan.com/hakusan/naryusanso/ ・市ノ瀬野営場 https://city-hakusan.com/hakusan/ichinose_camp/ ※白山登山ピーク時の交通規制とシャトルバス運行日 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/documents/r6kisei.pdf 【日帰り入浴】 ・永井旅館 800円 18:30~20:00 水・木曜定休(7~8月無休) http://www.hakusan-nagai.jp/nagai_ryokan ・白峰温泉総湯 670円 平日12:00~21:00 土日祝日 10:00~21:00 火曜定休 http://www.shiramine-m.com/index.html 【その他】 ・福井県立恐竜博物館 https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/ ・道の駅「越前おおの 荒島の郷」 https://arashimanosato.com/ ・モンベル越前大野店 https://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=678592 |
写真
感想
ご訪問ありがとうございます
毎年1度は訪れたいと思っている白山。昨年はタイミングを逃してしまったので今年はぜひ行こうと思っていました。
今回は白山釈迦岳登頂を計画に加えてスタート地点は市ノ瀬から。そうなると思い浮かぶのは6年前歩いた白山禅定道+観光新道〜チブリ尾根の周回での苦い経験です。
その時はスタートが遅れたことに加え、猛暑で大幅なペースダウンを余儀なくされ、御前峰登頂を諦め南竜山荘まで下るという惨めな山行になってしまいました。
今年も同じく梅雨明け直後で猛暑が予想されるので、直前に里山で耐暑トレーニングを敢行、市ノ瀬野営場に前泊して午前3時スタートで余裕を持って挑むことにしました。
トレーニングの効果が現れ、殿ヶ池避難小屋に着くまでガスで直射日光が遮られて涼しかったのが追い風となり、終始バテることなく室堂まで順調に歩くことができました。
食堂でラーメンを食べ、宿泊の受付を済ませてから御前峰へ。山頂に着く頃にガスが出始めて眺めはちょっと残念でしたが、2年ぶりに登頂できて満足でした。
翌朝は小屋の屋根を叩く大雨と雷鳴で目が覚める。午前5時スタートで大汝峰を経由して釈迦新道を下山する予定でしたが、森林限界を超える稜線歩きは落雷が恐いのと、横殴りの雨に晒される時間が長くなるので、往きに登ってきたコースを戻ることにしました。
雨はザッと降ったり止んだりの繰り返し、雷鳴が轟くとビビってしゃがんだりしながら下って殿ヶ池避難小屋で休憩、結局この日は別当坂分岐まで誰一人として登山者とすれ違うことはありませんでした。
そう言えば、剃刀窟手前でソロ女性とすれ違いビックリしました。南竜山荘へ行くとおっしゃっていましたがこの悪天候です、わざわざ歩きにくいこのコースを登るなんて、小屋のスタッフさんかも知れないなと思いました。
最初のドラマがやってきたのは別当坂分岐まで間もなくの地点でした。
石階段を慎重に下っていたつもりだったのですが、右足を置いた瞬間にツルッと滑り、開脚状態(ハードルを飛び越えるみたいな体勢:左脚上段/右脚下段)でドスンと尻餅を突いた。その際、左足つま先が外側に開きスネが捩れた状態で体重が乗ってしまい左足首に激痛が走る。
別当坂分岐でしばらく休んで様子を見ると内出血はなし、骨折した様子もなく立てるので、そのまま市ノ瀬に向けて下山を開始しましたが、そこからの6.5Kmがとにかく辛くて長かった。
捻った足に不用意に体重をかけると痛いし、左足首をかばうせいで右足の太ももは悲鳴を上げ、ストックに頼って肩も腕も筋肉痛になる始末、ヨチヨチ歩きでしか歩けない自分が情けない…それでも満身創痍のヨレヨレで何とか市ノ瀬までたどり着くことができました。
そして2つ目のドラマがこちらです
我が家のテントはずぶ濡れになって待っていました。さあ荷物を下ろして休もうと思ったらビジターセンターの男性が慌ててやって来て、なんと!「ほんの10分前ですが、貴方のテントの近くで小グマが居るのを目撃しました。母グマが近くに居ると危険です、今夜は休憩所を特別に開放する許可を取りましたので、ただちにテントを撤収して下さい」とおっしゃるではありませんか…こりゃまさに青天の霹靂だ
この日は荒天だったせいでテント場はわが家の他にはひと張りだけ、センターの方はそのテントの持ち主と連絡が取れず心配していました。あとで休憩所でご一緒した際にお話を伺ってみると、大雨だったので室堂宿泊を翌日にスライドしてもらい、金沢までお寿司を食べに行かれていたとか、戻ったら張り紙でクマ出没を知って驚いたそうです。
この晩、休憩所の宿泊者は私達夫婦を含めて3組6名。だだっ広い部屋でお互い離れたところに寝袋を敷いて、妙に一体感のある一晩を過ごすことになりました。
普段夜間は施錠されている休憩所に泊まれるなんて、まず体験できないことです。結果この夜は雨が降ったり止んだりで、もしテントで過ごしていたらびしょ濡れだったことを考えるとある意味ラッキーでした、クマさんに感謝かな? ※ちなみに、野営場は現在制限付きで利用可能になっています
埼玉、兵庫、鹿児島から来られて偶然同宿となった皆さん、良かったか悪かったかはともかく思い出に残る一晩になりましたね、これからも充実した山行きが楽しめますようお祈りします。
てっぱんは捻った足首を治すことが先決、山行きはしばらくお休みです。
白山遠征、お疲れ様でした。
いろいろなことがあった山行のようですね。
無事な登頂と無事な?下山は何よりでしたね。
雷雨の中の行動、身も心もさぞ大変だったこと、お察しいたします。
さて、左足首はいかがでしたか?
大事に至ってないことを願うばかりです。
足の元気があってこそ山歩きですから。
順調な回復祈っております。
どうぞご自愛くださいませ。
お気遣いありがとうございます
梅雨明けしたのに大気不安定だったのは、高気圧と南海上にあった台風とのバランスの影響ですね。
天候に文句を言っても仕方ないので人間が対応するしかないですが、足を痛めてしまったのはどこかに油断があったからです。幸い自力で下山できましたが、この程度の怪我でも山では格段に難度がアップするのを実感しました。
痛みはありますが軽く、足首の腫れが引くのを待ってリハビリを徐々に進めていきます。
クマの件は余計でしたが、おかげで貴重な?体験が出きたので良い思い出になりそうです。
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