三伏峠から繋げる南アルプス南部
長野県
静岡県
kaoritree
- GPS
- 104:00
- 距離
- 47.7km
- 登り
- 4,580m
- 下り
- 5,329m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:25
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:20
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:00
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:37
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 4:34
- 合計
- 10:40
| 天候 | 8/18 晴れ 8/19 晴れ 8/20 雨のち曇り 8/21 曇りのち雨・風 8/22 朝小一時間晴れのち曇り時々霧雨 8/23 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
伊那大島駅にレインウェアを置き忘れて強制送還（泣） もとい、12：10発→14：00鳥倉登山口着 8/23（日） しずてつジャストライン畑薙第一ダム14：25−静岡17：50 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・鳥倉登山口に登山ポスト＆トイレ有 ・烏帽子〜板屋岳、荒川前岳付近、兎岳〜聖岳〜小聖岳、南岳〜上河内岳付近、ヤレヤレ手前のトラバース、切れている所があるので通過ご注意 ・所により水場が薄い所があるので事前にご注意 |
| その他周辺情報 | ・赤石温泉白樺荘（詳しく調べていないが、畑薙のバス時刻少し前に来られた方々がすでにここで入浴されていた模様、それとも椹島か？！） ・静岡駅近くに温泉（バスで15分くらい美肌の湯）、東静岡駅（徒歩15分）、草薙駅（徒歩10分、草薙の湯） |
写真
�￣�見岳で
��二年前、北岳〜鳥倉で
��今回、鳥倉〜聖へ
いつも遅い私が、よっぽど焦っていたように思う。
一日目が三伏泊まりとなったので、この日は早発ち04：30。この後の天候が崩れるらしいので行けたら荒川小屋まで。ダメなら高山裏避難小屋or中岳避難小屋で。
1
この後の天候が崩れるらしいので行けたら荒川小屋まで。ダメなら高山裏避難小屋or中岳避難小屋で。
稜線フェチは萌え〜です♪
荒川さん、大沢さん、兎さん、聖さんも見えとります。
寄りたかったのですが、この先長いので先に進めました。
小河内岳からずずずーっと下って、南アルプス特有の森の中を歩きます。森の中に入るとあま〜い香り（多分クロモジの香りかな？）で癒されます。
この樹林帯の上りが堪えました。段差が高くて。
「山を想えば人恋し
人を想えば山恋し」
天候が悪く風もきつく、ここから標柱マニア写真になります（笑）
展望も風もきついからやめようと思ったけれど、多分、神さまの山なので登らせて頂きました。
茶臼小屋の14時頃、一気に晴れてきて、慌てて茶臼岳に駈けあがる！！
なんだか晴れそうな勢い！
またまた茶臼岳分岐まで駈けあがりました！
最後の最後でお別れができました！
装備
| 個人装備 |
半袖シャツ予備2枚
長袖シャツ1枚
ウインドブレーカー1着
鉢巻き2枚
靴下4足
ジオライン上下
ダウンジャケット
グロープ2枚
雨用グロープ1枚
ヘッドランプ
替え用電池単4個
ラジオ
バンダナ3枚
手ぬぐい1枚
タオル2枚
ガス缶
ガス
食器
箸
スプーン
テント
グラウンドシート
寝袋＃3
マット
アームカバ1個
120cmスリング
8Φｘ8ｍロープ
カラビナ1個
ロープ
ご飯11食
行動食1日6個ｘ6日分
アミノバイタル3個ｘ6日分
ビタミン剤7日分
|
|---|
感想
8/17(月）
関西から高速バスで伊那市へ。
伊那市で前泊して翌日伊那大島からの南アルプス登山バス鳥倉線で鳥倉登山口へ向かい、そこから南に聖まで。
光は？！
光岳は、計画的に置いておきたかった。
また、南アルプスに行けますようにと。
実は、二年前の8月末、北岳から入山し聖へ向かったことがあった。
が、天候不安定でなかなか予定通りに進まず予備日も使いはたし、エスケープルートもここから先はまた日数がかかる為、鳥倉へ下りた経緯があったので、今回、鳥倉から繋げる南アルプスの山旅となった。
上飯田でバスを下車し、前泊の宿はJR市田駅近くの朝恵旅館なのだが、チェックインまで時間があったので、それならば飯田線を楽しもうと途中下車で元善光寺駅へ。
到着したらすごい雨。
山友さんからメールが。
今日は山入ってないかい？！と。
心配して下さったようだった。
感謝。
元善光寺
http://zakoji.jp/
戒壇巡りをした。
ご本尊さまの下に行って「極楽浄土への錠前」に触れるとあの世に逝く時に迷わないと言われていて触れなかったら迷うというものらしい。
時間もあることだし真っ暗な中へ。
ほんと真っ暗。何も見えない。
手すりに従って歩いて行く。
このように歩いてきたんだろうなあ、そして、またいつか歩いて行くんだろうなあ。
人生こういう時もあるよね〜とか、真っ暗でも探すとこんな手すりが以外と近くにあったり・・・とかとか。
なんか感慨深くなってきたので淡々と歩いて行く。
真っ暗ななかから出た時は、生まれ変ったような気持ちに。
まさに「死の瞑想」だわ〜
生まれ変った所で、無病息災お守りを。500円也〜。
きちんと帰って生を全うできますように。
百日紅の美しい庭園をあとにし、おばあちゃんのいる懐かしい田舎のような朝恵旅館さんへ。
徒歩15分ぐらいの所にコンビニがあるので山の最後のお買いもの。
またまた雨が降ってくる。
どうなるのかなあこの秋雨前線・・・空とにらめっこ。
ずっと調子が悪いお腹も気になる。
8/18（火）登山初日。
6時に朝恵旅館を出発。
ずっと手を振ってくれていたおばあちゃん。
幸せな時間だった。
JR市田駅6：16発→伊那大島6：26着
バスは、6：45発
大丈夫。
余裕をもって行動できてる。
どんな出会いが待ってるのだろう！ワクワク！
乗車は私一人のみ。
お盆を過ぎたら、南は人少ないよと聞いていたが。
途中で、身延へ抜ける男性が乗車。
鳥倉までは私たち二人。
登山口に着いて、んん？！
なんか、私、忘れてない？！
伊那大島駅のバス停にレインウェアジャケット置き忘れーー！！えー！！あほや！！
次の下りバス！すぐ！よし！
そして、上りのバス！今日中にある！よし！
夕方に三伏には着ける！よし！
レインウェアはきっとあるやろ！
伊那大島に強制送還ーー！！（泣）
二時間のバスの最中ずっとソワソワ。レインウェアなかったら、どこに買いにいけばええやろ・・どりあえず警察に届いてるかもしれんけど警察どこやろ・・・それより自分がアホすぎて、あ〜、もう！！
ご一緒の光岳から歩いて来られた男性もバスの運転手さんも一緒に心配して下さって。。ありがとうございます！
伊那大島に着いて、バス停の椅子に・・・ない・・・
皆さまにお礼を言ってとりあえず下りて。
レインウェアを買いに行こう。警察に連絡して。。。。
と、その時、椅子がある屋根の所から吊られている黒いものがぶら〜ん！
なにこれ？！
えーーーーー！！まさかの私のレインウェアやん！！
こんな所にいたのか〜！あいたかったよ〜！誰かが盗られないように置いてくれたようだ。
伊那大島の運転手さんが忘れ物を探して下さるとおっしゃっていたので、すぐ伊那バスさんにお電話！
出発まで一時間。腹ごしらえ。
12：10発の鳥倉線に無事乗車！
今回は3組の登山者。
14時前に着いて登山届だして鳥倉登山口しゅっぱーつ！！！
車酔いしない私もさすがに車酔い・・・歩くたび少々の吐き気とめまい。
無駄に4時間やきもきしながら乗車したからなあ。
気のせい気のせいと言い聞かせ南アルプスの深い森を楽しんだ。
この道も三度目。
一度目は、ほぼ10年前の塩見岳往復
二度目は、二年前の北岳から聖を目指して、泣く泣く鳥倉で下りた。
今回は、最後までの聖、畑薙大吊橋を見れるだろうか？！
涼しくなっているとはいえ、18kgの重量で大汗かき！
最近テン泊でも2泊という身体に優しく、かなり重量抑えてる山行ばかりだったし、、ロング縦走も二年ぶり！
この夏は夏バテでボッカする、いやそれ以前に歩く気力も体力もなかったし、それに、ここ最近ずっとお腹の調子がおかしい・・・
歩けるのかしらん？！
今回は、一日予備日分を短く刻んで計画立てたから、ゆっくり歩けば歩けるでしょ。と言い聞かせ、3時間コースタイムを2.5時間で到着。
いつも遅いはずの私が早く着いたのは、よっぽど焦っていたとしか考えられない。
テント設営、水汲み、夕飯、明日からの天候＆山行チェック、就寝〜！
8/19（水）登山二日目
3時起床
パンを買っていたのでそれで時間短縮
空は？！よし！いい感じ！
お腹は？！・・・ノーコメント
このところの秋雨前線というのか前線が居座ってて、その南東に張りだし弱い高気圧、その南には二つの台風15号、16号、北西側からは小さい低気圧が次から次からやってくる。
この小さい次から次からくる低気圧に昨年夏、ちょうどこの時期、北海道はずっと梅雨みたいな空で泣かされた。
今年もすでに困惑されられっぱなしだ。
そして、北からの冷たい空気と台風が運んでくる暖かい空気がぶつかって、雷が発生しないか気がかりだった。山行前からの情報でも雷が多かったから気をつけるようにとアドバイス頂いていた。
翌日からの天候も崩れるらしい。きっと下山する23日まで霧雨みたいな天候なのだろうと素人の勝手な予想。
この日は、初日のドジを挽回するべく、そして、天候が最も良い日なので、体力があれば荒川小屋まで行って予定の赤字を解消したいところだった。
行けなくても中岳避難小屋でもいいだろう。（もし、天候が悪化すれば、椹島に下りる仮定で東海フォレストバスを乗車可能にしておいた方がいい。）
4時半過ぎに三伏峠出発。
これからの6日間、どんなドラマが待っているのだろう。
とりあえず、小河内岳を目標にCT2時間半。
西側のガレの縁を所々歩きながら1時間弱で烏帽子岳。
ここからの眺めが素晴らしい！
塩見岳、北岳＆間ノ岳、甲斐駒、仙丈、富士山、そして南にはこれから歩く道がずずずいっと。そして、稜線フェチにはたまらない小河内岳へのどこまでも続きそうな曲線の美しい道。完璧！
ここからまた一旦下りて、南アルプスらしい森を歩いて行く。
この辺りで荒川小屋からの登山者と出会った。
トラバースでずっと森の中を上がったり下がったり。段差が高くて地味につらかった。5泊分の重さは垂直方向キツイ。
板屋岳手前の崩壊地で一旦休憩。
普段休憩のない私が珍しい。
ここを上りきって、また下りて、また上る・・・長いなあ。
途中途中のお花畑に癒されながら先のことや過去のことはは置いといて今の一歩に。
「今を想う」という概念は瞑想によく似ている。
一つの目標の高山裏避難小屋まで来れた。10時過ぎ。いい調子。
6時間ほど歩いた。足がふやけてきた。絆創膏を貼る。ここから一旦下りてかなり上ったら荒川さん。
20分ほど上った所で、普段チョロチョロの美味しい水場がたんと湧いていた。
17日に降った大雨ですぐに満タンになるよと情報を仕入れてきた。
三伏峠で2.5L持ってきたが、ここからの晴れの斜面の上りに備えて3Lにした。
またまた森の中をトラバースで進んでいく。そしてまたまた段差が高い。
途中に鎖場が出てくるとトラバースは終了に近い。
ここからは巻かずに一気に森林限界に向けて上り詰めていく。段差が高い。
今回の道で一番堪えた（泣）
段々と森の木が高層へと変わって行く。少し開けた所に出れば森林限界が近い。振り返れば塩見さんが見えた。かなり高さをかせいだのが分かる。
ガレ場に出てくればつづら折りになって段差も少ないので比較的登りやすい。
といっても疲労がかなり出てきているのでゆっくり歩いた。
ピークに出ると片側は崖、片側は急坂。所々両側切れ落ちた所が2、3ヶ所。
トラバースで前岳に向かっていく。
鳥倉から聖岳のルートでここが一番注意したところ。
今回は時間の関係で悪沢岳はお預け。
中岳避難小屋まで行くことに。ここまで来たら、1時間少しで荒川小屋だ。
時刻は14時。大丈夫。
中岳と前岳の間の分岐から荒川小屋へ向かう。
先程までガスで見えなかったのに一気にガスが明け、ど〜ん！と赤石さん！！
なにこれ？！めちゃくちゃすごい！！
すごすぎてどうしよう！！男前すぎる！！
今までで山に見惚れて動けなくなったのは、仙塩尾根から見る塩見さんと、ここから見る赤石さんだけ。深い谷から繋がる尾根が理想的な線！
ゴツゴツせず、かといって丸みを帯び過ぎず。
その向かい側にはどこまでも広がるお花畑とその中を通るトラバースの道。
さっきまでかなり高度を稼いだのに、またまた森林地帯へ下りるという（笑）
もう荒川小屋は見えている。
翌日からは天候は崩れる。
ここで見惚れておこう。
涸れていることが多い水場もかなりの水量。17日の大雨のおかげで。
16時前に荒川小屋到着。
豊富な水場、大きな富士山が見える広々としたテン場。
いいところ！
膝と肩と足指が痛い。足指はいつものことだが、膝と肩はすごかった。
肩がかなり腫れている。痛み止めの塗り薬で効くかどうか。
肩が腫れるまで重たいの久しぶり。雲の平以来や。
とっとと寝ようとしたのだが疲れすぎて眠れない。
しょうがないのでそのままにする。
8/20（木）登山三日目
夜中から雨が降って、テント撤収時も雨。
この日は百�瞭胸海硫箸泙如�
CTは4時間半。
お腹の調子はあんまり。
疲れが取れていないので、ゆっくり歩くと決めた。
そして、赤石岳避難小屋の管理人さんご夫婦にお会いしたい。
森林から出るとガレをトラバース。
大聖寺平からずっとっていく。
晴れたこの道を登りたかったなあ。と、ないものをねだってみた。
疲れのせいかなかなかペースが上がらず、何度も立ち止まりながら、赤石岳の山頂に。
ここまで来ると人が多い。
雨に降られて寒かったので赤石岳避難小屋でコーヒーを頂いた。
奥さまが奏でてくれたハーモニカもあたたかかった。
今度はここへ水を担いで、聖岳の借景と大きな富士山で過ごしたいなあ。
1時間少し滞在して、百�瞭胸海硫箸惴�かった。ここからまたずずずっと下りてたところで、大沢岳〜聖岳の見事な稜線がやっとお目見え！！
大興奮！！
この稜線が見事なぐらいのM稜線らしい（笑）
そして、トラバースで巻いて馬ノ背の気持ちいい稜線歩き♪
この百間平。ただっぴろい！！いいなあ♪
そしてまたずずずずっとかなり下って森林に入って、百間洞山の家。
テン場は指定らしい。
今回は素泊り。
夕食だけ（なぜならトンカツだよ！トンカツ！ある時刻まで受付しないとだめらしい。）頂こうと思ったがお腹が・・・
で、お腹壊してるのに暑がりの私はアイスクリーム♪
清水にお住まいの山のご夫婦に磁石の使い方を教えてもらいながら楽しいひととき♪
中途半端な時間のおやつで夕食はアルファ米半分で終了。
久々のお布団で疲れも取れるだろうし、翌日のMな稜線も越えないと！
8/21（金）登山四日目
気持ち良すぎて寝坊。
起きたら満天の星。
CTは7時間半ほどだし、天気はよくならないだろうし。。。
食欲がない。しかもお腹の調子がなかなかよくならない。
昨日のアルファ米半分で終わり、足りない分は行動食でと。
5時前に出発。
森の中を上がってゆく。結構キツイ。が、昨日ほどではなかった。
途中で富士山と聖さんにお会いできた。
すぐに見えなくなるだろう。
稜線に出るとかなりの風。そしてガス。
お腹痛いなあ。。。
一旦また下ってもう一度上がる。
そこが百�瞭恐執濺澄�かなりの風になっていた。
広いので方向に注意し先を進んだ。
お腹が痛い。
ここからはガスガスなので写真ももひとつ。
とうとうお腹が我慢できなくなって携帯トイレ登場。持ってきてよかった。
もうすぐ誰かが来るという第6感があるのでささっと。
食べないのがいいのだけど、この日のルートは食べないわけにもいかへんし。
一かじりずつ。途中の羊羹がすっとした。小豆はいいのかもしれない。
ゆっくり進んでいるうちに百間洞で泊まられていたEさんが後ろから来られた。
途中ご一緒になってこのガスガス道を楽しく歩けたのもEさんのお話のおかげ。
時折気にかけて下さる優しさもうれしかった。
小兎岳から聖の、特に兎〜聖間のどんなけあるねん！アップダウン！もガスガスのせいかあまりしつこく感じられなかった。
Eさんとご一緒できたせいもあるだろうと思われる。
聖岳でお互い写真を撮りあって下ったところ、下からの風雨が激しい。
これはレインパンツを履いておかなければヤバいと思い急いで履いた。
が、聖平から登られてこられる登山者はかなりの軽装。これ大丈夫なの？！って感じ。途中から下りて来られて安心したけど。
小聖岳を下りてやせ尾根に入る手前の水場辺りでビバーク準備されている登山者がおられた。まだ昼だから1時間半ほどで聖平だったのでよほど大変なことがと思い声をかけたが大丈夫とのこと。
あとから他の登山者に聞くと、兎岳避難小屋がいっぱいだと情報を聞いてそこへ張ったとのこと。大丈夫なら、せめて水場近くはやめてほしいし、兎岳避難小屋の近くに張れる場所もあったし、それより何事もなく大丈夫とおっしゃるなら2時間弱で戻れるテン場のある聖平に戻るべきなんじゃないでしょうか？！。。。なんとなく理由が腑に落ちませんが、私にはわからない事情もあるでしょうから突っ込みませんが。。。
やせ尾根の急登を何度か下って行くと風を遮る森の中に入り安心する。
森の中に入ってからも急なところがあるので気が抜けなかったが。
聖岳から下ってから段々と風が強くなっていたような気がする。
薊畑手前のお花畑はこのルートの中でも広くて鮮やかな色だった！
ガスのなかから浮かぶお花が本当に美しかった。
森の中の素敵な雰囲気の中にぽつんとある聖平小屋。
小屋の前でなんだかおみかけしたことのある方が！！
佐藤佑人さんでした！雑誌で拝見するより男前ーーー！！
南アルプス恐るべし！
二年前は、塩見山頂で高橋庄太郎さん！
男前率高くない？！
この日は雨だけど、もうすでに一日小屋で素泊りしているので節約の為テン泊。
なかなか手強い雨で心が小屋に傾きそうだったけど（笑）
小屋前で飲んでたら（お腹は薬飲んでも効かないからあきらめた！）、雨がさらに強く・・・今テントに帰るのやだな・・・
しばらくすると小降りになったから助かった。
この日の小屋は満員御礼だったらしい。
TBSの撮影隊の方々も来られていたようだ。
8/22（土）登山五日目
朝早くテントから顔を出すと相変わらずのガスガスぶり。。。
予定通りだな。。。
もう一度二度寝。
してたら、なんだか青空が！！
朝の一時の晴間か？！
南岳に登っときゃよかったがあとの祭り。
ビールで荒療治してもお腹は治らず痛みは変わらず。
この痛みならひどくはなるまいと思い、アルファ米半分をおかゆで朝食。
この日はCT4時間半の茶臼小屋まで。
急がずゆっくりできるのでのんびり出発。6時。
わずかの晴間もみるみるうちにガスガス〜
南岳に登る頃には真っ白け。
ここの片側崩落少しだと思い込んでいたのだが、結構思いきって切れていた。
お花畑と南アルプス特有の森は変わらず美しい。
上河内岳で素晴らしい眺めがこの日の楽しみだったのだがこうも白いと登っても・・・と思いながらも、おそらく山の神さまの山なので上らせて頂くことにした。
なるほど！確かに晴れていれば見晴らしよさそうだが、かなりの風！すぐに退散！
そこからは気持ちのいい稜線歩きだろうと思われるが・・・どうだろうか。
再び、森の中に入って、また、稜線へ上がって少し下って茶臼小屋。
ついた頃は真っ白だった空が昼ぐらいに明けてきた！
聖方面は雲がかかってるかも？！と思っているうちに全体的に開けてきたので、1時間弱の茶臼岳へ急いだ。
案の定、久しぶりのおひさん！
2時間ばかり聖待ちをしたが聖さまはお隠れになったまま。
17時前に小屋へ帰った。
小屋で宴会。茶臼岳で出会ったつわもの登山者（！！）さん3名様と。
あまりのすごすぎる登山にびっくり！
楽しさせて頂いた。
8/23（日）登山六日目・最終日
この日のCT6時間弱。畑薙第一ダムまで。
5時半か6時に出発して、バス停でまったりできるだろう。
が！
また、晴れてきた！
茶臼までは上らず稜線に出てみるといい塩梅に雲がすごい速さで流れていく！
これは期待できる！
と、1時間半ほど粘り勝ち！最後の最後で聖さま出会うことができ感無量。
結局、7時半前に茶臼小屋を出発。
気持ちのいい森をこれでもか！ってほどどんどん下りていく。
ここ、上るの大変だよなあ・・・
横窪沢の小屋のご主人がいい方で、30分ほど長居してしまった。
8月末で小屋は閉まるのだそうだ。
ここをすぎると、また急坂を下って行く。
中ノ段辺りで少しゆるくなったら、また、急な下りが出てくる。
いつも通り足指が痛い。
ひもを締め直した。
滑りそうな梯子をいくつか越えた後、吊橋で、ウソッコ沢小屋。
沢づたいに歩くのでいくぶんか気温が低く身体にうれしい。
その後、ヤレヤレ峠までかなり上り返す。30分ぐらいだったかな。
少し暗い森なので気分が滅入るけど。
その後畑薙大吊橋までは嫌になったのかあんまり覚えていなくて、最後あたりにトラバースの細い道を歩く時は注意した。
畑薙大吊橋でやれやれ〜という感じなのだが、実は、ここから畑薙第一ダムまで1時間あるのでまたかー！！って感じ（汗）
畑薙大吊橋は、谷瀬の吊橋を渡ることができたらなんてことはなく済む。
確かに長いー。
アスファルトの道でいまさら日焼けを気にする私。
下界は晴れなのね〜
なんだかんだで畑薙第一ダム到着。
しずてつジャストライン出発1時間半前に到着。
余裕を見てよかった。
出発少し前にお風呂に入られていた登山者が来られた。
白樺荘で入っていたらしい。
井川バスのシステムがいまいちわからないので調べてみたい。
6日間汗ふきシートの私にはその清々しさ感がうらやましかった。
今度は、聖と光だなあと帰りのバスで感慨深くなった。
6日間、お世話になった皆さま、小屋のご主人さんスタッフさん、道で出会った登山者の皆さま、本当にありがとうございました。
おかげさまでいい僕の夏休みになりました。
どこかでまたお会いできましたらいいですね！
こっそり拍手
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上河内岳の最新記録
6日分の詳細な記録・・・・書いてアップするまでも労力を使いますよね。
お疲れ様でした。
「とんだハプニング」⇒そうだったんですね。見つかって良かった！そしてバスも2便あって良かった！ですね。（まあ私も尾瀬・至仏山の山スキーに出かけて、登山口の鳩待峠で、いざスキー兼用靴を履こうと思ったら、家に忘れてきてしまった・・・なんて泣くに泣けない事もありました。）
板屋岳まで消耗したアップダウン、前岳のザレた細い稜線、思いのほか迫力のあった中盛丸山の稜線などなど、私も強く印象に残っています。
21日と22日は私も北アルプスで悪天候に泣かされていましたが、写真を見る限りでは南アの方が良かったのかと思われますが・・・・
TBSの撮影隊の件ですが、私もヤマレコには書きませんでしたが7月31日
に聖岳登山口で、TBS（BS）の日本の名峰「聖岳」の下見クルー（2人）と一緒になり、椹島へのバスを待つ間、撮影の苦労話を聞かされました。
早ければ今秋にも放映されるのではないでしょうか？
peak315さん
長いレポをお読み頂き恐縮です！
スキー靴は災難でしたね！
山行ですが、二日目がやたらと長かったので、まだまだかと長い感じがしましたが、
三日目を越えるとえっ？！もうあと半分で終わり〜？！って感じでなんだかさびしかったです。
中盛丸山はぼこって感じが、これ上るんですか？！って思いますよね〜
でも、歩いてみたら、えっ！いつのまに終わったんですかね・・・でした。
きっと、ここまで歩いて来て、絶対、感覚がおかしなってきていますよ（笑）
その頃、北アの方がいいと思っていました！
というのも、前線が南にあって、多分、北の小さい低気圧と南の勢力の弱まった高気圧とで前線を綱として引きあっていたのかなあと♪
雷に注意と言われていたのでそれだけが気がかりでしたが、雷雲も発生しなくてほんとうによかったです。
撮影隊とご一緒になられましたか！
BSなので見れないですが、本当に大変そうでした。
秋の紅葉はどちらをご計画なされてるのでしょうか！
今度は、お互い、すっきりとした秋晴れを祈っておきましょうか！
ありがとうございました！！！
kaoritreeさん、こんばんは
色々ハプニングあり〜の、雨がちな天気うらめし〜の（？）やらあったけど、男前の赤石岳がお花畑近傍からみれたり、モノホン男前に聖平小屋で出会ったり波乱万丈でしたね。
しかし高山裏先の荒川岳の登り、あれはキツイですよね。私も逆ルートで赤石〜鳥倉を２年前に歩いたので各場面が手に取るように思い出されましたが、あそこの登りだけは勘弁、と思ってたので手に汗握る思いで読ませてもらいました
こういう詳細レコこそ、生きてる証しが読み取れて素晴らしいと思います。
コースタイム云々やら関係なく、目標に向かってＧｏ！その姿がすんばらすぃ〜です
いずれにせよ、６日間の大縦走ホントお疲れサマでした
長いレポをお読み頂き恐縮です。
これ、逆ルートでも絶対きついですよね！
特に、小河内〜高山裏〜荒川さん、何回か登山道に帽子を投げつけたくなりました（笑）
腹痛！大丈夫ですか？
夏風邪がお腹にきましたかね〜
お大事になさって下さいね。
秋は、どちらに行かれますか？
また、レポを楽しみにしております！
ありがとうございました！
性懲りも無くまたおじゃまします。
中岳避難小屋から荒川岳ピストンのあと山伏峠まで歩いたんですが、小河内あたりではガスのせいもあったんですがボケ〜っと一人登山道に座り込んでましたよ。シコタンソウに励まされながら、ね
お腹はやっぱり風邪菌だったみたいですが、まだ喉の咳菌が居座ってる感じ。
今秋は、穂高あたりをSWにうろうろと、体育の日は以東岳〜朝日岳かな、とか考えてます。
kaoritreeさんの南ア一直線もあと光岳まで伸ばせば取り敢えず完成ですね
私も聖と光が残ってるので来年の夏前後にでも行こうと思っています
あとは元地元の生駒山〜金剛山をそのうち繋ぎたいな、とか野望は拡がるばかり
こちらこそ、また魂のこもったレコ楽しみにしています
荒川岳ピストンした後の三伏峠。。。それこそ帽子投げつけたくなりますね〜
風邪菌居座ってますね。お大事になさって下さいませ。
大朝日連峰！！
いいですね！！
実は私もこの秋の山行の一つに入っていましたが、交通が・・・
バスは夏の間みたいで・・・なくなくあきらめました。
聖〜光、ここはもう一回行ってもいいですよねー！！
野望は広がる（笑）
朝日連峰！よろしくお願いします！！
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