ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7069333
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

「勝尾寺川〜しらみ地蔵 沢登り破線ルート遡上」「箕面キャンドルナイト」「実録 誰にでも起こりうるマダニの恐怖」

2024年07月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:37
距離
17.3km
登り
498m
下り
499m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:05
休憩
0:32
合計
8:37
距離 17.3km 登り 498m 下り 499m
11:48
277
16:32
25
17:39
18:05
53
18:58
19:02
34
19:36
49
20:25
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急箕面駅
コース状況/
危険箇所等
【主な流れ】
1.(9)大阪府道箕面池田線経由で勝尾寺川・登山口へ
一般道なので危険箇所はない…と言いたい所だが、危険な暑さで体調を崩し、かなり後の方まで影響した。冷やすものは必須クラスであった方がいい。

2.勝尾寺川を渡渉し破線ルート(谷道・水少なめの沢登り)〜しらみ地蔵へ
今回の目標ルート。
晴れ続きであれば川の水量が減り、渡渉はうまくやれば濡れずに終えられる。飛び石がありその上を行くが安定性は高くなく、気をつける必要あり。渡渉後に破線ルートに取り付くために細い川沿いの張り出しを渡るか急斜面登りが必要。防水靴があるなら履いて取り付きまでの最短ルートを行った方がはるかに簡単だと思う。
基本岩ゴロゴロの登りの谷道で、水が少量流れている。乾燥している所はまだいいが、水の流れている所は滑りやすい。上流からの石や岩や木の枝などが積もっているため、不安定な場所もそれなりに多い。
歩いた中では1箇所特に登るのが難しい所があった。
クライミングができる人なら正面から行けるかもしれない。私は脇の朽ち始めた倒木を利用して巻いて登ったが、トラバース状で滑りやすく足場も良くない。落ちれば非常に危険な高さ。得意でない人は行き止まりを覚悟して進み無理なら諦めて戻るか、それ以前のどこかの急登でエスケープする。
急登でのエスケープについては、取り付きは現実的な範囲のキツめの登り。地形図上はエスケープ可能のように見える箇所もあったが実際に試してはいないため自己責任で。
終盤までゴロゴロ岩ベースで倒木や枝・石が混じった登りが続く。
湿気の多い狭い道や倒木を抜けたり岩に密着したりすることも多いので、虫除けは万全にしておきたい。

3.しらみ地蔵〜破線ルートの延長線上の谷道を上がる
破線の谷の延長線上はほぼ岩のない、滑りやすい登りが続く。急登というほどでもないが、手袋をしてしっかり木などを掴んで登っていかないと苦しいかもしれない。

4.軍荼利明王の石蔵から勝尾寺経由で(43)府道豊中亀岡線を使い箕面大滝へ
登山道・一般道のため危険箇所はない。一般道は工事中で片道1車線交互通行の場所あり。非常に気温が高く、歩くだけで消耗する状態だった。

5.キャンドルナイト2024
非常に人が多く滝道の上から下まで賑わっていた。
歩きにくくはなるが、ゆっくり祭り気分で下山するのも悪くないと思う。

6.下山
その他周辺情報 目標達成を記念して、滝道出口付近のチェリオの自動販売機に1コイン驕りつつ、メロンクリームソーダで祝杯をあげた。
目標ルート最後の1本。
先日入り口は既に確認済みだが、渡渉の必要な場所かつ前日までの雨で水かさが増しており、それ以上進める状況ではなかった。
今日はその時のリベンジマッチになる。
晴れ続きの場合、渡る勝尾寺川は水かさが少ない川だったと記憶しているが、それでも濡れずに渡り切れるか分からない。まずは確認。
そのまま渡り切れれば言うことはないが、私にはこの日のために準備した秘策がある。
強い気持ちで臨む。
目標ルート最後の1本。
先日入り口は既に確認済みだが、渡渉の必要な場所かつ前日までの雨で水かさが増しており、それ以上進める状況ではなかった。
今日はその時のリベンジマッチになる。
晴れ続きの場合、渡る勝尾寺川は水かさが少ない川だったと記憶しているが、それでも濡れずに渡り切れるか分からない。まずは確認。
そのまま渡り切れれば言うことはないが、私にはこの日のために準備した秘策がある。
強い気持ちで臨む。
滝道バスちゃん揃い踏み。
この光景は初めて見る。
滝道バスちゃん揃い踏み。
この光景は初めて見る。
前からも撮る。
まだまだ撮る。
なぜか他のバスも集結している。
なぜか他のバスも集結している。
ゆずるバスも。
箕面バスオールスターズ。
箕面バスオールスターズ。
今日は麓の一般道から東に進んでいる。
南側は開けており、家々の間から夏の雲が広がっているのが分かる。
今日は麓の一般道から東に進んでいる。
南側は開けており、家々の間から夏の雲が広がっているのが分かる。
体勢を整える中継ポイントの皿池公園。
非常に暑く、日陰も少ないため消耗が激しい。
凍らせたドリンクで常にアイシングしながら移動して来た。
体勢を整える中継ポイントの皿池公園。
非常に暑く、日陰も少ないため消耗が激しい。
凍らせたドリンクで常にアイシングしながら移動して来た。
公園のグラウンド部分は。砂漠の様相
公園のグラウンド部分は。砂漠の様相
インディージョーンズごっこができる遊具。
インディージョーンズごっこができる遊具。
夏場は登山口まで陽射しを遮るものが少ない東側のルートに挑むのはかなり大変だ。
目的地に向けて道を曲がってすぐの所。
夏場は登山口まで陽射しを遮るものが少ない東側のルートに挑むのはかなり大変だ。
目的地に向けて道を曲がってすぐの所。
間も無く勝尾寺川。
間も無く勝尾寺川。
ここから歩道部分の狭い道を注意しながら北へ。
ここから歩道部分の狭い道を注意しながら北へ。
ここのチェリオの自販機にはメロンクリームソーダがない。
きっとこれはチェリオの自販機ではないのだろう。
ここのチェリオの自販機にはメロンクリームソーダがない。
きっとこれはチェリオの自販機ではないのだろう。
交通事故が多いのか、この通りにはいくつもこういったお地蔵さんがいる。
交通事故が多いのか、この通りにはいくつもこういったお地蔵さんがいる。
あまりに暑いので日陰で少し体勢を立て直す。
あまりに暑いので日陰で少し体勢を立て直す。
ニホントカゲの子供が狩りをしている。
ニホントカゲの子供が狩りをしている。
お地蔵さん。
下りの分岐。
ここが目的ではないが人工の滝があるので眺めに行く。
ここが目的ではないが人工の滝があるので眺めに行く。
罠が常設されている。
罠が常設されている。
この橋を渡ると、
この橋を渡ると、
渡らなくても見えるが滝がある。
砂防ダムから流れてくるもので、高さの割に幅が低い。
渡らなくても見えるが滝がある。
砂防ダムから流れてくるもので、高さの割に幅が低い。
橋を渡ってからの方が寄って見られる。
橋を渡ってからの方が寄って見られる。
橋の奥の斜面に獣道のような場所がある。
ここから川を渡らずに目的の入り口にいぇるかのうせおもあるかと考えたが、現状いくつか気になる点がある。
入り口はここからまだかなり離れており、ずっと陸続きであるか分からない。
高度差のある砂防ダムがいくつかあり、全て乗り越えられるのか。
橋の奥の斜面に獣道のような場所がある。
ここから川を渡らずに目的の入り口にいぇるかのうせおもあるかと考えたが、現状いくつか気になる点がある。
入り口はここからまだかなり離れており、ずっと陸続きであるか分からない。
高度差のある砂防ダムがいくつかあり、全て乗り越えられるのか。
橋の上の倒木はもはやここのランドマーク。
橋の上の倒木はもはやここのランドマーク。
気づかなかったが、滝壺のそばに降りられるのだろうか?
気づかなかったが、滝壺のそばに降りられるのだろうか?
これは上から撮ったもの。
これは上から撮ったもの。
勝尾寺川の流れは落ち着いて見える。
向こう岸は先程の獣道から通じてはいるようだ。
勝尾寺川の流れは落ち着いて見える。
向こう岸は先程の獣道から通じてはいるようだ。
そうこうしているうちに取り付きまで来た。
取り付きの前座が一筋縄では行かない。
そうこうしているうちに取り付きまで来た。
取り付きの前座が一筋縄では行かない。
地図の中央が最後の目標の破線ルートだ。
地図の中央が最後の目標の破線ルートだ。
入り口に向かうにはまずここを降りねばならない。
入り口に向かうにはまずここを降りねばならない。
降りるのは壁伝いで比較的楽だが、戻るのは高低差が影響し少々大変のように見える。
降りるのは壁伝いで比較的楽だが、戻るのは高低差が影響し少々大変のように見える。
砂防ダムと勝尾寺川が見える。
砂防ダムと勝尾寺川が見える。
この奥に目指す取り付きがあるのだが、まずは川を越えなくてはならない。
水量はかなり減っており、渡れそうかと思える程だ。
この奥に目指す取り付きがあるのだが、まずは川を越えなくてはならない。
水量はかなり減っており、渡れそうかと思える程だ。
ただそのまま真っ直ぐ渡るには、まだ厳しい。
ただそのまま真っ直ぐ渡るには、まだ厳しい。
そこでこれだ。渡渉の秘策。
愛用のシリコン靴カバー。
街で使うもので、雨の日に圧倒的な防水性能を誇る。
代償として圧迫感が強く非常に蒸れやすい。
カバー範囲はローカット程度のため、もう少し水かさがあった時はビニール袋を履いた上でさらにその上からカバーを履けばこの程度の水量であればわけはない。

しかしながら
この靴カバーには最大の弱点があり、雨の日のタイルに乗っただけで滑る位グリップ力がない。
川で滑れば元も子もないため、使用するならダブルストックを駆使して全力で渡り切ることになる。
そこでこれだ。渡渉の秘策。
愛用のシリコン靴カバー。
街で使うもので、雨の日に圧倒的な防水性能を誇る。
代償として圧迫感が強く非常に蒸れやすい。
カバー範囲はローカット程度のため、もう少し水かさがあった時はビニール袋を履いた上でさらにその上からカバーを履けばこの程度の水量であればわけはない。

しかしながら
この靴カバーには最大の弱点があり、雨の日のタイルに乗っただけで滑る位グリップ力がない。
川で滑れば元も子もないため、使用するならダブルストックを駆使して全力で渡り切ることになる。
靴カバーを使った場合、飛び石の上を行くのはかえって危険なため、水の中の最も楽な場所を探す。
靴カバーを使った場合、飛び石の上を行くのはかえって危険なため、水の中の最も楽な場所を探す。
戻る場合は左上のガードレールまで。ダムの上段に乗ってからが難しい。
戻る場合は左上のガードレールまで。ダムの上段に乗ってからが難しい。
ダムの下からこちらに来ることが可能かどうかも見ておきたい。
ダムの下からこちらに来ることが可能かどうかも見ておきたい。
絶妙な繋がりで通れるようになっているようだ。
途中については繋がっているかは微妙なラインのため歩いてみないと何とも言えない。
絶妙な繋がりで通れるようになっているようだ。
途中については繋がっているかは微妙なラインのため歩いてみないと何とも言えない。
川の状況を見た所、うまく飛び石を行けば、防水機能のない靴でも行けるかもしれないと感じた。
川の状況を見た所、うまく飛び石を行けば、防水機能のない靴でも行けるかもしれないと感じた。
もう少し上流も見てみることにする。
もう少し上流も見てみることにする。
川幅が狭くなっている場所もある。
川幅が狭くなっている場所もある。
簡単に渡れそうな場所は取り付きの難易度が上がる。
簡単に渡れそうな場所は取り付きの難易度が上がる。
上流方向。
しばらく歩いていけそうだが今日の目標から遠ざかる。
上流方向。
しばらく歩いていけそうだが今日の目標から遠ざかる。
下流方向。ダムを境に大きな段差がある。
遠くから川を渡ると取り付きまでの道が難しくなるため、この周辺のする必要があるだろう。
下流方向。ダムを境に大きな段差がある。
遠くから川を渡ると取り付きまでの道が難しくなるため、この周辺のする必要があるだろう。
強引に渡るなら最短ルートでシリコン靴カバーが有効だと思う。
強引に渡るなら最短ルートでシリコン靴カバーが有効だと思う。
渡った後の斜面は最低でも私にとってちょっとした難所。
渡った後の斜面は最低でも私にとってちょっとした難所。
堰のようになっているばしょ周辺が最もバランスが良さそうだ。
堰のようになっているばしょ周辺が最もバランスが良さそうだ。
人の手によるものだろうか。
道具の力で強引に行かない選択肢が用意されているのならやってみてもいいのではないか。
人の手によるものだろうか。
道具の力で強引に行かない選択肢が用意されているのならやってみてもいいのではないか。
楽には行かないが飛び石を渡ってみることにした。
楽には行かないが飛び石を渡ってみることにした。
真っ直ぐ行くと確実に靴が濡れるため大回りして岸を目指す。
真っ直ぐ行くと確実に靴が濡れるため大回りして岸を目指す。
一度右に行ってから左に切り返す。
一度右に行ってから左に切り返す。
こんな所に罠を仕掛けるのはやめて頂きたい。
こんな所に罠を仕掛けるのはやめて頂きたい。
序盤で水没すれば1日が台無しだ。
慎重に。
序盤で水没すれば1日が台無しだ。
慎重に。
下流側は繋がっている場所は他になさそうだ。
下流側は繋がっている場所は他になさそうだ。
岸に着いた。
岸についても、破線の入り口へは下の崖渡りか上の急登かを強いられる。
岸に着いた。
岸についても、破線の入り口へは下の崖渡りか上の急登かを強いられる。
見た目には簡単だが…。
見た目には簡単だが…。
急登は降りられなくなる可能性があったので、下から。
急登は降りられなくなる可能性があったので、下から。
上流方向。
なぜか倒木が倒れかかっていて通せんぼして来る。
なぜか倒木が倒れかかっていて通せんぼして来る。
川に張り出しつつ乗り越えた。
これ以外にも狭い足場を進むかしょがありヒヤヒヤしながら進んだ。
川に張り出しつつ乗り越えた。
これ以外にも狭い足場を進むかしょがありヒヤヒヤしながら進んだ。
趣あるなぁ。
もう簡単には戻れないぞ。
趣あるなぁ。
もう簡単には戻れないぞ。
なんとか入り口に立った。
必勝の誓いを立てる。
なんとか入り口に立った。
必勝の誓いを立てる。
下流、砂防ダムの向こうも少し見ておこう。
下流、砂防ダムの向こうも少し見ておこう。
はっきりもう少し先までは通じている。
最後まで繋がっていたら胸熱である。
はっきりもう少し先までは通じている。
最後まで繋がっていたら胸熱である。
正直ここまでで尋常ならざる体力が削られてしまっている。
破線とはいえこの一本だけならなんとかやり切って帰れると考えていた。
唯一の危惧といえば少し進んだ所の急角度部分。ここさえ越えられればあとはなんとかなる。
その考えは甘かったと後に思い知ることになるが、まずは順当に話を進める。
正直ここまでで尋常ならざる体力が削られてしまっている。
破線とはいえこの一本だけならなんとかやり切って帰れると考えていた。
唯一の危惧といえば少し進んだ所の急角度部分。ここさえ越えられればあとはなんとかなる。
その考えは甘かったと後に思い知ることになるが、まずは順当に話を進める。
速攻水がある石壁。
速攻水がある石壁。
今の靴は平地のラン用。
水が絡むと防御力は紙で、相性は良いとはいえないが、これまで散々色んな道を越えてきた。この程度であれば、丁寧にいけば乗り越えられないはずはない。
今の靴は平地のラン用。
水が絡むと防御力は紙で、相性は良いとはいえないが、これまで散々色んな道を越えてきた。この程度であれば、丁寧にいけば乗り越えられないはずはない。
新しい靴が来ていればと思わないでもないが、相棒で完全制覇してからお迎えというのが心情的には理想だ。

ちなみに新しい靴…専用の靴は非常に時間をかけて絞り込んでいる。サイズを決める最終段階まで来た。
もちろんブランドもモデルももう決まっているが導入後のお楽しみ。
安全のために導入するはずが、目標を終えてから投入になりそうだ。

オーバースペック・もったいねえと言われてしまうこと請け合いである。
新しい靴が来ていればと思わないでもないが、相棒で完全制覇してからお迎えというのが心情的には理想だ。

ちなみに新しい靴…専用の靴は非常に時間をかけて絞り込んでいる。サイズを決める最終段階まで来た。
もちろんブランドもモデルももう決まっているが導入後のお楽しみ。
安全のために導入するはずが、目標を終えてから投入になりそうだ。

オーバースペック・もったいねえと言われてしまうこと請け合いである。
キノコは豊富。
登りやすい方だと思うが、まあまあ高低差がある。
登りやすい方だと思うが、まあまあ高低差がある。
また沢登りなのか。相性の良くない装備で。
また沢登りなのか。相性の良くない装備で。
人為的に積まれたような石の他に上流から流れてきたと思われる多くの石や岩がある。
人為的に積まれたような石の他に上流から流れてきたと思われる多くの石や岩がある。
上の段の上がれば普通のルートに変化するのか?
上の段の上がれば普通のルートに変化するのか?
普通の斜面のようなよく分からない感じ。
普通の斜面のようなよく分からない感じ。
右手奥に下りの斜面があり、おそらく下から上流の別ルートでつながっている。
右手奥に下りの斜面があり、おそらく下から上流の別ルートでつながっている。
こちらは来た道。
こちらは来た道。
ルートの先と思われる分岐。
ルートの先と思われる分岐。
やはり沢登りのようだ。
やはり沢登りのようだ。
今なら薮まで付いて来る。
今なら薮まで付いて来る。
足の置き場には気をつかうが、この程度の繰り返しなら恐れるほどのことはなさそうだ。
足の置き場には気をつかうが、この程度の繰り返しなら恐れるほどのことはなさそうだ。
行き止まり?
曲がった先に角度のある岩登りが出て来た。
曲がった先に角度のある岩登りが出て来た。
このルートで最も急角度であろう部分に差し掛かっている。思いの外ハードだ。
このルートで最も急角度であろう部分に差し掛かっている。思いの外ハードだ。
手入れの行き届いたコースとは違い、どこで寸断されているかは分からない。
手入れの行き届いたコースとは違い、どこで寸断されているかは分からない。
両隣は基本的に崖の為戻る以外のエスケープは不可能。
両隣は基本的に崖の為戻る以外のエスケープは不可能。
クライミングできないとどうにもならない場所さえ出てこなければ押し切れるという気持ちもある。
クライミングできないとどうにもならない場所さえ出てこなければ押し切れるという気持ちもある。
一山辺りは決して長くないのでなんとかなってはいるが、岩を掴みながら小さめの足場を登るのは少々怖さがある。
一山辺りは決して長くないのでなんとかなってはいるが、岩を掴みながら小さめの足場を登るのは少々怖さがある。
高巻き出来る道は設定されているようだが、エスケープというよりは好きな方を選べな感じ。
高巻き出来る道は設定されているようだが、エスケープというよりは好きな方を選べな感じ。
箕面にこんなに岩場ルートが隠れているとは。
箕面にこんなに岩場ルートが隠れているとは。
エスケープするならこの尾根だろうか?
エスケープするならこの尾根だろうか?
こちらは後で苦しみそうだ。
こちらは後で苦しみそうだ。
しっかり崩れなそうな岩もあるが、基本的に沢なので上から転がって来て積もっただけの石が多い。
しっかり崩れなそうな岩もあるが、基本的に沢なので上から転がって来て積もっただけの石が多い。
油断はできない所だ。
油断はできない所だ。
一番きつい場所はとっくに抜けたはずだが、楽になる気配はない。
一番きつい場所はとっくに抜けたはずだが、楽になる気配はない。
足場は狭いし濡れて滑りやすい。
足場は狭いし濡れて滑りやすい。
一見見た目が派手で登りやすそうだが、絶妙に高さがあり、ここまでで一番の難所だと思う。
一見見た目が派手で登りやすそうだが、絶妙に高さがあり、ここまでで一番の難所だと思う。
正面突破は滑りやすくて無理そうだ。
正面突破は滑りやすくて無理そうだ。
倒木の位置が絶妙で、少し右手からも厳しい。
一番右はたまった枝を全て取り払えば行けそうだが、一歩間違えれば道を荒らしている感じになり兼ねない。
倒木の位置が絶妙で、少し右手からも厳しい。
一番右はたまった枝を全て取り払えば行けそうだが、一歩間違えれば道を荒らしている感じになり兼ねない。
振り返った左手側。引っ掛けられた倒木を利用して一旦横の崖を登り、斜面をぐるりと巻いて正面の崖の上に乗り上げる。
振り返った左手側。引っ掛けられた倒木を利用して一旦横の崖を登り、斜面をぐるりと巻いて正面の崖の上に乗り上げる。
左の倒木がいつまで持つか分からない程度に劣化しているが、今はここを使うのが私には正解のように見える。
左の倒木がいつまで持つか分からない程度に劣化しているが、今はここを使うのが私には正解のように見える。
落ちれば登った所よりさらにずっと下に連れていかれる。
常に滑る危険をはらんでおり長居はできない。
落ちれば登った所よりさらにずっと下に連れていかれる。
常に滑る危険をはらんでおり長居はできない。
重力で下に引きずられながら崖の周囲を移動。
重力で下に引きずられながら崖の周囲を移動。
なんとか乗り切った。
なんとか乗り切った。
谷はいずれ集束する方向だ。
左右の崖の高度はもう上がりきっているので、じわじわ上がって来たここが実際の等高線より遅れてしかも急角度で上がって来るのは当然か。
谷はいずれ集束する方向だ。
左右の崖の高度はもう上がりきっているので、じわじわ上がって来たここが実際の等高線より遅れてしかも急角度で上がって来るのは当然か。
暑さもあり体調があまり良くないため、栄養補給休憩を取ることにした。
楽しみにしていたごはんですよ(ワサビ入り)を食すのだが、なぜか喉をうまく通らない。好きな具材なのに喉を通らないのはこの間の海老マヨと同じだ。それでも食べねばならない。少しずつ食べたが、最後の一口はミルクコーヒーで押し込んだ。
暑さもあり体調があまり良くないため、栄養補給休憩を取ることにした。
楽しみにしていたごはんですよ(ワサビ入り)を食すのだが、なぜか喉をうまく通らない。好きな具材なのに喉を通らないのはこの間の海老マヨと同じだ。それでも食べねばならない。少しずつ食べたが、最後の一口はミルクコーヒーで押し込んだ。
カミキリムシ。
多少土が優位になって来たような気がするが、まだまだ岩場が続く。
多少土が優位になって来たような気がするが、まだまだ岩場が続く。
すぐ岩場が終わり谷が緩やかにせり上がっていくと考えていたので、この長さはなかなかこたえる。
すぐ岩場が終わり谷が緩やかにせり上がっていくと考えていたので、この長さはなかなかこたえる。
菌が取り付いている。
菌が取り付いている。
容赦無く体力を削って来る。
容赦無く体力を削って来る。
木の枝が多い。
トラロープが設置されていたのだろうか。
あの難所の方にロープがあって欲しい…。
トラロープが設置されていたのだろうか。
あの難所の方にロープがあって欲しい…。
いよいよ分岐だ。
いよいよ分岐だ。
こちらか
こちらか
キツそうな方に進むことにした。
キツそうな方に進むことにした。
湿り気は減って来たが岩場は続く。
湿り気は減って来たが岩場は続く。
お尻が気になる人のクッション型。
お尻が気になる人のクッション型。
ここも角度自体はかなり急。
掴むものがあるので比較的マシな方だと思う。
ここも角度自体はかなり急。
掴むものがあるので比較的マシな方だと思う。
滑らない靴なら楽勝なのだろうか?
滑らない靴なら楽勝なのだろうか?
こういう場所は柔らかいソールだと爪先が厳しいので、固ければ違う戦略も立てられそうだ。
こういう場所は柔らかいソールだと爪先が厳しいので、固ければ違う戦略も立てられそうだ。
長かった破線ルートもいよいよ終わり。
長かった破線ルートもいよいよ終わり。
枯れ葉の多い谷で珍しく生き残っている緑。
枯れ葉の多い谷で珍しく生き残っている緑。
岩がなくなり完全に土の壁。
岩がなくなり完全に土の壁。
景色は少し普通の森寄りに変わったが、谷道自体は続いているようだ。
景色は少し普通の森寄りに変わったが、谷道自体は続いているようだ。
そちらへは行かず、ここではルートの完走を優先させる。
そちらへは行かず、ここではルートの完走を優先させる。
来た斜面はそれなりの角度。
登山道に接続完了した。

遂に目標オールクリアだ。
なんとか山登頂みたいな派手さはなく少々あっけないが、そういうものなのかもしれない。
来た斜面はそれなりの角度。
登山道に接続完了した。

遂に目標オールクリアだ。
なんとか山登頂みたいな派手さはなく少々あっけないが、そういうものなのかもしれない。
町石まで来た。
左がしらみ地蔵のある分岐。
左がしらみ地蔵のある分岐。
しらみ地蔵まで来た。
しらみ地蔵まで来た。
お久しぶりです。
お久しぶりです。
お供えの水の中に大量のセンチコガネが蠢いている!?
しかもほとんど生きている?
暑さを避けようとして出られなくなったのか。
一度にこんなに見るのは初めてだ。
お供えの水の中に大量のセンチコガネが蠢いている!?
しかもほとんど生きている?
暑さを避けようとして出られなくなったのか。
一度にこんなに見るのは初めてだ。
自然の摂理といえばそれまでだが、お地蔵さんの水に大量のコガネムシが浮いているのはお供え的にもどうかと思うし、(むしろ生贄に見える)彼らは駆除対象でもない。
こうなったのは人間の責任でもあるわけで、無視はできないので解放した。
よく生きていたものだ。
自然の摂理といえばそれまでだが、お地蔵さんの水に大量のコガネムシが浮いているのはお供え的にもどうかと思うし、(むしろ生贄に見える)彼らは駆除対象でもない。
こうなったのは人間の責任でもあるわけで、無視はできないので解放した。
よく生きていたものだ。
しらみ地蔵さんのカップは綺麗に洗って、
キンキンに冷えた私の水を供えておいた。
しらみ地蔵さんのカップは綺麗に洗って、
キンキンに冷えた私の水を供えておいた。
暑さで疲れ過ぎるとおにぎりが喉を通らない。
大好きな具材でもだ。
それならばと、持ち込んだ流動食が思いの外良かったことと、買い場所を選べばおにぎりと価格はそう変わらない。
今日はイオンブランドのこの2種類。
冷凍対応ということで、凍らせて持って来た。

フローズンゼリーライチ味を試してみる。
トゥルントゥルンの喉越し(溶けかかっている)でライチ感もある(無果汁)。私はよく行動食としては美味しいとか、嗜好品寄りといった表現をとることが多い。どこか行動食の味に関して限界を感じているような所があった。だがライチ味は完全に嗜好品であり、何度でもリピートしたいと感じた。夏場でもこれなら体力回復に役立ってくれるだろう。
暑さで疲れ過ぎるとおにぎりが喉を通らない。
大好きな具材でもだ。
それならばと、持ち込んだ流動食が思いの外良かったことと、買い場所を選べばおにぎりと価格はそう変わらない。
今日はイオンブランドのこの2種類。
冷凍対応ということで、凍らせて持って来た。

フローズンゼリーライチ味を試してみる。
トゥルントゥルンの喉越し(溶けかかっている)でライチ感もある(無果汁)。私はよく行動食としては美味しいとか、嗜好品寄りといった表現をとることが多い。どこか行動食の味に関して限界を感じているような所があった。だがライチ味は完全に嗜好品であり、何度でもリピートしたいと感じた。夏場でもこれなら体力回復に役立ってくれるだろう。
さて、これからどうするかだ。
さて、これからどうするかだ。
体が勝手に先ほど来た谷の方へ。
体が勝手に先ほど来た谷の方へ。
一つの山域が全体的にどうなっているかを学ぶという点で今回の谷道がどこにどう通じているのかは非常に興味がある。
一つの山域が全体的にどうなっているかを学ぶという点で今回の谷道がどこにどう通じているのかは非常に興味がある。
角度はそこそこだが、山肌の乾燥が進み、かなり滑りやすくなっている。
角度はそこそこだが、山肌の乾燥が進み、かなり滑りやすくなっている。
木が多く生えている場所はまだマシだが、手袋がないと気持ちよく登るのは難しいかもしれない。
木が多く生えている場所はまだマシだが、手袋がないと気持ちよく登るのは難しいかもしれない。
坂をバランスをとりながら丁寧に登る練習にちょうどいいかも知れない。
坂をバランスをとりながら丁寧に登る練習にちょうどいいかも知れない。
命に関わる事故は起こりにくく、恐怖を煽られることもない。
難所というわけではないがかなり歩きにくい。
こういった斜面が靴で難易度が変わるのか気になっている。
命に関わる事故は起こりにくく、恐怖を煽られることもない。
難所というわけではないがかなり歩きにくい。
こういった斜面が靴で難易度が変わるのか気になっている。
手すりのようなものが見え始めた。
手すりのようなものが見え始めた。
軍荼利明王の石蔵に繋がっていた。
軍荼利明王の石蔵に繋がっていた。
後は勝尾寺まで。
後は勝尾寺まで。
スポンジ状のキノコ。
スポンジ状のキノコ。
傘が内巻きで広がっていない。
傘が内巻きで広がっていない。
出口が見えた。
そり返り気味のキノコ。
そり返り気味のキノコ。
つおっと画鋲みたいだ。
つおっと画鋲みたいだ。
勝尾寺。
非常に暑い。
勝尾寺。
非常に暑い。
他のコースに行く時間は十分にあるが、キャンドルナイトという夜のイベントを始まる前から待ち構えるため、追加コースには行かないことにする。
こもれび展望所位には寄ってもよいかと思ったが、体調は戻り切らない状態では何が起こるか分からないため却下だ。
他のコースに行く時間は十分にあるが、キャンドルナイトという夜のイベントを始まる前から待ち構えるため、追加コースには行かないことにする。
こもれび展望所位には寄ってもよいかと思ったが、体調は戻り切らない状態では何が起こるか分からないため却下だ。
滝道バスのドアップ。
滝道バスのドアップ。
大型バスはサイズが道路ギリギリ。
運転技術は大したものだが、
それでもたまにすれ違うのを見るとハラハラしてしまう。
大型バスはサイズが道路ギリギリ。
運転技術は大したものだが、
それでもたまにすれ違うのを見るとハラハラしてしまう。
ちょっと立体感がある。
ちょっと立体感がある。
ここも立体感ある。
ここも立体感ある。
日差しが痛い。
目標クリア出来ました。
目標クリア出来ました。
こういう時有り難い。
湧き水というより普通に流れて来ている水だと思うし飲まない方がいいとは思う。
こういう時有り難い。
湧き水というより普通に流れて来ている水だと思うし飲まない方がいいとは思う。
いつ設置されたのか分からないトラロープだが登れることを示している。
いつ設置されたのか分からないトラロープだが登れることを示している。
早めの帰り。
車がかなり多い。
車がかなり多い。
珍しいが絵心がなさそうな雲。
珍しいが絵心がなさそうな雲。
オレンジの灯りが灯る。
オレンジの灯りが灯る。
今日はキャンドルナイトだ。
去年はたまたま下の方で見かけたが、今年はもう少し眺めてみようと思い、この辺りで時間まで待つことにした。
今日はキャンドルナイトだ。
去年はたまたま下の方で見かけたが、今年はもう少し眺めてみようと思い、この辺りで時間まで待つことにした。
もう準備が始まっている。
ガイドさんに聞いた所、上の方でもやっているとのことで、せっかくなので滝まで戻ることにした。
体力は戻ってはいない。
もう準備が始まっている。
ガイドさんに聞いた所、上の方でもやっているとのことで、せっかくなので滝まで戻ることにした。
体力は戻ってはいない。
いつもと違う所が輝いている。
いつもと違う所が輝いている。
夏祭り。
まだ明るいが相当な人の量だ。
まだ明るいが相当な人の量だ。
リアルキャンドルが設置されている。
リアルキャンドルが設置されている。
暗くなるのを待ちわびる人々。
暗くなるのを待ちわびる人々。
大変絵になる店も遅くまでやっている。
大変絵になる店も遅くまでやっている。
コップの中のリアルキャンドルの本体はミニ鍋などを温めるロウソクと同じもののようだが、だとしたらそんなに長時間は持たないはずだ。
完全に暗くなるまで待っていると下の方のリアルキャンドルが消えてしまうのではと思ったので降り始める。
コップの中のリアルキャンドルの本体はミニ鍋などを温めるロウソクと同じもののようだが、だとしたらそんなに長時間は持たないはずだ。
完全に暗くなるまで待っていると下の方のリアルキャンドルが消えてしまうのではと思ったので降り始める。
今が稼ぎ時。
中腹の休憩所まで戻って来た。
中腹の休憩所まで戻って来た。
綺麗に飾り付けされている。
綺麗に飾り付けされている。
ハート。
下の店もまだ開いているようだ。
下の店もまだ開いているようだ。
瀧安寺前の広場には大量のキャンドルが。
瀧安寺前の広場には大量のキャンドルが。
皆思い思いに写真を撮る。
皆思い思いに写真を撮る。
川床も営業中。
お土産やさんも開店中。
お土産やさんも開店中。
いつの間にかカメラが神々しい光モードになっていた。
いつの間にかカメラが神々しい光モードになっていた。
自転車だらけ。
賑やかなのもいい。
賑やかなのもいい。
暗い所で人の影が映った写真は映えるのだけど、大抵皆動いているので残像でスピード感ある写真になってしまう。
比較的まともに撮れた一枚。
暗い所で人の影が映った写真は映えるのだけど、大抵皆動いているので残像でスピード感ある写真になってしまう。
比較的まともに撮れた一枚。
今日の命の水はさぞ格別…。
うん?入れ忘れ?コインが飲まれた?
メロンクリームソーダのためのコインは別に持ち歩いているため間違いは考えにくい。疲れているのだろうか。
普通なら通報案件であるが、目標達成のめでたい日だ。
驕りということにしておこう。
駅前に移動せず財布からコインを取り出す。
最後に飲むのは私だ!
今日の命の水はさぞ格別…。
うん?入れ忘れ?コインが飲まれた?
メロンクリームソーダのためのコインは別に持ち歩いているため間違いは考えにくい。疲れているのだろうか。
普通なら通報案件であるが、目標達成のめでたい日だ。
驕りということにしておこう。
駅前に移動せず財布からコインを取り出す。
最後に飲むのは私だ!
大阪大学のミーアキャットさんのライブ。
ラジオ収録のようだ。
大阪大学のミーアキャットさんのライブ。
ラジオ収録のようだ。
駅前も大賑わい。
駅前も大賑わい。
ただいま。
今日の日の喜びをキャンドルナイトに合わせられたことを嬉しく思う。
ただいま。
今日の日の喜びをキャンドルナイトに合わせられたことを嬉しく思う。
実は帰ってからもう一波乱。
山行中に厠で気づいたのだけど、なぜか見慣れない場所に落ち葉かかさぶたがついていた。剥がれそうで剥がれない。無理やり剥がすと血が出て完治が長引く類な気がして様子を見ることにした。

ここから先は可能な限りマイルドな表現をとる。
筆者がネタに困って面白体験を捏造し始めたぞ!というわけでは断じてないし、どれだけ危険な場所をクリアしようとアクセスもいいねも伸びないのでやけっぱちだとしても!記念すべき目標オールクリアの今日やることではないのだ。

気を取り直す。
今汗まみれの山道具の洗濯を兼ねてお風呂中である。
あの茶色黒いものは本当にかさぶたか?
再接着されているような。
今剥がそうとしたら少し別の場所に動いたような。
人は誰しもかさぶたを剥がしたい衝動に駆られてしまうことはある。この判断が自分自身を救うことになろうとは、
この時の私に知る由もなかったのである。

薄っぺらいかさぶたのようなものをよく見ると、手足のようなものがあり動いているのが分かった。
全てを察した。
貴様…ダニだな?
長い間刺され続けると尋常ならざる大きさに膨らんでくるらしいあれだ。
自分で取るのが難しく、頭が残ると困ったことになるあれだ。
山行中でしっかり確認していなかったが、それで外れそうで外れなかったりしたのか。
一体いつ?

山行中湿った沢で腹這いになったこともあった。倒木抜けもした。取り付きでも苔むした岩に抱きついて無茶をした。ジーンズにダメージがないとはいえない。思い当たる節があり過ぎて特定は不可能だ。
だがダニめは難攻不落のイカリジンを突破して来たというのか…。
刺される想定のない場所で服に多重のガードをされてイカリジンが届かなかったというのもあり得る。
私は最強虫除けスプレーの隙間を射抜かれた庶民派ジークフリートの運命を辿るのか。

こんのぉマダニ野郎オォ!
我の大事な所に…。許さん。
取れなかったら泌尿器科なのか皮膚科なのかどっちだ?
違う。
そうじゃない。
今この手で仕留めればどちらにも行かずとも良い。これだ。
全私が求めていた玉虫色の回答はァ!

私のデータベースにあるダニに関する知識は、無理やり取ると頭が取れて大変なことになり病院に行って取ってもらうしかなくなる…というものだ。
山では剥がれかかっていたような。
いや、今もあと一歩で外れそうじゃなかったか?
というか貴様今一旦完全に外れたよな?その後もう一回噛んだよな?

殺虫剤は手元(風呂場)にないし自分の大事な所にゼロ距離噴霧するなど自爆技でかなりクレイジーだ。
ひとまず敢行した虫落としにお決まりの水攻めでもビクともしない。
解せなかったが、彼奴らは体に微細な毛があり空気を取り込むため、水攻めは基本的に効かないらしい。
だがこれならどうだ。石鹸とアタックのダブルアタック(分かりにくい)で滑り落としてくれる。昆虫の図鑑で見た気がする豆知識だが、石鹸は虫の水を弾く能力を奪うはず。そしてアタック原液は使い過ぎると自分の肌まで破壊する程の諸刃の剣。
自分の肌も痛いが効果がないはずはないだろう。滑りと痛みで少しでも緩めたら貴様の負けだ。
優しく仕留めてやるからそこへ直れ。
しばしの接触の後、移動してもう一度刺して来たダニ。
つまり肌から離れた瞬間にタイミングを合わせれば、自力で引きはがせるということだ。
どうもダニは動きが多少力ない感じになって来たように感じる。口はなかなか離れない。奴もここを譲ればどうなるかは承知のはず。なるべく丁寧に液を刷り込んで徐々にダメージを与えていく。すぐ噛みつかれてしまう。

先ほども書いたが、アタックの破壊力は高く長時間原液に触れることは人間の皮膚でもままならない。
ましてやデリケートな所で戦い続けるのは危険。長くは耐えられないぞ。
私の肌が焦土と化すのが先か、奴が口を割るのが先か。
原液を増量して一気に勝負に出た。

流石に濃厚な洗濯用洗剤の中での食事は厳しいらしく、肌へのロックが弱まった。
一瞬の隙を突いて排除だ。
抜けろ聖剣!
私も手傷を負ったがダニを拭き剥がすことに成功した。確保ォオッ!

山で生き物に噛まれた場合は、噛まれた相手が誰か、極力特定しておかねばならない。病院送りになった場合、治療の決め手になる場合もあると言う。
そのまま放免とはいかないのだ。
バケツでゆうゆうとしている
彼奴はマダニだと分かった。

後に詳しく調べたことだが、
ダニを皮膚から取る時お腹を押すと、感染症リスクが上がるいけないものを逆流させてしまうのでNG。ダニは自分の手で取れるのは刺されて2〜3日まで。
以降は口吻から出した液で刺した皮膚と接着したようになって
無理に抜こうとすると口吻が残る。そうなると切開手術で取るしかないとのことだ。
ヒィィイイ。
とんでもない辱めを受けた気がするが、
むしろ私は運が良かったらしい。
一触即爆発の危機を乗り切った。

マダニは
バケツに浮かべていてもずっと生きていたため、水責めは無効というのは本当だ。
60℃以上のお湯で即死との事。

山の生き物をヒトの生活圏に解き放つわけには行かない。危険な生き物であれば尚更だ。自分以外の多くの人に迷惑もかかってしまう。センチコガネとは対応が真逆だが、利害関係がハッキリしている以上放出は許されない。水際対策は重要だ。
彼は熱湯により飛行機のポーズで旅立って行った。
これが後の世に言う排水溝の陣。

マダニに刺されると様々な後遺症が出ることがあるそうだ。数日経ち軽い頭痛があったが、頭痛は治療中でいつものことなのでマダニが原因かは分からない。

…自分でぶん取るか病院で切ってもらうかはあなた次第です。
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実は帰ってからもう一波乱。
山行中に厠で気づいたのだけど、なぜか見慣れない場所に落ち葉かかさぶたがついていた。剥がれそうで剥がれない。無理やり剥がすと血が出て完治が長引く類な気がして様子を見ることにした。

ここから先は可能な限りマイルドな表現をとる。
筆者がネタに困って面白体験を捏造し始めたぞ!というわけでは断じてないし、どれだけ危険な場所をクリアしようとアクセスもいいねも伸びないのでやけっぱちだとしても!記念すべき目標オールクリアの今日やることではないのだ。

気を取り直す。
今汗まみれの山道具の洗濯を兼ねてお風呂中である。
あの茶色黒いものは本当にかさぶたか?
再接着されているような。
今剥がそうとしたら少し別の場所に動いたような。
人は誰しもかさぶたを剥がしたい衝動に駆られてしまうことはある。この判断が自分自身を救うことになろうとは、
この時の私に知る由もなかったのである。

薄っぺらいかさぶたのようなものをよく見ると、手足のようなものがあり動いているのが分かった。
全てを察した。
貴様…ダニだな?
長い間刺され続けると尋常ならざる大きさに膨らんでくるらしいあれだ。
自分で取るのが難しく、頭が残ると困ったことになるあれだ。
山行中でしっかり確認していなかったが、それで外れそうで外れなかったりしたのか。
一体いつ?

山行中湿った沢で腹這いになったこともあった。倒木抜けもした。取り付きでも苔むした岩に抱きついて無茶をした。ジーンズにダメージがないとはいえない。思い当たる節があり過ぎて特定は不可能だ。
だがダニめは難攻不落のイカリジンを突破して来たというのか…。
刺される想定のない場所で服に多重のガードをされてイカリジンが届かなかったというのもあり得る。
私は最強虫除けスプレーの隙間を射抜かれた庶民派ジークフリートの運命を辿るのか。

こんのぉマダニ野郎オォ!
我の大事な所に…。許さん。
取れなかったら泌尿器科なのか皮膚科なのかどっちだ?
違う。
そうじゃない。
今この手で仕留めればどちらにも行かずとも良い。これだ。
全私が求めていた玉虫色の回答はァ!

私のデータベースにあるダニに関する知識は、無理やり取ると頭が取れて大変なことになり病院に行って取ってもらうしかなくなる…というものだ。
山では剥がれかかっていたような。
いや、今もあと一歩で外れそうじゃなかったか?
というか貴様今一旦完全に外れたよな?その後もう一回噛んだよな?

殺虫剤は手元(風呂場)にないし自分の大事な所にゼロ距離噴霧するなど自爆技でかなりクレイジーだ。
ひとまず敢行した虫落としにお決まりの水攻めでもビクともしない。
解せなかったが、彼奴らは体に微細な毛があり空気を取り込むため、水攻めは基本的に効かないらしい。
だがこれならどうだ。石鹸とアタックのダブルアタック(分かりにくい)で滑り落としてくれる。昆虫の図鑑で見た気がする豆知識だが、石鹸は虫の水を弾く能力を奪うはず。そしてアタック原液は使い過ぎると自分の肌まで破壊する程の諸刃の剣。
自分の肌も痛いが効果がないはずはないだろう。滑りと痛みで少しでも緩めたら貴様の負けだ。
優しく仕留めてやるからそこへ直れ。
しばしの接触の後、移動してもう一度刺して来たダニ。
つまり肌から離れた瞬間にタイミングを合わせれば、自力で引きはがせるということだ。
どうもダニは動きが多少力ない感じになって来たように感じる。口はなかなか離れない。奴もここを譲ればどうなるかは承知のはず。なるべく丁寧に液を刷り込んで徐々にダメージを与えていく。すぐ噛みつかれてしまう。

先ほども書いたが、アタックの破壊力は高く長時間原液に触れることは人間の皮膚でもままならない。
ましてやデリケートな所で戦い続けるのは危険。長くは耐えられないぞ。
私の肌が焦土と化すのが先か、奴が口を割るのが先か。
原液を増量して一気に勝負に出た。

流石に濃厚な洗濯用洗剤の中での食事は厳しいらしく、肌へのロックが弱まった。
一瞬の隙を突いて排除だ。
抜けろ聖剣!
私も手傷を負ったがダニを拭き剥がすことに成功した。確保ォオッ!

山で生き物に噛まれた場合は、噛まれた相手が誰か、極力特定しておかねばならない。病院送りになった場合、治療の決め手になる場合もあると言う。
そのまま放免とはいかないのだ。
バケツでゆうゆうとしている
彼奴はマダニだと分かった。

後に詳しく調べたことだが、
ダニを皮膚から取る時お腹を押すと、感染症リスクが上がるいけないものを逆流させてしまうのでNG。ダニは自分の手で取れるのは刺されて2〜3日まで。
以降は口吻から出した液で刺した皮膚と接着したようになって
無理に抜こうとすると口吻が残る。そうなると切開手術で取るしかないとのことだ。
ヒィィイイ。
とんでもない辱めを受けた気がするが、
むしろ私は運が良かったらしい。
一触即爆発の危機を乗り切った。

マダニは
バケツに浮かべていてもずっと生きていたため、水責めは無効というのは本当だ。
60℃以上のお湯で即死との事。

山の生き物をヒトの生活圏に解き放つわけには行かない。危険な生き物であれば尚更だ。自分以外の多くの人に迷惑もかかってしまう。センチコガネとは対応が真逆だが、利害関係がハッキリしている以上放出は許されない。水際対策は重要だ。
彼は熱湯により飛行機のポーズで旅立って行った。
これが後の世に言う排水溝の陣。

マダニに刺されると様々な後遺症が出ることがあるそうだ。数日経ち軽い頭痛があったが、頭痛は治療中でいつものことなのでマダニが原因かは分からない。

…自分でぶん取るか病院で切ってもらうかはあなた次第です。

装備

個人装備
長袖シャツ アウター ズボン 靴下 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ モバイルバッテリー GPS(アプリ) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ(スマホ) 熊鈴 熊スプレー 山用手袋 ビニール袋 保温バッグ ペットボトルカバー 保温水筒 座布団 ファーストエイドキット 虫除けスプレー
備考 暑過ぎて一日歩いたシャツが臭う。次回消臭スプレーなどを試みようと思う。

感想

破線ルート中心の目標全制覇しました。
殆どの道が一癖も二癖もあってボスが強過ぎたせいか
また歩きたい実感が湧いてこないです。
今日の山行も途中まで暑さでおにぎりさえ喉を通りにくく、どうにかなりそうでしたが、フローズンゼリーが美味で正気を取り戻せました。
真夏の低山恐るべし。…低山しか知らんけど。

最近ずっと靴選びをしていて、もうこの山行にも履いていけるかという所まで来ていたんですが、間に合わず。
これまで全ての山行を共にした相棒と最後まで歩ききれたしこれで良かったんだと思います。
選んだ登山靴は難度の高い道でないとオーバースペックになるかもしれず、
全部終わってさあこれからどうしようみたいな感じです。
より難しい方向に行くかというと、これまでがおかし過ぎたから安全のために履くだけです。今のランニングシューズも寿命をとうに超えたままハードに使い続けているので穏やかな余生を過ごして欲しい…。
前半クール終了時の主人公機破壊イベントで華々しくデビュー?
モノに感情移入しがちな私には無理な演出です。

まだ歩けていない細かい色々の解明とか、
自然の勉強とかやれることは色々あるかななんて考えています。


目標の最後を締めくくるに相応しいラストのキャンドルナイト。
普段なかなか撮れない写真を撮ることができました。
少しだけど顔見知りもでき始めたのが嬉しい。

最後はこれ。
まさかマダニに噛まれているとは気づかず…。
ラスト1枚の写真の本文に長文で押し込みました。私は自分で対処するしかなかったわけですが、噛まれてしまった皆さんはどうやって処理しているんだろう。

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コメント

こんばんわ

お疲れ様です。いつもハードなルートですね。破線とは言え、一般人が通れる感じがしません。その前の記事の明ヶ田尾の鉄塔監視路登りならそのうち歩いてみたいと思いますが。

マダニは怖いですね。自分としては噛まれた記憶ないですが、強い痒みが半月続いたようなことは何度かあります。虫自体はくっついている状態は認識できてません。

血を吸う前のマダニの大きさって言うのは、ゴマ粒程度なのか,小指の爪の半分位(長さ的に)なのかどんなもんでしょうか?

今後も凄いルート歩かれるのでしょうが,お気をつけください。
2024/8/8 20:00
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mars_et_soleilさん

お疲れさまです。

山歩きを普段よくされてる方なら体力的には行ける範囲かなと思いました。
破線全般的に箕面特有なのか地形の強度が低い箇所が多いとか、いざという時助けてもらいにくいとかであまりお勧めしにくいんですよね。
今回の破線ルートは1箇所だけかなり怖くて、
怖い以前に登れない方もいそうなのでそこがなければ…。

鉄塔路の登り、行くまでが暑かったですがいい道でした。通常の明ヶ田尾山コースは荒れ気味ですしお勧めです。下りは記録通りにすると最後の犬がトラウマちっくです。

マダニ、怖いですよね。
そんなにきつい症状が出たんですか。
もしマダニなら知らないうちに吸い終わって出て行ったということもあり得るようです。
何かのはずみで取れて口吻だけ残っていたら大変でした。
私もダニのせいかは分かりませんが、良くなっていた頭痛がぶり返したのと傷痕がまだ残っています。

私が刺されたのは米粒程あるかどうかの大きさで普通に目視出来ました。
割と平べったかったです。

難しいルート…たまたま全部歩こうとして残っていたのが難しいルート山盛りだっただけで、
普通の山登りがしたいです(笑)
2024/8/10 9:18
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プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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