奥秩父・滝川古礼沢



- GPS
- 30:54
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 3,473m
- 下り
- 3,472m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 8:27
天候 | 初日晴れ、夕立あり 2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
言わずと知れた2010年の三重遭難事故で曰くつきの沢…と思ってたら一昔前の話らしく知らない若者沢屋もいたりして年食ったことを痛感するなど。
当時の知り合いが事故パーティにおり報告会も聞きに行って印象に残っていた沢。
スタートはみんな降りてるトンネルすぐでなくてもう少し歩いた釣り人向け看板があるところから。FIXロープ等もありかなり踏まれている。一段降りるとなぜか石積みのある古道が出てくる、なんだこれ? そしてその下は踏み後外したぽくて沢床までは悪くて脆かった。
入渓したあとは…ひたすらゴーロ歩き。滝ない。一か所泳いで取り付くとこありで泳ぎ苦手なメンバーにロープを出す。槇ノ沢を越えたあたりで焚火のかほり…釣り師っぽい人のテンバあり、時間的にお休み中でよかった。その先の函淵は台風19号で埋まったとのことで歩いて通過でき…その先も歩きセクション続く。ブドウ沢手前の悪場らしきところで地形図に滝マークあるので期待したがさくっと登れる滝で、ん?と思ったらその先にゴルジュ的な感じでなかなか悪く、この沢の唯一のスパイスといえよう。事故現場…確かに悪い。今回のパーティではロープを出して可能な限り中間支点を取ってもらったがこれが正解でもなかったぽくて悩ましい。ブドウ沢出合まで到達したあたりで夕立すごくなって土砂降り。雨の中を歩いて古礼沢出合まで。
出合には立派なテンバがあってここで終了。タープを張ったあたりで本格的な夕立。さすがになんもする気ならなくなってタープの下で待機。早めに沢で冷やしていた酒を救出して飲み始める。ほどなく沢水はコーヒー牛乳みたいになってきたんで正解正解。ご飯食べてたら雨も止み、そのあとは河原に降りて焚き火をして濡れた服を乾かしてから就寝。
2日目
いい天気の朝。すぐに
古礼沢に入るがぬめりがひどくなる。が、特に何もないのでさくさく進む。一か所、5-6連滝のとこは最後のCS滝が登れなくて左岸からあまり良くない巻き。
なんとなくナメの多い渓相だが倒木多く、特にガレの堆積がひどい。ガレでいったん水枯れし、左岸に水晶山へ突き上げている崩壊地を見送るあたりで水が出てきたので汲む。その先で本流はだんだん歩きにくくなってきたので左岸の尾根に移りひざ下くらいの薄い藪を漕いで20分ぐらい登ると登山道に出た。そこからは水晶山までは一登り。雁坂峠の小屋で水を…と思ったら誰も現金持ってなくて汲めずに水切れになりそうになりながら長い長い尾根を下山。
感想:水が多いといろいろ大変そうな沢だが今回くらい少な目だとただ歩いてるだけが9割の印象。2級の沢らしい場所はブドウ沢出合から手前200m付近の悪場のみ。これのために一日歩かされるのはコスパ悪すぎる…そして悪場はまーまー悪いのでど素人を連れてきてもいいところではないなと改めて思う。とまぁなんとなく辛口になるが同行者は森や水、苔の美しさにシャッター切りまくっていたのでヒットする人には良いところなのかもしれない。
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