明神岳主稜(ずーっとガス、雨でなんにも見えず)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,726m
- 下り
- 1,721m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:20
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:00
天候 | 8月29日 雨、日中一時曇り。 8月30日 雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
タクシー 沢渡、上高地間4,200円 バス一人1,250円 4人ならタクシーの方が安い。 往路 8月29日1:00市川-首都高-中央道諏訪SA(1時間仮眠)-松本IC-5:50沢渡-タクシー-6:30上高地 復路 8月30日13:40上高地-バス-14:10沢渡(露天風呂300円)15:00-新島々蕎麦屋徳兵衛16:00-松本IC-都留IC-相模湖IC-21:10市川 ガス代 590k÷9k=65L×130円=8,450円 高速代 9,080円 駐車代1,200円 交通費計18,730円 7,000円補充 残高35,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明神主稜、5峰までの樹林帯も含め藪漕ぎもなく、一般登山道と変わりがありません。ただ、森林限界を越えるとマーク等はいっさいなく読図が出来ないとはなしにならない。踏み跡はほぼ岳沢側に付いているので、今回のように視界がないと岳沢側に派生する枝尾根に入り込むおそれもあります。 3峰は岳沢側の岩場をかなり長くトラバースして巻きます。踏み跡も不明瞭です。下手に登って行き詰まるとクライムダウンに苦労します。慎重にルートを選べばロープは必要ないレベルです。我々は踏み跡を見失い、岩場の下の這松帯から大きく巻いたのでかなり時間をくいました。まあ、私が登ったり戻ったりしたからですが。老人リーダーにはしんどい! 全ルートでラペル以外はロープもお助けも使っていません。アルパインとは言い難い? 尚、我々は3峰と2峰の頂上は踏んでいませんので念のため。 肝心の懸垂下降ですが、2峰で2ピッチ。主峰と前穂高の最低コルで1ピッチ。ここはクライムダウンもできそう。 我々は50mロープを使用したのでゆとりがありました。40mは欲しい、30mではきびしい感じ。どこも垂壁ではないので、途中でピッチをきれますがね。 なので、ロープが途中でひっかかり下まで真っ直ぐ届きません。途中でロープをさばくことになるので必ず両手が使えるようにバックアップはとること。また、コルでは強風の為ロープは真横に流れ、途中のテラスでロープを巻き戻し再度投げたりしました。すっぽ抜け防止の末端の止め結びはあえてしませんでした。勧められませんが。ロープを2本つないだ場合、回収時、途中でひっかかる可能性も大きです。 5峰から縦走した場合、クライミング要素はほとんどありませんが、懸垂下降の確かな技術が必要です。 主峰からは完全なアルパインになるかと。2峰の出だしは難しそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
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感想
天気予報はイマイチの予報でしたが、明神岳主陵へ行ってしまいました。
いきなり傘を差して樹林帯を登りますが、そのうち雨も小降りになり登攀にも邪魔になってきます。
踏み跡は登山道のように明瞭ですが、第5峰以降の尾根では不明なところがあるのでルートロスは要注意です。
我々は3峰から2峰の間でルートロス。なんとか復帰。
途中、雨は止んだものの2峰辺りからまたポツポツと降り始めました。
核心部は2峰(2ピッチ)と主峰後(1ピッチ)の懸垂下降ですが、結構長いのでロープが流れます。
我々は主峰の直下狭いところに幕営しましたが、夜半過ぎに風雨が強まり2日目は朝から風雨に苦しめられます。
何とか懸垂下降をこなして、前穂高に着いた時にはほっとしました。
しかしながら、そこからの下りも濡れた岩場は危険度が高い。
慎重に下りましたが、雨はたまに止む程度で終始降り続け、びしょ濡れの下山となりました。
晴れていれば爽快な稜線を望めたでしょう(涙)。
踏み跡は結構明瞭ですが、バリエーションですしラペル熟達者のリードが必要だと思います。
残念ながら、両日共に雨とガスの為にまったく展望がなく、ただ行っただけの登山になってしまいました。
年齢的に、晴れた日にまたとは簡単に言えないのが残念です。
すごい勢いで山が逃げていくのが実感できる今日この頃です。
腰と膝がイテテッ!
明神岳今までにない手強い要塞のような山でした。
天候も2日間とも雨で視界もなし稜線のすぐ下にビバーク
しましたが風も強まり一時はどうなるかとヒヤヒヤもんでした。
久しぶりの懸垂下降もあり緊張の山行になりました。
もう少し体力を付けて天候の良い日にチャレンジしたいですね
行ったんですか?!
とちょっとびっくり〜
天気予報がみるみる悪くなり、中止してるものかと思ってました。雨で濡れていつもの沢登りみたいですわね(笑)
山がすごい勢いで逃げていくって笑っちゃいました〜
いろいろ予定がありまして、天気を選んでいる余裕もなく、ダメ元の出発でした。
前線停滞型の場合、雨が降るも大荒れにはならない、前線が少し上下しただけでいい天気になる場合もあります。過去に雨予報で行って晴れた経験はかなりあったので。
ダメなら上高地散策と温泉ぐらいの感じでした。
結果、雨の登山になりましたが、初日は止み間も多く、二日目は下山だけでしたので雨自体はそれほど苦にはなりませんでした。
ただ、素晴らしい稜線らしいのですが、ガレた地面を見つめて歩いただけで、どこに行ったの?と言う感じです。
「山は逃げない・・・」ってウソです。
凄ぉーい勢いで逃げていってますね。
アラ還にならないと理解できんでしょうね。
若い頃はいつでも行けると、今になって人生短いことを知り焦ってます。
行きたいところは多く、残り時間は少ない!
そんな訳で、少々天気悪くても行っちゃう。
明らかに、遭難予備軍、あぶないジジイ達です。
お互い、一つ一つ大事に山を登っていきましょう。
kaitoさん達やガンコさん達の精力的なレコを拝見していると、
山が逃げるというよりも山にお尻を叩かれてる感じがするのは気のせいでしょうか
うちも週末の計画を家族会議するたびに「あ〜時間が足りない〜」
「うへぇもう雪山になっちゃうよ〜」となります
ある意味、幸せな悩みですよね
そろそろ好天カモーンですね
もそっとノンビリ山登りができればいいのですが。
今日も雨の中、ただ今山から戻って来ました。
台風でも来れば家でゆっくりできるのですが?諦めもつきますし。
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