雨、濃霧の 谷川岳

2015年08月29日(土) 〜 2015年08月30日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,422m
• 下り: 1,394m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:30

10:30 土合口
10:40 10:50 天神平
11:40 11:50 熊穴沢避難小屋
12:20 12:20 天狗の留まり場
13:00 13:00 ざんげ岩
13:20 13:40 谷川岳・肩の小屋
14:10 14:10 谷川岳（トマノ耳）
14:10 14:10 谷川岳（オキノ耳）
14:40 14:40 奥ノ院
16:00 谷川岳・肩の小屋

2日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:00

7:10 谷川岳・肩の小屋
8:50 8:50 ラクダのコル
9:50 9:50 ラクダの背(ラクダのコブ)
11:20 11:20 西黒尾根登山口
12:10 土合口

1日目は、雨・霧降るも整備された道で、ほぼコースタイム。
2日目の下りは、雨降る中で特に岩場は慎重に下りた。従ってコースタイムの1.5倍程度を要した。

天候

雨、霧、視界不良、1日目夕方奇跡的に霧が晴れた（秋雨前線で雨の続く関東地方）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行きは上毛高原まで新幹線、ここから谷川岳ロープウエイ口まで路線バス
帰りは水上まで路線バス、温泉に入って、ここから上越線で都内まで電車

コース状況／危険箇所等

〇上りはロープウエイを降りて天神平から山頂までの天神尾根コースは木道など整備された道
●下りは山頂から「西黒尾根」コース、標高1200m程度まで登山道の約半分は岩場の連続、雨で濡れて滑るので要注意、下半分は林の中、急登でやや荒れているが問題ない

その他周辺情報

ロープウエイ口付近は、登山指導センターや谷川岳山岳資料館などがある。
温泉は土合から水上にかけて、湯檜曽温泉、水上温泉、谷川温泉など・・。

写真

8/29 10:12

上越新幹線で上毛高原に着きました

8/29 11:34

谷川岳ロープウエイ口まで路線バスで来ました、ベースプラザで乗車券を買って、乗場へ行きます

8/29 11:35

ロープウエイ乗場です、時間関係なく次から次に乗物が来ます

8/29 11:39

ロープウエイに乗って、下のベースプラザ方向を見た所す

8/29 11:43

下には滝が見えます

8/29 11:48

行き交うロープウエイ

8/29 11:57

天神平駅に着きました、

8/29 11:57

ここから、リフトもありますが・・上方は天神峠ですが霧で見えません

8/29 11:58

リフト乗り場です

8/29 11:58

リフト乗り場の右側から登山道が始まります、小雨ですが、ガスで遠くは見えません

8/29 12:01

辺りは草花が生い茂っています

8/29 12:01

ヒヨドリソウでしょうか？
　今日は景色が望めないので、山野草の観察で行きましょう

8/29 12:13

案内標識と木道です

8/29 12:17

天神尾根に上がるまで、右方には霞む山が見えます

8/29 12:20

ヤマアジサイかエゾアジサイでしょう

8/29 12:22

リフト使用の天神峠からの道との分岐点です

8/29 12:30

リョウブの花でしょうか

8/29 12:31

気の早い、紅葉した葉もあります

8/29 12:32

エゾアジサイの白花？

8/29 12:38

このルートは木道が長い

8/29 12:50

熊穴沢避難小屋に着きました、休憩場所となっています

8/29 13:02

このルートはアキノキリンソウが目立ちました

8/29 13:05

この様な急な岩場が何カ所かあります

8/29 13:17

何の花でしょう？

8/29 13:18

ナナカマドの実と葉も紅葉が始まっています

8/29 13:24

オオヤマリンドウです

8/29 13:28

これは何の実？　違います、写真の上方を見てください

8/29 13:36

「ミヤマナラ」の実・ドングリはこちらです、先の赤いのは木の葉の上に付いていますが・・・、何でしょう？実は蜂が作った虫こぶだそうです、中には幼虫が・・

8/29 13:32

またまた、岩場です

8/29 13:36

キリンソウにも見えますが・・、イワオトギリ？

8/29 13:38

ヤマトリカブトです、綺麗な紫色です

8/29 13:39

「天狗の留まり場」と書いています

8/29 13:39

その裏の岩山

8/29 13:41

イワオトギリ？

8/29 13:42

イブキトラノオに似ていますが、イワショウブでしょう、この花もたくさんありました

8/29 13:42

リンドウが枯れたようでもありますが・・

8/29 13:42

ゴゼンタチバナは、花が終わり赤い実になっています

8/29 13:44

ガマズミ、今が一番綺麗な時のようです

8/29 13:46

シラネニンジンでしょうか？

8/29 13:47

アカモノ（イワハゼ）？

8/29 13:54

何？分かりません、木イチゴ系統だと思いますが・・

8/29 13:55

これも分かりません、竹の花に似ています

8/29 14:11

リンドウですが、開いてなく分かりません

8/29 14:14

これもシラネニンジン？

8/29 14:15

「天神ザンゲ岩」と書いています、何を・どう、ザンゲするのでしょう

8/29 14:22

山頂近くなると、石の階段がありました

8/29 14:23

足元には、ヤマハハコです

8/29 14:28

オニアザミもたくさんあります

8/29 14:33

やっと、「肩の小屋」が見えました、今日はここにお世話になります

8/29 14:54

ミヤマキンバイ？

8/29 14:55

山頂近くにお花がたくさん咲いています、これはヒメシャジンでしょう

8/29 14:56

後で調べます

8/29 14:56

イチゴもたくさんなっていますが、これはベニバナイチゴ？木が小さいので・・

8/29 14:58

これも分かりません

8/29 15:00

ヨメナ？シオン？

8/29 15:10

ママコナの仲間だと思います、タカネママコナ？

8/29 15:16

フウロの蕾？

8/29 15:19

ヒメココメグサ、これもたくさん見ました、よく見ると綺麗です

8/29 15:22

コウメバチソウ、ただのウメバチソウとオシベ・メシベが違う？

8/29 15:23

恐らく、ホソバウスユキソウ、花は終わっていると思いますが・・

8/29 15:30

ハクサンフウロも良く見ました

8/29 15:30

イワオトギリとのコラボレーションです

8/29 15:32

山頂の岩場付近には、ハイマツも見られます

8/29 15:37

コウメバチソウ、綺麗です

8/29 15:38

シモツケソウと思います

8/29 15:39

最高峰オキの耳の尾根伝いに一ノ倉岳へ向かうと、富士浅間神社の奥ノ院が祭っています

8/29 16:02

オキの耳から尾根伝いは、このような岩場が続きます

8/29 16:05

珍しい卵のようなキノコを見つけました

8/29 16:08

吾亦紅

8/29 16:09

オヤマボクチ、初めて見ました、山小屋でホクチ（火口）とは火打ち石から出る火花を移しとる綿毛と言うことを聞きました、そばの繋ぎにも使うようです

8/29 16:12

うつむいたハクサンフウロの綺麗な顔を見せてもらいました

8/29 16:13

ここには数種の植物が集まっています

8/29 16:18

ここもそうです

8/29 16:19

ここが双耳峰の一つ、最高峰谷川岳（オキノ耳）1990mです

8/29 18:16

宿泊する肩の小屋で休憩していると、辺りが騒然としてきました、なんと夕方になって、霧が晴れ、周囲の山々が顔を見せ始めたのです

8/29 18:12

小屋の正面、見えたのは西の方、万太郎山に繋がる尾根です

8/29 18:15

周囲の景色も見えてきました、有名な方位標識塔です

8/29 18:15

トマノ耳への分岐点、宿泊者はもう一度トマノ耳へ向かいました

8/29 18:17

霧が晴れ、幽玄の世界です

8/29 18:17

8/29 18:18

自分がどのような所に居たのかやっと分かりました

8/29 18:22

山小屋の上に来ました

8/29 18:33

やっと景色の見える頂上「トマノ耳」1963mに立てました

8/29 18:26

双耳峰、トマノ耳からオキの耳を見た風景です、左の奥は、行って見たかった一ノ倉岳、茂倉岳です

8/29 18:27

その左の方向、北の山並みです

8/29 18:27

トマノ耳の右方向、一ノ倉沢・東尾根です、下は雲海です

8/29 18:28

西、万太郎山へ繋がる尾根がはっきり見えてきました

8/29 18:30

明日下る、西黒尾根は雲海の中

8/29 18:30

マチガ沢

8/29 18:30

東尾根

8/29 18:32

「ヤマノススメ」の会の人が置いたアニメキャラと・・

8/29 18:35

そろそろ下って、山小屋へ戻ります

8/29 18:35

振り返って、トマノ耳

8/29 18:37

綺麗な雲海と山並みでした

8/29 18:51

小屋へ戻って、夕食です、今日の泊り客はICI企画の「ヤマノススメ」の会の人達で、楽しそうな人たちでした

8/30 8:16

山小屋の中の様子

8/30 8:16

入口です

8/30 8:24

翌朝、雨が降り続いています、帰りは左の方向へ行きます、左が西黒尾根ルート、右は昨日来た天神尾根ルート

8/30 8:48

西黒尾根ルートは急登で岩場が多いと聞いていました、
　すぐにこのような、足場の悪い道となります

8/30 8:49

辺りはガスで見えません

8/30 8:53

黄色いペンキ印を目安に下ります

8/30 8:56

氷河跡のスラブらしいです

8/30 8:56

足元は濡れて滑ります、慎重に下ります

8/30 8:59

8/30 9:06

来た道を見上げた所です

8/30 9:13

このルートも、花が多い、これはユキアザミとおもいますが、アズマヤマアザミかも・・

8/30 9:17

この様な痩せ尾根を下ります

8/30 9:21

ここも少し怖い所でした

8/30 9:23

イワインチン？

8/30 9:26

コウメバチソウ

8/30 9:39

鎖場も多い、ここは下から見た所

8/30 9:39

下を見た所

8/30 9:42

ここも下から見た所

8/30 10:06

連続する岩場を通過するとラクダノコルに着きます、西尾根ルートはそのまま登り返しますが、左へ行くと厳剛新道です

8/30 10:06

「・・ガレ沢の頭」と書いています

8/30 10:11

ラクダの背（コブ）が見えてきました

8/30 10:11

振り返って、来た道を

8/30 10:12

ラクダの背です

8/30 10:23

これはアザミでなく、トウヒレンだと思います

8/30 10:59

西黒尾根の中盤から終盤は、林の中に入ります

8/30 10:59

カニコウモリの花

8/30 11:10

緑いっぱいの道です

8/30 11:51

終盤になると、有名なこしかけの木がありました、ここでしばし最後の休憩です

8/30 12:40

長い下りでしたが、登山口の車道が見えました

8/30 12:41

西黒尾根の登山口です

8/30 12:41

右へ車道を行くと、マチガ沢出合、一ノ倉沢出合へ行きます

8/30 12:59

谷川岳登山指導センターで、汚れた足元を洗い、少し下ると、谷川岳資料館があります

8/30 12:58

資料館の中の様子です、登山用具など歴史がいっぱいです

8/30 13:00

バス乗場のあるロープウエイ口、プラザへ着きました

8/30 15:35

バスで水上へ行きました、シャトルバスから見た温泉街

8/30 16:05

JR水上駅から上越線で都内へ帰りました

撮影機器：

Optio W90 ペンタックス

装備

個人装備

虫よけスプレー

感想

tiny-knight

8月は上旬から猛暑が続いたが仕事も忙しく、中旬はお盆で、山行はできなかった。月末に上京の機会があり、関東の名だたる山、谷川岳を計画した。
　猛暑が終わると、一気に秋雨前線で全国的に雨の降り続く季節となった。雨模様の中、濃霧の予報もあったが、ロープウエイの利用で何とか決行することとした。一日目は小雨・霧の中歩き始めたが、途中で雨はやみ、遠望視界不良ではあったが、何とか山頂へたどり着いた。17時頃、山小屋で落ち着いていると、辺りが騒然としてきた。なんと霧が晴れて眺望が望めることが解った。宿泊者は一斉にオキノ耳を目指し、頂上から周囲の山並みが霧を被った幽玄の世界を満喫することとなった。
　翌日、早朝からまたしても雨、谷川岳らしい登山道「西黒尾根」を堪能するため、心して下ることとした。流石にスタートから岩場が続き、足を滑らすと命取りになることを肌身で感じた。慎重に手足の固定確保を考えながら、岩場を降りた。結果として2度ほど滑り落ちたが、足場の安定したところであり、問題なかった。
　中腹からは、林の中であったが、勾配はきつく、やや荒れた石ころの道が続き、足が痛くなった。
　天気の良い日に、また西黒尾根を登りで使ってみたい。