木曽駒ヶ岳 前回行けなかった宝剣岳にも



- GPS
- 09:16
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 816m
- 下り
- 819m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 9:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
別段危険箇所なし |
その他周辺情報 | こまくさの湯、明治亭 |
写真
感想
久々のテン泊。
2021年12月に日帰り登山して以来の木曽駒ヶ岳で、前回は千畳敷カール〜中岳〜木曽駒ヶ岳のピストンだったところ、今回は千畳敷カール〜木曽駒ヶ岳〜将棊頭山〜宝剣岳〜頂上山荘という寄り道多めのルートになりました。
天気予報では夜雨が降ったり展望は望めなかったりと悲観的でしたが、結果的には雨に打たれることもなく、夜は天の川も見える満点の星空、朝は雲海からの日の出を拝める十分すぎる天気でした。
また、前回は荒天(というか吹雪)で叶わなかった宝剣岳アタックも成功し数年越しの目的も果たすことができました。
以下、時系列に沿っての詳細。
朝一番、菅の平バス停からロープウェイを経て5:50頃ロープウェイにて千畳敷に到着。まだ暑さもなく、テン泊装備を背負っている割には楽に乗越浄土まで来ることがてきました。
休みもそこそこに中岳に到着。中央アルプスはもちろんのこと、雲海が多いながらも南北アルプスに八ヶ岳、富士山も望める眺望を拝むことができました。
その後中岳を降り頂上山荘のテン場にテントを張り、不要な荷物をデポして木曽駒ヶ岳へ。前回は吹雪で360°ホワイトアウトだったので、今回は天候もよく眺望も概ね拝めて良かったです。
また、幸運にも山頂に登る途中にライチョウの親子を僅かに5m程度の距離で見ることができたのもラッキーでした。沢山の人がカメラを構えて凝視しているのに逃げないライチョウ親子。なんという警戒心のなさ……
その後将棊頭山へ向かったのですが、思いの外時間がかかってしまい、8合目分岐で濃ヶ池、駒飼ノ池を辿り宝剣山荘まで戻ってきました。駒飼ノ池の直前の登りは結構傾斜が急な上にハシゴもあるので、意外と怖いかも。
そして宝剣岳アタック。ここからは危険なので単独行。ガスで周りは真っ白だったのが幸いし高度感は若干薄まり、鎖に体重を預けなければならない箇所もなかったので、山頂まではサクサクと難なく到着。
問題は山頂にあるオベリスクのような岩。このてっぺんに立つためには、足をかける場所がなく狭い足場から腕の力でよじ登る必要があり(本当は足場もあったのか?)、つまり岩から降りる時に三点維持を行うことができず、一瞬宙に浮くことになる。その際、もし勢いが付いてしまうと、背中から遙か下まで真っ逆さま……
私は高所恐怖症なので、危ないしやめておこうかなとは思っていたのですが、近くにいたおじさんが「兄ちゃん撮ったるわ!」と言うので、せっかくなので岩のてっぺんで立ち上がってポーズまでキメてきました。無事降りることはできたものの、あれほどまでの恐怖は妙義山以来で、次の挑戦者の撮影をしてあげている間、しばらく足の震えが止まりませんでした。
一度怖い思いをすると突然同じ山も難しく感じられるもので、帰りは行きで使わなかった簡易ハーネスを鎖に繋ぎ、慎重に慎重に降りていきました。
山頂付近で怖い怖いと言っていた50代くらいのマダムは無事おりられたのでしょうか。
下山後は中岳を経てテン場へ。中岳からテン場に至る途中の4時頃、これからロープウェイで帰るという単独行の女性とすれ違いました。ロープウェイは5時が最終、間に合ったのでしょうか……
夕食はほぼ相方おまかせで(私はテント提供)、サッポロ一番塩ラーメンに〆のリゾット。美味しかったです。夕刻まではガスっており日の入りを拝むことはできませんでしたが、夜は晴れて天ノ川も見え、朝は木曽駒ヶ岳に上り雲海からの日の出。夜間も雨風なく十分に睡眠が取れました。以前北岳でテン泊した時は暴風でうるさい上に高山病のためか頭痛も出て大変だったので、今回は楽ちんでした。
後はさっさと千畳敷ロープウェイ駅まで撤退。前回は雪の斜面を滑り降りれば終わりで楽だったのですが、今回はズルもできず、テン泊装備を背負って高度感のある斜面を降りるのは骨が折れました。
下山後は前回同様こまくさの湯で汗を流し、名物のソースカツ丼を食べておしまい。次にテン泊装備を背負う時は、山頂から見えた槍穂高連峰にもチャレンジしてみたいと思っています。
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