やはり遠い山だった笠ヶ岳 笠新道より


- GPS
- 13:45
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,917m
- 下り
- 2,908m
コースタイム
- 山行
- 1:39
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 1:57
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 11:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
600円(300円/日)でした。 元々停めようとしていたP5は満車、P3は入庫時間外でした。 鍋平から新穂高登山口までは、歩いて30分(帰りは40分)程度の本格的な登山道でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されていますが、両側から草など被っているところもあり、朝露で濡れました。 序盤の急登は、コースがしっかりと九十九折になっており、思ったよりも登り易かったと思います。 大きな岩で足上げ高さが高く、登り難い部分が数か所ありました。 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉など多数有ると思いますが、利用しませんでした。 |
写真
感想
前々から気になる山であった笠ヶ岳。
穂高〜槍の大展望が広がる素晴らしい山であることは想像していたが、行程が長いことでナカナカ行くことが出来ずにいた。
ようやく今回、決心して行くことが出来た。
行程は悩みに悩んで、わさび平小屋に泊まることにした。
始めはテン泊予定であったが、寸前で個室の予約が取れたことで、一気に気が楽になった。
駐車場も鍋平の近めに停めることが出来た。
イロイロと寸前に物事が上手く進んだ。
まず初日、鍋平からの下山(笑)とわさび平小屋まで林道歩き。
暑さにやられ汗だくになったが、風呂のあるわさび平小屋に泊まるので気にならず。
程なくして小屋に到着し、すぐに風呂に入り、夕食前の生ビール!
ホントに至福の時である。
夕食後も生ビール!
久しぶりの営業小屋泊に財布の紐が緩みまくる。
今回は豪勢に個室泊まりなので、夜も快適に眠ることが出来た。
翌朝、長い行程を考慮して3時過ぎに出発。
空には満点の星である。
もうオリオンが輝いていて、早朝で涼しく僅かながら秋の気配を感じた。
暗闇の中、笠新道登山口で水を補給し早速急登に入る。
序盤から、かなりの急登だったが、しっかりと九十九折であり、わりと歩き易い道であった。
しばらく暗いなかを歩く。
日も短くなり、ナカナカ明るくならない。
ペースが上がるのを抑えながら歩き、徐々に空が明るくなってくる。
標高も上がり、木々の隙間から穂高側の稜線が浮かび上がってきた。
その稜線には点々とヘッデンの光が瞬く。
西穂から奥穂方面を目指す登山者かな・・・
自分もいつか歩いてみたい。
そしてどんどん明るくなり、乗鞍や焼岳にもスポットライトが当たり、一瞬赤く染まる。
雲一つ無い快晴!
ホントに素晴らしい景色。
最高の景色に癒やされながら、着々と進み杓子平へ。
目の前にドドーンと笠ヶ岳本峰が現れた!
スゲーーーー!
あまりにも堂々たる姿に大感動。
今までこの山に来ていなかったことを大後悔。
ここからの行程は本当に天空のパラダイス。
笠ヶ岳山頂を眺めながら進む。
左に視線を向けると穂高連峰!
贅沢過ぎる絶景。
そんな景色を眺めながら抜戸岳山頂へ。
雲の平方面の北アルプスオールスターズが良く見えた。
まだ行ったことのない野口五郎岳がおいでおいでと訴えているようである。
黒部五郎のボリューム感、美しい薬師も良く見えている。
この景色を見ると、今すぐに裏銀座を歩きたくなってしまう。
ここから先は更に天空の楽園であった。
景色に癒されて、疲れも吹っ飛ぶ感じが強い。
更に更に嬉しいことが続く。
雷鳥の親子登場。
お母さんと子ども2羽。
人を恐れずに登山道に出てくる。
お母さんは常に鳴いて子供達を誘導しているが、子供達は好き勝手に縦横無尽にうろちょろしてるし(笑)
親の気持ち子知らずか・・・
しばらく彼らの動きに癒されていたが、後ろ髪を引かれながら歩みを進める。
徐々に笠ヶ岳山荘が近くなる。
そしてテン場を過ぎて小屋到着。
すぐに山頂を目指したどり着く。
本当に絶景であった。
笠ヶ岳の絶景は想像していたが・・・大幅に想像以上であった。
山頂ではユックリ休憩し景色を堪能。
わさび平小屋の美味しい弁当でエネルギーチャージ!
行程が長いので、泣く泣く山頂を後にする。
徐々にガスが湧き始めて、視界が遮られる。
登山開始時間を早めたことで、山頂の絶景を堪能出来たことに感謝。
その後、下山でも雷鳥に会えるというサプライズ。
場所はほぼ同じだったので、同じ個体かな・・・
そして杓子平へ。
下山のロープウェイに間に合うように、この辺から高速下山開始。
行程の中で1番の急登を下る。
長い。
長い。
長い。
ホントに長い。
いつまでも下山完了出来る気がしない。
しかもガスの下に出ると、天気が良くかなり暑い。
それでも最後の力を振り絞り先を急ぐ。
登山口に着いた時は感激であった(笑)
登山口では冷たい水を給水。
一気に復活して、林道をサクサク進む。
そしてゲート通過。
思ったよりも身体のダメージは少いので、鍋平まで登山道を登ることにした。
最後の最後の登りはホントに辛かった〜。
それでも最高の景色を堪能した山だったので、まだ脚は動いたのかな〜。
行程は長かったものの、恐ろしく良い山であった〜。
間違い無く、再訪したい山の一つとなった、ホントに良い山行であった。
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