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Yamareco

記録ID: 71300
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

快晴の白馬岳 〜初テントの白馬大池からピストン

2010年07月18日(日) 〜 2010年07月19日(月)
 - 拍手
GPS
31:19
距離
20.0km
登り
1,652m
下り
1,638m

コースタイム

18日:栂池自然園7:30 - 8:44天狗原 - 10:08乗鞍岳 - 10:44白馬大池
19日:白馬大池4:00 - 5:30小蓮華山 - 7:00白馬岳頂上(白馬山荘往復)8:00 - 9:20小蓮華山 - 10:40白馬大池12:07 - 12:43乗鞍岳 - 13:52天狗原 - 14:50栂池自然園
天候 18日:晴れのち曇り
19日:快晴
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池公園に駐車 (300円/日)
栂池公園 → 栂池自然園はロープウェイ (往復3,000円)
コース状況/
危険箇所等
・登山ポストは栂池公園のゴンドラ乗り場前にあり

・乗鞍岳の斜面の雪はかなり残っており、割と長いので特に下りは危険
 注意が必要
・他には全ルートを通じて特に危険個所なし

・白馬大池の外のトイレは大4(男女兼用)小2
 紙の備え付けなし

・今回、下山後の入浴は八方と猿倉を結ぶ道沿いにある「おびなたの湯」/ 500円
 露天風呂だけの豪快な湯だが、好みは分かれるかも
天狗原へ登る途中から見る後立山連峰
雲海の上は素晴らしい天気
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
天狗原へ登る途中から見る後立山連峰
雲海の上は素晴らしい天気
天狗原の景色を背に乗鞍岳の雪面を登る
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
天狗原の景色を背に乗鞍岳の雪面を登る
乗鞍岳の頂上ケルンへ向かう
奥に小蓮華山が覗く
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
乗鞍岳の頂上ケルンへ向かう
奥に小蓮華山が覗く
白馬大池が見えてきた
ここからさらに40分
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
白馬大池が見えてきた
ここからさらに40分
取りあえず設営したテント
入り口を通路側に開けてしまい、後で方向転換した
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
取りあえず設営したテント
入り口を通路側に開けてしまい、後で方向転換した
周囲に沢山咲いていたハクサンコザクラ
もっと赤かったか?
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/21 12:10
周囲に沢山咲いていたハクサンコザクラ
もっと赤かったか?
タテヤマリンドウ?
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
タテヤマリンドウ?
雪渓を背に、ハクサンイチゲ、チングルマなど
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/21 12:10
雪渓を背に、ハクサンイチゲ、チングルマなど
イワカガミとチングルマ
個々の花よりこういった色の組合せが面白い
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/21 12:10
イワカガミとチングルマ
個々の花よりこういった色の組合せが面白い
雪渓の融けた水の流れに沿って咲くハクサンコザクラ
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/21 12:10
雪渓の融けた水の流れに沿って咲くハクサンコザクラ
夕刻になり、テント場も埋まってきた
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
夕刻になり、テント場も埋まってきた
大池の岸に近いテント場
夕陽の光が向かい側の乗鞍岳斜面を照らす
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
7/21 12:10
大池の岸に近いテント場
夕陽の光が向かい側の乗鞍岳斜面を照らす
夜明け前、青黒く光る大池
奥には妙高、高妻山
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
夜明け前、青黒く光る大池
奥には妙高、高妻山
小蓮華山へ向かう稜線上の登山道
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
小蓮華山へ向かう稜線上の登山道
イワギキヨウ
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
イワギキヨウ
小蓮華山の山頂は崩落危険性のため立入禁止
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
小蓮華山の山頂は崩落危険性のため立入禁止
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
眼下に白馬村
遠方には奥秩父、八ヶ岳、富士山、南ア
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
眼下に白馬村
遠方には奥秩父、八ヶ岳、富士山、南ア
白馬岳全体が見えてきた
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
白馬岳全体が見えてきた
三国境
ここまで来ると行き違う人の数がぐっと増えてきた
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
三国境
ここまで来ると行き違う人の数がぐっと増えてきた
何と言っても一番驚いたのはこの人
MBを白馬の頂上まで担ぎ上げ、蓮華温泉に一気に走り降りるのだという
気を付けて…
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
何と言っても一番驚いたのはこの人
MBを白馬の頂上まで担ぎ上げ、蓮華温泉に一気に走り降りるのだという
気を付けて…
ウルップソウ
初めて見たかも
2010年07月21日 12:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:10
ウルップソウ
初めて見たかも
とうとう頂上が近付いてきた
下りてくる人の列が続く
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
とうとう頂上が近付いてきた
下りてくる人の列が続く
記念撮影の順番待ちが途切れそうもないので、待ち切れず撮る
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
記念撮影の順番待ちが途切れそうもないので、待ち切れず撮る
眼下に白馬山荘
北アルプスの全てが見える
剱・立山の奥には白山も
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
眼下に白馬山荘
北アルプスの全てが見える
剱・立山の奥には白山も
頂上直下のシナノキンバイのお花畑と杓子岳、鑓ヶ岳
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
頂上直下のシナノキンバイのお花畑と杓子岳、鑓ヶ岳
浅間山のほか、四阿山、根子岳なども見える
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
浅間山のほか、四阿山、根子岳なども見える
白馬鑓ヶ岳のすぐ後ろに鹿島槍ヶ岳、そしてさらに奥(やや右)にもう一つの槍ヶ岳
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
白馬鑓ヶ岳のすぐ後ろに鹿島槍ヶ岳、そしてさらに奥(やや右)にもう一つの槍ヶ岳
日本海が見えるとなんだかとても達成感がある
富山湾を挟んで能登半島もうっすらと
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
日本海が見えるとなんだかとても達成感がある
富山湾を挟んで能登半島もうっすらと
?
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
?
ミヤマキンポウゲ?
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
ミヤマキンポウゲ?
まるでデザインされたリースのような見事な混生
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
まるでデザインされたリースのような見事な混生
八方尾根にもあったミヤマアズマギク
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
八方尾根にもあったミヤマアズマギク
小石の輪で囲われて咲くコマクサ
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
小石の輪で囲われて咲くコマクサ
日も高くなり、ガスが出てきた
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
日も高くなり、ガスが出てきた
立入禁止の小蓮華山頂上に入り込んで休む人達
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
立入禁止の小蓮華山頂上に入り込んで休む人達
小蓮華山から白馬大池を遠望する
本当に山上に浮かんでいるような様子がよく分かる
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
小蓮華山から白馬大池を遠望する
本当に山上に浮かんでいるような様子がよく分かる
?
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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船越の頭への最後の登り
ちょっとキツイ
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
船越の頭への最後の登り
ちょっとキツイ
花を撮るために草地に踏み入る人
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
花を撮るために草地に踏み入る人
やっと白馬大池に戻ってきた
昨晩のテントはもうほとんど撤収している
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
やっと白馬大池に戻ってきた
昨晩のテントはもうほとんど撤収している
雷鳥坂にイワギキョウの群生が何箇所かあった
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
雷鳥坂にイワギキョウの群生が何箇所かあった
テントを回収し、下山
池から乗鞍岳に登ると霧の中
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
テントを回収し、下山
池から乗鞍岳に登ると霧の中
疲れ果てて栂池自然園に到着
2010年07月21日 12:11撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/21 12:11
疲れ果てて栂池自然園に到着
撮影機器:

感想

信州北部の梅雨明け日を見極めて白馬岳へ。
今回は初めてのテント山行で、初日白馬大池に泊り、翌日白馬岳をピストンする計画。

栂池公園の駐車場に車を止めると、朝日に鹿島槍、五竜が赤く染まるのが見える。
予想通り良い天気だ。
ロープウェイで標高差1,000mを上がり、栂池自然園から歩き始める。
テント装備の重さと照りつける日差しで予想以上に苦しく、白馬大池までさえ辿りつけるのか不安になる。

何とか天狗原に登り切り、乗鞍岳の雪面に取り付く。
長い急勾配が2か所ほどありロープが張ってあるが、アイゼンなしでなんとか突破。
岩だらけの乗鞍岳頂上平原を横切り終わると白馬大池が見えてくる。
ここから池の周囲のやはり岩だらけの道を40分程歩いてやっと大池の小屋に着く。

良さそうな場所を見つけ、周りのテントの様子を見ながら設営。
昼食にアルファ米のリゾットを作って食べると不味くて気が滅入るが、その後淹れたコーヒーを景色を見ながら飲むのはおいしかった。

午後になるとガスが降りてきて前方の山や池も時々見えなくなる。
これも池の周りの花々を撮るにはちょうど良い光なので、やはり花を撮っている人達と情報交換しながら撮影した。

日が落ちるとすぐに気温は急下降し、風も少し出てきたので8時過ぎには就寝。
夜中はフライシートを揺らす風の音と、意外に大きく聞こえる地下水の音に何度も目を覚ました。

翌朝は3時過ぎに起床し、テントを置いたまま4時に白馬岳へ出発。
すぐに夜が明けてきて、妙高山系を背にして青黒く光る白馬大池が眼下に見える。
日が昇ると、真っ青な空が広がり周囲の山々が赤く染まり始める。
最初の目印の小蓮華山までが意外に長い。ここでようやっと白馬三山が見え始める。

折角登ったのに三国境まではだらだらと下って登り返し、そこから一気に200m登ると白馬岳頂上。
期待通りの文句なしの快晴。沢山の人が鈴なりになって景色を見ている。
杓子岳、白馬鑓ヶ岳から始まる後立山連峰、剱・立山、さらに槍・穂高、南ア、八ヶ岳、富士山、浅間山、そして新潟・長野県境の山々が見渡せ、大満足。

バッジを買いに白馬山荘まで下り、ついでに窓から見える剱・立山を眺めながらコーヒーを頂く。
再び頂上に登り返してから下山開始。
来る時は自分しかいなかった登山道には両方向の登山者がいっぱい。
朝は余裕のなかった道端の花を見つけて写真を撮りながら白馬大池まで戻る。

テントを撤収し、小屋で昼食を食べてから栂池へ向けて出発。
いきなり乗鞍岳への登りで死にそうになるが、さらに大変だったのは乗鞍岳の雪の下り。
登って来る時は比較的安全だったが、下りではゆるいシャーベット状の雪にはアイゼンもあまり効かず、みんなロープにすがるようにして降りる。
雪がなくなるまではこの区間はかなり危険と考えた方が良い。

そんなこんなで、下りはほとんど写真も撮らずに栂池まで戻った。
初テントの上、2日目は歩行時間9時間とあって相当疲れたが、天気に恵まれ会心の山行だった。

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白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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