高水三山 雷鳴の中の雨の山行となりました


- GPS
- 05:39
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 959m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:37
天候 | 晴のちすごい雨 近くで雷鳴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
カヌー目的の方がたくさん停めてましたが、回転が速い印象でした。 カヌーはあまり時間がかからないのかな? お盆で都内の道も空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
惣岳山直前の岩がゴツゴツした所は、険しくて、かなり怖かったです。 下山時ひどい雨で登山道が濁流の沢状態になっていました。 |
その他周辺情報 | トイレは、軍畑園地駐車場、高源寺、常福院にありました。 全て最初の方で、後半にはないです。 |
写真
お盆中の山行はうしろめたく、いっしょに行こうよー、と、故人を誘ったことにして、故人を偲ぶ、山行だから、いいよね、と言い訳しながらの本日のハイキングです。
熊の警戒の呼びかけがあちこちにあり、
熊鈴を装備しますが、音がちっちゃい!
くまに聞こえてくれるかな?
(自分で用意したものがうるさすぎて、頂き物の熊鈴に変えたばかり。両極端だなあ。)
など、父と母にも話しかけていたりする。
3ヶ月くらい前に浅間尾根で同じような風景を見たなあ。
あの時は、怖くて足が震えたけど、今日は平気。
やっぱり、高所恐怖症なりにちょっと成長しているみたい。
険しい岩です。
とんでもなく怖いです。
普段の私なら登れない。
雨が降り出したのと、
引き返すにしてもきつい傾斜の登りがあったのでそこを下るのは難しい、行くしかないじゃん、雨がひどくなる前になんとかしなきゃ・・・
と、かつてないほどの頑張りで登りました。
高度感半端ないです。怖くて振り向かないけど。
登れたのは奇跡に近い。
今回駐車場の関係で軍畑→御岳と歩いたのですが、反対ルートだったらここを下ることになってた。
絶対、無理。
感想
お盆に一人で登山を楽しむって、どうなんだろう?とも思いましたが、どうしても行きたくて、
「そういえば、家族で山登りに行こうって言ってたよね、じゃあ、一緒に行こうよ!」と、勝手な言い訳をして出発、今は亡き旦那さんと一緒に(?)行ってきました。
所々で、思い出話などしながらの(妄想です。ときどき父と母も登場)故人を偲ぶ(ほんとに?)山行でした。
『縦走初心者には最適』と、どなたかのレコで見て、気軽に行ってみましたが、高所恐怖症的にはかなりきつい山行でした。
急な岩登りのような場所や、傾斜の強い滑りやすい下り坂、怖い場所がいくつもありました。
特に、惣岳山の直前の、岩登りのようなところは、後ろは見晴らしが良く、その分高度感が大きくて、普段の自分なら引き返したと思います。
(雨が降り始めて、早く進まなきゃ、と必死だったのでビビるヒマがなかったのが、かえってよかったみたいです)
反対のルートだったら、あの岩場を下りるのは絶対ムリだったと思うのでこのルートで良かったです。
また、途中から雨が降り出し、その後かなり酷くなり、雷も鳴り、どんどん近づいてきて、うっすらガスまでかかって、とても怖かったです。
下りの登山道は、濁流の沢と化し、滑りやすく、何度か滑りかけ、一度は尻餅をつきました。トレッキングシューズは中までビチョビチョでした。
どこかが崩落などしたら・・・と、ビバークという言葉が浮かびましたが、ツェルトの装備もなく、とにかく早く下りなくては、との一心で頑張って下りました。
日頃から「雨の山行も経験したい」などと傲慢なことを言っていたのを後悔しました。
もう二度と経験したくないです。
あと、ツェルト、しっかり装備しようと思いました。
もともと雨予報(1ミリの雨)、天気も変わりやすいとの天気予報でした。
12時までに下山できるようにと計画を立てたのですが、朝寝坊し、2時間遅れのスタート。
起き抜けは頭が回っておらず、中止や計画変更を考えもせずに家を出てしまいました。
もう二度寝は絶対しない、出発が遅れたら必ず一旦考えるようにしよう、と、猛省しました。
ついてきているはずの旦那さんに「なんとかしてー」とお願いしましたが、妄想する余裕もない状態だったので返答はなく、父と母も助けてはくれず、ただただ必死に下りました。
それでも、崩落もなく、雷も落ちず、迂闊な初心者だったにも関わらず怪我もせず下山できたのは、みんなが守っていてくれたからかなと思います。
違うかな。
お盆なのに一人で遊びに出た私を戒めての天候不良だったかも。
全行程で虫がすごかったです。
初めて使った虫よけネット、とても有効でした。
どなたかが、同ルートで発狂しそうなレベル、と言っていましたが、虫よけネットがあっても発狂寸前(ちょっと大げさ?)でした。
蜂もいました。
頭の上を飛び回ることが5.6回あり、引きかえしていなくなるのを待ったり、頭を低くして急いで逃げたりしてやり過ごしました。
怖くてどの蜂なのか確認できませんでしたが、(見てもわからないけど)怖かったです。
雨予報だったせいか見かけたハイカーさんは4人のみ。どの方も慣れた様子で歩くのも早く、ひどい雨の前に下山できたのではないかと思います。
誰もいなくて心細かったのですが、
「誰もいないのが確定している山なんて、金輪際ないかも。歌でも歌おう!」と、
本当に大声で歌いながら歩きました。
雨、雷も弱まってきていたこともありますが、気持ちが紛れて少し落ち着いたような気がしました。
滅多にできない経験で、気持ちも良かったかも。
ふりかえってみると、貴重な体験がたくさんできました。
旦那さん、お父さん、お母さん、守ってくれてありがとう!
来年はお盆は大人しく過ごします。ごめんなさい!
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