ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 715562
全員に公開
トレイルラン
甲斐駒・北岳

青木鉱泉〜鳳凰三山周回トレラン

2015年09月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
06:48
距離
20.4km
登り
2,399m
下り
2,421m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:49
休憩
0:59
合計
6:48
5:06
61
スタート地点
6:07
6:13
44
6:57
7:04
15
7:19
7:19
33
7:52
8:05
35
8:40
8:51
6
8:57
9:00
20
9:20
9:22
19
9:41
9:47
12
9:59
10:09
24
10:33
10:33
42
11:15
11:15
18
11:33
11:33
20
11:53
11:54
0
11:54
ゴール地点
天候 快晴!(下界は曇り?)
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
韮崎I.C.出口から1時間くらい
コース状況/
危険箇所等
危険箇所なし。とにかく急斜面!
その他周辺情報 青木鉱泉に自販機あり(缶ジュース\200)
熊に合わないことを祈りつつ、いざ入山!
2015年09月12日 05:04撮影 by  iPhone 6, Apple
9/12 5:04
熊に合わないことを祈りつつ、いざ入山!
えーっと、なんという滝だったか。たくさんの沢や滝がありますが、特に台風通過後のせいか、水量が多かったように思います。
えーっと、なんという滝だったか。たくさんの沢や滝がありますが、特に台風通過後のせいか、水量が多かったように思います。
きれいな沢です。こういうの好き。トレランシューズでの渡渉は気を使いましたが、なんとか濡れずに渡ることができました。
1
きれいな沢です。こういうの好き。トレランシューズでの渡渉は気を使いましたが、なんとか濡れずに渡ることができました。
何でしょう。きれいな花ですが。
何でしょう。きれいな花ですが。
こんなちょっとした滝がたくさんあります。
こんなちょっとした滝がたくさんあります。
入山してからちょうど1時間、南精進ヶ滝に到着です。この時点で相当ヘトヘト。早くあの稜線に立ちたい・・・
入山してからちょうど1時間、南精進ヶ滝に到着です。この時点で相当ヘトヘト。早くあの稜線に立ちたい・・・
南精進ヶ滝の上半分。
南精進ヶ滝の上半分。
南精進ヶ滝の下半分。かなりの水量と落差があります。
2
南精進ヶ滝の下半分。かなりの水量と落差があります。
これまた可愛らしい花です。が、なんという花かはわかりません。何しろ、タンポポとチングルマしかわからないもので・・・
これまた可愛らしい花です。が、なんという花かはわかりません。何しろ、タンポポとチングルマしかわからないもので・・・
地獄へ続く山道。的な看板。
地獄へ続く山道。的な看板。
腕がなく上手く表現できていませんが、壁のような急登が延々と続きます。ほんと、しんどいっす。
1
腕がなく上手く表現できていませんが、壁のような急登が延々と続きます。ほんと、しんどいっす。
鳳凰小屋の少し手前。地蔵岳までの登りで、私の走力で走れるのはここくらいです。でも、なんとも気持ちの良い場所でした。思わず飲みたくなりましたが、なんとか思いとどまって顔を洗うだけに。こういう沢の水って飲めるのでしょうか?
鳳凰小屋の少し手前。地蔵岳までの登りで、私の走力で走れるのはここくらいです。でも、なんとも気持ちの良い場所でした。思わず飲みたくなりましたが、なんとか思いとどまって顔を洗うだけに。こういう沢の水って飲めるのでしょうか?
見た目は気持ち良いですが、やっぱり急登。ほんっとしんどい!
見た目は気持ち良いですが、やっぱり急登。ほんっとしんどい!
3時間弱で鳳凰小屋。沢を見下ろすデッキの椅子とテーブルをお借りし、クリームパンを頬張ります。
気温が低かったからか、水の消費量は少なく補充はしませんでしたが、水場もあります。
3時間弱で鳳凰小屋。沢を見下ろすデッキの椅子とテーブルをお借りし、クリームパンを頬張ります。
気温が低かったからか、水の消費量は少なく補充はしませんでしたが、水場もあります。
鳳凰小屋から、森林を20分ほど歩くと、ついに白砂のザレザレ急登が始まります。
1
鳳凰小屋から、森林を20分ほど歩くと、ついに白砂のザレザレ急登が始まります。
足場悪すぎ。しかも、結構な急斜面でコワイ。
1
足場悪すぎ。しかも、結構な急斜面でコワイ。
と、後ろを振り向くと・・・
ワオ!雲海!
と、後ろを振り向くと・・・
ワオ!雲海!
富士山まで!
地蔵岳も間近に。ここまで3時間半。
1
地蔵岳も間近に。ここまで3時間半。
地蔵岳から観音岳を望む。結構遠いな・・・
地蔵岳から観音岳を望む。結構遠いな・・・
地蔵岳山頂を少し回り込むと。
おぉー。雲海から顔を出す甲斐駒。カッコイイ!
地蔵岳山頂を少し回り込むと。
おぉー。雲海から顔を出す甲斐駒。カッコイイ!
富士山と観音岳、青空と雲海を添えて
2
富士山と観音岳、青空と雲海を添えて
稜線からは右手にずっと北岳が。
稜線からは右手にずっと北岳が。
賽の河原。信仰の山なのですね。手を合わせてから撮らせてもらいました。
1
賽の河原。信仰の山なのですね。手を合わせてから撮らせてもらいました。
日本No.1,2,4の名山そろい踏み!まさに日本山岳会のスターたち。
2015年09月12日 09:38撮影 by  iPhone 6, Apple
2
9/12 9:38
日本No.1,2,4の名山そろい踏み!まさに日本山岳会のスターたち。
赤い葉っぱはなんでしょう。岩場で頑張ってます。
赤い葉っぱはなんでしょう。岩場で頑張ってます。
地蔵岳から45分くらいかかりました。ドンドコ沢の登りにやられました。地蔵岳と観音岳の間にもピークがあり、その登り返しにウンザリ
地蔵岳から45分くらいかかりました。ドンドコ沢の登りにやられました。地蔵岳と観音岳の間にもピークがあり、その登り返しにウンザリ
雲海に浮かぶ薬師岳と富士山。観音岳から薬師岳までの垂涎の稜線です!もちろん、右手には北岳が。
1
雲海に浮かぶ薬師岳と富士山。観音岳から薬師岳までの垂涎の稜線です!もちろん、右手には北岳が。
5時間で薬師岳到着!三山のうち、一番ゆっくりできそうなのは薬師岳でした。風がなければ、お昼ご飯にもってこいです。
1
5時間で薬師岳到着!三山のうち、一番ゆっくりできそうなのは薬師岳でした。風がなければ、お昼ご飯にもってこいです。
しつこいですが・・・
雲海。
しつこいですが・・・
雲海。
下りはヘトヘトで写真を撮る余裕もなく、いきなりゴール。
入山から約7時間で到着です。
もうハナヂも出ません・・・
下りはヘトヘトで写真を撮る余裕もなく、いきなりゴール。
入山から約7時間で到着です。
もうハナヂも出ません・・・
食べたら元気でるかな・・・
2015年09月12日 12:08撮影 by  iPhone 6, Apple
9/12 12:08
食べたら元気でるかな・・・
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト

感想

先週に引き続き、今週も山へ。鳳凰は3月以来です。3月は夜叉神峠から登りましたが、諸事情により薬師岳までしか行けませんでした。その時に見た稜線が忘れられず、今年中になんとか走ってみたいと思っていたたため、今回、青木鉱泉からソロトレランをすることにしました。

[アクセス]
仕事が終わったのち、22時に青木鉱泉に向け出発。韮崎ICを降りて1時間ほど走ると青木鉱泉です。
この1時間、夜中にはかなりこたえます。まず、台風通過後ということもあり、舗装路は落石だらけ。舗装路でないところは激しい山道で、時速20kmくらいしか出ません。まぁでも、悪路に弱い我が家のミニバンでも通れるので、大抵の車は大丈夫でしょう。

[青木鉱泉駐車場]
青木鉱泉駐車場に1時に到着しましたが、かなりたくさんの車が停まっています。ハイシーズンには、できるだけ早く着いた方がいいかもしれません。駐車場からトイレまでは少し遠いので、インターから降りてすぐに、コンビニなどで済ました方が良いでしょう。さて、しばし爆睡です。

[出発]
4時に起きて5時前に車を出発。じゃっかん空が白んできましたが、まだ暗いです。青木鉱泉の建物の方に歩いて行くと、登山口があります。
ちなみに、駐車場が\750なのは知っていましたが、あまりに早すぎるだろうと思い、お代は山から戻ってから払うことにしました。(戻ってからちゃんと払いましたよ。念のため。)

[ドンドコ沢]
登山口から急斜面への取り付き点までは、少し道がわかりづらかったです。同じ時間帯に何名かの方が歩いていましたが、皆さん結構不安げに歩いてました。
とにかく赤いペンキをを目印に。
しかし、この急登はこれまでで一番ツライ登りでした。手も使ってよじ登らなければならない斜面もなんども出てきます。危ない場所はまったくないですが、つらすぎて何度か意識が飛びそうになることがしばしば。
それでも、一応トレランの格好をしているので、早足でがんばります!

[鳳凰小屋]
沢を見下ろすデッキが素敵な小屋でした。デッキをお借りしてクリームパンとジェルでカロリー補給。この時点で、だいぶ引き返したくなっています。でも、あの稜線を走るまでは・・・

[鳳凰小屋〜地蔵岳]
すぐに白砂のザレ場かと思いきや、けっこうな森林帯急登!もうすぐ!と思ってた心が折れそうになります。
20分ほどでやっと白砂地帯。これもキレイだなーと思ったのもつかの間、登ってみると、ほんとツライです。しかも、斜度があるので滑り落ちそうでけっこうコワイです。子供を連れてくるのは厳しいかなー。なんて考えながら、ゼェゼェと登り、ふと振り向くと一面の雲海が!でも、そろそろ下り坂が恋しい。地蔵岳までは、下り坂は、ほぼ無いと考えてください。ずっと急登です。

[地蔵岳〜観音岳]
南アルプスは森林限界が高いんですね。地蔵岳〜観音岳の稜線でも、見通しのきかない低木の間を走ったり展望の良いザレばを走ったりを繰り返します。地蔵岳と観音岳の間に一つピークがあり、合計2つのピークを登ることになりますが、この登り返しが想像以上に足にきます。上り坂が嫌いになりそう。

[観音岳〜薬師岳]
ここは、鳳凰三山の稜線中でいちばん気持ちの良いトレイルです。右に北岳を望みながら展望がきく緩やかな下りを走り降ります。最後、ちょっとだけ緩斜面を登ると地蔵岳です。薬師岳山頂は広々として展望があり、観音岳までの稜線も美しく最高の山頂です。

[中道]
薬師岳で10分程度休憩した後、青木鉱泉まで中道を下ります。巨大な岩に赤いペンキで大きく「←青木鉱泉」と書いてある(←中道だったかな?」)ので、間違えることは無いと思います。
中道前半は、激しい急斜面の下りです。そりゃ、ドンドコ沢であれだけ登れば、下りも急に決まってますね。大きい石もゴロゴロ、木の根も激しく、私にはとても走れる感じではありません。
でも、トレランの格好をしている以上、せめて少し早歩きで・・・
中道の後半、熊笹帯に入ってやっと走れるようになります。が、もうほとんど足が残っていません。このころになると20分おきに地図を見る病が発病しています。
しかも、林道に出てから青木鉱泉まで、水量の少ない時には渡れるはずの橋(近道)が封鎖に!一本先の青木橋まで走り、薬師岳山頂から1時間50分ほどで青木鉱泉に到着。
トータルで約7時間(30分ほどの休憩込み)の修行が完了しました。
ちなみに、中道にはトイレや小屋はまったくありません。休憩できそうな場所もほとんどありません。ドンドコ沢に比べると整備されているとは言い難く、慣れていない方はドンドコ沢をお勧めします。

[まとめ]
・とにかくつらい急登
・ザレ場は特につらい
・テント装備で登る人はすごい
・稜線もけっこうなアップダウン
・下りも急で足にくる
・でも、山頂の360度の展望はサイコー!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2345人

コメント

さすがに早いですね!
私も去年ほとんど同じコースを日帰りで回ってみましたが、8時間前後かかったと記憶しています。登山道はほぼ急登続きで、走れるといたら地蔵、観音、薬師をつなぐ稜線あたりしかないかなと思いました。下りも結構急で大変だったと記憶しています。年甲斐もなく最近トレランに目覚めてしまいよいコースを探しているところです。いいところがあったらまた紹介して下さいね^^
2015/9/17 22:46
追伸
私が登った時はほぼガスの中で地蔵のオベリスクもすぐ前まできてやっと見えました。南アの山々もほとんど見えなくて残念でした。katsukatyさんのレコ写真を見て晴れている時にぜひもう一度登りたいと思いました。
2015/9/17 22:57
Re: 追伸
コメントありがとうございます。
晴れている日の鳳凰三山の稜線は最高です。ぜひリトライしてみてください。
首都圏では、鴨沢バス停〜雲取山〜(折返し)〜石尾根〜奥多摩駅 も、なかなか走りやすいコースでした。距離も調節可能ですし。
2015/9/18 20:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
鳳凰三山 青木鉱泉日帰り周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら