青木鉱泉〜鳳凰三山周回トレラン
- GPS
- 06:48
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,399m
- 下り
- 2,421m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:48
天候 | 快晴!(下界は曇り?) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。とにかく急斜面! |
その他周辺情報 | 青木鉱泉に自販機あり(缶ジュース\200) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
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感想
先週に引き続き、今週も山へ。鳳凰は3月以来です。3月は夜叉神峠から登りましたが、諸事情により薬師岳までしか行けませんでした。その時に見た稜線が忘れられず、今年中になんとか走ってみたいと思っていたたため、今回、青木鉱泉からソロトレランをすることにしました。
[アクセス]
仕事が終わったのち、22時に青木鉱泉に向け出発。韮崎ICを降りて1時間ほど走ると青木鉱泉です。
この1時間、夜中にはかなりこたえます。まず、台風通過後ということもあり、舗装路は落石だらけ。舗装路でないところは激しい山道で、時速20kmくらいしか出ません。まぁでも、悪路に弱い我が家のミニバンでも通れるので、大抵の車は大丈夫でしょう。
[青木鉱泉駐車場]
青木鉱泉駐車場に1時に到着しましたが、かなりたくさんの車が停まっています。ハイシーズンには、できるだけ早く着いた方がいいかもしれません。駐車場からトイレまでは少し遠いので、インターから降りてすぐに、コンビニなどで済ました方が良いでしょう。さて、しばし爆睡です。
[出発]
4時に起きて5時前に車を出発。じゃっかん空が白んできましたが、まだ暗いです。青木鉱泉の建物の方に歩いて行くと、登山口があります。
ちなみに、駐車場が\750なのは知っていましたが、あまりに早すぎるだろうと思い、お代は山から戻ってから払うことにしました。(戻ってからちゃんと払いましたよ。念のため。)
[ドンドコ沢]
登山口から急斜面への取り付き点までは、少し道がわかりづらかったです。同じ時間帯に何名かの方が歩いていましたが、皆さん結構不安げに歩いてました。
とにかく赤いペンキをを目印に。
しかし、この急登はこれまでで一番ツライ登りでした。手も使ってよじ登らなければならない斜面もなんども出てきます。危ない場所はまったくないですが、つらすぎて何度か意識が飛びそうになることがしばしば。
それでも、一応トレランの格好をしているので、早足でがんばります!
[鳳凰小屋]
沢を見下ろすデッキが素敵な小屋でした。デッキをお借りしてクリームパンとジェルでカロリー補給。この時点で、だいぶ引き返したくなっています。でも、あの稜線を走るまでは・・・
[鳳凰小屋〜地蔵岳]
すぐに白砂のザレ場かと思いきや、けっこうな森林帯急登!もうすぐ!と思ってた心が折れそうになります。
20分ほどでやっと白砂地帯。これもキレイだなーと思ったのもつかの間、登ってみると、ほんとツライです。しかも、斜度があるので滑り落ちそうでけっこうコワイです。子供を連れてくるのは厳しいかなー。なんて考えながら、ゼェゼェと登り、ふと振り向くと一面の雲海が!でも、そろそろ下り坂が恋しい。地蔵岳までは、下り坂は、ほぼ無いと考えてください。ずっと急登です。
[地蔵岳〜観音岳]
南アルプスは森林限界が高いんですね。地蔵岳〜観音岳の稜線でも、見通しのきかない低木の間を走ったり展望の良いザレばを走ったりを繰り返します。地蔵岳と観音岳の間に一つピークがあり、合計2つのピークを登ることになりますが、この登り返しが想像以上に足にきます。上り坂が嫌いになりそう。
[観音岳〜薬師岳]
ここは、鳳凰三山の稜線中でいちばん気持ちの良いトレイルです。右に北岳を望みながら展望がきく緩やかな下りを走り降ります。最後、ちょっとだけ緩斜面を登ると地蔵岳です。薬師岳山頂は広々として展望があり、観音岳までの稜線も美しく最高の山頂です。
[中道]
薬師岳で10分程度休憩した後、青木鉱泉まで中道を下ります。巨大な岩に赤いペンキで大きく「←青木鉱泉」と書いてある(←中道だったかな?」)ので、間違えることは無いと思います。
中道前半は、激しい急斜面の下りです。そりゃ、ドンドコ沢であれだけ登れば、下りも急に決まってますね。大きい石もゴロゴロ、木の根も激しく、私にはとても走れる感じではありません。
でも、トレランの格好をしている以上、せめて少し早歩きで・・・
中道の後半、熊笹帯に入ってやっと走れるようになります。が、もうほとんど足が残っていません。このころになると20分おきに地図を見る病が発病しています。
しかも、林道に出てから青木鉱泉まで、水量の少ない時には渡れるはずの橋(近道)が封鎖に!一本先の青木橋まで走り、薬師岳山頂から1時間50分ほどで青木鉱泉に到着。
トータルで約7時間(30分ほどの休憩込み)の修行が完了しました。
ちなみに、中道にはトイレや小屋はまったくありません。休憩できそうな場所もほとんどありません。ドンドコ沢に比べると整備されているとは言い難く、慣れていない方はドンドコ沢をお勧めします。
[まとめ]
・とにかくつらい急登
・ザレ場は特につらい
・テント装備で登る人はすごい
・稜線もけっこうなアップダウン
・下りも急で足にくる
・でも、山頂の360度の展望はサイコー!
私も去年ほとんど同じコースを日帰りで回ってみましたが、8時間前後かかったと記憶しています。登山道はほぼ急登続きで、走れるといたら地蔵、観音、薬師をつなぐ稜線あたりしかないかなと思いました。下りも結構急で大変だったと記憶しています。年甲斐もなく最近トレランに目覚めてしまいよいコースを探しているところです。いいところがあったらまた紹介して下さいね^^
私が登った時はほぼガスの中で地蔵のオベリスクもすぐ前まできてやっと見えました。南アの山々もほとんど見えなくて残念でした。katsukatyさんのレコ写真を見て晴れている時にぜひもう一度登りたいと思いました。
コメントありがとうございます。
晴れている日の鳳凰三山の稜線は最高です。ぜひリトライしてみてください。
首都圏では、鴨沢バス停〜雲取山〜(折返し)〜石尾根〜奥多摩駅 も、なかなか走りやすいコースでした。距離も調節可能ですし。
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