美瑛岳・美瑛富士 美瑛富士避難小屋敗退記



- GPS
- 26:00
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,518m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
望岳台登山口(9:15)-雲ノ平分岐(10:00)-ポンピ沢徒渉地点(11:20)-美瑛岳分岐(12:14)-美瑛岳頂上(13:34)-美瑛富士分岐(14:39)-美瑛富士頂上(15:05)-美瑛富士分岐(15:31)-美瑛富士避難小屋分岐(15:46)-美瑛富士避難小屋(15:57)
2日目
美瑛富士避難小屋(7:00)-美瑛富士分岐(7:27)-美瑛岳分岐(8:08)-雲ノ平分岐(9:50)-望岳台(11:00)
天候 | 1日目 曇り時々晴れ 2日目 曇りときどき雨(稜線風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
望岳台から20分くらいで吹上温泉 白銀荘 |
写真
感想
「何事にも時があり天の下のできごとにはすべて定められた時がある。」旧約聖書 コヘレトへの言葉第3章1節
分かっちゃいるのだがちょっとガッカリの望岳台〜美瑛岳〜オプタテシケ山〜トムラウシ山〜化雲岳〜天人峡の敗退記。
我々には挑戦の時は満ちていなかったのだった。
お天気予報は連休中の悪天候を示していた。
だが、仕事を調整してきて予備日も設定していた私はどうしても諦めきれない。
望岳台に到着するも大変すがすがしいお天気でございます。ウキウキする気持ちを抑えられない。駐車場はほぼ満車。
十勝岳避難小屋下の雲の平分岐で帯広畜産大学の自然探査会パーティに出会う。なぜか行動がほぼ同じで美瑛岳分岐までご一緒する。
しかし、雲ノ平のエゾコザクラソウの狂い咲きは見事なまでである。
ポンピ沢徒渉地点から美瑛岳分岐地点までの急登は結構厳しい。ここで十勝岳の全貌が見渡せたのだがカメラに取り損ねてちょっと残念。でも雄大でした。
美瑛岳分岐でぐちくんとダンパラさんのパーティに出会って、翌日の晴れを祈ってもらうように頼む。
遅れ気味の山行時間とにらめっこだった私は二人にあって解放された面持ちである。
美瑛岳へは割と穏やかな登りで、ガスに隠れる赤茶けた火口を目の慰めとする。
頂上で少しのんびりとするうちに美瑛富士・石垣山は山頂までくっきり、オプタテシケ山も尾根が見えるようになり、特に次の目的地である美瑛富士に急ぐことにする。
美瑛富士分岐でザックをデポ。空身にて雲のない頂上に急ぐが残念ながら、丁度タイミング良くガスが襲ってきて頂上は目の先まで真っ白けっけ。
ちょっと残念だがザックをデポした地点にもどると樋口みな子さんのパーティに出会う。皆さん異常に元気なパーティ。
美瑛富士を回り込んで避難小屋に急ぐ間のチングルマの一群の見事さに驚く。
美瑛富士避難小屋は当然満員状態。
おトイレがなく、女性陣は用を足すのに非常に不自由していた。
民主党の事業仕分けで山岳トイレの事業仕分けが非常に腹立たしい。
蓮舫君をここに招きたい。
水場は意外と遠い。水汲みの間にお天気はとても良くなってきてとても満足で苦にならん。
ちょっと予定時間より遅れていたので、翌日の起床を4時・出発を5時と指示してテントの寝袋にくるまった。
夜半より雨が降り出す。風も時々強くテントを揺すった。
翌朝。6時まで様子を見て撤退をパーティに伝える。
山岳ガイドさんは石垣山までは行ったそうだが、ツアー客の一部が転倒する程の強風に撤退を決断。その情報が貴重だった。
7時にテントを撤収して下山を開始。
ほとんど雨に当たることもなく、風は美瑛富士分岐で強かったが稜線が風よけ
になりそれほどきつくはなかった。
美瑛富士分岐より下で白銀模範牧場がくっきりと見え、下界は天気が良さそう
なのが皮肉っぽい。
雲の平分岐から望岳台までは30分の道のりだが、未練が残って十勝連峰に別れがたく30分ぐらいのんびりと過ごした。
さて、挑戦の機の熟す時はいつ来るのだろうか?
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