赤谷山〜猫又山の紅葉前線


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,197m
- 下り
- 2,194m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 上市のアルプスの湯(夜9時まで) |
写真
装備
個人装備 |
(ロープ30m
ハンマーバイル
カラビナ
スリング
ハーケン
アイゼン)以上は赤谷山から剣岳へ縦走用でした。猫又山周回では不要です。
|
---|---|
備考 | ヘルメット、手袋は3セット、日帰りでもツェルトは必要、 |
感想
計画は残雪期の思い出を辿る「赤谷山から剣岳」北方稜線でした。〜しかし単独行ボッカに耐えらずブナクラ峠でサブプランに変更する。…ブナクラ谷では前日までの雨の影響か登山道まで水が流れ厄介です。給水は戸倉谷手前の美味な湧き水を4ℓ追加。(最終の小沢も水は流れている。)…藪山用4日分の食糧や装備を80ℓザックを担ぐが後続の沢屋さんや多数のグループに抜かれる。一般ルートでの失速では藪山突入は無謀です。ブナクラ峠にて早々と剣岳を諦めブナクラ峠の赤谷山側にテントを張り終えてから赤谷山のピストンに行く。すると峠より少し上がれば良いテント場が三カ所ほどあります。午後からはガスが湧き上がり景色は無い〜尾根横の池塘を過ぎるとトラバースの谷筋歩きとなり水を探すと、手洗いほどの溜まり水のみで野イチゴを癒しについばむ!谷間の岩稜帯を抜け尾根に戻ると日本海側の湿っぽい横風を受け濡れる。山頂手前では東側に周り込むと小広い台地の窪地の中のお地蔵さんに出逢う。二度目の登頂は紅葉前線の彩りが漂う。(…初回は強風の雪山ピラミッドの山頂でした。)〜暫くするとカメラ撮影時に日差しが射し舞台のように明るくなる…西側には、ハート型の小池と高台があり多分この辺りにテントを張ったと記憶を辿る〜過去の辛くて厳しい山行の思い出です。…南東の小黒部側には雪渓が残っているがパノラマは拝めずでした。お地蔵さんの横に水2ℓのペットボトルが 置かれており匂いと目視確認は良好なので少しだけ水の補給をする。これは手を合わせた御利益と思います〜残念だが「大窓から池ノ平山」は来年度の目標に定める!(山頂から計画変更メールは圏外で駄目!〜昼のブナクラ峠は一瞬だけアンテナが立つもメールは不通)…山頂は、またガスに包まれたので下山となる。下降は素早いペースとなりブナクラ峠の我が家に帰り着くと夕暮れとなる…赤谷山のピストンでは誰にも合わずでした。アルコールが無いのでコーヒーで我慢の夜となる!…21(月)晴れ、雨垂れのような朝露にテントは重く肩にのし掛かる。朝陽を浴び少しは元気回復で笹薮の急登に向かう。ブナクラ峠のお地蔵に別れを告げ、出だしは両手に笹をわし掴み上がる。険しい岩場は更にロープのお助けにすがる。痩せ尾根から少しは歩き易くなるも我慢比べのように尾根を登る。9時過ぎには早くもパノラマは雲隠れ状態!途中で最初のシニアペアとすれ違う。早いので出発時間を訊くと未明の3時に番場島山荘発でした。〜藪山から突然視界が開けると上には残雪が見え足元の水溜まりで顔を洗う!カールはお花畑の別天地です。(ここは電波状態が良いので計画変更の連絡を済ませる)上の薄いガスの中から年輩のトレラン姿の男性が降りて来られエールを交わす!元気を貰いカールを抜けると高原状の山腹を巻いて小さな池脇から小高い奥のピークが山頂でした!残念ながら景色は乳白色のカーテンだけです。西の突き出た大岩から覗いても何も見えない。脇のお地蔵と二人っきりでした。記録写真を撮りおえた処で三人ほど上がってきたので入れ替わる。分岐点までに幾人かの人達とすれ違い賑わう。藪山と違い一般縦走路は人との対話が楽しい!大猫山周回ルートに入るとトラバースが迷いやすいかも?しかし基本は尾根通しでテープやペンキ印が有りました。何より草原風の丘陵地帯は池塘が良い!猫又山周回の癒し系でならば樹林帯の池は何度も現れるので立ち止まり全てにカメラ向ける。(池好きにとっては鈴鹿の御池岳や比良山系の音羽池から長池散策のようでたまりません!)午後になってから、すれ違う単独者が軽装備なので話を聞くと〜これから山頂へ向かうつもり?彼は朝6時スタートでペースは標準並みか少し遅い!そこで、昼からの登頂では遅く、夜中の下山となりますと注意して別れた。暫くするとテント山行の単独者と挨拶を交わす。尾根上の三角点を過ぎると笹の草原地帯に景色が変わりテント跡が点在です。いつしか後続の下山グループが集い最後の休憩場所のようでした。近くの丘にはお地蔵も鎮座しており晴れていれば剣岳の良い展望台でしょう!〜午後2時を回っており道草し過ぎたと反省。ここで先ほどの軽装単独者が降りて来たので安心する!聞けば関西圏の男性でした。大猫平へは急激な下降路の滑り台です。しかし池に関しては興味深い池が点在していたが、さすがにカメラは出せず歩きに専念しました。大猫平の標高1850m付近にて山岳会グループと出会う。上のテント跡を訊かれるが高齢者も居られたので私が勝手に判断して〜テント二張り分のスペースは此処が良い!と助言する。〜明日は周回ルートは難しいが軽荷で山頂ピストンは可能かもですよ!あとはリーダー判断と立ち去る。(テント山行は日帰り者の2倍の重量で見ている方も辛い。)…更にガスに包まれた痩せ尾根の樹林帯の下り坂です。ヘルメットは気休めでスリップは出来ません。大木の回りはジャングルジムのアトラクションです。残置ロープで助かるも重い荷物は振られて疲れました。森林の中で夕闇が迫りヘッドライトを点灯する。ギリギリ日没まで下山出来るか微妙?二人が私の前後していたので良いペースとなり日没までにブナクラ谷へ下山でした。計画変更も冬山装備以上の重量は堪えました!水も2リットルは残っていたので泊も可能でしたがアルコールが無いので下山です!賑やかなテント村から車に乗り込み浴場へ急ぎ汗を流し終える!…(追記)今年三度目の単独テント山行は計画変更でした。膝が長年の酷使で悲鳴をあげてます!私も山岳会所属の高齢者ですが会では平均世代です。心残りは雪山や藪山の参加者が集まらず単独がメインとなりました。彷徨う単独者より
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する