今シーズン最高の夜明けでした♪ 硫黄岳〜赤岳〜権現岳。

2015年09月21日(月) 〜 2015年09月22日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 24.4km
• 登り: 2,049m
• 下り: 2,377m

コースタイム

21日
美濃戸9:20
10:04美濃戸山荘10:14
10:54堰堤広場11:04
11:54赤岳鉱泉（昼食）12:14
13:30赤岩ノ頭13:36
13:55硫黄岳14:08
14:28硫黄岳山荘
22日
硫黄岳山荘4:45
6:27地蔵の頭6:35
7:09赤岳7:17
8:33キレット小屋
9:47権現岳分岐（昼食）10:13
10:57三ッ頭11:10
11:35前三ッ頭11:50
13:21天の河原
14:35甲斐大泉駅

天候

1日目　曇り時々晴れ
2日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

入：茅野駅〜美濃戸口
出：甲斐大泉駅

コース状況／危険箇所等

赤岳からキレット小屋への下りざれていて滑らないように慎重に下りる必要があります。石を落さないように気を付けて下さい。

写真

9/21 9:17

茅野駅8:40発のバスで美濃戸に9:17い到着。
バスはそれほど混んでいませんが、駐車場はかなり下の路肩まで一杯。
北アルプスより混んでいないだろうと読んで八ヶ岳にしましたが少し不安に・・・

9/21 9:19

八ヶ岳山荘。
いつもここでゆっくりして行きますが今日は15時以降の天候不安定が予想されますのでさっと中を見るだけで先を急ぎます。
一応天望荘の混雑状況を聞きます。
昨日も超混雑だったが今日も超混雑と！
ちょっと不安。
9:20美濃戸口を出発します。
ここから上に登るのはもう記憶にないぐらい久しぶりです。

9/21 10:08

10:04美濃戸山荘に到着。
ここも久し振りです。
いつもお茶を勧めてくれるおばちゃんがいない。
きゅうりが冷してあったのでおじちゃんから買う。
10:14赤岳鉱泉目指し出発。

9/21 10:53

10:53堰堤広場。
少し食べます。
11:02出発。

9/21 11:19

こんな木道記憶にない。

9/21 11:56

11:54赤岳鉱泉。
テントはまだゆとりがありました。

9/21 11:57

逆光ですが、大同心。
山に来たという実感がして来ます。

9/21 12:11

テラスはテント泊の人達も含めて賑わっていました。
ここでも少し食べ今日天望荘に泊まる二人ずれと暫く歓談。「北アルプスは今頃凄い混雑でしょうね」と。

9/21 12:18

ここを右に進んでゆくと大同心に行きます。
以前間違ってここを進み横岳に着いた人とばったり会ったことがありました。山荘の方にその話をしてここは注意喚起した方が良いと言ったことがあります。
ロープが張ってありました。

9/21 13:21

13:21
稜線が見えて来ました。
稜線を歩いている人たちが見えます。

9/21 13:23

横岳の先に赤岳♪

9/21 13:25

赤岳（左）と阿弥陀岳（右）の間に中岳。

9/21 13:27

稜線を歩く人のシルエットがカッコいい！

9/21 13:28

横岳のギザギザ好きです。
明日は夜明け頃に歩いている予定♪

9/21 13:30

13:30赤岩の頭。

9/21 13:30

これから進む硫黄岳へのざれた稜線。
前を行く若者のグループが何やら大きな声で叫んでいます。

9/21 13:41

天狗が見えます。

9/21 13:46

13:46稜線上に今日泊まる硫黄岳山荘が見えました。

9/21 13:55

13:55硫黄岳。
たまたまここにおられて次から次に頼まれて写真を撮ってあげている方がおられました。
どうも自分は撮って貰っていないようなので私が「撮りましょうか」と言って撮ってあげたお礼に撮って頂きました。

9/21 14:04

頂上方面へ進みます。

9/21 14:06

天狗岳。

9/21 14:06

爆裂火口の上に沢山の人がいるのが見えます。
この構図好きです♪

9/21 14:08

ここからは硫黄岳山荘がはっきり見えます。14:08さて小屋に急いで下ります。

9/21 14:15

9/21 17:04

硫黄岳山荘の夕食。
ここの食事はいつも美味しい！
鶏のから揚げが食べきれないぐらい。
この後二品出て来ました。
お腹一杯です（笑）。
食事前にも色んな人と話をしましたが・・

9/21 19:07

こんな人と会いました。
丹沢の鍋割山荘の常連の「葛西の嫁探し人」です。
以前雲取山でご来光を見ている時にもばったり会ったことがあります。近く何か発表があるそうです。

9/22 4:39

新しく出来た乾燥室。
この小屋はトイレはウォシュレットだし、設備が充実した小屋です。

9/22 5:21

翌朝、山荘を夜明け前の4:45に出発します。
5:21横岳奥ノ院。
後に富士山が良い感じ♪

9/22 5:21

そろそろ・・

9/22 5:31

5:31
三叉峰。左に下る道は杣添尾根。

9/22 5:32

5:32
ご来光♪
今年一番の夜明けの瞬間です。
周りには誰も居ません。
一人感動しています。

9/22 5:32

9/22 5:32

富士山も今年一番の姿♪

9/22 5:35

写真では良く分からないかも知れませんが槍、穂高がモルゲンロートに染まっています。
もう感激して興奮状態です。
今年はこれがなかった（涙）。

9/22 5:35

南アルプス♪

9/22 5:39

ウラシマツツジが朝日に映え紅葉が美しい♪

9/22 5:40

5:40石尊峰。

9/22 5:41

越えて来た道。
何度来てもこのあたり大好きです。

9/22 5:41

5:41もう太陽はこんなに昇っています。

9/22 5:41

朝陽に染まる赤岳とその右に甲斐駒、仙丈♪
漸く反対方向から出会った若者と感動を分かち合う（笑）。

9/22 6:13

6:13カメラが単焦点で望遠が出来ないのですが、赤岳と中岳の間に甲斐駒。仙丈♪♪
ここでも出会った人に「ほら赤岳と中岳の間に甲斐駒、仙丈」と感動を分かち合う（笑）。
うるさいおじさんです。

9/22 6:13

奥の山を撮ろうとしたのですがピントが前の方にあってしまい図らずも「影八ヶ岳」！

9/22 6:26

6:26地蔵の頭。

9/22 6:29

越えて来た横岳。
稜線を沢山の人が歩いています。
ここから見るとカッコいい山です。

9/22 6:35

6:35これから登る赤岳。
ここは一番の混雑が予想されます。
登りはじめから渋滞しそうなのでダッシュします。

9/22 7:06

7:06
頂上は予想通り大勢の人。
でもこの頂上好きです。

9/22 7:08

これから向かう権現岳（中央）の向こうに南アルプスの峰々。
美しい！

9/22 7:08

阿弥陀岳。
ちょっと写真では分かりにくいですが奥の左に御嶽山、右に乗鞍岳。そしてさらに右に穂高、槍。

9/22 7:26

頂上からルートではないところに人が3人も歩いているのを見つけ、凄いなと見ていたら様子がおかしい。
暫くしてこちらに戻りかけ声の届くところまで来て「このルートで良いのでしょうか？」と。びっくり。
手でバツ印をして戻るように伝えました。
先に一人歩いていたのでこれがルートだと思って行ってしまったとのこと。
このことで少し時間を取ってしまったが7:17キレットへ向けて出発。
少し下ったところから赤岳を振り返る。
文三郎との分岐、更に真教寺尾根との分岐までは相当渋滞していました。

9/22 8:00

キレットへの登山道に入ってからは静かな山歩きになりました。
ここはざれていて一番気を遣うところでした。
すれ違った男性が「こんなところ二度と来ない」と（笑）。
さらにすれ違ったトレランの3人組の最後の男性は「騙されて来ました」とフーフー言っています（笑）。
でもこの人たちはこの日蓼科山の女神茶屋まで行っています。凄い！

9/22 8:31

8:33
前半渋滞があったため少し時間が掛かっています。
キレット小屋営業していました。

9/22 8:51

キレット小屋からまた登りに入ります。
ツルネの手前の小ピーク。

9/22 9:27

9:27
権現岳への登りの登山道。
この手前で先行する大勢の人数のグループを見かけましたので60数段の梯子で渋滞すると思って必死に追いついて追い越します。疲れました。

9/22 9:39

9:39
有名な梯子です。一気に登ろうと思いましたがここまでグループを追い抜くのにエネルギーを使ってしまいました。2度も休憩しました（涙）。

9/22 9:46

9:46
権現岳と編笠方面の分岐から梯子を登っているさっきのグループの様子が見えました。やはり追い抜いて正解。まだ最後尾は登っていました。

9/22 9:47

分岐から下に権現小屋。その先に青年小屋と編笠山。
遠くで犬の鳴き声がします。

9/22 9:50

権現岳がガスで隠れてしまったので撮れなくて代わりにギボシを撮ります。沢山の人が登っています。
観音平からここまでは大勢の登山客で賑わう人気のコースです。

9/22 10:15

10:13分岐で昼食を終え権現の直下を通過します。
ここからが予想外に辛くて特に前三ッ頭からの下りは小石などで滑り易く神経を使い疲れました。

9/22 10:41

この後疲れたのか写真を撮っていません（笑）。13:21天の河原はのんびりした良い場所で親子で美味しそうな弁当を食べていました。このあたりから元気を取り戻し甲斐大泉駅には14:30到着。疲れましたが達成感のある山行となりました。

撮影機器：

SIGMA DP2X SIGMA

感想

hakkutu

5連休は北アルプスなどは混雑が予想されるので、何処にも行かず大人しくしようと思っていましたが、天気も良さそうなので混まない山に行こうと作戦を考えました。
八ヶ岳なら北アルプスや南アルプスほど混まないだろうと、それも最初の土日はパスして月曜日に小屋に泊まると言う高等作戦を立てました（笑）。
そして小屋も硫黄岳山荘というみんなが目指す赤岳をずらすと言う作戦で、狙い通りにゆったりと寝ることが出来ました。
また二日目も赤岳周辺の混雑は避けられないが、下りで混まないルートということで赤岳からキレットを下り権現岳経由で甲斐大泉に下るコースを取りました。
いずれも思惑通りで赤岳周辺以外は全く渋滞や混雑に巻き込まれることなく良い山行を楽しむことが出来ました。
しかもここ数日でも最高のご来光の瞬間でした。
いつも北アルプスのキレット小屋を夜明け前に出発して稜線上で一人ご来光を見るというお気に入りのパターンを八ヶ岳ですることが出来ました。
そして意外にも八ヶ岳でも夜明け前の横岳ではまだ誰も歩いていない！
赤岳では頂上では整理券がいるぐらい混雑していると思われるのに（笑）。
しかしこの感動を誰かと分かちあいたいが誰も居ない。
漸く反対方向から歩いてきた若者二人を捕まえて無理やり感動を分かち合いました。
うるさいおじさんです。
少し下って今度は赤岳の右に南アルプスの甲斐駒、仙丈が見える構図を発見し、今度は中高年のご夫婦が登って来られたのを捕まえて感動を強要します（笑）。
そんなことで時間を取りながら6：26漸く地蔵の頭に着きます。
ここでは疲れたおじさんが横岳に登るかどうか思案していましたが、結局断念していました。勿体ない！県界尾根を下ると言っていました。
天望荘を過ぎると予想通り大勢の登山客で一杯。
スタートから渋滞しています。
ここは一気に追い抜いてこの塊のまえへ出ます。
その後は順調に登り7:09赤岳頂上。
案の定、頂上で写真を撮ろうとする人たちで順番待ちのような状態になっています。
しかし混雑の裏側に回ると何と誰もいません。下の方を見ると正式ルートでないところに3人の姿が・・
登って来たのかと見ていると立ち止まっています。何か変・・
様子を見ているとこちらに向かって登って来て声の届くところまで来て「このルートで良いのでしょうか？」と私に尋ねます。
私は手でバツ印をして戻るように伝えます。先頭の男性が道を間違え後の二人が付いていったようでした。バリエーションなので装備をしていないと滑落する危険があります。
そんなことがあり少し遅れ7:17に出発。
予想通り文三郎を下る人達が多く大渋滞しています。
文三郎との分岐が過ぎても真教寺尾根との分岐まで渋滞は続き、思った以上に時間が掛かってしまいます。
キレットへの下りに入ると期待した通りの静かな歩きとなります。ここは景色を見ながらのんびり歩きたいところです。
ざれた下りは神経を使いますがこれがこのルートの特徴なので仕方ありません。この緊張感がこのルートなのです。
キレットへの手前で大人数の団体が見えました。何をしているのか判りませんが遠くから見て随分ゆっくりしています。その後このグループは同じコースを先行していることが判りました。
そして権現の手前の60段を越える梯子が意識され始めます。
ここでは団体は必ず渋滞します。出来れば梯子の前にこのグループの前へ出ておきたい。疲れた体に鞭打ってスピードアップします。
だいぶ手前でこのグループを追い抜くことが出来60段の梯子は順調にクリアし権現の分岐に着きます。
ここで昼食休憩。しばらくしてこのグループが順に到着して来ます。中高年ばかりでしたが、なかなか力のあるグループのようです。編笠方面へ下って行かれました。
この後予想以上に疲れたのは前三ッ頭からの下りで小石などで滑り易く思った以上に疲れました。
天の河原は気持ちの良い場所で親子で美味しそうな弁当を食べていました。
甲斐大泉は結局予定より早く到着。
2日目はロングコースで疲れましたが達成感のある山行となりました。

コメント

LArc

hakkutuさん☆
　こんにちは！
　横岳山頂で迎えた最高の夜明け！
　彼方に広がる雲海、頭をちょこんと出した名峰。
　ワタシが居合わせたら一緒に感動に浸りました。
　捕まった若者二人が羨ましいです。

　混雑を避けた計画が当たりましたね。
　拝見したこちらも八ヶ岳を満喫できました。

hakkutu

LArcさん、ありがとうございます。
LArcさん、ありがとうございます。
今シーズン思ったような山行が出来ませんでしたが、今回は満足の山行が出来ました。
隣にLArcさんがいたら興奮は最高潮になっていたことでしょう（笑）。
混雑を避けた作戦は成功しました。
どこかのテント場でご一緒したいですね。

fukusia

fukusia
エンジンが入りましたねぇ。
でもテントではなかったのですね。今日も天気が良いですが出かけたくなりますね。
あらっ、ＬＡｒｃさん懐かしいですね〜。

hakkutu

Re: fukusia
漸く少しちゃんとした山歩きが出来ました。
でも今年はもう穂高も北岳も行けないかも知れません。
今週末は絹川さんと再び硫黄に行きます。
LArcさんはあれから雁坂の常連になっています。
雁坂小屋行きたいです。