仙丈ヶ岳 《北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜丹渓新道》
山梨県
長野県
rainbowpapa
- GPS
- 06:45
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,376m
- 下り
- 1,718m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
06:28 二合目
06:44 三合目
06:54 四合目
07:10 大滝頭(五合目)
08:04〜08:11 小仙丈ヶ岳 2855[m]
08:43 仙丈小屋分岐
09:03〜09:21 仙丈ヶ岳 3033[m]
09:29 松峰分岐
09:38 仙丈小屋
10:04 丹渓新道分岐
10:13〜10:18 馬の背
10:55 独標
12:17 南アルプス林道・出合い
12:47 歌宿バス停
※ 全行程 : 6時間 45分 ( 歩行時間 : 6時間 15分 )
| 天候 | はれ 後 くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
朝イチは 6:00発のようだが、利用客の状況を見て、早めに便を出すようだ。 今日は、2本目に乗車でき、仙流荘発が 5:15頃。 北沢峠にも 6:00に到着する事ができた。 こう言う対応は、日帰り登山客にとっては大変ありがたい。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
《花の状況》 前日の北岳に比べたら、種類も量も遙かに少ない状況。 花を愛でながらの登山を楽しめるが、北岳を見てしまうと... 花が少ないのは、鹿の食害の影響が大きいのだとか !? 《ルート》 北沢峠から、大滝頭〜小仙丈ヶ岳 経由で仙丈ケ岳を目指す道は、大きな危険箇所なし。 3000m峰を目指す道としては、かなり歩きやすい部類に入ると思われる。 大滝頭(五合目)少し手前あたりから、視界が開けだして南アルプスの峰々が望めるようになり、小仙丈ケ岳へ向かう途中で森林限界を超えて一気に展望が広がる。 森林限界を超えた稜線のパノラマコースは、歩いていて本当に気持ちがよい。 下りは、丹渓新道から歌宿バス停を目指す。 仙丈小屋を通り、藪沢/馬の背ヒュッテ分岐までは登山者も多く賑やかだが、以降は殆ど歩く人がいない模様。 登山道も細くなり、もしすれ違うとなると面倒な状況。 道はそれなりに踏まれているが、所々、他にも行けそうな分岐が存在するので、メインの踏み跡をしっかり追い、ペンキやテープのマーカーを頼りにする必要がある。 「山と高原地図」には、「樹林帯に入ると風倒木多い」と記載あるが、多少気にはなるものの酷いと言う状況ではない。 丹渓新道を下り切ると南アルプス林道に出会い、バス停は 30分ほど下った「歌宿」まで行くしかないが、林道脇には上よりも花が豊富で、この時期は蝶が沢山舞っていた。 《温泉》 ベースの仙流荘でも、日帰り入浴可となっているが、温泉ではなく沸かし湯だそう。 今日は、「�皹鷁浩堯Δ気�らの湯」を利用。 加温/循環の単純温泉ではあるが、アルカリ度が高く(pH値 9.60)全身ツルツルになるお湯。 入湯料は \600 ⇒ http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd1/ |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
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1番:富士山
2番:北岳
4番:間ノ岳
真ん中に、仙丈小屋が見える
感想
前日、広河原から北岳の日帰りを終え、芦安温泉に戻ってきた。 芦安温泉から仙流荘、南アルプス林道を使えばあっと言う間に着くが、マイカーは通行規制が掛かっているので、南アルプスの北側をグルリと回って長野県伊那市(旧長谷村)へと向かう。
途中で温泉/夕食を済ませ、仙流荘へ到着したのは 21:00頃。 さすがに前日は殆ど寝てなかったので、直ぐに爆睡。(^^;
初発バスが 6:00の予定だったので、5時過ぎに起きれば良いと思っていたが、5時前に「乗車券発売開始しま〜す。並んだ順にバスに乗車いただきま〜す。」のアナウンスが駐車場に流れ、目が覚める。 慌てて準備を始め、バス乗車の列に向かおうとすると、5時過ぎには1便目のバスが出発して行く。 時刻表から一時間ものフライング、こんなことわかってたらキッチリと早起きしたのに...
結局2番目のバスにギリギリ滑り込めて、6時前には北沢峠に到着。 ここまで登ってくる南アルプス林道からは、鋸岳/甲斐駒ヶ岳/仙丈ヶ岳ともキレイに見え期待が持てたが、運転手さんの話によると「8月に入ってからは、毎日こんな天気。 朝は良いのだが、直ぐに雲が上がってきてしまうよ。」との事。 何とか頑張って、早く山頂に着こうと改めて決意し、北沢峠をそそくさと後にする。
大滝頭(五合目)までは、樹林帯の中を延々と登る。 急登は無いが平坦も無い。 一時間少々頑張って何とか辿り着いたら、昨日登った北岳がキレイに見える。 「今日は、昨日よりも良い状態かも!?」と更に先を急ぎ、森林限界越えたら富士山も見えた !! あとは、写真を撮りながら小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳への尾根道を楽しむ。 北岳〜間ノ岳と、その奥に富士山、日本の標高1,2,4番目を眺めながらの山歩きは楽しい。 それと歩いてきた尾根道を振り返れば、甲斐駒ヶ岳〜鋸岳もキレイに見えたし、伊那谷を挟んだ向こうに中央アルプス、遠くには八ヶ岳連峰も望むことができ、大満足の仙丈ヶ岳山頂となった。
下りは、仙丈小屋を通り丹渓新道へ。 仙丈小屋辺りから、藪沢カール越しに眺める仙丈ヶ岳もスバらしい。 馬の背を過ぎるまで仙丈ヶ岳を振り返りながらの下山。 甲斐駒ヶ岳は早めにガスの中に隠れてしまったが、仙丈ヶ岳は持ちこたえてくれた。 樹林帯に入り、ガスってきたので独標あたりからの眺めはイマイチで残念。
仙丈ヶ岳も花の宝庫? と、どこぞのガイドブックに書かれていたが、北岳に比べたらかなり寂しい状況だったが、丹渓新道で見たマルバダケブキの群落はたいそう見事であった。
また、丹渓新道を下っている最中は誰とも会わずじまいで、本当に静かな南アルプスを楽しめるコースでもあった。
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