晩秋の荒川三山 赤石岳

2015年10月07日(水) 〜 2015年10月09日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 25.1km
• 登り: 3,032m
• 下り: 3,018m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:27
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:53

9:15 椹島ロッジ
9:31 9:32 千枚岳登山口
10:33 10:38 中電基準点
11:28 11:33 小石下
12:36 12:46 清水平
14:32 14:37 駒鳥池
15:08 千枚小屋

2日目

• 山行: 8:29
• 休憩: 2:28
• 合計: 10:57

4:04 千枚小屋
4:52 4:57 千枚岳
5:43 5:48 丸山
6:23 6:57 荒川東岳
7:54 7:57 中岳避難小屋
7:58 8:16 荒川中岳
8:28 8:31 荒川前岳
8:34 8:35 荒川岳稜線分岐
9:14 9:35 荒川小屋
10:21 10:26 大聖寺平
11:23 11:25 小赤石岳の肩
11:39 11:46 小赤石岳
12:12 12:50 赤石岳
13:05 13:06 稜線分岐
14:33 14:38 富士見平
15:01 赤石小屋テント場

3日目

• 山行: 2:09
• 休憩: 0:01
• 合計: 2:10

7:35 赤石小屋テント場
9:35 9:36 赤石岳登山口
9:45 椹島ロッジ

天候

3日間とも快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

海老名インターICから高速に乗って新東名新静岡ICで降りて、189号線、60号線を通って畑薙夏期臨時駐車場に到着。コンビニは新静岡ICそばのローソンか189号線沿いのサークルKしかないです。

コース状況／危険箇所等

あまり危険箇所はないが、千枚岳から丸山に向かう途中はやせた岩尾根を下ったりするので、慎重に歩いたほうがいいです。

その他周辺情報

畑薙夏期臨時駐車場から車で５分ほどで日帰り入浴できる『白樺荘』を利用。料金は５１０円。

写真

10/7 7:45

畑薙夏期臨時駐車場に駐車して、シャトルバスに乗るためにバス停に向かった。

10/7 8:02

車窓から上河内を望む。6日夜に初冠雪があったようだ。

10/7 8:50

聖沢登山口。2人の男性が降りていった。

10/7 9:10

椹島ロッジに到着。左奥には芝生が広がっていて、テント泊したら気持ちよさそうだ。

10/7 9:10

この小屋で水を給水して椹島を後にした。

10/7 9:16

なかなか気持ちがいい環境だったので、いつかここで泊まってみたいと思った。

10/7 9:30

林道を15分くらい歩いて千枚岳登山口に到着。少し水を飲んで出発した。

10/7 9:32

いきなり崖沿いをハシゴを使って歩いていく。

10/7 9:32

序盤は沢沿いを歩いていく。

10/7 9:44

吊り橋も渡りました。真ん中あたりにくると、かなり揺れて怖かった。

10/7 9:46

ときおりこのような看板があって、説明を読みながら登っていった。

10/7 10:23

ブナやミズナラの樹林帯は歩いていて気持ちよかった。

10/7 10:33

中電の鉄塔近くで少し休憩。

10/7 10:47

ときおり荒川三山が顔を出していた。

10/7 11:28

小石下に到着。写真を撮ってすぐ出発。

10/7 11:28

小石下にはベンチがありました。

10/7 11:36

だれかが掘ったのだろうか。

10/7 11:36

このように見通しがない所を歩いていった。

10/7 12:36

清水平に到着。奥に沢の水が飲めるようになっていたので、昼食をとりながら給水した。

10/7 13:30

あと3時間はかからないだろうと思って、すぐ出発。

10/7 13:37

2000メートルを超えてきて、針葉樹が多くなってきた。

10/7 13:40

樹林の間から千枚岳、荒川岳が見えた。

10/7 14:01

シラビソの樹林帯がホントに綺麗だった。

10/7 14:31

駒鳥池に到着。千枚小屋まであと少し。

10/7 14:37

1本だけ綺麗に紅葉していた。

10/7 14:55

看板のメッセージに励まされて登っていく。

10/7 15:05

笊ヶ岳も綺麗に見えた。

10/7 15:08

千枚小屋に15時過ぎに到着。さっそく素泊まりの受付をした。今日は宿泊客が少なかったので本館で宿泊できました。

10/7 15:08

小屋前から富士山が綺麗に見えた。やっぱり近くて存在感が圧倒的だった。

10/8 4:04

午前4時過ぎに出発。まだあたりは真っ暗。

10/8 4:53

50分くらいかけて千枚岳に到着。地元の方に撮影してもらいました。ありがとうございました。

10/8 4:56

富士山方面が明るくなってきたので振り返った撮影。

10/8 5:18

やっぱり富士山はどこから見ても美しかった。

10/8 5:22

朝焼け富士山。やっぱり富士山は日本一だなと思った。

10/8 5:33

少しボケているが、千枚岳方面から赤石岳、聖岳、上河内岳を眺めた。

10/8 5:34

荒川岳はまだまだ遠そうだ。

10/8 5:34

富士山と右に笊ヶ岳を撮影。

10/8 5:40

朝焼け富士山。

10/8 5:40

塩見岳や間ノ岳、農鳥岳などの高峰が綺麗に見えた。

10/8 5:40

5時40分に日の出でした。

10/8 5:43

丸山でご来光が見れました。

10/8 5:43

ご来光富士山を背景に記念撮影。地元の方ありがとうございました。

10/8 5:48

左から塩見岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳が綺麗に見えた。

10/8 5:48

朝焼け荒川岳。

10/8 5:51

丸山山頂はかなり広かった。

10/8 5:51

風が強くて寒かったので、丸山を後にして、荒川岳に向かった。

10/8 6:02

北側斜面は、雪が溶けないで残っていました。

10/8 6:06

上河内岳、聖岳、赤石岳が綺麗に見えてよかった。

10/8 6:06

丸山から先は岩稜帯でゴツゴツしていた。

10/8 6:23

荒川三山最高峰の東岳に到着。気温はマイナス3℃くらいで風が強くてとても寒かった。

10/8 6:23

いつか歩いてみたいと思った聖岳へと続く稜線。

10/8 6:23

真ん中手前が丸山で、奥が千枚岳。

10/8 6:25

仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳が綺麗に見えて、サイコーだった。

10/8 6:27

山頂で記念撮影してもらいました。撮ってくれた方ありがとうございました。

10/8 6:50

遠くに伊豆半島と駿河湾が見えた。

10/8 6:52

山頂は岩だらけでした。

10/8 6:53

山頂から南アルプスの峰々。

10/8 6:53

中央アルプス、北アルプスもなんとか見えました。

10/8 6:53

標識と赤石岳。

10/8 6:57

右に中岳、前岳へと続く稜線。左に赤石岳。

10/8 6:57

荒川中岳、前岳はなかなか遠そうだ。

10/8 7:28

東岳はなかなか険しかった。

10/8 7:28

中岳に向かう途中に北側斜面は雪が残っていた。

10/8 7:29

6日に降った雪がまだ残っていた。

10/8 7:51

荒川東岳と富士山。

10/8 7:51

中岳途中から荒川東岳へと続く稜線。

10/8 7:54

中岳避難小屋に到着。

10/8 7:54

正面は閉まっていたが横から中に入れそうだ。

10/8 7:55

小屋の近くにも雪が残っていました。

10/8 7:58

8時近くに荒川中岳に到着。東岳からけっこう遠いなぁと感じた。

10/8 8:13

左から中央アルプス、北アルプス、南アルプス、荒川東岳のパノラマ写真。

10/8 8:14

南アルプスを背景に荒川中岳で記念撮影しました。寒そうな顔になってしまった。

10/8 8:15

左から仙丈ヶ岳、塩見岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、鳳凰三山が見渡せた。

10/8 8:16

南アルプス、荒川東岳、富士山を写したパノラマ写真。

10/8 8:16

聖岳へと続く稜線。いつか歩いてみたいと思った。

10/8 8:17

塩見岳と奥に甲斐駒ケ岳もくっきり見えた。

10/8 8:19

赤石岳から恵那山、中央アルプスをパノラマ写真。

10/8 8:34

稜線から荒川小屋に向かう分岐に到着。ここに荷物をデポして荒川中岳に行くことにした。

10/8 8:29

荒川前岳に到着。自分で記念撮影して分岐に戻った。

10/8 8:41

稜線分岐から荒川東岳を撮影。

10/8 8:41

かなりザレていて歩きにくかった。

10/8 8:41

荒川三山の山体はかなり大きく感じた。

10/8 8:50

下る途中で赤石岳を撮影。どっしりしていてかっこよかった。

10/8 8:59

あと30分くらいで荒川小屋に到着だ。

10/8 8:59

荒川小屋と赤石岳。

10/8 8:59

富士山も綺麗に見えていた。

10/8 9:14

荒川小屋に到着。稜線分岐から40分くらいでした。

10/8 9:14

一応小屋の看板も撮影した。

10/8 9:21

荒川小屋からも富士山が綺麗に見えた。

10/8 9:25

朝食がパンケーキだけで腹が空いたので、荒川カレーライスを食べた。料金は1000円。高いだけあって味はとてもおいしかったです。

10/8 9:40

荒川小屋と前岳を撮影。

10/8 9:40

けっこう上の方はガレていた。

10/8 9:45

大聖寺平に向かう途中で荒川前岳と荒川小屋を撮影。

10/8 9:57

振り返って荒川三山を撮影。

10/8 10:01

赤石岳は雪が溶けてテカテカしていた。

10/8 10:08

荒川岳と赤石岳のパノラマ写真。

10/8 10:08

なだらかな登りだったので、景色を見ながらのんびり歩けた。

10/8 10:16

大聖寺平付近から荒川三山を撮影。

10/8 10:16

大聖寺平と中央アルプス。

10/8 10:16

大聖寺平から最初はゆるやかな登りだった。

10/8 10:21

少し登って振り返ると荒川三山がきれいに見えた。

10/8 10:59

荒川三山の山体はかなり大きかった。

10/8 11:06

赤石岳の近くの石は色が赤かった。

10/8 11:07

荒川小屋もかなり小さくなった。

10/8 11:23

小赤石岳の肩から荒川三山、奥に白峰三山。

10/8 11:23

小赤石岳の肩からまだ赤石岳は遠そうだ。

10/8 11:31

稜線はそこまで急登ではなかった。

10/8 11:36

歩いても歩いてもなかなか近づかない。

10/8 11:38

昼近くになっても富士山はまだきれいに見えた。

10/8 11:40

小赤石岳に到着。赤石岳はまだ遠そうだ。

10/8 11:41

小赤石岳の木標と富士山。

10/8 12:14

12時ちかくになって赤石岳に到着。

10/8 12:12

富士山を背景に赤石岳で記念撮影しました。何回もとってもらってありがとうございました。

10/8 12:14

頂上には展望指示盤がありました。

10/8 12:15

赤石岳木標と富士山。

10/8 12:35

昼近くになってもかなり寒かった。

10/8 12:49

富士山、上河内岳、聖岳を写したパノラマ写真。

10/8 12:50

中央アルプス、南アルプス、富士山を写したパノラマ写真。

10/8 13:00

13時になっても快晴でした。

10/8 13:05

13時過ぎに稜線分岐に到着。足早に赤石小屋に向かった。

10/8 13:09

なかなか険しかった赤石岳。

10/8 13:13

10/8 13:17

赤石岳の斜面はけっこうガレていて歩きにくかった。

10/8 14:28

下山途中に荒川三山。

10/8 14:33

14時半過ぎに富士見平に到着。赤石岳がきれいに見えた。

10/8 14:33

富士見平から荒川三山。

10/8 14:33

雪がついた上河内岳と聖岳。

10/8 14:33

富士見平からは富士山もきれいに見えた。

10/8 15:01

荒川小屋に15時過ぎに到着。テント泊するために受付に向かった。

10/8 15:05

赤石小屋はきれいな感じでいつか小屋泊してみたいと思った。

10/8 15:34

テント泊は私だけでした。

10/9 6:06

夕方に赤石岳を撮影。

10/9 6:06

荒川三山、千枚岳も綺麗だった。

10/9 6:15

上河内岳は雪が積もっていた。

10/9 6:16

聖岳と兎岳と思われる。

10/9 6:17

朝の赤石小屋。あまり寒くなかった。

10/9 7:33

最後に赤石岳を撮影。

10/9 7:35

最後に聖岳を撮影。

10/9 9:28

ミズナラの巨木と登山道。

10/9 9:35

赤石岳登山口に到着。

10/9 9:36

登山口近くに花が咲いていた。

10/9 9:42

最後神社に行って、お参りして椹島ロッジに向かった。

10/9 9:45

オオモミジが紅葉していた。

10/9 9:45

9時45分に椹島ロッジに到着。日陰は少し寒かった。

10/9 10:32

車窓から赤石岳を望む。

10/9 10:45

車窓から聖岳を望む。

10/9 11:39

夏期臨時駐車場に到着。早く入浴したかったので荷物整理して、白樺荘に向かった。

10/9 14:10

静岡県ならではの光景が広がっていた。

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX7V SONY

iPhone 6 Apple

感想

xavi

10月7日（水）
　6日23時30分に藤沢を出発し畑薙夏期臨時駐車場に着いたのは深夜3時15分。すぐに車中で仮眠をとり、朝7時10分に起床。朝食を食べて荷作りをして8時出発のマイクロバスに乗った。車内では運転手さんの山に関しての説明を聞いたりして揺られることなく1時間経経って椹島ロッジに到着。トイレを済ませて、水を補給して9時15分に椹島ロッジを出発。林道を15分くらい歩いて千枚岳登山口に到着。
　最初は沢沿いを歩いていき気持ちよかったが、沢から離れ樹林帯の急登にさしかかると重い荷物できつかったので一歩一歩ゆっくり登っていった。登山道は登りばかりではなく、いきなり林道にぶつかったり、なだらかな尾根歩きになったりしてゆっくりのんびり歩くことができた。そして登山口から歩くこと3時間ぐらいで清水平に到着。ここで昼食をとり、沢の水をたくさん飲んでまた歩きだした。千枚小屋まではあと半分なので少し歩くスピードを早めて歩くことにした。清水平から先はあまり急登の所はなく、だらだらした登りなのであまり息が上がらず、淡々と歩くことができた。景色は樹林帯の中を歩くことになるのであまり眺めはよくないが、ブナやミズナラの広葉樹、上に行けばシラビソの森など変化していくので森の空気をたっぷり吸いながら歩けたので小屋に着いた時も、あまり疲れは感じなかった。千枚小屋からは東に目を向ければ富士山がばっちり見えて、北アルプスと違って富士山をとても近くに感じることができた。15時過ぎに小屋に着いて素泊まりの受付を済ませて、体を拭いたりして時間を過ごす。17時近くになって外のベンチで富士山を見ながら夕食をとり小屋の中で、60代の男性と40代の男性の3人で山の話や写真の話をしながら、時間が過ぎ、20時には就寝した。
　10月8日（木）
　誰かのいびきがうるさかったので3時半に起床。ヘッドライトをつけて手早く荷作りして4時4分に千枚小屋を出発。私が出発する頃には3組ぐらいは先に出発していたと思う。朝4時ということで真っ暗な中をヘッドライトをつけて登り、50分くらいで千枚岳に到着。千枚岳からは富士山の裾野の縁が少し明るくなるくらいで、まだあたりは真っ暗だった。頂上に先にいた地元の方に写真を撮ってもらって丸山に向かった。千枚岳から少し下った所に、後ろ向きになって岩の位置を確認しながら下らなければならない所があって、風も強くてあおられながら一歩一歩慎重に動かして下った。この山行で一番危険で怖いと思った場所だった。そして丸山に向かう途中でご来光を眺めてまた登り、丸山に到着。頂上は風が強くて長くはいられなかったので、足早に荒川東岳に向かった。荒川東岳まではガレ場の登りで危険な所もなかったので、ゆっくり登り6時23分に荒川三山最高峰の東岳に到着。頂上は北西の風が強くて、体感温度だとマイナス10℃くらいはいっていたと思う。自分が持ってきた温度計がマイナス5℃近くを指していたので、ハイドレーションのホースと飲み口がばりばりに凍り付いていたので水分補給できなかった。頂上には写真やビデオを撮って、30分ほどいたが、本当に寒くてこれで雪が降ったらと思うと少し怖く感じた。稜線は1日中とても寒かったので、行動中はアウターシェルと中はフリースを着て、休憩中はダウンジャケットを中に着たりして、体温調節を行った。東岳からの眺めは快晴だったので北アルプスの槍の穂先や御嶽山、南アルプス、富士山などが見渡せて来てよかったと思った。ひととおり写真を撮ったりしてから東岳をあとにして、中岳に向かう途中、中岳避難小屋の方？と思われる方が近くに来て、『稜線で怪我して動けなくなって夜になったら凍死するから怪我しないように慎重に行って下さい。』と言われ、気を引き締めて登ることにした。
　東岳から中岳は急なザレ場を下ってから登り返すので、1時間近くかかったのでけっこう遠く感じた。中岳に着いて記念撮影前岳に向かった。少し下る途中で荒川小屋に向かう分岐があったので、そこに荷物をデポして空身で前岳に向かい、8時30分頃に到着。すぐに記念撮影して分岐に戻り、荒川小屋に向かった。分岐からの下りは急だがゆっくり下れば大丈夫な所なので、景色を眺めながら45分ほど歩き9時14分に小屋に到着。さっそくカレーライスを注文し、ベンチでカレーライスがくるのを待った。ベンチで2人いたがみなさんカレーライスを頼んでいたので朝食を早めにとっておなかがすいていたので、カレーライスが来た時は、とてもおいしそうに感じた。食べてみると、辛さもちょうどいいし、野菜のうまみがルーに溶けていてとてもおいしかった。カレーライスを食べ終えて水を補給して今度は赤石岳に向かった。大聖寺平まではそこまできつい登りがなくて、メインは緩やかな登りのトラバースだった。10時30分頃に大聖寺平に着いて、水分補給して稜線に向かって出発。大聖寺平から先は登りで稜線近くはきつい急登だったが、きつい時は後ろを振り返って、荒川三山を眺めて息を整えて登っていき11時40分頃に小赤石岳の肩に到着。昼近くでも風がとても強くて寒かったので、休憩はちょっとだけにして小赤石岳に向かった。肩からそこまで時間をかけずに小赤石岳に到着。写真を少し撮って足早に赤石岳に向かった。稜線は東を向けば富士山、北を向けば荒川三山、西を向けば中央アルプスなど眺めは最高に良かったです。肩から30分くらいで赤石岳に到着。到着した時は先行していた2組の中年の男性の方々の3人だけだった。先に着いていた中年の方に記念撮影してもらって、あとは一眼レフカメラで写真を撮ったりビデオを撮影したりして40分くらい滞在していたと思う。山頂は風が強かったが、朝の荒川三山にいたことを比べれば、しっかり着込んでいればそこまで寒くなかった。そして山頂からの眺めは、富士山、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、静岡湾、、聖岳など360度見渡せてとても満足でした。山頂で写真やビデオを撮り終えて13時近くに山頂を後にして赤石小屋に向けて出発した。稜線分岐からはザレた登山道なので足を滑らせないように慎重に下り、14時30分くらいに富士見平に到着。ここで簡単に写真を撮って、出発し、15時過ぎに赤石小屋のテント場に到着。30分くらいかけてテントを張り、やっと2日目の行程を終えた。
　10月9日（金）
　3日目は6時に起床して朝食を食べて荷作りしてテントを撤収して、水を補給しに小屋に行きました。ここの小屋の方はテント泊の人にもやさしかったです。昨日は寒くなかったですかとか気にかけてくれたので、またここを利用してみたいと思った。7時30分過ぎに小屋を出発。樹林帯の中で静岡県警山岳救助隊を抜き、2時間近くかかって下山。10時30分の駐車場行きのマイクロバスがあるので、日当りのよいところで休憩してバスを待つことにした。そして10時30分のバスに乗り、11時30分に駐車場に到着。車で日帰り温泉『白樺荘』に行き、入浴して帰路についた。
　この山域を登った感想としては、南アルプスの南部の山は、一つ一つの山がとても大きく感じたこと、あと高山植物が咲いている時期にもう1回来てみたいと思った。あと聖岳と光岳を登っていないので何回かは来ると思うが、とても充実した山行で素晴らしい3日間でした。