日本百名山!仙丈ヶ岳 南アルプスの女王
- GPS
- 04:55
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
天候 | 快晴(午後は曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳の間が少し危険箇所あり |
その他周辺情報 | 戸台パークに銭湯あります。私は高遠町の「さくらの湯」に行きました。600円でいい泉質の温泉です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
昨日は土曜日、甲斐駒ヶ岳に登りました。
そんな今日は日曜日、ちなみに選挙の日です(事前投票してないので、帰ったら投票しないと)。
元々この週末の天気はよくわからなかったのですが、windyをずっと見て、日曜日はどうやら土曜日よりも少なくとも12時~13時あたりまでなら天気が良さそうということがわかりました。
昨日の甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳はCTには大きく差がないので、それなら13時の下山バスに間に合うと判断し、結局登ることにしました。
北沢峠からどちらの山も登る場合、基本的に山荘かテント泊の方が多いと思います。私は最近疲れ気味なのもあり、行く気が起きる&天気が良い、ということを直前に判断するため、戸台パークに車中泊しました。
戸台パークは5日までなら1000円でOK、一旦出てもいいよと言われたので、昨日は一旦バスで戸台パークに戻り、お風呂に入り、道の駅を散策し、スーパーで買い込みをし、戻ってきてジムニーくんの中に寝床を作りました。
といっても夜中は冷えること冷えること、あまりよくは寝れませんでしたが、寒さに耐え凌ぐこと数時間、どうにか朝を迎えることができました。
この日、私が不安だったのは、気温が昨日より5°Cほど低いこと、風が10m/sあることでした(windyでわかります)。お気楽だったので、ダウンも持ってきておらず、パンツも秋用だったのです…。ですが、快晴となればそれもどうにかなるかと腹を括り,ダメなら戻ろうと思い、起きたのは4:50。そこから昨日と同じようにバスに乗りました。
流石に土曜日よりはバスに乗る人は少なく、1番目のバスに乗車。バスのアナウンスは昨日と同じなので聞き流し、北沢峠には6:45に到着しました。
そこから身支度をして出発、甲斐駒ヶ岳より断然に歩きやすい道をぐんぐん登ると、北アルプスでもよく見るハイマツのガレ場にでます。さらに登っていくと小仙丈ヶ岳に登頂。眼前には昨日の甲斐駒ヶ岳がどっしりと見え、富士山と鳳凰三山も見えました。
そこからは稜線を緩やかに歩くのですが、グレーディングCがついており、少しだけ危険箇所がありますが丁寧に歩けばOKです。なのになぜ北沢峠~甲斐駒ヶ岳にグレーディングがないのか…不思議でたまりません。
小屋との分岐を過ぎ、風があると危険なお鉢状の稜線を歩くと、20分ほどで仙丈ヶ岳に登頂です。一応左右にロープがありました。
仙丈ヶ岳から一度仙丈ヶ小屋に降ります。いま藪沢カールの馬の背方面は冬季通行止めなので、そこから、行きと同じルートに合流します。
今回この小屋と頂上の分岐のあたりでは、今年初の雷鳥を見ることができました。南アルプスでは見るのが初めてです。
あとは黙々と下山すると、昨日よりもかなり早い12時前にバス停に到着しました。
---
コースメモ
○登山口~小仙丈ヶ岳
大変ですがぼちぼち登りましょう。危険箇所はありません。
○小仙丈ヶ岳~山頂
ちょっと岩場あり、風があると稜線を歩く場合は危険です。
☆藪沢カール
深田久弥オススメらしい。
冬季は早く通行止めになります。
たまに霜柱が降りていたので、比較的ずっと陰になっている藪沢カールは凍結や低体温が心配です。
---
さて、深田氏は仙丈ヶ岳の項目で、まずこう述べています。
「日本アルプスで好きな山は、北は鹿島槍、南では仙丈である」
「スッとしており、品がある」とのことです。これは素直にその通りだな,と私は思いました。
正直鹿島槍ヶ岳は見た目は良いですが、登頂がとても大変です。それと比較し、仙丈ヶ岳はちょうどよく登れて、なおかつ、Theアルプスという体験をさせてくれるからです。
また、特徴としてカールを挙げています。独立峰ではないものの、カールがくっきりと仙丈ヶ岳を際立たせているためです。
また、昔は伊那市からみて、甲斐駒ヶ岳に対しての前岳とも呼ばれたそうです。
さらにこの深田氏の手記では、野呂川と戸台川を結ぶ産業道路が開通することにも触れられています。これはつまり、山梨県側からの登山者のアクセスも容易になり、この北沢峠の発展を予測して書かれたものです。が、しかしいまはまた戸台からのみのアクセスになり、思ったより北沢峠が発展していないのは残念です。
また晩年奥様と登られた際には、あたらしく方向盤があったとのことですが、今回それは見当たらなかったですね。
おまけ:
仙丈ヶ岳は南アルプスの女王とも呼ばれています。伊那市方面から臨むことができる、このゆったりとした美しい山稜を女王と評しているようです。
https://www.inadanikankou.jp/special/page/id=922
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する