記録ID: 7450862
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
金剛山・岩湧山
葛城二十八宿経塚巡行【復刻版】第19番神福山と不動山巨石
2015年09月05日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 719m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 8:03
9:30
11分
9:30久留野峠下
10:00
10:30
10分
10:00中葛城山○10:30
11:10
11:30
11分
11:10千早峠西休憩所○11:30
12:36
17分
12:36不動山道標
12:53
11分
12:53不動山巨石案内板
13:04
11分
13:04茶臼塚手前引返点
13:15
15分
13:15不動山巨石案内板
13:46
14:00
15分
3:46巨石■14:00
14:15
14:27
7分
14:15杉尾下降点■14:27
14:34
14:40
19分
14:34明王寺14:40
14:59
21分
14:59峠1
15:20
2分
15:20峠2
16:05
10分
16:05芋谷分岐
16:15
6分
芋谷トンネル16:15
16:21
12分
16:21芋谷分岐
16:33
16:38
9分
16:33柱本■16:38
16:47
13分
16:47国道陸橋
17:03
ゴール地点17:03紀見峠駅
8月初旬の聖〜光縦走以来、「もう十分」感、さらに猛暑と雨のせいで引きこもったままだったが、9月近くなるとまた山の虫が動きだした。このところ雨天が多いが、5日は晴天というので、行ってきた。
今回は計画を少し変えて、金剛山ロープウエイ登山口から久留野峠ー中葛城山ー19番経塚・神福山ー行者杉ー不動山巨石ー杉尾と歩く。時間があれば芋谷の手掘りのトンネルを見てみたい。
目的はもちろん19番経塚・神福山で、行所および役行者縁の地として、行者杉、不動山巨石、杉尾・明王寺を巡行する。コースの特徴は「下り登山」だ。久留野峠まで少し登れば、あとは多少のコブの上りはあるが、平坦か下りだ。いや、下りは登山とはいえないので、あくまで巡行だ。ワハハ。
【コースタイム】
【1】久留野峠ー行者杉
金剛山ロープウエイバス停9:00ー9:30久留野峠下■−9:41久留野峠■9:50−10:00中葛城山○10:30−10:40高谷山ー11:05千早峠−11:10千早峠西休憩所○11:30ー11:41神福山11:55−12:17行者杉■12:33
【2】行者杉ー杉尾・明王寺
行者杉■12:33ー12:36不動山道標ー12:53不動山巨石案内板−12:59不動山/茶臼サインー13:04茶臼塚手前引返点ー13:15不動山巨石案内板ー13:20尾根上間伐ピーク■13:25ー13:30不動山−13:46巨石■14:00ー14:15杉尾■14:27ー14:34明王寺14:40
【3】杉尾ー紀見峠駅
明王寺14:40−14:46谷最奥家屋ー14:59峠1ー15:01橋を渡る■15:18ー15:20峠2ー1:22横手八幡上昼食3○15:42ー15:44峠3ー16:05芋谷分岐ー芋谷トンネル16:15ー16:21芋谷分岐ー16:33柱本■16:38ー16:47国道陸橋ー17:03紀見峠駅
(注)■印は休憩地、○印は昼食休憩を示す
行動:8時間
休憩:2時間30分
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-227.html
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-226.html
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-228.html
今回は計画を少し変えて、金剛山ロープウエイ登山口から久留野峠ー中葛城山ー19番経塚・神福山ー行者杉ー不動山巨石ー杉尾と歩く。時間があれば芋谷の手掘りのトンネルを見てみたい。
目的はもちろん19番経塚・神福山で、行所および役行者縁の地として、行者杉、不動山巨石、杉尾・明王寺を巡行する。コースの特徴は「下り登山」だ。久留野峠まで少し登れば、あとは多少のコブの上りはあるが、平坦か下りだ。いや、下りは登山とはいえないので、あくまで巡行だ。ワハハ。
【コースタイム】
【1】久留野峠ー行者杉
金剛山ロープウエイバス停9:00ー9:30久留野峠下■−9:41久留野峠■9:50−10:00中葛城山○10:30−10:40高谷山ー11:05千早峠−11:10千早峠西休憩所○11:30ー11:41神福山11:55−12:17行者杉■12:33
【2】行者杉ー杉尾・明王寺
行者杉■12:33ー12:36不動山道標ー12:53不動山巨石案内板−12:59不動山/茶臼サインー13:04茶臼塚手前引返点ー13:15不動山巨石案内板ー13:20尾根上間伐ピーク■13:25ー13:30不動山−13:46巨石■14:00ー14:15杉尾■14:27ー14:34明王寺14:40
【3】杉尾ー紀見峠駅
明王寺14:40−14:46谷最奥家屋ー14:59峠1ー15:01橋を渡る■15:18ー15:20峠2ー1:22横手八幡上昼食3○15:42ー15:44峠3ー16:05芋谷分岐ー芋谷トンネル16:15ー16:21芋谷分岐ー16:33柱本■16:38ー16:47国道陸橋ー17:03紀見峠駅
(注)■印は休憩地、○印は昼食休憩を示す
行動:8時間
休憩:2時間30分
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
朝、5時15分起きで、そそくさっとパンだけ食べて出発。まだバスはないので駅まで20分歩く。電車バスを乗り継いで、金剛山ロープウエイ駅に着いたのが、9時前。朝の早起きはよいとして、この3時間がもったいない。
久留野峠に来たのはかなり昔、多分、昭和42年の夏だったと思う。紀見峠から入り(島の谷・天見道だったかも?)、行者杉、千早峠、中葛城山と越えて、久留野峠に来た。千早峠はまったく覚えていないが、久留野峠はよく覚えている。ここで休憩したのだが、久留野側から涼しい風が、サアーッと吹いてきて、生き返った気がした。
写真は久留野峠の河内側の斜面であるが、峠のササはちょうどこんな感じだった。さわやかな風は、やっぱり久留野側から吹いてきて、久留野峠は今も健在だった。
今度は久留野側から登ってみたい。
写真は久留野峠の河内側の斜面であるが、峠のササはちょうどこんな感じだった。さわやかな風は、やっぱり久留野側から吹いてきて、久留野峠は今も健在だった。
今度は久留野側から登ってみたい。
◆中葛城山(10:05)
山名看板の横に人が休憩していたので、東面のササ原を撮っておいた。山名看板前はササも刈り払われているが樹木が茂ってきて、見通しはよくない。少し西に降りたほうが見晴らしがよい。ここで、おにぎり1コの昼食1回め。なにしろ5時半にパン1枚ではパワーがでない。
山名看板の横に人が休憩していたので、東面のササ原を撮っておいた。山名看板前はササも刈り払われているが樹木が茂ってきて、見通しはよくない。少し西に降りたほうが見晴らしがよい。ここで、おにぎり1コの昼食1回め。なにしろ5時半にパン1枚ではパワーがでない。
中葛城山を意識しだしたのは、2009年11月、近内の御霊神社を訪れた時だった。近内側の参道の真っ正面に秀麗な山が見えた。それが中葛城山だった。あきらかにこの山を意識して、神奈備山として参道を設計しているようだった。
ちなみに、御霊神社の本殿・拝殿は東向きで、そこに向かって正面参道があるのだが、その向きは、こけから行く不動山あるいは近くにある茶臼塚を向いている。御霊神社から不動山が見えるのかどうかは知らないが・・・
10:30出発、これからはほとんど下りだ。登山とは言えない。あくまで巡礼だ。
この風景がダイトレの人気の由縁だろう。落葉広葉樹派ボクでも気持ちがよい。「・・トレイル」だけあって確かに走れそうだ。走らないけど。
この風景がダイトレの人気の由縁だろう。落葉広葉樹派ボクでも気持ちがよい。「・・トレイル」だけあって確かに走れそうだ。走らないけど。
ダイトレ名物、階段。しかし、この階段はうまく考えられているようで、段差の高さ、ピッチが絶妙だ。振り返り写真だが、この階段は1段飛ばしでもとっとと降りていける。それに土留め効果も効いているようだ。そういえば、中葛城山の登り階段もあまり違和感はなかった。
山頂に登っていくと、まず現れるのがこの祠。
笹尾神社、山の神とか言われているが、神福大金神、龍王神、大久保家祖神の三体を祀るという。神奈備さん:http://kamnavi.jp/dk/satao.htm
ここには、山麓の大澤にあった高天佐太雄神社が合祀されているらしい。(神奈備さん)
笹尾神社、山の神とか言われているが、神福大金神、龍王神、大久保家祖神の三体を祀るという。神奈備さん:http://kamnavi.jp/dk/satao.htm
ここには、山麓の大澤にあった高天佐太雄神社が合祀されているらしい。(神奈備さん)
山頂はちょっとした広場になっていた。小さな石仏の後ろにある縁石で囲われたところが経塚だ。マウンドがあったらしいが、今はほとんどフラットだ。後ろには大澤寺の奥の院の祠が控えている。高天神社と書いてある案内もあるので、よくわからない。
「下り登山」で安易に来てしまったが、やはり紀見峠から尾根づたいに登ってくるべきなのだろう。さらに、江戸初期にはこの地に神福山神福寺があって、寺坊退転して、麓の大澤寺に諸尊が移転したというので、大澤寺も外せないか。コース取りを考えていつかチャレンジしてみよう。
「下り登山」で安易に来てしまったが、やはり紀見峠から尾根づたいに登ってくるべきなのだろう。さらに、江戸初期にはこの地に神福山神福寺があって、寺坊退転して、麓の大澤寺に諸尊が移転したというので、大澤寺も外せないか。コース取りを考えていつかチャレンジしてみよう。
立派な休憩小屋が設置されている。水さえ担ぎ上げれば、快適に泊まれそうだ。
休憩していると、いろんな人が到着しては出発していく。年配のおばあさんの単独行もあった。月に1回は金剛山に登り、週一くらいにはここにくるそうだ。
一人のハイカーと話していると、先日、麓から半袖半ズボンで登ってきた一行があって、ここをお祀りしている信者の方だったらしい。毎年お祭りの時には賑やかになるらしかった。
休憩していると、いろんな人が到着しては出発していく。年配のおばあさんの単独行もあった。月に1回は金剛山に登り、週一くらいにはここにくるそうだ。
一人のハイカーと話していると、先日、麓から半袖半ズボンで登ってきた一行があって、ここをお祀りしている信者の方だったらしい。毎年お祭りの時には賑やかになるらしかった。
「下り登山」で久留野峠から第十九番神福山を巡り、行者杉まで来た。
これから不動山を経由して不動山中腹にある巨石を見ようと思う。ここは葛城二十八経塚巡行の行所かどうかはわからないが、昔、役行者が葛城山から金峰山に橋を架けようとして石を集めた跡と伝えられている。ここはぜひ見ておかなくては。
12:33、行者杉発。2、3分で不動山分岐につく(12:36)。ダイトレの脇に小さく道標があった。遠慮深い道標だ。
これから不動山を経由して不動山中腹にある巨石を見ようと思う。ここは葛城二十八経塚巡行の行所かどうかはわからないが、昔、役行者が葛城山から金峰山に橋を架けようとして石を集めた跡と伝えられている。ここはぜひ見ておかなくては。
12:33、行者杉発。2、3分で不動山分岐につく(12:36)。ダイトレの脇に小さく道標があった。遠慮深い道標だ。
道は良い。所々に倒木があり、枯れ枝も落ちているので、ダイトレ並みにはいかないが、歩きやすい。この深掘れの道は尋常ではない。相当の往来があったと思われる。行者だけでなく、麓の人々もこの道を通って、行者杉や神福山にお参りにいったのではなかろうか。堂々たる古道だ。
まっすぐ行くと、斜面が荒れてきた(12:56)。間伐に入って、伐採した木枝をそのままにしてある。この先には、道幅が20cmくらいのところもあった。斜面はゆるやかなので、それほど危険でもない。しかし、先程の古道の雰囲気は全くなくなって、造林の作業道のようになった。
巻みちが終わって、小さなコルを乗っ越すと道がよくなっで、今度は左に尾根を見るようになった。そのあたりに。この看板が立っていたと思うのだが、しっかり見ていない(12:59)。ただ、「茶臼」という文字だけが頭にあった。はて、茶臼とは??
ずんずん進んで尾根を歩くようになり、さすがにこれはおかしいと、地図をみると茶臼塚の手前の鞍部あたりに来ていた。失敗!オーバーランだ。そうか、「茶臼」は茶臼塚のことだったか。横着したらあかんねえ。ここで引返す(13:04)
帰りに、先程の看板を見たら、「茶臼塚← →不動山 ダイトレ」と書き足してあった。「落書き様案内板」だ。ここは不動山らしきピークの南斜面が見えるし、この尾根を登るのかと思って道を探すもみあたらない。どうやら間伐作業の残骸で隠れてしまったように思える。
ずんずん進んで尾根を歩くようになり、さすがにこれはおかしいと、地図をみると茶臼塚の手前の鞍部あたりに来ていた。失敗!オーバーランだ。そうか、「茶臼」は茶臼塚のことだったか。横着したらあかんねえ。ここで引返す(13:04)
帰りに、先程の看板を見たら、「茶臼塚← →不動山 ダイトレ」と書き足してあった。「落書き様案内板」だ。ここは不動山らしきピークの南斜面が見えるし、この尾根を登るのかと思って道を探すもみあたらない。どうやら間伐作業の残骸で隠れてしまったように思える。
伐採で刈り払われたコブの上で小休止。念の為にスマホ/地図ロイドで現在地確認(13:20)。うまい具合にauが通じて、不動山の北のコブにいることが分かった。中葛城山の上では、サーチばかりしていて繋がらなかったので電源を切って電池節約していたのだ。ちなみにGPSなどという高級なものは持っていない。
これから先、小さなコブを越えていく。道ははっきりしてきた。古道ではなく「不動山新道」のような風情だが。先程の巻みちはこの左手20mほど下を通っている。
これから先、小さなコブを越えていく。道ははっきりしてきた。古道ではなく「不動山新道」のような風情だが。先程の巻みちはこの左手20mほど下を通っている。
不動山着13:30
ここで道らしきものが東から登ってきていた。これがさっきいいかげんに見ていた「落書き様案内板」のところから登ってくる道なんだろう、そうすると、「不動山巨石」の道標は、巻みち−落書き様案内板−不動山東尾根を指定しているのだろう。どっちみち不動山のピークを通るのなら、最初から尾根道を指定したらどうなんや、と言いたくなる。
ここで道らしきものが東から登ってきていた。これがさっきいいかげんに見ていた「落書き様案内板」のところから登ってくる道なんだろう、そうすると、「不動山巨石」の道標は、巻みち−落書き様案内板−不動山東尾根を指定しているのだろう。どっちみち不動山のピークを通るのなら、最初から尾根道を指定したらどうなんや、と言いたくなる。
少し徘徊したが、あとは降るだけ。ここで徘徊の様子をまとめておく。
ダイトレからの下り道は、一部間伐で途切れた状態にはなっていたが、深掘れ道とそれに続く茶臼塚への道は古道の香りがする良い道だった。後日WEBで調べると、山麓に梵鐘・鐘の音で有名な?東覚寺があって、修験の行所になっており、そこからの行者道が茶臼塚経由で行者杉に通じていたらしい。少々荒れはしていたが、「さもありなん」というほどの良い道だったのは理解できた。。
http://uo-shinji.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_3f70.html
ダイトレからの下り道は、一部間伐で途切れた状態にはなっていたが、深掘れ道とそれに続く茶臼塚への道は古道の香りがする良い道だった。後日WEBで調べると、山麓に梵鐘・鐘の音で有名な?東覚寺があって、修験の行所になっており、そこからの行者道が茶臼塚経由で行者杉に通じていたらしい。少々荒れはしていたが、「さもありなん」というほどの良い道だったのは理解できた。。
http://uo-shinji.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_3f70.html
一番上の巨石の下にも大岩が散在していた。役行者が葛城山から大峰山に石橋を架けるため一言主に石を集めさせたが、一言主は容貌が醜いので昼間働かず、夜だけしか働かなかったので橋は完成しなかったという話にでてくるのがこれらの大岩なのか?
祠の下の岩に開いた穴がある。これが「日本音風景百選」の元になった巨石の穴だ。
1996年、当時の環境庁選定ということだ。
http://www.env.go.jp/air/life/nihon_no_oto/02_2007oto100sen_Pamphlet.pdf
穴に耳を当ててみると、「ボォーー」という音が断続的にした。さて、何の音だろう。遠くで工事をしているようだったので、その音が混じっているかもしれない。
1996年、当時の環境庁選定ということだ。
http://www.env.go.jp/air/life/nihon_no_oto/02_2007oto100sen_Pamphlet.pdf
穴に耳を当ててみると、「ボォーー」という音が断続的にした。さて、何の音だろう。遠くで工事をしているようだったので、その音が混じっているかもしれない。
「・・・635段を登ってこられたことは、あなたの人生経験の一部として思い出に残ることでしょう・・・」
そうか、ボクは635段を登っていないのだ。申し訳ありません。今度は登るようにします。
手作りの看板といい、手作りの休憩小屋といい、杉尾の方々の心意気が伝わってくる。そうか、あの穴から聞こえる音は「杉尾人の心根(心音)と理解すべきなんだ。重ね重ね申し訳ありません。
そうか、ボクは635段を登っていないのだ。申し訳ありません。今度は登るようにします。
手作りの看板といい、手作りの休憩小屋といい、杉尾の方々の心意気が伝わってくる。そうか、あの穴から聞こえる音は「杉尾人の心根(心音)と理解すべきなんだ。重ね重ね申し訳ありません。
まわり道(14:02)
この先階段はあるものの、それはダイトレクラスであり、特に問題なく降りた。2、3回ジグザグしたので、エイヤっで地図にルートを示したが、正確ではないのをお断りしておく。
この先階段はあるものの、それはダイトレクラスであり、特に問題なく降りた。2、3回ジグザグしたので、エイヤっで地図にルートを示したが、正確ではないのをお断りしておく。
最近(2015/04/04)訪問された方のレポートをみると、かなり年期の入った建物があったが、これがその建物跡なの?しかし、これはまったくの新築ではないか。庵居跡の古い建物は?ひょっとして新築になったのか!?
ちょっと目を引く石像。
2列めの石像の顔(目と口)が、どうもおかしいと思ってじっくり見ていたら、なんや!石仏の頭がなくなっているんやった。とすると、その右手の石仏は胴体から上がなくなっているのか?
いかにも古刹然として、ことさらに古さを強調するでもなく、村人がしょっちゅう集まってくる村の集会所のようなお寺だ。おそらく杉尾の人々の自慢のお寺だろう。人が集まりやすいお寺。これが本来のお寺だと思うのだが、お寺の中には門を作って鍵をするのも出てくる始末で、世も末だ。もっとも、仏像を盗む輩もいるので、自衛というのもあるだろう、さらに世も末だ。
2列めの石像の顔(目と口)が、どうもおかしいと思ってじっくり見ていたら、なんや!石仏の頭がなくなっているんやった。とすると、その右手の石仏は胴体から上がなくなっているのか?
いかにも古刹然として、ことさらに古さを強調するでもなく、村人がしょっちゅう集まってくる村の集会所のようなお寺だ。おそらく杉尾の人々の自慢のお寺だろう。人が集まりやすいお寺。これが本来のお寺だと思うのだが、お寺の中には門を作って鍵をするのも出てくる始末で、世も末だ。もっとも、仏像を盗む輩もいるので、自衛というのもあるだろう、さらに世も末だ。
久留野峠から第十九番神福山を巡り、不動山巨石をみて、当初の目的はほぼ達成した。
普通なら、杉尾から「おかえり道」で降っていき、途中、一本松地蔵にもお参り、小峯寺によってバスで帰るということだと思う。途中でゆっくりしすぎて、時間も3時に近いが、「近道」ということで、杉尾から柱本に至る旧道で帰り、途中で芋谷のトンネル(柱本細川手掘りトンネル)に立ち寄ってみたい。
14:40、杉尾の里出発。路傍にはきれいな花が咲いている。
普通なら、杉尾から「おかえり道」で降っていき、途中、一本松地蔵にもお参り、小峯寺によってバスで帰るということだと思う。途中でゆっくりしすぎて、時間も3時に近いが、「近道」ということで、杉尾から柱本に至る旧道で帰り、途中で芋谷のトンネル(柱本細川手掘りトンネル)に立ち寄ってみたい。
14:40、杉尾の里出発。路傍にはきれいな花が咲いている。
これから行く道は地理印地図の破線路で、事前には調べていない。杉尾と柱本の位置関係からして、多分、杉尾の人々の生活の道だったのではなかろうか、という推測のみだ。尾根の峠を3つほど越えるが、峠を2つ越えたところには「横手八幡宮」という神社があるので、杉尾の人もまちがいなくお参りには行っているだろう。
メイン道路が橋を渡る手前で、右のわき道に入る。メイン道路には「おかえり道」の道標があった。
最奥のお宅で、おばあさんが庭に出て作業をしていたので、「この道、柱本に行けますか?」と聞いたら、「ああ行けるよ、道、悪いけどね」ということで、安心して突っ込む。
住宅を過ぎて、すぐに右折し、作業道を上がっていく(14:48)。
メイン道路が橋を渡る手前で、右のわき道に入る。メイン道路には「おかえり道」の道標があった。
最奥のお宅で、おばあさんが庭に出て作業をしていたので、「この道、柱本に行けますか?」と聞いたら、「ああ行けるよ、道、悪いけどね」ということで、安心して突っ込む。
住宅を過ぎて、すぐに右折し、作業道を上がっていく(14:48)。
15:01、なんじゃこれは!次の沢を横切るところに橋がかかっているのだが、出水・土砂崩れかなにかで、倒木が道を塞いでいる。それは良いとして、生きたフジかなにかのツル植物が覆いかぶさっている。それも股上まである。
仕方がないので、橋の上を正面突破。ツルの中に足がずぼっと入って、登山靴が「モドシ」になって足を抜くのに往生した。この繰り返しでようやく突破。
フラフラだ。息が切れるし、顔から汗がポタポタ。たまらず休憩してクールダウン。結局、橋を越すのに10数分費やし、休憩後15:18出発。まいりました!さっそく「下り登山」のバチがあたったか。
仕方がないので、橋の上を正面突破。ツルの中に足がずぼっと入って、登山靴が「モドシ」になって足を抜くのに往生した。この繰り返しでようやく突破。
フラフラだ。息が切れるし、顔から汗がポタポタ。たまらず休憩してクールダウン。結局、橋を越すのに10数分費やし、休憩後15:18出発。まいりました!さっそく「下り登山」のバチがあたったか。
峠2通過(15:21)
これも振り返り写真だが、ここには「葛城二十八宿経塚巡行 杉尾明王寺」の道標があった。鉄山道標ではないが、過去にも見たデザインだ。ということは、この道も正規の巡行道なのか。
帰宅後、WEBを調べてみると、なんと、杉尾の通ってきたお宅の近くの石垣に道標があったらしかった。見落とし!
http://blogs.yahoo.co.jp/morihirasato/60326503.html
それによると、柱本の「葛城神社」も巡行ポイントとなっていた。
また、尾根づたいにダイトレへも上がれるようだし、尾根を登っていくと「龍王社」にも行けるようだ。
これも振り返り写真だが、ここには「葛城二十八宿経塚巡行 杉尾明王寺」の道標があった。鉄山道標ではないが、過去にも見たデザインだ。ということは、この道も正規の巡行道なのか。
帰宅後、WEBを調べてみると、なんと、杉尾の通ってきたお宅の近くの石垣に道標があったらしかった。見落とし!
http://blogs.yahoo.co.jp/morihirasato/60326503.html
それによると、柱本の「葛城神社」も巡行ポイントとなっていた。
また、尾根づたいにダイトレへも上がれるようだし、尾根を登っていくと「龍王社」にも行けるようだ。
北から谷を合わせる(15:57)
紀見峠駅まで3キロか。
この付近に、昔、「紀見温泉」というのがあったらしい。紀伊見温泉ではないよ。紀見温泉。場所がわからないが、GoogleMapやヤフー地図を思い切り拡大すると、それらしい建物の残像?が見えてくる。
紀見温泉については、いつか調べてみよう。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-302935.html
紀見峠駅まで3キロか。
この付近に、昔、「紀見温泉」というのがあったらしい。紀伊見温泉ではないよ。紀見温泉。場所がわからないが、GoogleMapやヤフー地図を思い切り拡大すると、それらしい建物の残像?が見えてくる。
紀見温泉については、いつか調べてみよう。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-302935.html
芋谷トンネルに向かう。芋谷トンネルは、芋谷上流にあるので、そう呼ばれているが通称らしい。正式名もよくわからず、「細川柱本トンネル」とも言われている。手掘りだそうだ。
残念ながら、内部崩落により通行止めだ(16:12)
残念ながら、内部崩落により通行止めだ(16:12)
ここはバイクライダーや廃サーチャーが数々のレポートをあげていて、なかなか優れたものもある。
芋谷トンネル(細川柱本隧道)
http://www.kyudou.org/KDC/hasiramoto/hasiramoto_04.html
http://www.kyudou.org/KDC/hasiramoto/hasiramoto_03.html
http://haikyo.crap.jp/s/843.html
網の透き間から内部を写してみる。確かに、少し入ったところで崩落がある。
芋谷トンネル(細川柱本隧道)
http://www.kyudou.org/KDC/hasiramoto/hasiramoto_04.html
http://www.kyudou.org/KDC/hasiramoto/hasiramoto_03.html
http://haikyo.crap.jp/s/843.html
網の透き間から内部を写してみる。確かに、少し入ったところで崩落がある。
同じ写真の下のほうを明るくしてみる。コウモリではないか。
本当は、この先、細川側に行ってみたいのだ。旧道があるはずなので、むりやり登って峠越えという手もあるが、今日は時間がない。後日じっくりみてみよう。細川側には「きみとげ道」という道標があるらしく、うまくいけば、板石卒塔婆が見つかるかも。この「きみとげ道」の痕跡をひろいつつ歩いてみたい。
「左大阪きみとげ道」
http://www.henari1.jp/Z-30-006.htm
本当は、この先、細川側に行ってみたいのだ。旧道があるはずなので、むりやり登って峠越えという手もあるが、今日は時間がない。後日じっくりみてみよう。細川側には「きみとげ道」という道標があるらしく、うまくいけば、板石卒塔婆が見つかるかも。この「きみとげ道」の痕跡をひろいつつ歩いてみたい。
「左大阪きみとげ道」
http://www.henari1.jp/Z-30-006.htm
ちょうど刈り取りが始まっていた。明日は雨で、この先台風も来そうなので、かなり慌ただしそうだ。
芋谷。単に近道とトンネル狙いできたのだが、芋谷あなどりがたし、というところだ。もう一度来てみよう。
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