【山ラン】奥多摩最深部酉谷山から熊倉山に行ってきたよ【トレラン】


- GPS
- 08:27
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 2,310m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:22
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東日原バス停→一杯水避難小屋→天目山(三ツドッケ)→長沢背稜→酉谷山避難小屋→酉谷山(天目山)→熊倉山→日野コース→武州日野駅。SUUNTO計測の距離は28.87km。
東京と埼玉の境目にある長沢背稜は、行くのも戻ってくるのも何時間もかかるので、自分のような公共交通機関限定の日帰りランナー(というのは名ばかりでほとんど歩いてるけど😎)にとってはなかなか難易度が高い。なかでも最奥に位置する酉谷山は、自分の脚力では日帰り攻略は無理なのではないかと思ってた。東日原バス停からピストンなら行けそうだけど、同じ道を行って帰ってくるピストンは、どういうわけかあまり好きではないのだ。行ったら行きっぱなしで、知らない道、行ったことのないところに行きたい願望が強いのかもしれない。グルっと回って東日原バス停に戻ってくるルートも検討したけど、帰りのバスの時間がネックで、なかなか踏み出せなかったということもある。
そんなわけで酉谷山は諦めかけていたのだけど、YAMAPで調べると、埼玉の熊倉山とつなげて秩父鉄道の駅からピストンしてる方がちらほら。埼玉方面に降りれるなら、東日原からワンウェイで行けるじゃん!としばらく前に気づいて、実行の日を待ってたのだ。ゴールが秩父鉄道の駅ならローカルな単線といっても1時間に1本はあるし、バスと違って21時台まで走ってるから無問題!
さて、肝心の酉谷山だけど、天目山(三ツドッケ)から酉谷山に向かうルートは、びっくりするくらいなだらかで歩きやすいトレイルで、感覚的には道幅が細くなった金比羅尾根とかそういうレベル。なかなか辿り着けない最深部ということで、勝手に「魔境」のイメージを膨らませていたからなんだか拍子抜けしてしまった。トレランやる人なら、数キロにわたって続くフラットなトレイルなのに、ほとんど人がいないここは穴場かも。そんなこと言うわりにおまえはスピードがちっとも上がってないじゃないか、というツッコミはごもっともです💦
というわけで酉谷山にはあっさり着いてしまったのだけど、問題はその先にあった。酉谷山頂から埼玉方面にくだる道にはしょっぱなから道標もなく、山と高原地図では破線のルートで「一部不明瞭」との注記がある。倒木であちこち道が寸断され、踏み跡もよくわからないので、ピンクリボンが頼りなんだけど、酉谷山から降りてすぐのあたりで完全に見失ってしまった。あちこち徘徊して急斜面の登り降りを繰り返すんだけど、見当たらない。しかたないのでYAMAPのアプリで「向き」だけを頼りに道なき斜面を下って、なんとかトレイルに復帰した。恐怖はなかったけど、斜面の登り降りで消耗したせいか、予想外に脚が早く終わってしまったのが痛かった。
最初こそ難儀したけど、小黒を過ぎてしまえば踏み跡もそこそこ明瞭で、なによりピンクリボンが導いてくれるので、一カ所だけ軽く間違えた以外はとくに問題なく熊倉山まで行くことができた。ただこちらは、ほぼフラットだった長沢背稜と比べると、登っては降りが続くので、そこそこキツい。出だしのバス客(ほとんど川乗橋で降りたので、東日原まできたのは5人?)を除くと、本日の全行程を通じてすれ違ったのは4人だけ。静かな山行を楽しみました。
登りはじめは暑くて汗が噴き出たけど、高度1000mを超えたあたりからひんやりと心地よいそよ風が吹いてきて快適だった。前回水切れの恐怖を味わったので、心配して水を多めに持ってきた&酉谷山避難小屋前の水場で補充したけど、炎天下の直射日光を浴び続けるコースではなかったので、水分消費量はそこまで多くなかった。補充なしでも足りたっぽいが、水場の水は冷たくて気持ちいいから、それはそれでありだね。
むしろ気になったのは音がほとんどしないことで、この季節なら虫の音が鳴り響いてうるさいくらいじゃないかなと思うのに、山中では、酉谷山から小黒にかけて完全にコースロストしてぐるぐる道を探し回ってたときにブヨの大群に付き纏われたくらいで(新兵器ムシペールα30で撃退したけど)、全行程を通じてほとんど無音状態だった。セミのいない夏なんて、と思ったけど、下界まで降りてきたら沢沿いでやかましく鳴いててある意味ホッとした。ついでに武州日野駅の手前まで来たら、今日ってホントは暑かったのね、っていうくらい日差しがキツくて、山の涼しさに感謝感謝。
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