ピラミッドピーク



- GPS
- 07:19
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 751m
- 下り
- 754m
コースタイム
天候 | 風10~17メートル位 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ~山荘 踏み跡明瞭、踏み固められていて歩き易い 山荘~丸山 風で踏み跡が消えかけているが、概ね歩き易い 丸山~ お天気のせいか歩く人も少なく、吹き溜りに注意 岩場は新雪がゆるく乗っているので注意 |
写真
装備
個人装備 |
フリース
Tシャツ
ダウン上下
オーバーパンツ
オーバージャケット
靴下
グローブ
防寒着
ニット帽子
バラクラバ
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
ツェルト
ストック
ピッケル
アイゼン
ワカン
カメラ
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感想
新年第一登は西穂高のピークを目指す。
2日に西穂山荘に宿泊し、3日アタックの予定で入山。
しかし、前日の1日からお腹がゆるめ、更にロープウェイの人混みにやられたのか、はたまた緊張からか、やや調子が悪い。貧血の一歩手前のような…。
ロープウェイ山頂の駅はインバウンドのお客さんでごった返していた。
とりあえずパンを頬張って、支度を整えたら山荘を目指す。
観光ゾーンから抜け出すとやっと人心地着いた感じだ。
あたり一面真っ白、静かだ…やっぱり雪は良いよね。自分たちが歩く音だけが聴こえている。雪山の幸せを噛み締めながら歩いていたが、さすがに暑くなってきたのでミドルを一枚脱ぐ。
荷物をゴソゴソやっていると山荘の方々が下りてきた。冬道への付け替えの指示が出ていた。こうやってルート管理もされているのかぁ…と感謝。
再び、山荘へ向けて歩き出す。うん、体調に問題はなさそうな気がする。動いて血圧が上がったからなのか?単に人の多さにやられていたのか?お天気はイマイチだが、楽しんであるこー!!
山荘直下の急登を登ると、今日の宿が見えた。まだ雪が少ないからか、山荘直下は夏道沿いのルートだった。
山荘に到着後はまったりと過ごす。
気になるのは翌日の天気だ。晴れはないだろうが、風は?調べるとほぼ終日15~17メートルの風。うーん…。
夕方位から風は強くなる一方。しつこくwebで調べたところで変わるわけもない。
風がガタガタと音を立てる中で就寝。
5時前に目が覚めた。風は昨夜よりは少しおさまったようだが、決して弱くはない。様子を見ながら行こう、どのみち、自分の実力でどこまで行けるかわからんし。
朝食後、支度を整えて出発。
丸山、独標までは順調に進んだ。風も、前日チェックしていたほどではないようだ。
さぁ、ここからは私にとって未知の世界、まずは独標から先へ向けて下る。上から覗き見た時ほどは怖くない。落ち着いて見ると、足場はちゃんとある。ロープは繋いでくれているが、下りは私が先に進まないと確保ができない。慎重に先に下りる。登りはガイドさんが先に歩く。新雪がズルッといく…と話していたが、あぁ、こういう事か…と思いながら歩く。
独標の次のピークから下りる時、雪が乗っていて足場がわからない。岩に向かって右側は手掛かりを見つけたが、左手はどこを掴めば良いのか?更に冬用のグローブ、しかも三本指タイプではどれぐらい踏ん張りが効くのか不安だ。どうにかこうにか下りたったが、気持ちは折れた。
風は少し強いが、煽られるほどではなかった、ホラ!これぐらいなら目指せる、行ってみようよ!そう頭の中で考えてみたが、どうにも気持ちを立て直せない。
ピラミッドピークの直下は雪の着き方がいやらしかった。まだ新雪だったので、先を歩く人が苦戦していた。私も踏み跡を登ろうとするが、ズルズルとなりスパッと通過できない。そこを抜けるとすぐにピラミッドピークの標柱。
先を歩いていた方が、「(僕の)ペースが遅いようなら先に行きますか?」と声を掛けてきた。
ええ!これ、私達も次に進む前提で話してるよね!?咄嗟に思ったのはこれだった。苦笑
うん、もう、今日は止めよう。ここで自分の気持ちがはっきりわかった。幸いにも、今回は同行者が直前で来れなくなったため、ガイドさんと私のマンツーだ。前を歩いていた方が先に行く背中を見ながら「今日はここまでにします。」と、ガイドさんに告げる。記録は少しだけ延びた。独標からピラミッドピークまで、今の自分の実力ではここまでだ。また今度、もっと経験を積んでから来よう。
とは言え、逆向きに歩くのも気を使う。さっき歩いて来た踏み跡は風に消されている。ちょくちょくガイドさんに確認しながら道を戻る。
さっきめちゃくちゃ怖かった下りの岩場は、登りでは大した事はなかった。
独標へ戻り少し落ち着く。あとは慎重に戻るだけだ。独標からしばらく歩くと、風はいつの間にかかなり強くなっていた。結果的には、あそこで戻ってきて良かったと思った。この風の中をあのルートの先から帰ってくるのは、かなりストレスだったろう。
丸山を通過して山荘前まで無事下山。
お昼休憩後にロープウェイまで下山して今回の山行は終了した。
年末の合宿から立て続けに暴風に見舞われている。このサイクルをなんとか脱却したい。
新年早々に、自分の課題も見つかった。
今年は、岩場の経験値を積まなくては!
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