北岳、いろいろトラブル多かった…


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,734m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:50
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 5:55
二日目:05:15肩ノ小屋-05:50北岳山頂06:20-06:40肩ノ小屋07:40-09:10白根御池小屋09:30-11:10広河原
天候 | ☁|☂ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・白根御池~草すべりルートは危険個所なし。但し延々続く急登はきついので下りに取るのがおすすめかも |
写真
感想
夏休みはお盆前に二泊程度の縦走を考えていたが、天気予報・体調ともにもう一つ。難易度を少し下げて鳳凰三山一泊とし甲府市内に前泊。
未明に宿を出て南アルプス街道を進んだが、何を思ったか先行車につられ芦安の駐車場に入ってしまう。出発間際の広河原行き乗合タクシーに飛び乗ってほっとしたのもつかの間、行き先違いに気がついて青ざめる…がまあこれも何かの縁だろう、あっさり北岳行きに変更。伊奈側からだと確かバスの接続が悪くスタートが遅くなるので、甲府泊まりも無駄ではなかったと自分に言い聞かせるw
小一時間ワゴンに揺られ広河原着。北岳には雲がかかっているが上空は真っ青な夏空。意気揚々と歩き始めたが、元気も大樺沢分岐あたりまでだった。
樹林帯の急登が延々続き、噴き出す汗でTシャツもキャップも本当にしぼれるほど。息が切れるというより段差が大きく足に来る感じ、体調万全でも自分にはキツいかも。同じ頃出発した人達にどんどん離され、気がつけば辺りには少し前の中高年グループだけ。ベンチ毎に律儀に休憩を取りながら、そのグループにも徐々に離されながら黙々と歩みを進めると「急登ここまで」のカンバンが。緩やかなアップダウンのトラバースとなり、小さな沢の冷水でひと息つくと間もなく白根御池小屋。
小奇麗な小屋前でザックを下ろしたらもう腰が上がらない。中高年グループはとうに姿が無く、後から来た若者たちが休憩を終え続々と出発していく。30分もの大休止にようやく踏ん切りをつけ、重い足で草すべりの急斜面に取りつく。草いきれで蒸し暑い南斜面はなるほど花が一杯だが、そんなものを愛でる余裕もなく休み休みただ足を前へ運ぶ。
およそ2時間のハードワークを終え、二俣からのコースを左から合わせると一気に登山者が増える。渋滞も疲れ切った今はありがたいのに、今日は皆さん親切に道を空けてくださる。作り笑顔で挨拶しながら進んでいくとハイマツが増えてきてほどなく稜線に出た。ガスで展望なし、それでもほっとする。攣りそうな足をさすりながら幾つかのコブを越え、12時過ぎようやく肩ノ小屋に到着。
遅めの昼食を取っているとガスはますます濃くなってきた。山頂は明日にしてテント内で横になるとすぐウトウト、いやグッスリと。
周囲のざわめきで目を覚まし外を見ると、雲が晴れて向かいに鳳凰三山がくっきり、本当はあっちにいた筈なのだけれど…。西は真っ白で甲斐駒・仙丈は影も形もない。と、今度は東にも雲が湧き上がり、あっという間に鳳凰山系を飲み込んでいく。これはこれで美しい。
夜中に強い雨が降ったので少し期待したが、翌朝も一面のガス。そそくさと山頂を往復したが、下り途中に仙丈と甲斐駒、テン場に戻ったら富士山が見えたくらい。
撤収中に「ヘリが来るのでテントを押さえて!飛びそうなものは仕舞って!」と小屋のご主人が叫んでいる。まさかと思いテントに片手を添える程度で写真なぞ撮っていると本当に飛ばされそうになった。
下りも同じコース、後半の樹林帯はやはり足にくるし蒸し暑く単調で辛い。雲はどんどん厚くなって、広河原山荘に辿りつくととうとう大雨になった。
乗合タクシーはそこに居るのに小一時間後の出発とのこと、ザックだけ座席に置いてアルペンプラザの中で待つ。するとふいに「許可が出たのですぐに出発します!」と。ろくに点呼もせず大丈夫かと思っていたら案の定、芦安で1つザック余っていた。置いて行かれた人、怒っただろうなあ。
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