谷急沢右俣
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 681m
- 下り
- 681m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
谷急沢は派手さはないものの、小滝の連続する綺麗な沢でした。特段難しいところは無く水量も少ないので、秋の深まった時期に遡行するのに最適です。妙義の一角ではありますが、今回歩いた範囲の登山道に危険はありません。 |
その他周辺情報 | 国民宿舎裏妙義では日帰り入浴ができるようですが、今回は渋滞を避けるため速やかに帰京しました。 |
写真
感想
心配していた雨も日中はなんとか持ちそうだったため、晩秋のこの時期用にとっておいた妙義の沢に行ってみることにした。左俣を下降する記録が多いが、天気が下り坂ということで、右俣遡行後にさくっと下山する計画にする。こぢんまりとした沢だが、ガイドに掲載され記録もたくさんアップされているので、大外れということはないでしょう。。
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本当は3人で行くはずだったが、当日朝に1人が急遽不参加となり、2人で行く事となる。車はkamatuskaさんに手配してもらい助かった。
上信越道で若干雨がぱらついたが、 一時的ですぐにやむ。雲を纏った妙義の岩峰が水墨画を連想させる。
まだ紅葉の残された妙義湖に沿う林道をたどると、程なく国民宿舎裏妙義に着いた。
念のため宿舎のフロントで駐車する旨を告げ、道を挟んで両側にある登山ポストの片方に計画書を提出し、出発。
kamatsukaさんが山スキー的観点において理想的であることを熱く語っていた平凡な林道を20分ほど辿ると、深沢橋に到着。ちょうど4名ほどのパーティが林道から沢へ降りていくところだった。やはりこの時期は行く沢が限られ、皆同じようなところに集中するのだろう。
最初の6m滝で先行するパーティに追いつき先に行かしてもらう。自分は右壁、kamatsukaさんは左壁を登った。どちらも容易。
これを越すとすぐに二俣着。沢はナメ床基調。この辺は、表面に妙義特有の凹凸をもった巨岩があちらこちらに鎮座しており面白い。
時折ミニゴルジュっぽくなるが全く威圧感は無く、悪い箇所もない。フリクションの良く効く小滝が連続し、とても快適である。晴れてはいないが、気温がそれほど低くないためか、特に寒さは感じない。(なお、自分はかなり寒がりなほうです。)
そうこうしているうちに、ハイライトの一つである8m滝に到着。高さは遡行図の引用だが、12mくらいはありそうだ。水流を浴びると書いてあったので右巻きかなと思っていたが、そんなに寒くなく水量も少ないので直登。少々高さがあるがガバホールドだらけで容易。沢登り3回目のkamatsukaさんには念の為トップロープで登ってもらうが、安定していてロープなしで問題なさそう。
時折敢えてへつりをまじえたりしながら小滝を次々に越えていくと、今度は15m大滝出現。横向きの柱状節理だろうか、見事な階段状になった滝で、左壁→水流トラバース→右壁 と登っていく。
沢どんどんと水量を減じ、ウォータースライダー状の滝を越えると、もう最後の10m滝。まだ入渓から2時間も経ってないぞ。。。敢えて水流中を直登しようとしたが、あんまりホールドが決まらず、結局右の方に追いやられ、遡行図に書かれたとおり右壁から登る。脆いと書かれている左壁が一番容易なようで、kamatsukaさんはこちらから登ってきた。
この滝のすぐ上で水涸れ。沢を忠実に詰めるよりも右の尾根に乗った方が速そうだったので、こちらから登山道に上がることにするが、地形図上では840mコル付近に登山道が描かれているのに見当たらない。結局、登山道はもう少し上から東へトラバースするようにつけられており、地形図と整合していないことが判明した。
天気も特に悪くなっていないので、折角なので展望のある風穴尾根の頭まで足を伸ばすことにする。妙義の一角ではあるが、風穴尾根の頭までなら「通常の一般登山道」と全く変わらない。ちょっとした登りでピークに着くと、灌木越しに烏帽子岩や丁須ノ頭など裏妙義の主稜線が一望できた。
あとは、下るだけ。950m付近から南に派生する尾根を下り、微妙にショートカットしてみる(笑) 風穴尾根を巻く巡視道はまだ美しい紅葉が残っており、写真撮影をしてい人もいた。
国民宿舎で日帰り入浴できるらしいが、関越道の渋滞を考慮し、そのまま帰路に就いた。
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イメージどおりの晩秋(&新緑の時期)向きの沢でした。特に困難な箇所は無く、詰めも非常に楽なので、沢が初めての人を連れていくのにも良いでしょう。”一般登山道”である鷹戻しや奥ノ院の鎖場などよりよっぽど簡単です(^^;
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