木曽駒ヶ岳【ホテル千畳敷泊で感動的なカールのモルゲンを堪能】

2015年12月05日(土) 〜 2015年12月06日(日)

• GPS: 21:59
• 距離: 9.4km
• 登り: 881m
• 下り: 895m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:03
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:11

13:31 千畳敷駅
14:49 14:57 乗越浄土
15:42 千畳敷駅

2日目

• 山行: 3:32
• 休憩: 1:59
• 合計: 5:31

5:56 千畳敷駅
7:20 7:39 乗越浄土
7:42 7:48 宝剣山荘
7:49 7:52 天狗荘
8:03 8:14 中岳
8:19 8:23 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
8:47 9:06 木曽駒ヶ岳
9:13 9:13 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
9:18 9:27 中岳
9:36 9:36 天狗荘
9:38 9:40 宝剣山荘
9:44 9:51 乗越浄土
10:00 10:20 伊那前岳九合目ピーク
10:26 10:36 乗越浄土
11:14 11:23 千畳敷駅
11:27 ゴール地点

天候

12/5　ガス
12/6　晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

☆アクセス
・木曽駒ロープウェイの駅しらび平までは、一般車進入禁止です
・菅の台バスセンターにて駐車し、路線バスで向かいます
　https://www.chuo-alps.com/

コース状況／危険箇所等

☆道の状況（2015年12月6日現在）
▽ホテル千畳敷⇔乗越浄土
・朝一はトレースが消えていることがほとんどです
・トレースが無いとなかなか分りづらい
・これからの時期はワカンやスノーシューがあった方がいいと思います
・乗越浄土はかなりの急登で、上部は風も強まりクラストしています。要アイゼン・ピッケルです
・日が出て雪が緩むとかなり踏み抜きます
・本日も、登りより下りの方が消耗した
▽乗越浄土⇔中岳⇔木曽駒ヶ岳
・乗越浄土に出ると一気に風が吹き抜けます
・その後、山頂まではほぼ吹きっさらしなので、防風対策は万全に
・ルート不明瞭箇所はありません

その他周辺情報

☆登山後の温泉
▽こぶしの湯（本日入湯）
・中央アルプス観光の系列で、バス・ロープウェイ券を購入すると100円割引券がもらえます（610円→510円）
　https://www.chuo-alps.com/family/kobushi/
▽信州駒ヶ根高原 早太郎温泉 こまくさの湯
・菅の台バスセンターからは一番近い
　http://komakusanoyu.com/onsen.htm

☆宿泊施設
・憧れの「ホテル千畳敷」に宿泊
・格安のシンプル宿泊プランにて（往復バス＋往復ロープウェイ＋宿泊で9800円）
・ただし夕飯は豚汁定食となり多少寂しいが十分だった
・今回は予約時最後の1室で、特別室しか空いていなかったので＋3000円/人
　https://www.chuo-alps.com/%E3%80%8E%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E5%8D%83%E7%95%B3%E6%95%B7%E3%80%8F%E5%86%AC%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

写真

12/5 8:54

お約束の定点観測
八ヶ岳PAより甲斐駒ケ岳

12/5 8:55

鳳凰三山と北岳

12/5 8:56

北岳アップ

12/5 8:56

南八ヶ岳

12/5 11:05

菅の台バスセンターの駐車場
夏・秋は大混雑・大渋滞となるようですが、本日はこの通り

12/5 11:06

12/5 11:00

今シーズン初のフル装備で臨みます

12/5 11:13

しらび平（駒ヶ岳ロープウェイ駅）行きのバスが来た

12/5 11:37

夏・秋の混雑具合は知らないが、本日はこんな感じ

12/5 11:48

しらび平ロープウェイ駅

12/5 12:02

木蓮号

12/5 12:09

ロープウェイより伊那前岳
途中までは快晴でしたが、、、

12/5 12:11

山頂駅はガスの中・・・

12/5 12:24

特別室しか残っていませんでした
といってもこんな感じ
山小屋を考えると天国のよう

12/6 11:38

まずはランチ

12/5 12:46

とりあえず乾杯

12/5 12:52

カツカレー

12/5 13:25

明日の下見でカール内に出てみることに
何も見えませんが

12/5 13:27

駒ヶ岳神社にて御参り

12/5 13:36

初の千畳敷カール

12/5 14:17

なんだかんだ言って乗越浄土目前まで来てしまいました
膝上ラッセルが続きます

12/5 14:33

乗越浄土直下で危険を感じ・・・

12/5 14:43

アイゼンとピッケルを出します

12/5 14:47

今季初のアイゼン
楽しくなって笑いながら歩きます

12/5 14:50

乗越浄土に到着
凄いエビのシッポ
けど何も見えない

12/5 15:12

これがオットセイ岩か？

12/5 15:24

下見を終えホテルに戻ります
雪まみれです

12/5 15:35

これこれ
いつも見ている千畳敷ライブカメラ
今回はこれに写ることも一つの大きな目的でした
成功！

12/5 16:18

さて、当然ながら宴会の開始です
ビール6本・缶チューハイ6本
moricocoは飲まないから一人6本の計算

12/5 18:11

シンプルステイプランなので簡単な豚汁定食
でも全然OK十分でした
ちなみに持ち込みは自由にしてくれてOKとのこと
素晴らしいですね

12/5 19:24

大浴場もあり

12/5 19:35

とりあえずビールは制覇

12/5 22:11

22時、3本追加され計15本を2人で制覇
明日の山行が多少不安になる

12/6 5:12

「お酒は飲み過ぎない、飲まない」

12/6 5:54

南アルプスからの夜明け
12/12はダイアモンド富士のようです
ホテルは当然予約いっぱい

12/6 6:15

夜明け前のホテル千畳敷

12/6 6:16

カールをトワイライトモードで撮影してみました

12/6 6:37

日の出直前
太陽柱？

12/6 6:37

見事だった

12/6 6:37

雲もいい感じ

12/6 6:45

そして日が昇った

12/6 6:45

カールのモルゲン
宿泊者の特権です

12/6 6:46

宝剣岳を中心に

12/6 6:46

12/6 6:46

ホテル千畳敷とモルゲン

12/6 6:42

先行3名のおかげでトレースはありましたが、それでも膝ラッセルが多かった

12/6 6:52

ホテルと深南部

12/6 6:53

南部南アルプスの名峰
左より、悪沢岳・赤石岳・聖岳

12/6 6:55

絶景のカールを行く
昨日何も見えなかった分、感動は大きい

12/6 6:59

12/6 7:03

乗越浄土はあの間を登っていきます
雪煙が舞う
風の強さがよくわかる

12/6 7:03

徐々に傾斜は増していく

12/6 7:16

オットセイ岩

12/6 7:23

先行者のトレースは既に消えていた

12/6 7:26

クラストしているので慎重に

12/6 7:39

乗越浄土に到着！

12/6 7:33

色の芸術にしばし茫然
右は伊那前岳

12/6 7:40

宝剣山荘と天狗荘
南極基地のようだ
なんとここでテン泊している方が！驚愕です！

12/6 7:42

浅間山

12/6 7:46

芸術的なエビのシッポ

12/6 7:46

小屋の壁は凄まじいことに

12/6 7:47

青空に映える

12/6 7:48

ウサギ発見！？

12/6 7:51

伊那前岳
左は八ヶ岳

12/6 7:52

宝剣の隣の白い巨峰
何という名前だろう

12/6 7:55

宝剣を背に強風稜線を行きます

12/6 7:55

まずは中岳（2925m）へ

12/6 7:58

エビのシッポが本当に凄かった

12/6 8:01

中岳への登り

12/6 8:03

中岳の東側はほぼ無風でした

12/6 8:06

アイゼンがよく効きます

12/6 8:07

奥が空木岳かな？

12/6 8:09

凍りつく岩々と八ヶ岳

12/6 8:10

宝剣岳と南アルプス全山

12/6 8:10

中岳山頂

12/6 8:11

ついに姿を現した木曽駒
右には北アルプスが

12/6 8:12

左には御嶽も

12/6 8:13

12/6 8:17

中岳から大きく下り木曽駒ヶ岳へ

12/6 8:23

山頂から先行の方が下りてきます
この場を借りてラッセルのお礼を申し上げます

12/6 8:30

振り返り、中岳と宝剣岳

12/6 8:30

圧倒的な山容

12/6 8:38

12/6 8:43

12/6 8:46

もうすぐ

12/6 8:49

木曽駒ヶ岳山頂（2956m）

12/6 8:46

御嶽が白く輝く
噴煙は少なそう

12/6 8:48

山頂の駒ヶ岳神社
左には御嶽、右には北アルプス

12/6 8:59

御嶽のアップ

12/6 8:50

記念撮影

12/6 8:51

よく頑張りました

12/6 8:52

今回のリーダー（幹事？）3rotallyさん、ありがとうございました！

12/6 8:55

凍てつく木曽駒ヶ岳神社

12/6 8:56

12/6 8:56

12/6 9:00

南アルプス全山

12/6 9:00

北アルプスと乗鞍岳
笠ヶ岳と奥穂高岳が顕著

12/6 9:01

浅間山と八ヶ岳

12/6 9:04

左より
鋸岳・甲斐駒ヶ岳・アサヨ峰・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳・富士山・塩見岳

12/6 8:58

御礼をして下山の途に
こちらは伊那駒ヶ岳神社

12/6 9:33

宝剣岳とエビのシッポ

12/6 9:37

宝剣小屋と宝剣岳

12/6 9:37

ウサギたち

12/6 9:38

12/6 9:39

右の岩峰は天狗岩と呼ばれているらしい

12/6 9:41

いつか登ってみたい宝剣岳

12/6 9:47

伊那前岳へ向かうことにします

12/6 9:50

伊那前岳への稜線より宝剣岳

12/6 9:53

前日のトレースが

12/6 10:01

空木岳・南駒ヶ岳方面

12/6 9:55

この稜線も風が強かった
あの先のピークが伊那前岳かと思ったらまだ先だった

12/6 10:15

時間の関係でここで引き返します
宝剣をバックに記念撮影

12/6 10:33

カール上部は凄いことになっていた

12/6 10:51

みなさん始バス・ロープウェイの方たちだったのだろう
その後は閑散としていました

12/6 11:11

すっかり雲に覆われてしまいました

12/6 11:18

最後に記念撮影
お疲れさまでした

そしてまたライブカメラに写る

12/6 11:57

次はいつ来れるだろうか

山頂駅にて購入
各480円

撮影機器：

COOLPIX AW120 ニコン

Xperia Z3 Compact SO-02G SONY

感想

Kazu405

一度訪れてみたかった千畳敷カール。
夏場や紅葉の時期は恐ろしいほど混み合うと聞いていたので、なかなか自分では計画をすることができませんでした。
今回、山仲間の3rotallyさんよりホテル千畳敷泊で木曽駒ヶ岳ピストンのお誘いを受け、喜んで参加させていただくことに。

菅の台バスセンター（駒ヶ岳ロープウェイ行きのバス乗車口）に到着すると、山の方は厚い雲に覆われている。
お馴染みのライブカメラを見てもカールは何も見えていない模様。
バス・ロープウェイを乗り継ぎホテル千畳敷に着いてもやはり何も見えない・・・
明日は晴れることを信じ、まずは下見がてらカールを歩いてみることに。
ガスっていてルートもよく分からず、変なトレースも沢山ついており、なかなか大変だったが苦労して乗越浄土に到着。
本来なら千畳敷カールのシンボルである宝剣岳が聳え立っているはずなのに何も見えず。
強風に煽られ、雪まみれになりながらホテルに帰還。
とりあえず景気づけに飲むことにします。
2人で350缶を15本飲むことになるとは思わなかったが、これで明日の好天は間違いなし。

翌朝、5時に起きると3rotallyさんが歓喜の雄叫びを。
部屋の窓から外を見ると、宝剣岳が月明かりにうっすらと浮かび上がっていた！
慌てて準備をし、6時前に出発。
先行3名の方のトレースのおかげで（←直接御礼を言いたかったですが、ありがとうございました）、日の出やモルゲンを十分に堪能しながらオットセイ岩まで。
そこから先は強風でトレースも消え、クラストした斜面をガシガシ登っていく。
乗越浄土に上り詰めると、今まで見たことのないような空の色。
振り返ると宝剣が圧倒的な姿で聳えている。
芸術的なエビのシッポを多く見ながら中岳山頂へ。
そこで初めて、木曽駒ヶ岳の雄大な姿が眼前に。

私の場合、山歩き自体は勿論、下山後の温泉やお土産、その土地の地酒・地ワインの購入、その土地での宿泊なども含めて、トータルで山を楽しむことに重きを置いているので、今回のような山行は非常に理想的な姿でありました。
この場を借りて3rotallyさんにお礼を申し上げます。

3rotally

まずはご一緒させていただいた
Kazu405さん、moricocoさん、お疲れ様でした。
そしてヤマレコアップもありがとうございました。

数日前から信州には冬らしさが訪れ山も雪化粧を始めました。
今年はお盆以降なかなか山モードにはならなかったのですが、雪化粧した八ヶ岳を見ると一気に山モードへ突入。

赤岳、鳳凰…何処にしようかと悩んで色々調べると木曽駒が！
行ってはみたいけどロープウェイ等の混雑した乗り物が嫌いな私。
1泊にして時間をズラせば…と考えた結果が大当たり！
しかもご一緒させていただいた二人のお陰で気分は宴会付きのプチ合宿。
1日目の夕日こそ期待外れの真っ白でしたが、2日目は期待以上の天気。
まさに「感動」の一言。

最後に…ホント行って良かった！！
Kazu405さんとmoricocoさん誘わなかったら行かなかったかも。
本当にありがとうございました。
また企画しましょう！！

コメント

nomjack

虹色の空と、えびの尻尾
Kazu405さん、いつも楽しみにレコ拝見してます。
写真がきれいですね！
冷え込んで晴れた朝ってこんなんなのか！と驚きました。
一人あたり15本の消費量にも驚きですが
木曽駒、脚が及ぶなら、いってみたい山になりました！

Kazu405

Re: 虹色の空と、えびの尻尾
nomjackさん、こんばんは！

前日は気が滅入りましたが、その分翌朝の感動は凄かったですね。
「虹色の空」いい表現ですね。確かに今思えばそんな表現がピッタリの空でした。
是非、千畳敷前泊でお楽しみ下さい

ところで、15本は2人でですよ！
流石に1人では無理です。遭難します