【丹沢】鍋割山〜塔ノ岳 大倉バス停より周回


- GPS
- 07:26
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,727m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大変よく整備されています。鍋割山から塔ノ岳まではほとんどの区間に雪がありますが、この日の雪はシャーベット状であまり滑らなかったので、持参したチェーンスパイクは使用しませんでした。おおむね歩きやすい道が続きますが、大丸から金冷シの間の急下降地点は気温の低い日などは凍結して危険かもしれません |
その他周辺情報 | 公共交通機関利用なら鶴巻温泉駅近くの弘法の里湯が便利です。登山後には立ち寄りませんでしたが、前日の夜に利用しました。料金は平日800円、土日祝1000円、19:30以降は夜間割引で200円引き |
写真
感想
【寒波を避けて丹沢へ】
2/9〜10にかけて休みを確保したので、丹沢へ行ってきました。本当は畿内か東北へ行きたかったのですが、時折しも大寒波が列島に猛威を振るっているタイミング。西に向かうと、関東と関西は晴れていても、途中の関ヶ原あたりで足止めを食ってしまうかもしれません。北に向かうと、奥羽山脈より東側ならおおむね交通機関への影響も少なそうですが、そちらも安定した天候とは言いづらい状況です。アレコレと考えた結果、この際あまり雪がないところでもいいかと思い直し、直前まで行き先に迷った末に丹沢行きに決しました。伊勢原駅の近くに素泊まり1泊5000円という破格のビジネスホテルを見つけたのが決定打でした。
【大倉バス停〜西山林道】
伊勢原のビジホを早朝にチェックアウトし、小田急で渋沢駅へ。神奈川中央交通の大倉行き始発バス(6:48)に乗車すれば、大倉バス停には7:03に到着できます。日曜と祝日に挟まれているとはいえ、平日の月曜日にもかかわらずバスの着席率は八割を越えていました。身支度を整えて出発します。自分がトイレに行っている間に先発した乗客もいたかもしれませんが、ぱっと見では鍋割山方面に向う登山者は自分だけのようでした。住宅地を抜けて西山林道へ入ります。四十八瀬川を左手に見ながら、断崖の上に付けられた、歩きやすく緩やかな登り坂の道を進みます。早朝の林道は日が差さず肌寒く、汗をかかせられる急な登りもないので、二俣まではダウンジャケットを着用したままでした
【二俣〜後沢乗越〜鍋割山】
1時間ほどで二俣に到着。一度、徒渉してゲートを越えたところでダウンを脱ぎ、右手に小丸尾根への分岐を見送りつつ、さらに林道を進みます。しばらく歩いて2回ほど徒渉を繰り返すと、いよいよ本格的な登山道のはじまりです。そのあたりに鍋割山荘の荷上げ用のペットボトル置き場がありますが、今日は定休日のためかボトルは1本もありませんでした。最初のうちは涸れ沢状の場所を登っていきます。登山道は沢を離れると傾斜が増してきて、一登りすると後沢乗越に出ます。
分岐を左手に見送り、右手に尾根上で高度を上げていくと、西側の尾根越しに真っ白い富士山の山頂部が姿を見せるようになります。徐々に視界が開けてきて、鍋割山の山頂に到着する頃には、見事な富士山の全景が視界に入ります。月曜日で山荘は定休日でしたが、ベンチが設置されているので休憩していきます。魔法瓶のお湯でお茶を淹れてアンパンをかじり、食後にはチップトイレで用も足して行きます。鍋割山の山頂は特に南と西の展望が開けています。登山口から後沢乗越までは誰にも会いませんでしたが、山頂付近では数人の登山者が休憩中でした。
【小丸〜金冷シ〜塔ノ岳】
一息ついたところで塔ノ岳方面に向います。しばらくは雪の残る平坦路を進みますが、この日はシャーベット状で「ズルッ」とすることはあっても、凍結して「ツルッ」とするところはありませんでした。低木が茂っていて、思ったほどは展望はありませんが、冬で梢の葉も少なく開放感はなかなかのものです。緩やかなアップダウンのなか小丸や小丸尾根との分岐を通過すると、大丸の先で一度急下降する地点あります。今回はツボ足でなんとかなりましたが、寒い日には凍結する場合もあるでしょうからチェーンスパイクや軽アイゼンは必携でしょうか。金冷シまで出ると、大倉尾根からの登山道と合流し、登山道の賑わいが一気に増します。ヤセ尾根を通過し、歩きやすい木段道を詰めていけば、じきに塔ノ岳の山頂に到着です。
【山頂で休憩後、大倉尾根を下山】
厳冬期にもかかわらず山頂はたくさんの登山者で賑わっていました。大倉尾根や表尾根を登って来たであろう人、山小屋に泊って蛭ヶ岳や丹沢山から下ってきたであろう人など、流石は丹沢屈指の人気を誇るピークというだけのことはあります。ここでコーヒーとお茶を飲み、出来合いのフレンチトーストで昼食としました。あまり風は吹いていませんでしたが、休憩中はダウンジャケットなしでは流石に身体が冷えます。ここでもチップトイレのお世話になりました。丹沢は冬でも使えるトイレが多いのがありがたいですね。
ゆっくりできたところで、下山を開始します。大倉尾根はよく整備された歩きやすい道です。金冷シより下には雪もほとんどありません。時間的な余裕もあるので、ゆっくり歩いていけばいいのですが、下り道だと知らず知らずのうちに早足になってしまいがちです。とはいえ「バカ尾根」の名は伊達ではなく標高差1000m以上ある下りは体感的にかなり長く感じます。普通は高度を下げれば気温は上がっていくものですが、日当たりの良かった稜線から樹林帯の日陰に入ると、体感気温は却って下がってきました。途中、流石に足に疲労を感じてきたので、堀山の家と見晴茶屋でザックを下ろし、少し休憩していきました。やがて舗装路に出れば、大倉のバス停はもう目と鼻の先です。
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