《諏訪郡》入笠山～釜無山（日帰りアタック）

2025年02月11日(火) [日帰り]

• GPS: 08:08
• 距離: 24.1km
• 登り: 1,425m
• 下り: 1,375m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:27
• 休憩: 1:36
• 合計: 9:03

距離 24.1km 登り 1,425m 下り 1,375m

7:27 すずらんの里駅
7:31 すずらんの里駅
8:22 8:30 富士見パノラマリゾートゴンドラ山麓駅
8:41 8:47 富士見パノラマリゾートゴンドラ山頂駅
8:53 アカノラ山
8:59 9:00 入笠湿原
9:16 ヒュッテ入笠（旧マナスル山荘本館）
9:22 9:23 入笠山登山口お花畑
9:29 岩場コース 迂回コース分岐
9:42 9:45 入笠山
10:01 10:02 首切登山口（仏平峠）
10:06 首切清水
10:16 10:25 大阿原湿原
10:27 大阿原湿原入口
11:49 11:50 釜無山登山口
12:20 12:30 ピーク2003引き返し点
12:44 釜無山登山口
13:21 13:26 大阿原湿原入口
13:37 首切清水
13:43 首切登山口（仏平峠）
14:13 14:14 山彦荘
14:29 アカノラ山
14:33 14:35 入笠すずらん山野草公園
14:50 15:25 スキー場クレープ屋
16:17 16:30 富士見駅
16:30 富士見駅

天候

晴れ　低温

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

松本06:17発 → (07:58)すずらんの里　中央本線(塩山行) 　860円
◇すずらんの里 徒歩 2.2km 40分
■富士見パノラマリゾートのスキー場
ゴンドラ始発8:30　2000円
富士見行きの送迎バスは15:00と17:00（使わず歩く）

コース状況／危険箇所等

程久保山北コルから南の林道、雪は豊かで笹は埋まっているが、しまっていないのでラッセルは酷だった
程久保山北コルまでは伐木作業で除雪圧雪で楽した。

写真

2/11 7:46

栗生集落より甲斐駒と釜無山脈

2/11 7:46

釜無山脈とスキー場がチラリ

2/11 7:48

甲斐駒チラリ

2/11 7:53

栗生集落の神聖スポット

2/11 7:54

栗生集落と八ヶ岳

2/11 7:54

栗生集落と八ヶ岳

2/11 7:57

栗生集落と八ヶ岳

2/11 8:56

入笠山までの道は、圧雪歩道の公園風

2/11 9:42

入笠山から南アルプスを眺めるアベック

2/11 9:42

入笠山から木曽山脈と御嶽山高遠藩領

2/11 9:43

諏訪盆地と霧ヶ峰の車山

2/11 9:43

木曽山脈と私

2/11 10:04

南無阿弥陀仏。

2/11 10:17

大阿原湿原ひるでえら

2/11 10:18

大阿原湿原ひるでえら

2/11 10:58

伐木作業のおかげで林道は高速道路だった

2/11 11:53

ここからは酷ラッセル

2/11 11:53

植林カラマツ林、潜る。

2/11 12:20

釜無山まで1kmちょっとの2003mピークで引き返し。どうもあれが釜無山だ。

2/11 12:25

アスパラガスビスケットはうまいのですが、いちど袋を開けるとジプロックが必要。

2/11 12:25

引き返しの記念撮影

2/11 13:51

微妙な登りはシール貼るより引っ張ったほうが早い

2/11 13:55

八ヶ岳のよく見える、伐採急傾斜ポイント

2/11 14:46

1964年型フォルクスヴァーゲン・ワゴンのクレープ屋

2/11 15:39

富士見駅へ下る、大平集落の神聖スポットと八ヶ岳

2/11 15:40

富士見駅へ下る、大平集落の神聖スポット

2/11 15:40

富士見駅へ下る、大平集落の神聖スポット

2/11 15:41

富士見駅へ下る、大平集落と八ヶ岳

2/11 15:42

富士見駅へ下る、大平集落と八ヶ岳

2/11 15:49

富士見駅へ下る、原の茶屋集落は街道あとかな。庇の長い家屋が多い

2/11 15:49

この庇はすごい。

2/11 15:51

庇どうだ！引き戸の窓もおしゃれ

2/11 16:15

富士見駅前の一番立派なビルヂング

2/11 16:16

寒そうな八ヶ岳と富士見駅舎。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

装備

個人装備

スコップ＋ ノコ スキーストックシール その他冬山個人装備（ナイフや灯り地図磁石）

共同装備

ツエルト ストーブ＋茶食器＋燃料

感想

イグルスキー米山

釜無山は釜無川の源流から命名したのだろうか。甲府盆地の二大河川のひとつ釜無川の源流が長野県なのは意外だった。

入笠山から鋸岳までの忘れられた山脈に興味を持ったが、釜無山を登る素敵なルートがなかなか見つからない。夏に沢からいくと笹薮が猛烈そうだし、雪もあまり積もらない。入笠から行っても山越で抜けるルートが無く、戻って来るしか無い。展望が良いわけでもなく、信州百名山でもない、もちろん山梨県じゃないから山梨百名山でもない。なんだか良いところがあまりないけど、なぜかこの山にロックオンしてしまった。

伊那郡と諏訪郡を越える山並みだから、中世から法華道とか石堂越えとか、東西に峠道があり、仏平峠や阿原湿原のルートがあったようだ。案の定、首切り清水で死んだのは高遠藩士だったと。

もよりの駅すずらんの里は、近所のセイコーエプソン工場に通勤の人が降りた。1985年にエプソンのリクエストでできた駅らしい。そっから山に向かってシートラして行くと古い集落。その名は御射山だった。なんと、ミシャグチ信仰の名残？駅名はすずらんの里じゃないでしょ！

その坂登ると山麓の渋い集落に馬頭観音や庚申塔。ニコニコした古老に挨拶し、スキー場への道を訊くと、スキー場はあるけど、コレが無いとねぇという。これってなんスか？と問えば、小さな声で「おかねだよ」。話はズレても楽しかった。

ゴンドラの切符買うのに案内のおばさんが券売機まで来て手伝ってくれた。人情厚いスキー場だ。

入笠山までは、山スキーでは無い雪山登山者がたくさん歩いていて、舗装路面のようだった。山頂は展望良く、広くて人気もわかる。ここから立木の間をスキー滑降。深くて沈む。

今年は先週の寒波で大いに雪が積もったからそろそろいいかな、とゴンドラを使った日帰りアタック計画。諏訪郡在住の旧友にも雪の具合を聞いてみた。この山域は雪が少ないから、雪を当てにした計画は、時期が限られるのだ。

結果としては、雪は十分で笹は埋まっていたが、気温が低いままだったのでしまっておらず、ラッセルがまだまだ酷だった。それでも程久保山の北西コルで伐木作業をして車両が入っていたので、ここまでは完全除雪圧雪林道で、行きはパカパカ進み、帰りは空港の水平エスカレーターみたいに滑って来られた。しかしこの奥の雪はスキーでも膝まで潜るヤワ雪で、ひたすら筋トレの数時間を進んだ。

12時半、釜無山手前の2003高地で、時間切れと判断して引き返す。あと1kmちょっとだけど往復2時間と見た。しかし結果的には、ここからの引き返しはシール外したスキーで斜面も林道もかなり短時間で戻ってこられたので、もし進んでも5時前には下山できたかもしれない。でもまあいいや。筋トレに懲りちゃった。

スキー場は長い長い急斜面コースがあって少雪地なのに意外と食いごたえのある設計だ。休み入れずに一気に下った。

スキー場のフォルクスヴァーゲン・クレープ屋は、30年以上になる旧友のスギさんがやっていて、10年ぶりくらいに顔を合わせてクレープを食べた。もう20年やっているとのこと。よほど仕事環境が気に入っているってことだ。山の話やトモダチの話をして手焼きクレープを食べる。とても人気店で手は休まない。有望そうなスタッフもいる。ミシャグチや「鹿の国」、モリヤ神社などの話も。次回は縄文スポットの紹介も聞きたい。

登りとは違う山麓集落を歩きたくて、富士見駅へ下る。大平、原の茶屋など、良い建築の佇まいの街道を歩く。駅前の個人商店はほとんど閉業していた。

釜無山頂は逃したけどミシャグチ談義もできて、山麓景観も満喫した。

富士見駅からは、スギさんに聞いた通り、鋸岳の残照が格好良く見えた。

コメント

まっちゃン

米山サンには珍しい、日帰りアタック山行ですね。スギさんは、あのスギさんですか。

イグルスキー米山

まっちゃンさん
日帰りアタックは、ゴールが背中にあるという点がちょっと落ち着かないね。引き返しばかり考えてしまう。
あのスギさん。変わらず冬はここに居ます。あさイチで滑ったりできる仕事で気に入って枡。